小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和8年7月24日)

更新日

知事記者会見
2026年7月24日(金曜)
14時00分~14時39分

 

知事冒頭発言

1 暑さ対策

【知事】今日は4件、お伝えをいたしますね。まず、暑いですね。暑さ対策から始めます。まず、関東甲信地方で7月20日(月曜日・祝日)に梅雨明けが宣言されております。それで、いよいよ本格的な夏ということでございます。都内では、今週、35度を超える猛暑日を記録しまして、熱中症の警戒アラートも発表されています。22日(水曜日)には、統計開始しましてから初めてですが、1日当たりの熱中症により搬送された方々、これは過去最多となりました。そしてその数、また急激に増えているところでございます。昨年の夏を振り返って、熱中症による救急要請、これ年代別に見てみましたところ、18歳以下のお子さんは、運動場とか公園など、外で発生することが多い。一方で、65歳以上の方は、住宅など室内の発生が約半数を占めているということです。何度も申し上げていますけれども、熱中症というのは、ただ外にいる時だけではない、屋内でも起こるということで、十分な注意が必要。改めて申し上げます。例えば、呼びかけしても答えないとか、まっすぐ歩けていないなど、これは熱中症の疑いを示しております。また、緊急性が高いと思われたときは、ためらうことなく119番へ通報をお願いをいたします。一方でまだどうかなという迷いがある、病院に行った方がいいのかな、救急車を呼ぶべきかなと、そのように迷われた時は、東京版の救急受診ガイドを活用されますか、もしくは東京消防庁の救急相談センターで、#7119に電話でご相談ください。この危険な暑さが続く中で、どうしたらこの熱中症から守ることができるかという、これもですね、いくつかポイントがあります。まず、今ではないですけど、こまめに水分補給してください。それからエアコンは迷わず利用していただきたい。そして暑さ対策グッズも色々ありますね。クーリングシェルターも各地にございます。これらを活用していただいて、どうぞお1人お1人、備えを徹底するということが重要でございます。こうした対策に加えて、暑さの危険度を事前に把握することも大切で、確認した情報をそれぞれ日々の行動につなげていただきたいと思います。この点を都民の皆さんに分かりやすくお伝えする動画も作成をいたしましたのでご覧いただきます。

(動画放映)

【知事】ということで屋外・屋内を問わずに暑さの変化に気を配っていただく。そしてどうぞ早めに行動をされること、ここがポイントになります。また室内ではですね、出ていますように、暑さチェッカー、色々な温度計・湿度計、一緒になったものとか、色々なグッズがありますので、それらでよく危険度を確認していただいて、迷わずエアコンをご使用いただければと思います。お出かけの前には、どうぞ「東京暑さマップ」で熱中症リスクを確認していただいて、「どうも、ここはこれから行くところは危険度が高いな」といった時は、予定を見直したり、テレワークに切り替えたり、暑さ対策グッズを準備するなどなど、適切な対策をお願いしたいと思います。この夏は、暑さをチェックしてから行動、これをね、ぜひ新しい習慣にして東京クールビズ、アクション、これを実践をしていただく。そして、どうぞ熱中症から命を守る行動につなげていただきたいと思います。(東京)消防庁と、そして環境局の方で担当をいたしております。

東京動画ロゴ(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「東京クールビズ「暑さ対策アクション動画」 働き方・装いをクールに篇」は、こちらをご覧ください。)
(「東京クールビズ「暑さ対策アクション動画」働き方・暮らしをクールに篇」は、こちらをご覧ください。)

2 結婚支援の取組

【知事】次がですね、はい、東京アプリが更に使いやすくなるということで、東京ポイントの、すみませんすみません。ちょっと順番を間違えました。二つ目がですね、結婚支援の取組についてのお知らせであります。都はこれまでも、結婚したいとか、子供を持ちたいという、望む方お1人お1人の思いに寄り添って、その「叶えたい」を支える。「かなささ」と言っておりますが、切れ目のない支援に取り組んでまいりました。今年令和8年です。そして8、末広がりの八ということで縁起がいいということ。それにちなんで、結婚のきっかけにしたい特別な1年と位置付けまして「TOKYO 八結び」、結婚おうえんキャンペーンを展開をいたしております。このたび、都が進める出会いや結婚支援の取組をですね、分かりやすく紹介する動画を作成をいたしました。「叶えたい」に寄り添うキャラクターで、「カナウン」と「ササウン」、かわいいです、この二つ。とても親しみやすく伝えている、こちらも動画ご覧いただきます。

