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令和6年(2024年)2月19日更新

令和5年度 入選作品 組み写真部門

最優秀

千代田区「広報千代田」6月5日号(第1593号)8・9ページ

表紙の写真1

審査員コメント

  • 写真の寄り、引き、動、静、明、暗、老若男女、そして祭人の豊かな表情。それらのバランスを深く考えながら的確な技術で撮影しつつ、見開き紙面で大胆かつ巧みに表現しています。枠からあえてはみ出すデザインもいいですね。非常に躍動感を感じます。住民・祭人の耐えていた想いが爆発し、その感情が紙面からほとばしってくるようです。余計な言葉は不要とばかり、シンプルなコピーも効果的。読者に感動を与える、実に素晴らしい見開き記事です。(箭内)
  • 参加者の興奮が凝縮されたページ構成になっています。誌面を開けると威勢の良い掛け声が聞こえてきそうです。撮影者もその雰囲気にのってシャッターを切っているのが分かります。全体を見て気づくのは、女性に焦点をあてたカットを多く使用され、それが大きくレイアウトされていること。つまり紙面の主役は女性ということです。このあたりにお祭りの変化と、時代性を表現しようという意図も感じられます。写真構成が良いだけに、こうした視点についての文章がごく短くで良いので、添えられてあればと思います。(鳥原)

掲載紙面

広報千代田:紙面(外部サイトへリンク)

一席

調布市「市報ちょうふ」2月20日号(第1732号)2・3ページ

表紙の写真2

審査員コメント

  • 地域を陰で支える消防団。その活動内容を分かり易く紹介している有意義な紙面です。子ども特派員2人の興味津々な表情が印象的で、写真1点1点に目がいきます。写真の大小、詰め込み過ぎていない適度な点数、フレーム有り無し、切り抜きの扱いなどに細かな配慮が感じられ、それらが効果的に紙面に活かされています。出初式や訓練の様子もアクセントになっており、背景に薄く敷かれたレモン色もきれいです。全体的にバラスのよい魅力的な特集記事です。(箭内)
  • たいへんよくできた紙面です。まず個々の写真に面白みがあり、そのレイアウトにメリハリが効いています。子どもから大人まで、見ていて楽しくなるはず。感心したのは消防団員や子どもたちの表情です。リラックスしていて、自然体に見えます。撮影者が対象と良い関係を築けていることが分かります。現場でのコミュニケーション能力こそ、最も必要とされる撮影スキルなのです。レイアウトの上手さも見逃せません。書体や色使い、吹き出しなどのバランスが良い。消防団というと堅いイメージを抱きがちですが、全体的に親しみのある雰囲気に仕上がっています。(鳥原)

掲載紙面

市報ちょうふ:紙面

二席

練馬区「ねりま区報」7月1日号(第2012号)特集号1ページ

表紙の写真3

審査員コメント

  • 区の特徴を活かした「農」を前面に押し出したバラエティ豊かな組写真。緑を基調に、鮮やかな色彩が紙面を飾っています。メインの男児をはじめ、被写体の皆さんの表情がよいですね。子どもは本当に野菜や果物の収穫が大好き。楽しく嬉し気な様子が伝わってきます。文字情報やイラストも可愛らしく、見ている方もウキウキしてくる好印象な紙面です。(箭内)
  • 多くの写真を使った全国都市農業フェスティバルの告知ですが、全体的に配色とそのバランスが良いと思いました。練馬のカラーである緑を基調として、その補色である赤みの強い色を効果的に使っているため、メリハリがあります。さつま芋を手に持った笑顔の男児の縦位置写真を軸にしたレイアウトもバランスがよく、見る人のことをしっかり考えられています。写真のサイズも小さくなり過ぎずに、視覚的な理解がしやすい点は高く評価できます。総じてよくできた紙面です。(鳥原)

