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令和4年(2022年)1月4日更新

職員に対する新年あいさつ

令和4年(2022年)1月4日(火曜日)、小池知事が、職員への新年あいさつを行いました。新年あいさつの内容は、以下のとおりです。

令和4年 知事の新年あいさつ

はじめに

明けましておめでとうございます。
コロナ対策、そしてオリンピック・パラリンピックと、まさに怒涛のように駆け抜けました2021年が幕を閉じ、新たな年を迎えました。
この年末年始も、医療や、警察、消防、そして交通、上下水道などの現場において、都民の生活を支えるべく、職務に精励された皆さんにつきまして、改めて御礼を申し上げます。大変、ご苦労様でございました。そうした中で、今朝6時過ぎ、小笠原村で震度5強を観測する地震が発生を致しまして、改めて危機管理の徹底について思いを強くしたところでございます。そして先ほど対策会議を開催致しましたが、関係各機関などと連携を致しまして、対応に万全を期すようにお願い申し上げます。
また、長きにわたって、感染防止対策にご協力いただいている都民、そして事業者の皆様、最前線で尽力をされておられます医療従事者の皆様。そして、各所で奮闘されている職員の皆さん、心から感謝を申し上げます。

真価が問われるコロナ対策

クリスマスや年末年始商戦、久々に活況を呈するなど、1年前と比較致しますと、まちの賑わい、そして人々の心が少しずつ上向いているように思えます。東京の経済、これを活性化させて、今年こそ、いきいきと輝く日常の風景を取り戻さなければなりません。都民・事業者の方々を支え、新たな挑戦を後押しをすることで、その道筋を確かなものにしていきたい、このように考えております。
そのためにも、私たちは、強い危機感を持ってコロナとの闘いに臨まなければなりません。昨日には、約3か月ぶりです。100を超える方々が新規感染者として確認をされております。デルタ株などこれまでの変異株と比べますと、伝播性が高いと言われているオミクロン株でございますが、こちらについても都内での感染確認が相次いでおり、この年末年始で急激に拡大しているところです。新たな脅威を食い止めるべく、今まさに、これまで培ってきた知見、そして経験の真価が問われようとしております。既に、検査・医療の体制強化、そしてまた、3回目のワクチン接種の前倒しなど、様々な対策を講じているところであります。職員の皆さんにおかれましても感染防止のための取組を率先垂範するべく、テレワークの方も徹底していただきたい。そして、今後とも、「備えよ常に」の精神で、先手先手で為すべき対策に邁進してまいりましょう。

「光」をキーワードに未来を切り拓く

さて、昨年の東京2020大会ですが、コロナ禍や1年の大会延期、そして無観客という前例のないものとなりました。その中で、大会を成功に導くことができた、それは何故か。私は、度重なる試練を乗り越えようとする、皆さんの逞しいチャレンジ精神、そして責任感こそが、その大きな要因の一つであったと思います。
そして迎えました今年、2022年。どのような年とするべきなのでしょうか。
世界の動きは極めて速いです。そして、気候危機やエネルギーの価格高騰、経済安全保障。コロナ禍を契機に、こうした難題に対する各国間の競争は、より一層激しいものになってきております。この先の未来を創っていくためには、現状に満足している暇はありません。これまでの延長線をただ続けているというだけでは、都市として停滞するどころか、後退を意味致します。だから歩みを前へ、前へと進めていかなければなりません。私たちは、時代のニーズに機敏に対応して、そして世界と渡り合っていかなければなりません。
そこで、この1年、「光」をキーワードに致しまして、新たな未来を切り拓くための取組を推進致しまして、東京のさらなる発展を成し遂げたいと思います。危機管理の徹底や、また大会のレガシーの発展、これはもちろんのことですけれども、脱炭素の鍵を握る太陽光発電、光ですね、そしてまた光の如く、爆速で進めるべきDX。さらには、急激に進展している少子高齢化を乗り越えるべく、未来を担う「人」に光を当てる人材育成など、課題は山積をしております。
コロナ以前には、職員の皆さん、世界各都市に出向いて見聞を広める取組を進めてこられましたよね。世界の好事例を学んで、そして刺激を受け、都政に磨きをかけてこられました。国内だけではなくて世界のコロナ状況にもよりますけれども、国際都市東京の職員として、この取組を再開したいと考えています。
「孫子の兵法」というのがあります。ここでは、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という有名な言葉がございます。都市間競争に打ち勝って、世界一の都市・東京で生活する都民の安心、そして満足を得るため、リアルで視野を広げていっていただきたい。
また、コロナ禍で、価値観が大きく転換しています。これまでの常識はもう通用しなくなっている。都庁でもすっかり定着しているテレワークでありますけれども、自らの時間を確保しながら、デジタル技術をはじめ、時代が求めるスキルを学び直しながら、自らの可能性も大きく広げていただきたい。一年の始まりです。この機会に是非、新たなことに取り組んでもらいたいと思います。

写真

一丸となって挑む都庁に

職員の皆さんは、スピード感をもって新たな取組を前に進める。そのために、積極的にチャレンジをしていただきたい。そして、上司や周りにいる方々は、一人ひとりのチャレンジ、またその精神を、力強く応援していただきたいと思います。
失敗を恐れず、諦めずに最善を尽くす。そして必ず次のチャンスが訪れ、解決の糸口が見つかるというものであります。そうした熱意のある行動に対して、周囲の人たちも勇気づけられるというふうに考えています。私も知事として、BIG BOSSとして先頭に立って実践をしてまいります。どんな困難な課題にも、一丸となって果敢に挑んでいく。そんな都庁を皆で築いてまいりましょう。
「東京はこんなにも変わったんだなあ」と、この先の未来を生きる人たちが、この2022年を振り返った時に、都政にとって重要な節目の年だったと思える、そんな飛躍の1年にしようではありませんか。
今週末から早速、来年度の予算査定が始まるわけでありますが、前例に囚われない柔軟な発想で挑戦を重ねる。そして、目指すべき未来を形作る。そのための予算とすべく、皆さんと議論を重ねていきたいと思います。

おわりに

最後に、今年は寅年であります。年女、年男の方もいらっしゃるかと思いますが、「虎、千里を走る」と言います。光の如く、ハイスピードで突き進んで、この1年を駆け抜けたいと思います。「光陰矢の如し」。時間、そして世界は待ってくれません。求められるのは、具体的な、それも迅速な行動であります。私たちのチャレンジが、希望という名の光が溢れる明日の東京を創り上げていく。共に頑張ってまいりましょう。どうぞよろしくお願いを致します。

以上で、私の新年のあいさつとさせていただきます。
頑張っていきましょう。

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