- 報道発表資料
令和7年度 第3回インターネット都政モニターアンケート結果 「東京の農業」
東京都では、都政の課題に関する意見・要望等を把握することを目的としてインターネット都政モニターアンケートを実施しています。
この度、「令和7年度第3回インターネット都政モニターアンケート「東京の農業」」の結果を取りまとめましたので、お知らせします。「農業」をテーマとするアンケートは今回で5回目となります。
近年、農業者の高齢化や担い手の不足、相続に伴う農地の減少が起きています。他にも異常気象等、多くの課題に直面しており、社会情勢の変化にあわせた新たな視点を取り込み、東京の農業をより魅力的な産業としていく必要があります。このような背景から、東京の農業の振興に向けた有効な施策展開の参考とするため、今回のアンケートを実施いたしました。
アンケートの概要
テーマ
「東京の農業」
アンケート期間
令和7年9月4日~9月11日
回答率
98.8%(494名/500名)
目的
社会情勢を踏まえた東京の農業に対する都民の意識を把握し、東京の農業の振興に向けた有効な施策展開の参考とする。
結果
以下抜粋(詳細は別紙「調査結果」(PDF:1,542KB))
インターネット都政モニターアンケートについて
インターネット都政モニター
インターネットを使用する18歳以上の都内在住者を対象に公募し、性別、年代、地域等を考慮して男女500人を選任
※任期は、依頼した日から令和8年3月31日まで
アンケート回数
年6回実施予定
アンケート方法
インターネットを通じて、モニターがアンケート専用ページに回答を入力する。
抜粋
東京産の農産物の認知度(P6-9)
『小松菜(コマツナ)』が5割半ば
「小松菜(コマツナ)」56.1%、「TOKYO X(豚肉)」43.7%、「青梅のウメ」40.5%などと続く。
東京産の農産物の購入意向(P12)
『他産地の農産物と同じ位の価格であれば購入したい』が6割超
「他産地の農産物と同じ位の価格であれば購入したい」63.2%、「産地にはこだわらない」21.5%、「多少割高でも購入したい」15.4%だった。
東京の農業・農地についての意向(P27-29)
『思う』が8割半ば
東京に農業・農地を残したいと「思う」85.0%、「思わない」2.6%だった。
東京の農業・農地に期待する役割(P30-31)
『新鮮で安全な農産物の供給』が7割近く
「新鮮で安全な農産物の供給」68.4%、「緑や環境の保全」53.4%、「農作業の体験や食育などの教育機能」34.2%などと続く。
東京都の農業振興施策(P34-35)
『農業後継者の確保・育成、新規就農者への支援』が6割超
「農業後継者の確保・育成、新規就農者への支援」63.0%、「農業所得向上に向けた経営支援」46.8%、「遊休化した農地再生のための取組み強化」28.7%と続く。
〔資料〕
調査実施の概要
1 アンケートテーマ
東京の農業
2 アンケート目的
社会情勢を踏まえた東京の農業に対する都民の意識を把握し、東京の農業の振興に向けた有効な施策展開の参考とする。
3 アンケート期間
令和7年9月4日(木曜日)から9月11日(木曜日)まで
4 アンケート方法
インターネットを通じて、モニターがアンケート専用ホームページに回答を入力する。
5 インターネット都政モニター数
500人
6 回答者数
494人
7 回答率
98.8%
東京の農業
1 調査項目
- Q1 東京の農業を身近に感じた経験
- Q2 東京産の農産物の認知度
- Q3 農産物認証の認知度
- Q4 東京産の農産物の購入意向
- Q5 東京産の農産物の購入方法
- Q6 東京産の農産物で重視するもの
- Q7 エシカル消費の意識
- Q8 食育活動への関心
- Q9 農作業の体験への経験
- Q10 農作業の体験への関心
- Q11 農作業の体験への参加ニーズ
- Q12 職業としての東京の農業のイメージ
- Q13 農業の有する多面的機能について
- Q14 東京の農業・農地についての意向
- Q15 東京の農業・農地に期待する役割
- Q16 東京の農地の保全
- Q17 東京都の農業振興施策
- Q18 東京の農業に関する意見(自由意見)
2 アンケート回答者属性
| モニター人数 | 回答 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 人数 | 構成比 | 率 | ||||
| 全体 | 500 | 494 | - | 98.8 | ||
| 性別 | 男性 | 250 | 249 | 50.4 | 99.6 | |
| 女性 | 250 | 245 | 49.6 | 98.0 | ||
| 年代別 | 18・19歳 | 10 | 10 | 2.0 | 100.0 | |
| 20代 | 71 | 68 | 13.8 | 95.8 | ||
| 30代 | 75 | 75 | 15.2 | 100.0 | ||
| 40代 | 88 | 88 | 17.8 | 100.0 | ||
| 50代 | 89 | 88 | 17.8 | 98.9 | ||
| 60代 | 61 | 59 | 11.9 | 96.7 | ||
| 70歳以上 | 106 | 106 | 21.5 | 100.0 | ||
| 職業別 | 自営業 | 32 | 32 | 6.5 | 100.0 | |
| 常勤 | 241 | 239 | 48.4 | 99.2 | ||
| パート・アルバイト | 59 | 57 | 11.5 | 96.6 | ||
| 主婦・主夫 | 71 | 71 | 14.4 | 100.0 | ||
| 学生 | 25 | 24 | 4.9 | 96.0 | ||
| 無職 | 72 | 71 | 14.4 | 98.6 | ||
| 居住地域別 | 東京都区部 | 344 | 339 | 68.6 | 98.5 | |
| 東京都市町村部 | 156 | 155 | 31.4 | 99.4 | ||
※集計結果は百分率(%)で示し、小数点以下第2位を四捨五入して算出した。そのため、合計が100.0%にならないものがある。
※n(number of cases)は、比率算出の基数であり、100%が何人の回答者に相当するかを示す。
※複数回答方法…(MA)=いくつでも選択、(3MA)=3つまで選択、(2MA)=2つまで選択
参考
東京の農業は、都民の食卓に新鮮で安全安心な農産物【注】を日々供給し、生活に彩りを与えています。その生産基盤である農地は、環境保全や防災など多面的な機能を有する大切な緑の空間です。
【注】農産物:農業によって得られる生産物(米、野菜、果物、肉、牛乳、卵など)
しかし近年は、農業者の高齢化や担い手の不足、相続に伴う農地の減少が起きています。都内の総農家数は令和2年に9,567戸となり、この30年でほぼ半減、10年間で27%減少しています。また、令和2年の東京の農地面積は6,530ヘクタールで、平成22年度からの10年間で、1,140ヘクタールの農地が失われました。他にも異常気象等、東京の農業は多くの課題に直面しています。
今回のアンケートは、東京都は社会情勢の変化にあわせた新たな視点を取り込み、農業をより魅力的な産業としていくために、都政モニターの皆さまにご意見をお伺いします。
参考