庁議

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令和8年(2026年)1月30日(金曜日)、東京都庁において庁議が開催され、小池知事は職員に対する訓示を行いました。

はじめに

本日、令和8年度の「予算」および「組織定数」の案がまとまりました。担当の財務局、そして総務局を中心に、取りまとめに尽力されましたそれぞれの局の皆さん、本当にご苦労様でございました。この機に、私から一言、申し上げておきたいと思います。

「不安」を「安心と希望」に変えよう

年明け早々から世の中のダイナミックな動きに驚くばかりでございます。国際政治、そして金利・株価の動きは先を読めないような、大変動きが激しい。AI・ロボティクスなどの技術革新も私たちの想像を簡単に飛び越えていくようなスピードです。
目の当たりにするこの世界のスピードを前に、改めまして、現状維持では衰退に他ならないと、その想いを強くいたしております。
だからこそ、人々の胸に広がる将来への「不安」を、「安心と希望」へと変えていく。これこそが、今、私たちに強く求められていると思います。

変化の大波を成長のチャンスと捉える

新年の挨拶でも皆さんにお伝えをいたしました。激しく押し寄せる変化の大波を、東京、そして日本を変えるチャンスと捉えていく。その羅針盤となるのが、まさに「2050東京戦略」でございます。
来年度の予算と体制を固めるこの機に、PDCAサイクルを徹底することで、取組が順調なものは目標の上方修正を、さらなる推進が必要なものは施策の充実・強化を図ってまいりましょう。さらに、都政を取り巻く環境の変化にしっかりとキャッチアップするために、政策目標の数につきましても新たに16の項目を追加しまして、全体で312へと拡充させております。
この戦略の下において、時代の荒波を力強く、そして、しなやかに乗り越えて、真の成長力に裏打ちされた持続可能な社会を実現していきたいと思います。

明るい未来を実現する予算と執行体制

今回の予算ですが、「「2050東京戦略」の迅速かつ確実な実行に向け、大都市東京の強みを遺憾なく発揮し、明るい未来を実現する予算」と位置付けたところであります。その規模は9兆6530億円。時代の変化を捉えました新たな視点で、「人」が輝き、活力に溢れ、安全・安心な東京へとさらに進化させるための施策を数多く盛り込んでおります。
同時に、施策の効率性や実効性の向上を図る観点から事業評価を徹底した結果、確保いたしました財源は過去最高となります1350億円となりました。就任以来10年間の総額にいたしますと1兆円に達しております。
組織定数につきましても、「世界で一番の都市・東京」の実現に向けまして、戦略を推進するために必要な体制を確保しております。
この予算と執行体制の下で、スピーディーかつ着実に政策を実行するようお願いを申し上げます。

国と連携して国家的課題の解決を牽引

さて、昨年、東京は世界の都市ランキングでついにニューヨークを抜いて2位に浮上をいたしました。1位のロンドンの背中、すぐ近くに見えています。国をもリードする先進的な政策を、都庁一丸となって推し進めてきた皆さんの努力が、着実に実を結んでいる証拠、証だと言えると思います。
一方で世界のスピードはさらに速いものがあります。正念場に立つ我が国にとりましては、東京の役割は一層高まっております。先日、高市総理と面会いたしました。そして、国と都で新たな協議体を創設することとなりました。地方税制の課題の協議、また少子化や首都防衛、デジタル化といった都の政策課題と、国が推進する戦略との整合性を図り、グローバル都市・東京の発展に資する取組を展開するものでございます。そして、そのことが、国力を高めることにも有効だという認識を高市総理とも共有をいたしました。今後も、我が国の変革、東京から牽引をしていきたいと、このように思います。

おわりに

さて、混沌とした時代です。私たちが今為すべきは、日本の首都として、都民のため国民のため、課題解決に答えを出し実行することであります。これに尽きます。
「今日より明日はもっと良くなる」という都民の皆様の実感が何よりも大切であります。そのためにも、政策の効果をしっかりと都民の皆様方に届けるには一体どうしたら良いのか、常に意識していただきたい。
一人ひとりが輝く世界で一番の都市・東京を目指して、明るい未来への道、一緒に力強く切り拓いてまいりましょう。

以上で、私の話を終わらせていただきます。頑張りましょう。

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