小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和8年8月28日)

更新日

知事記者会見
2026年8月28日(金曜)
14時00分~14時37分

知事冒頭発言

【知事】今日は全部で5件、お伝えをいたしますが、その前に前衛芸術家の草間彌生さん、今月14日に逝去されたということでございます。草間さんは水玉や網目模様などの独創的な作品で前衛芸術家として世界で活躍されてこられました。都庁の展望室には草間さんが監修されました「都庁おもいでピアノ」がございます。また、10月から開催される国際美術展、TOKYO ATLASなんですが、ご覧のように大変大規模な作品を、これ草間さんにとって過去最大規模になりますが、その作品をご出展いただくことで進めております。改めてここに謹みまして哀悼の意を表したく思いますし、ご冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。

(「訃報(名誉都民 草間彌生氏)」は、こちらをご覧ください。)

1 防災の取組

【知事】そして、今日の最初、冒頭はですね、この草間さんのご逝去について。次が防災について、お知らせをいたします。熊本の地震発生から今日で1ヶ月となります。避難所におけます住民の健康管理などを支援するということで、新たに保健師等のチームを東京都から派遣をいたします。また被災された学校の教育活動の早期再開などを支援するため、教員等のチームを派遣いたします。都内では先週土曜日、一部地域でレベル4の大雨の危険警報が発表されました。本当に猛烈な雨が降ったわけでございます。また日曜日の午前2時ごろでしたけれども茨城県の南部を震源といたします、最大で震度5弱の強い地震が発生をいたしました。都は直ちに情報収集と警戒体制の構築を行いまして関係機関と連携して対応にあたったところであります。大雨の方では複数の床上、床下浸水が発生しました。地震では、けがによる救急搬送、また漏水などの被害が報告されております。そして、昨日ですが、石川県と富山県の一部でレベル5の大雨特別警報が発表されるなど、記録的な大雨となっております。各地で河川が氾濫したり、おうちが浸水するなど、深刻な被害が発生をいたしております。都といたしましては、関係機関と連携して引き続き、情報収集に努めてまいります。そしてこの自然の猛威はですね、海外でも大変大きな惨事を起こしております。26日水曜日、一昨日ですね、ネパールと中国の国境付近で大規模な洪水が発生しまして、大きな被害が生じております。亡くなられた方々のご冥福をお祈りを申し上げ、ご冥福を心からお祈りをいたしますし、また被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。さて防災といえば9月1日、防災の日となります。そこで地震の際に役立つ身近な知恵を、ちょっとここでいくつかご紹介したいと思います。まず、エレベーターの中で揺れを感じた、そういう場合は、まず全ての停止階のボタンを押す。そして、最初に停止した階で速やかに降りていただくと。このことを実行していただきたいと思います。また夜間、夜ですね、地震が起こった場合に備えまして、眼鏡、それから杖をつかれている方は杖、また抱っこ紐ですね、お子さんの。日常生活を支えるような、こういった必需品、枕元など手の届く場所に置いておいていただきたいと思います。その際、揺れで飛ばされないように、そしてすぐに見つけられるよう、場所を工夫して、そしていざといったときにも使えるようにしていただきたいと思います。阪神大震災の後はですね、しばらく皆さん、靴をそばに置いてお過ごしになっておられました。今もそうしている方いらっしゃるかと思います。それから在宅避難ですけれども、在宅避難の取組につきましても、改めてお知らせをしておきます。在宅避難キャンペーン、この3本柱なんですけれども。一つ目が、まず「燃えない」取組でございます。電気火災を防ぐ。こちらが、そういう「グラぴたスイッチ」というもので、入れることによって止まる、電気を止めるということで。動画の方を見ていただきましょう。

(動画放映)