(動画放映)

【知事】かわいいでしょ、これ。この動画ですけれども、子供政策連携室のホームページ、またYouTube、SNSなどで発信をしていきます。そして、続いてですが、今後、開催をするイベントをご紹介していきます。まずは、いよいよ888です。令和8年8月8日、8が三つということで、「はちみつ結びの日」に開催をいたします「TOKYO結婚おうえんフェスタ」についてお伝えをいたします。当日はですね、オープニングイベントにサッカーの元日本代表、柿谷曜一朗さん。背番号8なのです。タレントの井上咲楽さん。こちらはですね、「新婚さんいらっしゃい」のMCをやっていらっしゃる。そして婚活アドバイザー、結婚相談のカリスマとして知られている、植草美幸さん、このお三方をゲストにお迎えをいたします。今、申し上げたように柿谷さんは現役時代に背番号8でしたし、井上さんは「新婚さんいらっしゃい」のアシスタント、そして、カリスマはですね、とても人気のある、ビシッと叱ってくれるお姉さまでいらっしゃいます。ということで、このイベントにふさわしいご縁をお持ちのお三方に参加していただきます。楽しくトークを聞きながら、出会い、また結婚について考えていただけるイベントとなると、このように確信しています。参加は無料です。ぜひ多くの方にご来場いただきたいと思います。それからですね、同じく8月、来月ですが、8月22日の土曜日。場所がですね、「八」のつく八芳園で行います。交流イベントの開催でございまして、男女合わせて400名の方にご参加いただきます。若手の音楽家によるサックス演奏を楽しみながら、自然に交流を深めていただく内容となっております。こちら参加申込みいただきたいので、8月10日(月曜日)まで受け付けをいたします。これ、いつもこういうイベントをしますとですね、本当に多くの方、まずご希望されるんですね。定員を限っておりますので、残念ながら当たらなかった方には申し訳ないですけれども、でも当たった方はですね、ほぼドタキャンなしというのがこれポイントですね。本当に、皆真剣に来られるというのが大変興味深いところというか、そういうニーズがあるのだというふうに思います。8月10日(月曜日)までの受付となっておりますので、新たなご縁や出会いのきっかけとなるイベントでございます。ぜひご応募いただきたいと思います。3番目にですね、最後に香川県との連携についてお伝えをいたします。これまで愛知県、山梨県に続いて、今回、香川県にもこの「TOKYO 八結び」の仲間になっていただいて、ロゴもですね、見ていただくように、「KAGAWA八結び」としてご活用いただくこととなりました。また8月8日、先ほどお伝えした(TOKYO結婚)おうえんフェスタですけれども、香川県で開催される関連イベントで、池田知事ですけども、私と互いにですね、ビデオメッセージを交換するということにいたしております。香川県ですけれども、四国八十八か所、お遍路さんですね。この巡礼を締めくくる地でございます。願いが結ばれる、まさに八結びにはうってつけの、縁の深い地域でございます。自治体の垣根を越えまして、取組の輪を広げる。そして、それぞれの地域で新たなご縁が生まれるように取り組んでいきたいと思っております。生活文化局、そして子供政策連携室の担当となっております。

東京動画ロゴ(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「「出会い・結婚」をテーマとした動画を公開しました!」は、こちらをご覧ください。)
(「令和八年 結婚おうえんキャンペーン「TOKYO 八結び」第9回」は、こちらをご覧ください。)

3 東京アプリ決済事業者の追加

【知事】3番目が、東京アプリであります。東京アプリで受け取った東京ポイントですけれども、それの交換先をこのたび拡充することにいたしました。東京アプリ、更に便利にお使いいただけるように、このたびはPayPayのポイントと、それからWAONポイント。この交換を開始をいたします。7月27日(月曜日)から交換が可能となります。これで既に連携しているのが5社ありますけれども、これに二つ加わりまして、合計、交換先は7社となって選択肢が広がると、使い勝手が更に良くなるということであります。東京ポイントは、民間決済事業者のポイントをはじめ、都立の美術館、都立のスポーツ施設、これらのチケットなどにも交換ができます。このようにですね、交換先、広がることで、東京アプリ、より身近に、より便利にお使いいただけるようになると思います。ぜひ多くの皆さんにご利用いただきたいと思っております。デジタルサービス局が担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「東京ポイントからPayPayポイント・WAON POINTへの交換を7月27日10時開始」は、こちらをご覧ください。)

