葛西海浜公園ラムサール条約湿地登録報告イベント

平成30年11月24日（土曜日）、都立葛西海浜公園が10月18日（木曜日）にラムサール条約湿地に登録されたことを記念して、「葛西海浜公園ラムサール条約湿地登録報告イベント」が開催され、小池知事が出席しました。
ラムサール条約の正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」であり、湿地の保全とワイズユース（賢明な利用）を目的に1971年に採択されました。
葛西海浜公園は9つの基準のうち、「動植物のライフサイクルの重要な段階を支えている湿地。または悪条件の期間中に動植物の避難場所となる湿地」、「定期的に2万羽以上の水鳥を支えている湿地」、「水鳥の1種または1亜種の個体群の個体数の1％以上を定期的に支えている湿地」の3つを満たしています。
イベントで小池知事は、ラムサール条約の登録認定証を示し、登録を報告した上で、「皆さまの協力で、多くの生きものが住む、豊かな自然が守り伝えられ、今回の登録に繋がりました。関係者の方々の長年の取り組みが評価されました」と述べ、感謝の意を表しました。また、「登録は一つの通過点。この自然を、さらにその先の子どもたちにも確実に引き続いて守り続けることが必要です。持続的な利用に努めていただきたい」と話しました。
多田　江戸川区長は、「この環境が国際的に高く評価され、首都東京の魅力が一層高まっていきます。人と自然が共存する魅力ある水辺空間として次世代に引き継いでいかなければなりません。地元として最大限の努力をしていきたい」と語りました。
続いて、江戸川区立新田小学校5年生が、未来に向けたメッセージなど込めたメッセージボードを、知事と江戸川区長に贈呈するとともに、それぞれがボードに描いたメッセージを披露しました。
最後に、知事が揮毫した登録記念碑が披露されました。