ということで、まずは「グラぴたスイッチ」ご紹介しました。それから二つ目が「倒れない」取組でございます。家具類にですね、転倒・落下移動防止器具を取り付けるなど、室内の安全対策を進めてください。そして三つ目がですね「困らない」という取組です。こちらはですね、食料、生活必需品など備蓄が重要なポイントになります。乳児用の液体ミルクですが、お湯を必要としないわけで、常温で長期間保存できます。これはですね、いざといった時、赤ちゃんを抱えておられる方々は災害時に役立ちます。水が出ない、ガスが使えない、煮沸ができない。といった形で粉ミルクが使えないとき、また母乳の出が悪くなるということもしばしばございますので、液体ミルクはとても有効です。こちらの方もですね、動画で使い方、注意点紹介しておきたいと思います。どうぞ。

(動画放映)

はい。今のは乳児用の液体ミルクについてでございました。備蓄が大切だっていうことをわかっていても、例えば何を備蓄すればいいの、どれだけ備蓄すればいいの、と迷う方もいらっしゃると思います。そこで「東京備蓄ナビ」、こちらの方では、三つの質問に答えるだけで水・食品・携帯トイレなど、ご自身やご家庭に合った、何人子供さんがいるとかですね、そういった備蓄品を調べることができます。ショッピングサイトとも連携しておりまして、そのまま購入することも可能となっています。東京都防災アプリから利用できますので、ぜひご活用いただきたいと思います。それから、もうまもなく皆さんのお手元に届くのがこちら広報東京都9月号版でありますけれども、こちらにもですね、防災に関する情報を満載しておりますので、ぜひご覧いただいて、ご参考にして、そして必要な行動をとってください。災害は本当にいつどこで起こるかもわからないという状況でございます。ぜひ、都民の皆さんにはご自身、そして大切な人を守るため、日頃から災害への備えについて考えて、今できることから取り組んでいただきたいと思います。この件については総務局、福祉局、保健医療局、そして教育庁が担当いたしております。冒頭、防災についてお伝えをいたしました。

(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「在宅避難キャンペーンの実施について」は、こちらをご覧ください。)

2 新学期を迎える若者に向けた都の取組

【知事】次はですね、新学期を迎える若者に向けました取組についてのお知らせでございます。昨年、全国の小中高校生の自殺者数ですが、過去最多となりました。若者の心と健康を取り巻く状況、依然として深刻な状況になっております。新しい学期の始まり、楽しみにしているという方がおられる一方で、不安や悩みを抱えている方もいらっしゃる。もし今つらい気持ち、また不安を抱えているというのであれば、どうぞ無理をせず、今日をやり過ごすことを大切にしていただきたいと思います。それも大切な選択肢の一つであります。都におきましては、こういう若い世代の皆さんにこうしたメッセージを届けるということで、こちらも動画を制作いたしておりますのでご覧いただきます。

(動画放映)

ご覧いただいたこの動画とあわせまして、今日から特設ページを公開いたします。このページでは、つらいという気持ちと、どうやって向き合えばいいか、それから保護者や友人、お友達の周囲の方々ができるサポート、そして相談先の情報紹介をいたしております。またこのページを案内するこのようなメッセージカードを作成をいたしております。都内約7000ヶ所の薬局等と連携しまして、若い世代の皆さんにお届けしてまいります。つらい気持ちを抱えている方も、身近な人の様子が気がかりだという方も、ぜひ一度この特設ページを御覧いただきたいと思います。ここでは様々な相談窓口を紹介しております。その一つがですね「ギュッとチャット」であります。スマホ、パソコンなどから匿名や無料で相談ができます。心理士や保健師などの専門家が対応しています。昨年1月の開設からこれまでに、2万3000件を超える相談が寄せられております。そのうちの約4割が中高生(年代)の皆さんからの相談となっておりまして、時間は毎日15時から24時まで受け付けております。この「ギュッとチャット」、どんな不安や悩みにも対応しておりますので、選択肢の一つにしていただきたいと思います。こちらの担当は保健医療局、子供政策連携室となっております。