4 トウキョウ エコ マルシェ

【知事】次が4番目、今日の最後ですけれども、エコ農産物の専門店をオープンをいたしますので、お伝えをいたします。東京にはですね、環境にやさしく、魅力あふれる農産物、数多くございます。都において環境に配慮して生産された農産物を「東京都エコ農産物」として認証しまして、その普及に取り組んでおります。こうした農産物の魅力をより多くの方に知っていただくために、昨年度、都心部で初めて専門店を開きました。「トウキョウ  エコ マルシェ」でありまして、大変好評いただきました。今年というか今年度ですけれども、来月の6日、8月6日(木曜日)から、麻布十番にマルシェオープンいたします。そこで新鮮なエコ農産物、また加工品を販売をいたします。また近隣、麻布十番ですね、飲食店では、それらを使ったオリジナルメニューを提供していただきます。オープニングイベントには私も参加しまして、生産者の皆さんと一緒に、エコ農産物の美味しさ、また魅力を発信をしてまいります。イベントへの参加は今日から先着順で受け付けますので、ぜひ環境にやさしい農業が育んだ旬の味覚、このマルシェで楽しんでいただきたいと思います。産業労働局の担当となっております。ということで今日私の方から4点お伝えをいたしました。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」が麻布十番にオープン」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】ありがとうございました。幹事社の日刊工業新聞の小泉真太郎と申します。幹事社からは3点お伺いします。まずグローバルサウスのGX推進プロジェクトについて質問です。2024年に開かれたCOP29での小池知事の発言が、プロジェクトをスタートするきっかけになりました。知事は東京都内の中小企業のDX技術をどのように評価していますか。また、このプロジェクトでグローバル諸国とwin-winの関係を構築できれば、中長期的にサプライチェーンの多様化など経済安保につながると思いますが、知事はどのようにお考えでしょうか。

【知事】はい、グローバルサウスだけではございませんが、例えば5月にはカザフスタンに参りました際にですね、都内のスタートアップの皆さん、特に資源やエネルギー関連で起業しておられる皆さんにですね、ビジネスチャンスを持っていただくことと、それからASEANの国々など、カザフは資源国ですけれども、ASEANの国々で今、バブ・エル・マンデブ(海峡)がこれ厳しくなると、アジア全体がですね、非常にまずい状況になりますよね。そういうことを考えますと、そういうスタートアップの皆さんにはぜひ、国内もそうですし、そういったグローバルなですね、展開をしていただく。それによってGX技術をですね、持つ企業がグローバルに活躍してほしいというふうに思っております。まさにこのGXの技術をこれからも磨いていくことが国内外、両方で必要になってくるというふうに思います。WTIという指標がありますけれども、90ドル超えましたね。それから円安が164円に近づいて、金利が上がって、株が下がってという、いわゆるトリプル安。ちょっとこれから厳しい経済状況、どう打開していくのか。東京にとってもとても重要だというふうに思っております。こういう時期にこそですね、スタートアップの皆さんや、これまで日本の持てる技術を活かして何とか打開していきたい。そういうふうに思います。

