- 報道発表資料
令和7年度 第1回インターネット都政モニターアンケート結果 「お墓と都立霊園」
東京都では、都政の課題に関する意見・要望等を把握することを目的としてインターネット都政モニターアンケートを実施しています。
この度、「令和7年度第1回インターネット都政モニターアンケート「お墓と都立霊園」」の結果を取りまとめましたので、お知らせします。「霊園」をテーマとするアンケートは今回で4回目となります。
近年、墓じまいのニーズの高まり等、社会情勢の変化に伴い、墓所のあり方が変わってきています。都立霊園においても、近年の墓所に関する動向や都民のニーズをとらえ、継続的な墓所の供給をしていく必要があります。このような背景から、これからの墓所のあり方や施策検討の参考とするため、今回のアンケートを実施いたしました。
アンケートの概要
テーマ
「お墓と都立霊園」
アンケート期間
令和7年7月10日~7月17日
回答率
99.2%(496名/500名)
目的
近年の墓所に関する動向や意識、要望等を把握し、都立霊園の今後の施策推進の参考とする。
結果
以下抜粋(詳細は別紙「調査結果」(PDF:1,339KB))
インターネット都政モニターアンケートについて
インターネット都政モニター
インターネットを使用する18歳以上の都内在住者を対象に公募し、性別、年代、地域等を考慮して男女500人を選任
※任期は、依頼した日から令和8年3月31日まで
アンケート回数
年6回実施予定
アンケート方法
インターネットを通じて、モニターがアンケート専用ページに回答を入力する。
抜粋
使用したい霊園のイメージ(P6-7)
『手間や費用が少ないところ』が5割超
「お墓を維持するための手間や費用が少ないところ」51.4%、「家族や友人が集まりやすいところ」22.4%、「明るい公園のようなところ」12.7%などと続く。
(n=496)
使用したい墓所の形式(P13-16)
『樹林型合葬・樹木型合葬(集合墓地)』が2割半ば
「樹林型合葬埋蔵施設・樹木型合葬埋蔵施設(集合墓地)」25.0%、「一般埋蔵施設」19.8%、「芝生埋蔵施設」13.7%などと続く。
集合墓地を選択した理由【注】(P17-18)
【注】集合墓地である「合葬埋蔵施設」「立体埋蔵施設」「樹林型合葬埋蔵施設・樹木型合葬埋蔵施設」を選択した方191名への設問
『墓所を承継する必要がないため』が5割超
「墓所を承継する必要がないため」52.9%が最も高く、「墓所の管理の手間が必要ないため」18.3%、「墓所に係る費用が一般埋蔵施設と比較して安価であるため」11.5%などと続く。
お墓についての心配ごと(P19-20)
『維持管理の経費と手間』が5割半ば
「維持管理の経費と手間」55.2%、「お墓の承継者(負担をかける、いない等)」47.8%、「お墓の費用(墓石、墓地代)」31.7%などと続く。
2MA(n=495)
永代使用権への意識(P26-28)
『更新可能であれば、期間を限定してもよい』が5割半ば
永代使用権ではなく、あらかじめ使用期間を定め、期間満了後に合葬墓地へ共同埋葬することについては、「更新可能であれば、期間を限定してもよい」53.3%が最も高く、「期間を限定した方がよい」22.4%、「永代使用のままがよい」15.6%だった。
(n=495)
〔資料〕
調査実施の概要
1 アンケートテーマ
お墓と都立霊園
2 アンケート目的
墓じまいのニーズの高まり等、社会情勢の変化に伴い、墓所のあり方が変わってきている。都立霊園においても、近年の墓所に関する動向や都民のニーズをとらえ、継続的な墓所の供給をしていく必要がある。このような背景から、今後の墓所のあり方を検討する基礎資料とする。
3 アンケート期間
令和7年7月10日(木曜日)から7月17日(木曜日)まで
4 アンケート方法
インターネットを通じて、モニターがアンケート専用ホームページに回答を入力する。
5 インターネット都政モニター数
500人
6 回答者数
496人
7 回答率
99.2%
お墓と都立霊園
1 調査項目
Q1 墓地・霊園のイメージ
Q2 使用したい霊園のイメージ
Q3 お墓所有の有無
Q4 墓じまいについて
Q5 墓じまいの課題
Q6 使用したい墓所の形式
Q7 集合墓地を選択した理由
Q8 お墓についての心配ごと
Q9 お墓に対して重視する点
Q10 都立霊園に求める役割
Q11 永代使用権への意識
Q12 使用期間を限定したお墓について
Q13 使用期間を限定したお墓を選ぶ条件
Q14 お墓の使用期間
Q15 粉骨にて埋蔵・収蔵すること
Q16 散骨について
Q17 都立霊園における散骨できる墓地の整備
Q18 墓誌の電子化
Q19 電子墓誌に求めるもの
Q20 お墓と都立霊園に関する意見(自由意見)
2 アンケート回答者属性
| モニター人数 | 回答 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 人数 | 構成比 | 率 | ||||
| 全体 | 500 | 496 | - | 99.2 | ||
| 性別 | 男性 | 250 | 249 | 50.2 | 99.6 | |
| 女性 | 250 | 247 | 49.8 | 98.8 | ||
| 年代別 | 18・19歳 | 10 | 10 | 2.0 | 100.0 | |
| 20代 | 71 | 70 | 14.1 | 98.6 | ||
| 30代 | 75 | 75 | 15.1 | 100.0 | ||
| 40代 | 88 | 88 | 17.7 | 100.0 | ||
| 50代 | 89 | 89 | 17.9 | 100.0 | ||
| 60代 | 61 | 60 | 12.1 | 98.4 | ||
| 70歳以上 | 106 | 104 | 21.0 | 98.1 | ||
| 職業別 | 自営業 | 32 | 32 | 6.5 | 100.0 | |
| 常勤 | 241 | 240 | 48.4 | 99.6 | ||
| パート・アルバイト | 59 | 58 | 11.7 | 98.3 | ||
| 主婦・主夫 | 71 | 70 | 14.1 | 98.6 | ||
| 学生 | 25 | 25 | 5.0 | 100.0 | ||
| 無職 | 72 | 71 | 14.3 | 98.6 | ||
| 居住地域別 | 東京都区部 | 344 | 341 | 68.8 | 99.1 | |
| 東京都市町村部 | 156 | 155 | 31.3 | 99.4 | ||
※集計結果は百分率(%)で示し、小数点以下第2位を四捨五入して算出した。そのため、合計が100.0%にならないものがある。
※n(number of cases)は、比率算出の基数であり、100%が何人の回答者に相当するかを示す。
※複数回答方法・・・(MA)=いくつでも選択、(3MA)=3つまで選択、(2MA)=2つまで選択
都立霊園について
都立霊園は、現在、8か所(青山、雑司ケ谷、谷中、染井、多磨、八柱、小平、八王子)あり、総面積約416万平方メートル、使用者は約31万人で、約145万体が埋蔵されています。
東京都は、都民の墓所需要に応えるため、都立霊園における合葬埋蔵施設、樹林型墓地など、新たな形式の墓地整備等の取組を進めてきています。
近年、墓じまいニーズの高まり等、社会情勢の変化に伴い、墓所のあり方への要望が多様化し、霊園行政を取り巻く環境は変化してきています。都は、墓所に関する動向や都民のニーズをとらえ、継続的な墓所の供給をしていく必要があり、都立霊園の今後の施策に反映させるため、都政モニターの皆様にご意見を伺います。