(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「若者向け動画「つらい気持ちをひとり抱えているあなたへ」及び特設ページを公開」は、こちらをご覧ください。)

3 東京2020パラリンピック5周年に向けた取組

【知事】続いて、今度はパラリンピック、先ほどパーソンズ会長ともお会いいたしました、久しぶりに。東京2020パラリンピック5周年の取組ということでお伝えをいたします。東京2020パラリンピック競技大会、これを契機にしまして、東京ではパラスポーツの普及、またユニバーサルデザインの推進など、大会のレガシーは着実に社会に根付いて広がっております。まちづくりの面では、例えば駅のエレベーター、そしてホームドア、これらの整備、また道路そして公園のバリアフリー化などかなり進んでいるのはご承知のとおりです。障害の有無に関わらず誰もが利用しやすい環境、これは海外からも注目をされております。また昨年のデフリンピックにおきましても、パラリンピックのレガシーを受け継いで、そして鉄道駅では、情報アクセシビリティの向上も図られています。翻訳対応透明ディスプレイですけれども、これは私鉄を含む主要駅を中心に導入が広がっております。それから今見ている、モニターでご覧いただいてましたように、「みえるアナウンス」っていうのが、東京メトロの各駅、全ての駅に導入されております。ぜひ一度東京メトロにお乗りの際はこれ見つけていただきたいと思います。今般ですね、その歩みをご覧いただくためにIPC、国際パラリンピック委員会のアンドリュー・パーソンズ(会長)が今日、来日されておられますので、そこで今週末に都内各地をご覧いただくということもありまして、大会のレガシー、共生社会の実現に向けた取組など見ていただけると思います。そして実際、今日 会長とも意見交換も行ったところでございます。都民の皆さんにも、パラスポーツ、より身近に感じていただきたい。そして都におきましては、東京2020パラリンピックの開催月であります。8月、9月を「TOKYOパラスポーツ月間」と位置付けまして、都内各地でイベント開催をいたしております。ショッピングモールなどで気軽にパラスポーツを体験できますように、「街なかパラスポット」を設けまして、9月以降も順次開催をしてまいります。それから明後日の30日日曜日には、都立光明学園で「パラスポーツレクリエーションひろば」を開催いたします。障害の有無に関わらず誰もが自分に合ったスポーツなどを楽しめるイベントとなっておりまして、9月中にも、都内の特別支援学校で3回開催をいたします。申し込みは不要でどなたでもご参加いただけます。ぜひ会場に足を運んでいただいて、パラスポーツの魅力、多様性を認め合うその大切さを感じていただければと思います。スポーツ推進本部で担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「街なかで、パラスポーツに出会う夏。8月・9月は『TOKYOパラスポーツ月間』!」は、こちらをご覧ください。)

4 東京BRTの新ルート運行開始

【知事】4件目です。バスですね。東京BRTの新ルートについてのお知らせでございます。東京BRTは都心と臨海地域を結ぶ重要な公共交通機関でありまして、今ご覧いただいておりますように、現在は虎ノ門・新橋と国際展示場・晴海フラッグ、有明・豊洲の各方面を結ぶ三つのルートが運行されております。そこに加えましてこの度、東京BRTのネットワークをさらに充実をさせるため、9月16日から新たに東京駅と晴海フラッグを結びます「東京駅・選手村ルート」、この運行開始をいたします。新たなルートには、東京駅八重洲・東銀座・築地場外市場、この三つの停留所を設けることといたしております。平日と土曜日休日ともに9時から17時までの運行となります。詳しい時刻表などにつきましては、運行事業者のホームページでご確認いただきたいと思います。今回の運行開始で東京の玄関口であります東京駅と臨海部とのアクセスは向上いたします。これからも臨海地域のまちづくりと連携いたしまして、便利で利用しやすい公共交通ネットワークの充実に取り組んでまいります。この件は都市整備局が担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「東京BRT 東京駅方面への運行が始まります!」は、こちらをご覧ください。)