【記者】ありがとうございます。次に2点目です。今回の海外出張で、今後の都政の参考になった点だったり、刺激を受けた点などを教えていただきたいです。

【知事】そうですね。大体、ニューヨークの国連総会が9月に開かれて、各国の首脳がドワーっと集まるのですけれども、7月も国連はとてもビジーな月間でございまして、今回、昨年に続いてECOSOCの議長、これ国連経済社会理事会ですけれども、安保理だけが有名なわけではありません。この経済社会理事会、ECOSOC、こちらの議長からのご招待で、ハイレベルセグメントに都として出席をしてまいりました。そこで東京の強靭化の取組とかね、都市間の連携の大切さ、今、OECDチャンピオン・メイヤーズということで、世界の都市の代表の方々のその議長役を務めているということから、都市としての立場について発表してきました。その前にグテーレス事務総長にもお会いをして、あの事務総長、2年ぐらい前に、今地球はboilingだと言っておられた、沸騰していますと発言されていたけれども、もう今年はこの暑さでは、もう地球は溶けてまっせと。meltingですねというような話もしてきたところです。本当に気候変動、またそれに対しての対策、そしてエネルギー資源のこの危機的な状況、まさに一国や一都市だけでは解決できない対策をですね、しっかり全体で取り組まなければならないというふうに思っておりまして、そういう意見交換をしてまいりました。それからあとニューヨーク大学、非常にレベルの高い大学、私立大学として有名でございます。経営で言えば、ピーター・ドラッカーという、私は今もう愛読してもう何年も経つんですけれども、非常に経営の観点から有名な先生が教授を務めておられたり、出身の方はグリーンスパンさんとか、それからバーナンキさん(バーナンキ氏は、ニューヨーク大学で客員教授を務めた)とかFRB関係の方、それから芸術学部が有名ですね。こういう世界のトップレベルの大学を今回、学術研究、教育、都市課題の解決、そして持続可能な、可能性の推進ということをポイントにしましたMOUを結んでまいりました。また武蔵村山を一つの候補地といたしまして、多摩地域への拠点の設置の可能性ということも盛り込んだ意見交換を行ってまいりました。AI時代を担うグローバル人材の育成とか、国際交流の促進に向けて新たな協力関係を構築できたものと、このように考えております。それからFinCity.Tokyoと連携しましたイベント、これは本当に多くの方々がもうとても熱心に聞いてくださいました。レジリエンスボンドという東京都が発行しておりますボンド、債券でありますけれども、これについて説明もさせていただきました。色々な洪水とかですね、様々な災害に対しての対応、それを金融的にバックアップするレジリエンスボンドという、そういう観点が広く関心を集めたのではないかなというふうに思っております。ちょうどFIFA(ワールドカップ)の最終戦もあったことからですね、大変街は活気づいていたわけでございまして、日本や東京への期待もしっかり伺ってまいりましたので、色々な方々から、ぜひそれらをまた糧にして都政に活かしていきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。最後にこれまで利用されてきた暑さ対策グッズの中で特に利便性が良かったグッズなどあれば教えていただきたいです。

【知事】そうですね。これ私が色々なニュースとか自分自身が街に出て感じるのは、もう日傘男子のキャンペーンを超えてですね、皆日傘って感じですね。要はそれだけ暑い。影を皆、自分で確保しようという動きだというふうに思います。役立つグッズですけれども、今もうどんどん商品化されて、必要は発明の母なのか、色々なアイデア豊富なですね、暑さ対策グッズが売り出されていますね。それから先ほどもちょっとご紹介した暑さチェッカーですね。これなどは、ちゃんと危険度を知らせてくれるっていう、室内でも使えるものですし、非常に効果がある。また、ネッククーラーも色々な種類が出て、うちのワンちゃんもしていますからね。ネッククーラーして。普通に暑さグッズがこんなに売れる、それぐらい暑い夏だと思いますが、いずれにしましても色々な工夫をしながら、この夏を安全に乗り切っていきたい、皆でいきたいと思います。

【記者】ありがとうございます。幹事社からの質問は以上です。質問がある社は挙手の上、知事の指名があってから、社名・氏名を名乗って質問してください。よろしくお願いいたします。

【知事】日経さん。

【記者】日経新聞の安部です。小笠原村について伺います。昨日ですね、小笠原の航空路協議会が都庁で開かれました。この間ですね、環境に関する調査とかですね、空港の調査・検討を進めてきていると思いますが、特にですね最近、小笠原村を含むですね、国境離島ですね。安全保障とか、あるいは資源開発の面でも重要性増していると思います。知事ですね、この国境離島の重要性とかですね、それを踏まえた空港なんかのインフラ整備、必要性についてですね、どのような考えをお持ちか。お考えをお願いします。

