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平成28年(2016年)8月15日更新

平成28年度東京都戦没者追悼式

平成28(2016)年8月15日(月曜)、小池知事は、文京シビックホールで行われた平成28年度東京都戦没者追悼式に出席しました。

多くの都民の尊い命が失われた先の大戦に終止符が打たれてから、71年の年月が経過しました。
東京都では、亡くなられた多くの犠牲者のご冥福を祈り、平和を願う都民の強い決意を表すため、昭和41年8月15日から、毎年、一般財団法人東京都遺族連合会と共催で追悼式を開催しています。

今年も遺族ら730名が参列し、正午の時報に合わせて黙とうを行い、都議会議長や遺族代表が追悼の言葉を述べた後、知事や遺族らが献花しました。

式典で知事は次のように追悼の意を表しました。

小池知事追悼の言葉

本日ここに、多数の御遺族、御来賓の皆様をお迎えして、東京都戦没者追悼式を執り行うに当たり、先の大戦で亡くなられた全ての御霊に対し、東京都民を代表して、謹んで哀悼の誠を捧げます。

先の大戦では、1000万人もの方々が遠く故郷を離れ、南海の孤島や酷寒の地に赴き、壮烈な戦いに傷つき、飢えや病に苦しみながら、多くの方が帰らぬ人となりました。内地においても、激しい空襲により、お年寄り、女性、子供の別なく、尊い命が無残に失われました。
終戦から71年を経た今でも、戦禍に倒れられた300万余の方々の御無念と御遺族の深い悲しみに思いを致しますと、痛惜の念、極まりないものがございます。
最愛の肉親や一家の柱を失い、悲しみの中、幾多の困難を乗り越え、立派に御家族を養育されてこられた御遺族の皆様の御苦労に対し、改めて心から敬意を表します。
戦争により焦土と化した東京も、先人達の懸命の努力により、驚異的な発展を成し遂げ、国内外の多くの人々を惹きつける、活気に満ちた世界有数の都市となりました。
日本では、戦後生まれの世代が、今や人口の八割を超えており、私たちは、このすばらしい平和と繁栄を当然のように考えてしまいがちであります。しかし、この平和と繁栄は、戦禍の中で亡くなられた多くの方々の尊い犠牲の上に築かれているものであるという事実を、決して忘れてはなりません。
悲惨な戦争を二度と繰り返さないためにも、その記憶を風化させることなく、次世代に継承していくこと、それが今ここに生きている私たちに課せられた重要な使命であります。

世界に目を向ければ、今なお、武力衝突やテロにより、多くの人々が戦渦に巻き込まれ、尊い命を失い、飢餓や貧困に苦しんでいます。

私は、この式典に臨み、戦没された方々の祖国発展への熱い思いを改めて深く心に刻み、世界の諸都市と手を携え、恒久平和の実現と人類繁栄への貢献に積極的に取り組んでまいります。

4年後の2020年には、オリンピック・パラリンピック競技大会が、この東京で開催されます。私は、この国境と民族を超えた平和の祭典を必ず成功させ、夢と希望に溢れた平和な世界を、次世代への最大の財産として引き継いでいくことを、ここに固くお誓い申し上げます。
結びに、戦没された方々の御冥福と御遺族の皆様の御健勝、御多幸を心からお祈り申し上げまして、式辞といたします。

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