5 名誉都民候補者の選定

【知事】今日の最後、5本目となります。東京都名誉都民候補者の選定についてのお知らせでございます。今年度の候補者ですが角野栄子さん。そしてタモリさん。そして鳥原光憲さん3名の方を選定いたしております。角野さんは児童文学作家として数多くの作品を発表されまして、「魔女の宅急便」を始め、世代また国境を越えて親しまれる作品、日本の児童文学の発展と国際的な評価の向上に寄与してこられました。また新たな児童文学の担い手の発掘にも精力的に取り組んでおられます。タモリさんはもう申し上げる必要もないかと思いますけれども、音楽・芸能・歴史など幅広い分野の奥深い知識、そして独自の視点さらにはもう話芸ですね。存在感を発揮されておられまして、既存のジャンルに収まらない活躍を続けてこられましたよね。また「笑っていいとも!」をはじめ、数多くのテレビ番組の顔として、長年にわたって第一線で活躍され、多くの人々に希望や活力を届け続けておられます。そして鳥原さんですが、公益財団法人日本パラスポーツ協会の会長を務められました。そして日本パラリンピック委員会の会長も長年務めてこられ、東京での2度目のパラリンピックですね、2020大会、こちらの開催をはじめ、パラスポーツの発展に尽力をされました。また、Jリーグクラブ「FC東京」の創設にも尽力されておられ、スポーツを通じた地域社会の振興に貢献してこられました。これ、この3名の方々の素晴らしい功績は人々に希望、そして活力を与え、都民が敬愛し、誇りとするものであります。次の定例の都議会で、同意をいただいた上で、顕彰式を行う予定といたしたいと思います。生活文化局での担当となっております。それでは私の方からお伝えするのは以上でございます。

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)
(「東京都名誉都民候補者の選定について」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】知事ありがとうございました。幹事社のTBSテレビの金と申します。幹事社からは1問伺います。本日先ほど知事の発言にもありましたとおりに新学期を迎える前に子供たちの自殺防止に向けた支援体制の強化が重要になってくる時期かと思います。こうした中、今週、都が補助をする自殺防止に取り組む民間事業を巡り、NPO法人再チャレンジ東京による補助金の不正受給事案が公表されました。今回の事案を踏まえて、今後、民間団体との連携による自殺防止対策について、事業実績の確認や再発防止を含め、どのように信頼性を確保していくのか、知事のお考えを伺います。

【知事】まず今回の事案ですけれども、補助金の不正受給が行われたことについては大変遺憾に思っております。今後、現地の確認、書類の確認など、より厳正に行うということで、再発防止策を図って、不正の事案には、厳格に対応していく、そのような考えでございます。

【記者】ありがとうございました。幹事社からは以上です。質問がある社は、挙手の上、知事の指名があってから社名氏名を名乗って質問してください。よろしくお願いします。

【知事】日本テレビさん、どうぞ。

【記者】ありがとうございます。日本テレビの栁原です。よろしくお願いします。小中高生の自殺者数の増加に関連して質問させていただきます。夏休み明けの9月1日前後に子供の自殺や不登校者数が激増する問題が長年にわたって指摘されています。大人にSOSを出すことができない、そんなお子さんも多くいらっしゃるかと思います。知事から改めてこの時期でこのメッセージなどがあればお願いできますでしょうか。