【知事】これまで小笠原の皆様方からの様々な要望、つまり航空路を確保できるようにしてほしいというご要望、そしてまた一方で、世界自然遺産であるという観点から、いくつか制限もあるところでございます。そして、小笠原に対してもですね、例えば移り住んでいきたいとか、色々なニーズも出てきているところです。今、南鳥(島)、沖鳥(沖ノ鳥島)も大変注目されていますけれども、小笠原の父島からはそれぞれ1,000キロぐらい離れているので、非常にそれだけ広大な面積、EEZを確保しているということで、小笠原との連携というのは、東京の一つでありますけれども、重要な島であるということを認識しております。色々と航空路の確保については、機種ですね、飛行機の機能がそれぞれ向上すると同時に、なかなか型式が取れないとかですね、現実問題もある中で、この両方の、自然の確保とそれから航空路の確保、どう組み合わせていくかっていうのを、その解を求めてこれからも研究・分析していきたいというふうに思っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】MXさん。

【記者】ありがとうございます。東京MXテレビの山田清太朗です。2点伺います。東京一極集中についての文言の件です。今週閣議決定された骨太の方針から12年ぶりに東京一極集中の文言が外れる結果となりました。こちらをまず知事どのように受け止めているのか伺いたいです。

【知事】前回もお答えしたと思いますが、のりとのように一極集中の是正と言っていてもですね、それで何か変わるものではなく、むしろそこに横たわってくる、例えば地方交付税の問題などはですね、これだけ国としても税収、地方としても税収がですね、上がっているのに、地方側が受け取るお金はそう多くはない、その構造的な問題は何だとかですね、そういったところを考えるべきではないかというふうに思っておりますので、その文言が消えたということは、そこだけ唱えていればその責任が自分には関係ないよと、人の責任だよみたいに言っていても仕方がないとも思いますので、当然のことだというふうに思っております。

【記者】ありがとうございます。今お話もありました偏在などの話もありましたが、一方で与党税制改正大綱では、税の偏在是正の検討というのがまだ盛り込まれているほか、先週行われた全国知事会議の方でもですね、偏在是正を進めてほしいというような声も上がっていました。今後、国や地方からの理解について、この偏在是正についてですね、どのように得ていきたいかを伺いたいです。

【知事】世界全体、もっとグローバルに見て、我が国がいかにシュリンクをして、そして円安でですね、世界からも日本大丈夫かと見られたりですね、少し視野を広く見る必要が、我が国には必要なのではないだろうかというふうに思っております。つまりパイの切り合いの、どこで切るかの話ではなくて、いかにしてパイを広げることで、それが求められているのであって、偏在是正、一極集中是正、是正是正と言っていてもですね、より考えるべきことは、先ほどのようにスタートアップをもっと元気にさせてグローバルに展開するとか、グローバルな人材を育てるとかですね、そういった方にいくのが筋ではないか。内向きの思想、発想ばっかりやっているとですね、本当に縮んでしまいますよ。すごく私は危機感を、そういうふうな言葉を聞くたびに危機感を感じてしまいます。

【記者】ありがとうございます。

【知事】朝日新聞さん。

【記者】朝日新聞の松尾と申します。よろしくお願いいたします。今年で知事が就任されてから10年になるかと思います。知事が初当選時に掲げられていた公約、七つのゼロのうち、達成しているもの、まだ道半ばのものがそれぞれあるかと思います。各項目の進捗状況や取組について知事のご見解を伺えればと思います。お願いします。

【知事】これまで3回選挙を行って、そして公約をそのたびに掲げて、そして今、その進捗状況についてはですね、ちょっと今まとめているところでございます。七つのゼロへというのは、最初にアジェンダをあげたものでございまして、今、一つずつそれも挑戦をし、そしてまた、それらを達成できるように日々努力をし続けているところでございます。さらに、子育て、そしてまた様々な生活や、またこの10年間の間にコロナもあり、そしてこの間にDXから今度はAXへという、その中身も十年一昔という言葉に表されるようにですね、もう本当に様相が変わってきております。そういう中でですね、一つずつ、そしてまた、今300項目ぐらいの政策をですね、しっかりとこなしているところでございます。特に子育てについては、出生数が増加するなど、10年で一つの、この明かりも見えてきているところかというふうに思っております。世の中のニーズの変化を捉えながら、またさらに新しい課題も出てきているところで、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。ペットの殺処分以外はまだゼロに達していない状況だと思っています。この10年でのこの六つの項目、それぞれ七つの項目、進捗のスピードはどう捉えられているのかということと、ゼロを目指すのは、ゼロへという言葉もありましたけども、10年経っても変わらないということでしょうか。達成の見込みはあるのでしょうか。

