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令和4年(2022年)11月7日更新

ニューヨーク出張の概要・成果

1 出張概要

令和4年(2022年)9月15日(木曜日)から9月18日(日曜日)まで、ニューヨーク市を訪問しました。
エリック・アダムス市長との面会では、エネルギーや環境施策などについて意見交換を行い、都市間の協力によりこれらの共通の課題を解決していくことで一致しました。
また、ジャパン・ソサエティーで講演を行い、都の環境施策や東京2020大会のレガシー、そして国際金融都市・東京に向けた都の施策、さらに東京の観光地など、都の取組や魅力を発信しました。
そして、鉄道の廃線跡地に作られたハイライン、ニューヨーク市民の足として利用されているニューヨークフェリー、国際的なプライベートジェットの空港で知られるテターボロ空港、ニューヨークを拠点として活動する世界的なアクセラレーターであるERAとそこに入居しているスタートアップを視察し、魅力ある都市づくりやスタートアップ育成など、今後の都の取組に係る知見を得ることができました。

期間

令和4年9月15日(木曜日)~9月18日(日曜日) ※日程表はこちら

出張人数

7名

総経費

9,213千円 ※出張者及び経費の内訳はこちら(PDF:63KB)

2 出張先での主な行動と成果

9月15日(木曜日)

午前、羽田空港を出発しました。
現地時間の午前、ジョン・F・ケネディ国際空港に到着しました。
午後は、アジア・ソサエティを訪問してダニエル・ラッセル副会長と面会しました。東京都におけるスタートアップ支援、グリーンボンド、コロナ対策、水道の整備などの取組を説明するとともに、ビジネス環境、女性の活躍、文化交流、エネルギー政策、フィンテックなど広範な分野について意見交換を行いました。また、日米両国の関係強化に向けた議論をするなど、アジア・ソサエティとの連携を深めていく機会にもなりました。

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アジア・ソサエティでの面会

午後は、テターボロ空港を訪問しました。この空港は、マンハッタン中心から北西約13キロメートルにあるビジネスジェット専用空港であり、都心へのアクセスの良さなどから、年間約17万回(2019年)の発着があります。当日は、空港を管理するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社から、空港の概要やビジネスジェットが活発に使われている状況について説明を受けました。視察を通じて、東京の国際競争力強化に向けて、ビジネスジェットの受入体制強化の必要性を改めて確認することができました。

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テターボロ空港の視察

9月16日(金曜日)

午前、ジャパン・ソサエティーを訪問し、ジョシュア・ウォーカー理事長とメリット・ジェイノー会長への面会と会員等への講演を行いました。
面会では、令和3年5月に、ジョシュア・ウォーカー理事長が東京都のウェブサイト「TOKYO UPDATES」へ記念寄稿をしたことに対する謝意を伝えました。そして、東京・ニューヨーク間の友好関係を今後も深めていくことについて合意しました。
また、講演では、都の環境施策や東京2020大会のレガシー、そして国際金融都市・東京に向けた都の施策、さらに東京の島しょ地域の魅力などを発信しました。参加者からは、外国企業誘致、エネルギー、女性の活躍等に関する活発な質問を受け、東京への関心の高さを実感しました。

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ジャパン・ソサエティーでの講演・面会

次に、舟運(ニューヨークフェリー)を視察しました。このフェリーは、マンハッタン島周辺に7つの航路があり、島への重要な交通手段となっています。当日は、事業主体であるニューヨーク市や運航会社から、観光だけでなくニューヨーカーの足として通勤などにも使われていること、移動の時間短縮や快適性の向上、災害時の代替手段などの効果について説明を受けました。視察を通じて、東京の川、海、運河などの水辺資源を生かして、人々でにぎわう水の都として再生していけるよう、舟運を活性化することの重要性を改めて実感する機会となりました。

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ニューヨークフェリーの視察

午後は、コロンビア大学の関係者と面会を行いました。面会では、教育や研究分野における交流・連携に関する意見交換などを行い、両国の友好関係を発展させ、国際社会を舞台に活躍する若者を更に育てていくことで一致しました。

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コロンビア大学の関係者との会談

次に、ハイラインを視察しました。ハイラインは、チェルシー地区からハドソンヤードを結ぶ高架の貨物鉄道の廃線を活用し、空中公園として再整備されており、当日は、来訪者でにぎわう緑の回廊を視察し、所有するニューヨーク市や、管理しているNPO団体フレンズオブハイラインから、コロナ前は年間約800万人が来訪するなど観光資源や地域の憩いの場として利用されていること、ハイラインにより周辺の不動産価値が向上していること、周辺の企業からの出資等で運営していることなどの説明を受けました。視察を通じて、都が進める東京高速道路(KK線)の再生において、誰もが親しめる緑に溢れた空中回廊として甦らせていく取組に向けた参考とすることができました。

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ハイライン・ハドソンヤードの視察

そして、ERA【注1】を視察しました。ERAが支援するスタートアップのうち、環境分野のスタートアップの支援について、ムラート最高経営責任者から説明を受けた後、それらのスタートアップ創業者からビジネスモデルに関する説明を受けました。

【注1】ERA(Entrepreneurs Roundtable Accelerator)
主要業種の500以上の専門投資家、製品スペシャリスト、マーケティング担当者、顧客獲得ストラテジストなど、強力なメンター・ネットワークを有し、ニューヨークを拠点に活動するアクセラレーター。

都からは、環境問題の解決には、官民が連携して対応することが重要であることや、新しいアイデアで取り組むスタートアップ企業を支援する体制づくりを今後も推進していくことについて触れるなど、スタートアップ支援の体制等について意見交換を行いました。また、都のスタートアップ育成に向けた施策に連携して取り組むことで一致しました。
視察を通じ、ニューヨークに来れば成功への道が開けると考えられる環境を整備していることがスタートアップ集積につながることを認識しました。東京でも、創業者等が自分の進めたい技術やサービスが花開くという想いを持っていただけるような環境を構築する取組を進めていきます。

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ERAの視察

その後、ニューヨーク市長と会談をしました。ニューヨーク市が都の最初の姉妹都市であり、長期間友好関係を築いていることと、2017年に相互観光PRパートナーシップを締結していることについて謝意を述べました。
また、会談では、コロナ対策、気候変動対策、再生可能エネルギーの普及、スタートアップ企業の支援、治安対策、学生交流の拡大など、多岐にわたる分野について意見交換し、大都市が抱える共通の課題の解決や今後の連携に向けて、両都市で協力していく認識を共有しました。
そして、令和5年2月に開催される、Global City Network for Sustainability(G-NETS【注2】)首長級会議及びCity-Tech.Tokyo【注3】について紹介をし、参加を呼びかけました。

【注2】G-NETS
令和5年2月に、持続可能な都市を実現すべく、世界の主要都市トップと共通課題の解決に向けた議論を実施
【注3】City-Tech.Tokyo
令和5年2月27日~28日に、国内外のスタートアップや都市、企業等が集まり、先進事例の紹介、ビジネスマッチング等を実施

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NY市長との会談

9月17日(土曜日)

午前中は、事業者向け日本食展示会イベント「Taste Japan」を訪問し、開場前から参加者が列をつくる様子など、日本食への関心の高さを実感しました。そして、後援をしているJETRO New York事務所のスタッフや関係者と意見交換をし、日本食が日本の魅力の一つであり、積極的に発信することの重要性を改めて認識しました。

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Taste Japanの視察

午後、日本に向け、ジョン・F・ケネディ国際空港を出発しました。

9月18日(日曜日)

午後、羽田空港に帰着しました。

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