【知事】先ほど、まさにお伝えしたとおりでございまして、新しい学期の始まり楽しみにしている方もおられればですね、不安、悩みを抱えている方もいらっしゃるということで、
つらい気持ち、不安を抱えているのならば、あまり無理をしないということを、そのことを大切にしてほしいと、まずこのように思います。それから相談の窓口ですが、先ほどご覧いただいた動画と合わせまして今日から特設のページを公開をして、そちらでつらい気持ち、向き合い方や、また保護者の方、友人など周囲の方ができるサポート、そしてこういった相談にはここに聞いてくださいといったような情報をお伝えするようにいたしております。先ほどのメッセージカードなどもですね、薬局などでもらえて、この後ろにですね、どこに連絡すればいいかというご案内をQRコードでお伝えをしております。ぜひ、悩みのある方はこういったちょっと特設ページを覗いてみたり、薬局でこのカードもらえますかって言って、こういう情報源をですね、確認をしていただきたい。それから去年の1月から始めた「ギュッとチャット」という窓口ですけれども、こちらも毎日15時から24時まで受け付けて色んな相談を専門の方々からの答えといいましょうかね。色んな方法について直接聞く。誰か聞いてくれる人がいるというだけで安心に繋がるんじゃないかなと思っていますので、あまりここにかけることでも悩むんじゃなくて、もうその一歩を踏み出せるようなそういう思いでご連絡いただければと思っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】MXさんどうぞ。

【記者】ありがとうございます。東京MXテレビの山田清太朗と申します。一点、教員の働き方改革について伺います。今週教員の働き方改革に関する都の調査結果が公表されまして、回答した都内の公立学校の教員の3割以上が6月の残業時間が45時間以上にのぼっているなどの実態が明らかになりました。都は今年度から有識者会議を開いているほか、デジタル化や外部委託などについても検討されてまして教員の働き方改革を推進されていると思うんですけれども、この教員の働き方改革の重要性ですとか、あとは今後の方向性について知事のお考えがあれば伺いたいです。

【知事】はい、やっぱり先生が元気がないとね、子供たちも元気でませんよね。でも本当に熱心に部活とか、それから文化祭、体育祭、色んなことを率先してみんなと子供たちと一緒に取り組む先生もたくさんおられます。そういった忙しさとやりがいと両方なんでしょうけれども、やはりあんまりこの自分の時間がないとかですね、そういったことで先生自身が悩むようなことになっては困るということで今回のアンケート調査をベースにしながら、様々な方策を考えていきたい。また進めていきたいと思います。給与の方については毎年1%ずつ上がっていくということはもう既に国の方で決められておりますけれども、それだけではなく、時間的な余裕ということも、色んな方法でカバーできるところもあるのではないかとこのように思っております。日経さん。

【記者】日経新聞の安部です。待機児童について伺います。今日国の方でですね、今年度の待機児童の数が発表されてます。東京の数が1,113人と去年から3倍強に増えていると、要因としてですね、都が昨年第1子の保育料の無償化を始めたということも挙げられていますが、知事のこの数字のですね、受け止めとですね、今後の対策についてお考えあればお願いします。

【知事】はい、まず何よりも出生数が増えたっていうことがあります。それと必要な保育などについてはですね、保育、それから幼稚園対策など、これも進めていくようにいたしております。受け皿の拡大に努めてまた実際にそれによって保育サービスの利用児童数は増加しているわけですけれども、区市町村と連携して、既存の施設の活用なども含めて保育サービスの充実に取り組んでいきたいと、このように思っております。何よりも出生数が増えているというそういったことが第一にあるかというふうに思います。

【記者】ありがとうございます。

【知事】共同通信さん。

【記者】共同通信の若松です、知事お願いします。先週もあった話で恐縮なんですが災害時の死者・安否者の氏名の取り扱いについてお伺いしたいと思います。先週の会見で知事からは、生存の可能性を考慮すると、安否不明者の方は原則公表、死者の方に関しては氏名については政府に対して関東知事会としてルール作りの要望されているというお話がありました。災害は規模などによって、行政としての対応も大きく変わりますし、東京では知事が先週おっしゃったように、他自治体の方の被災も想定されるということで死者の公表の判断には難しい部分もあるかなっていうふうに思います。その上であえてお伺いするんですが、現段階で東京都として、災害による死者の扱いは公表、また非公表。それとも
他県の遺族の意向確認なのか、それとも災害によって判断されるような形になるのか。これ今現時点でどういうふうに都としてお考えかお伺いできますでしょうか。