【知事】ずっとそれは日々改善をしていくように努めているところでございまして、アジェンダとして取り上げたものでございます。どうぞ、東京新聞さん。

【記者】東京新聞の奥野です。消費税減税について伺います。衆院選前の今年1月の定例会見で、知事は消費税減税を巡る議論について、地方自治体として税収にも影響がある問題で、状況を注視していくと発言されていました。現在、飲食料品の消費税減税が超党派の社会保障国民会議で議論されていますけれども、1%への引き下げを巡っては各方面への影響や財源の確保などの課題も指摘されています。消費税減税についての賛否など、どのようにお考えでしょうか。また今の議論をどのようにご覧になっていますでしょうか。

【知事】まさに国民会議か、私は国会は国民会議だと思っておりますけれども、そこで今、先ほど申し上げましたようにトリプル安、さらにはホルムズ(海峡)だけでなく、今、紅海側のバブ・エル・マンデブ(海峡)も危険な状況になっているということは、エネルギーに恵まれていない我が国がですね、エネルギー資源などに恵まれてない我が国がですね、抱えている大きな局面だと、このように思っております。0か1か、それはレジ次第みたいな話と給付かどうかというのも、先ほど東京アプリでお話させていただきましたけれども、東京アプリなどのような形でやりますとですね、お米券を配るのと違って、事務費が軽減されるわけですよね。そういうデジタル化などの技術も工夫すればですね、必要なところに必要なものがそのまま届けられるとかですね、そういった話をすべきなのではないだろうかなというふうに思っております。なかなかこの賃上げと物価高と、そしてまた円安による物価、海外から仕入れるもののこの物価高というのは、なかなか厳しい状況にある中で、どう答えを出していくのか注視をしていきたいというふうに考えております。

【記者】現時点で知事、賛否みたいなことはお答えいただけますか。消費税減税については。

【知事】プラスマイナスがありますので、まさにそこは国として、また高市政権としてご判断いただきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】新宿新聞さん。

【記者】(新宿新聞・野村記者)ありがとうございます。知事にご質問なんですけれども、このたび、JR東日本が水素から作り出した電力で走るですね、水素ハイブリッド電車を来年末ごろ(正しくは、来年度末頃)に営業運転を始めるということで、鶴見線というところで神奈川県の方の路線らしいんですけれども、そうすると水素の活用の動きが色々広がっていることに関しまして知事のご見解というか、ご感想をお伺いしたいと思います。

【知事】以前、稲城の方に水素電車、実際に乗りに行ったことがあります。何か規制の関係があって、その地域までだったと思っておりますけど、いずれにせよそのエネルギーの多様化というのは再生エネルギーも含めてですね、重要であり、私は水素というエネルギー源についてはですね、これからも我が国としても、より確実に確保していく必要がある。そのためにまず水素の取引場を確保して、そして値決めをしないと進んでいかないわけで、そういうリアルなところ、現実のところも一つずつ確保しながら、とはいえ、コストでいくとですね、なかなか難しいところではありますけれども、今、原油価格がこれだけ90何ドルで、WTIで。最高はこれまで147ドルだったと思いますけれども、そうすると今度はですね、競争力が出てくるわけですね、水素についても。そういったところも睨みながら、一番のこの国のアキレス腱であるエネルギーの確保という観点から、水素という点には着目、これからもし、かつ、それを活かせる具体的な方法を探し、そしてまた進めていきたいと思います。船の方もですね、いま鉄道の話でしたけれども、船についても既に水素船ということで数隻確保し、また万博で使われた水素船も、こちら東京の方で活用していくという、そのような段取りも整えております。一つ一つ着実に足のついた水素の活用ということを進めていきたいと。それはすなわち、まさしく経済安全保障だとこのように思っております。

【記者】ありがとうございました。

【知事】ありがとうございました。

テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)
 

記事ID:000-001-20260724-081370