ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた検証キックオフ

令和5年（2023年）5月24日（水曜日）、小池知事は、日本最大の水再生センターである森ヶ崎水再生センター（大田区）で開催された「ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた検証キックオフ」に、加藤敬太氏（積水化学工業株式会社代表取締役社長）と向井克典氏（同社執行役員、R&Dセンター所長）と共に出席しました。
このキックオフは、国産技術であるペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた積水化学工業株式会社との共同研究において、国内初となる下水道施設へのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の設置が完了し、国内最大規模の検証を開始するに当たり、開催されたものです。
小池知事は、「このペロブスカイト太陽電池は、薄くて、軽くて、曲がるという利点や、原材料は、我が国が世界生産量の3割を占めるヨウ素を活用する点でも、有効なツールになっていくと思う。この森ヶ崎水再生センターを活用し、更に技術を高めて、有効な日本のエネルギー源として活躍することを期待している。エネルギー情勢が厳しく、かつ、気候変動による脱炭素などの大きな課題がある中で、具体的にこのようなイノベーションが、より確実に、より簡便に、さらには、コストも含め、大きな日本の技術として羽ばたくことを都としてお手伝いしていきたい。」と述べました。