【知事】前にもお伝えしましたように、災害時の安否不明者については捜索にプラスになるという考え方から氏名の公表、これは令和4年度に策定された国の指針に基づいたものであります。亡くなられた方の氏名はどうするんだという話ですが、これもですね、何県では発表し、何県ではしないっていうバラバラではかえって一貫性に繋がらないこともあり、だからこそ、関東知事会によって、国に見解を示すように全国的なルール作りの検討を要望しているという、そういう趣旨でございます。

【記者】知事、たられば的で恐縮なんですけど、災害はいつ起こるかわからないっていうふうに先ほど知事もおっしゃったところでして。本当たらればで申し訳ないですがまさに本当に今起きた場合、氏名の、死者の氏名の公表というのは東京都としてはどうされますか。

【知事】今、ですから国の方にそれを要望しているのが現在進行系でございます。安否(不明)者については公表すると。

【記者】都としては氏名公表に関しては、もちろん国に要望してるけども、現段階でこうするというふうなものが決まっている状況ではないという理解でいいでしょうか。

【知事】安否不明者については令和4年度の国のルールに従ってやっていると。だからこれは自治体によって違うというわけではないはずです。そして今、今起こればということでありますけれども、現時点では国のルールということについてまだできていないっていうか、それについては詳細には知らされておりませんので。それに、そういう観点からは公表しないということになりますね。

【記者】まだルールが決まってない段階なので、都としても、原則公表したりするようなことはないという理解でよろしいですか。

【知事】今それを縷縷申し上げているわけです。

【記者】承知しました。何度もすみません。ありがとうございます。

【知事】NHKさん。

【記者】すいません、NHKの佐久間です。よろしくお願いします。特定外来生物のクビアカツヤカミキリの影響が広がってます。桜などを食い散らす生物なんだそうですけれども農業にも影響がありまして、一部自治体では対応に追われているということなんですけれども、都としての対応策や認識などがあれば教えていただければと。

【知事】はい、クビアカツヤカミキリですけれども、都内でも一部の区市町村で既に確認をされているところであります。広く注意を喚起するということと、区市町村に対して技術講習会の開催それから初めて被害が確認された場合の初期対応の指導、防除対策に関係する財政支援などを実施をいたしております。しっかり基礎自治体と連携しまして被害の拡大防止に取り組んでまいりたいと思います。はい。東京新聞さん。

【記者】東京新聞の神谷です。9月1日を前に改めて関東大震災での朝鮮人犠牲者の追悼式典に関して伺います。知事は歴代都知事が出していた追悼文今年も送付されないということを先日お答えになりましたけれども、就任1年目には出されていたものをなぜ止めているのか、改めてその理由を教えてください。またもし虐殺の事実に関して何か疑うようなお気持ちがあるのでしょうか。もしあるならば、なぜそう思うのかを教えてください。

【知事】これも何度も毎年同じ質問、同じ答えでございます。変わることはございません。

【記者】そうすると慰霊堂での法要で全ての方、それは虐殺された方も含めて追悼の気持ちを示されているということですか。

【知事】大空襲、そして震災とその極度の混乱の中で犠牲となられた全ての方々に対して追悼の意を表しているということでございます。

【記者】事実に対して疑うような声も聞こえる場合もありますけれども、そのことについてはどういうふうに。

【知事】今申し上げたとおりでございます。

【記者】以前は歴史の専門家が、こう判断することというようなことをおっしゃっていましたけれども、その答えにお変わりはないですか。

【知事】今申し上げましたように大空襲・震災、そしてその極度の混乱の中で犠牲となられた方全ての方々に対しての追悼の意を表している。それは慰霊大法要において都知事として申し上げているということに尽きます。

【記者】事実認定について疑う気持ちはあるのでしょうか。

【知事】今、申し上げたとおりです。

【記者】わかりました。以上です。

【知事】では、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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