掲載紙面

ねりま区報:紙面

ニ席

足立区「あだち広報」9月10日号(第1911号)6・7ページ

表紙の写真4

審査員コメント

  • 様々な体験に挑戦している子ども記者の様子をただ追うのではなく、すごろくのようなデザインで紹介している点に創意工夫を感じました。適材適所の確かな技術で撮影された多彩な写真から、生物園の魅力が伝わってきます。記者2人の豊かな表情もいいですね。紙面からわくわく感を感じます。写真が全体的に小さめなのが少し気になりましたが、紙面全体のデザインと多彩さを優先したと判断しました。(箭内)
  • 楽しいページです。私がこどもなら、「すごろ」くのような紙面構成にすっかり見入ってしまうでしょう。情報量の多さを、写真とイラストと文字のフォントとを使い分け、ビジュアル的に見事にレイアウトされています。この紙面で注目すべきは、表紙との視覚的な連携のうえで効果を会上げていることです。表紙で期待を頂かせたうえで、情報を丁寧に見せている。このページだけを単体で見ると、もう少し大きな写真が欲しいところなのですが、表紙でまず主役をしっかり見せているので必ずしもその必要がない。広報誌全体の構成がしっかり練られているのが最大の美点です。(鳥原)

掲載紙面

あだち広報:紙面

奨励賞

八王子市「広報はちおうじ」2月15日号(第1513号)1ページ

表紙の写真5

審査員コメント

  • のれんをくぐってぶらりと気さくに施設へ入るようなイメージが、何とも味があってユニークですね。3点構成の組写真ですが、余計な情報を削ぎ落し、情報が厳選され、施設の魅力が存分に伝わってきます。撮影技術面では、フラッシュでしっかり明るさを確保している点が好印象です。子どもたちの役者ぶりが良いだけに、できればマスク無しの表情を見てみたい所でしたが、時期的に難しかったとお察しします。シンプルですが、巧みに構成された、魅力ある表紙です。(箭内)
  • 地域の交流スペースに集い、勉強したりや駄菓子を選んだりする様子から、その役割の重要さが見えてきます。光の回し方も過不足なく、流れるように意図が理解できる組み写真になっています。その意味では全く充分であるのですが、やや物足りなさも感じます。それは子どもたちの表情が見えてこない点です。マスクであることを差し引いても、下向きや後ろ向きのポーズが多いので、迫力にかけてしまっている。組み写真の場合、顔の向きという点に留意するとより立体的な表現ができます(鳥原)

掲載紙面

広報はちおうじ:紙面

奨励賞

日の出町「広報日の出」8月1日号(第649号)1ページ

表紙の画像6

審査員コメント

  • 紙面から、町の豊かな自然の中で川遊びをする子どもたちの躍動的な様子がよく伝わってきます。夏らしい、好印象な表紙ですね。
    撮影技術面で、とりあえずISO感度の高さと後処理のレタッチで救われている印象を受けました。ブレがないのは結構なのですが、全場面で1/3200秒という超高速Sスピードになっているのが気になりました。夏の日差しのもと明るい場所はISO感度を下げる。逆に暗い場所は感度を上げ、Sスピードを下げるなど、適材適所の撮影を意識されるとなおよいでしょう。更なる技術向上を期待しています。(箭内)
  • 一見して、たいへん気持ちの良い表紙だと思いました。日の出町の豊かな自然のなかで遊ぶ、子どもたちの生き生きとした様子、その全身の表情をどの写真も的確に撮れています。シャッターチャンスをものにするのがとても上手いと思います。またレイアウトもゴチャゴチャせずに、ちゃんとバランスよく融合しているので、メッセージがすっと入ってきます。またレイアウトにもかなりの苦労を払っているように見受けました。つまり組み写真とそのフレームの外にある文字情報とを、苦心して整理しているという印象を持ちました。その努力は高く評価できます。(鳥原)

掲載紙面

広報日の出:紙面

問い合わせ先
政策企画局戦略広報部企画調整課
電話 03-5388-3070

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