令和5年度「東京の水産業振興に向けた専門懇談会（第1回）」

令和5年（2023年）7月26日（水曜日）、小池知事は、「令和5年度『東京の水産業振興に向けた専門懇談会（第1回）』」に出席しました。
小池知事は、「東京の水産業は、厳しい状況である。昨今は、海水の温度上昇により、魚種が変わってきており、かつ、国際情勢が不透明である。また、魚は、私たち日本人の食卓に欠かせない食材である。豊かな食糧の確保、私たちの食卓を守ることは、一番基本の部分だと認識している。しかし、海洋環境の変化が激しく、さらに、漁業を取り巻く環境も、燃油の価格が上がり、担い手がいないというような二重三重の苦しみもある。そして、中国、香港、韓国において、日本の水産物の輸入禁止の動きが加わり、風評被害の懸念も高まっている。都は、水産業を持続可能で競争力のある産業へと転換させるため、資源の管理、経営基盤の強化、担い手の確保や育成などに努めており、今後は、先端技術も活用していきたい。そして、東京の最大の力は購買力。その購買の力にブランド力を加えれば、東京産の水産物の潜在力は大きいと考えている。この懇談会において、変化する自然・社会環境に適応し、東京の水産業を変革していくための検討を、様々な角度から進めていただきたい。」と述べました。