小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和8年6月5日)
- 更新日
知事記者会見
2026年6月5日(金曜)
14時00分~14時50分
知事冒頭発言
1 東京23区の大学の定員規制
【知事】はい、それでは今日の定例記者会見始めさせていただきます。今日案件が多いんです。8件あります。まず大学、東京23区の大学におけます定員の規制についての問題であります。そもそも皆さん東京23区の大学で国の規制によって、学部・学科の新設、それから定員増が制限されているということはご存知でしょうか。この規制なんですが、進学によって、若者の東京に入ってくる、流入することを抑制すべきという主張を背景にして、平成の30年から10年間の時限措置として始まったもので、そして10年ということで、令和9年度末、来年の末に、この期限を迎えることになります。こうしたことから昨日、国の有識者会議で制度のあり方に関しての議論が始まったということです。この制度ですが地域におけます若者の就学や就業を促進して、地方の活力の向上につなげることが目的とされているんですが、しかし、じゃあなぜ23区の大学定員の抑制が、地方の活力向上に繋がるんでしょうか。全く根拠がございません。極めて不合理な制度と言わざるを得ないと。現に23区内の多くの大学からは、IT・デジタルなど、最近だとAIですかね、成長分野の新学部を設置したいと思っていたけども、それをこの規制によって断念した。また、当事者である若者からも進学先や将来の選択肢が狭まるといった、不安や懸念の声が数多く寄せられております。制度のあり方を議論するというんだったら、実際に影響を受ける大学、また若者の声にこそ、耳を傾けるべきではないでしょうか。国際競争、大変激化しておりますよね、その中で、今申し上げたように、AIとか半導体、国は17の戦略分野、成長戦略分野(正しくは、戦略分野)を定めているわけで。持続的な成長を目指しているんだったら、一方で、その担い手となる人材、2040年に120万人以上不足するとの推計も示されているんですね。ですから国としては、まさに人材育成こそ急務だと捉えているはずなんですね。ところが、その中核を担う大学でありますけれども、なかなかこの規制によって厳しい状況にあると。時代の変化に応じて教育・研究体制、進化させていくということが、日本の成長力に、これは直につながるものではないでしょうか。我が国が国際競争を勝ち抜くというのは、もう喫緊の課題であります。この大学定員規制を、まずはそのために撤廃をし、国を挙げて人材育成に取り組むべきではないでしょうか。この不合理な規制につきましては、より多くの方々にもっと知っていただきたい。そこで動画作成いたしましたので、ご覧いただきます。
(動画放映)
ということでこの動画、都の公式SNS、またホームページでも情報発信をしております。今ご紹介しましたような大学、また若者の声、これに応えていくためには、規制の確実な撤廃を国に対して強く求めてまいります。また、国と東京都の間で、新たに設置した協議会におきましても、規制の見直しに向けた議論を着実に進めてまいります。本件の担当でございますけれども、政策企画局となっております。これがまず1件目。
(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「東京23区の大学定員増抑制の規制に係る国の有識者会議開催に関する知事コメント」は、こちらをご覧ください。)
2 風水害の備え
【知事】先日、台風6号が様々な影響を残して去っていきました。台風6号の影響ですが都内でも大変まとまった雨が降りましたし、また、レベル4の危険情報が出された地域もございました。さらには川ですけれども、善福寺川、また神田川などの河川で氾濫危険情報(正しくは、氾濫危険警報)が発表されましたが、まず調節池が効果的に機能して氾濫には至らなかったということであります。今回はね。まもなく梅雨が本格的になります。そして本格的な出水期を迎えるという段階、都民の皆さんには、どうぞ早めの備えをお願いしておきたいと思います。そうした日頃からの備えでありますが、いくつもありますけれども、ご家庭、またご自身の状況に応じた避難計画をまず作成できるようにしておいていただきたい。これには、「東京マイ・タイムライン」、これを冊子として、またアプリとして提供いたしております。アプリの方では、チャットボットなどを使いまして簡単にマイ・タイムライン作成することができます。このアプリの使い方については、また動画も作りましたので、ご覧いただきたいと思います。どうぞ。
(動画放映)
ということで、どうぞこの動画もですね、お子さんと一緒に見ていただくなど、ご活用いただきたいと思います。そして、事前に避難方法を考えて、風水害にお備えをいただきたいと思います。それから発災時に適切な避難行動が取れますように、都においては東京都防災ホームページ、ここから様々な情報発信をしております。「東京アメッシュ」でよくご覧いただいてると思いますけれども「東京アメッシュ」、こちらでは雨が降っている場所、また強さに加えまして、警報などの情報も確認ができます。今回、新たにこの画面の更新頻度を上げました。これまでは5分だったんですけれども、これから1分間隔にしますので、より早く状況を早く把握できるようになりましたのでご活用いただきたい。それから東京都水防チャンネル、こちらの方も今は56の河川、そして187か所のライブ映像を見ることができます。このほか、河川の水位、また土砂災害の危険度をリアルタイムで確認できるようになっておりまして、こういう情報も提供しております。ご覧いただいているように、水防チャンネル、総合情報システム、土砂災害、それぞれのテーマに応じてより的確に、状況がわかる、また予測ができるということになっております。さらに浸水の被害を減らすためには、都民の皆さんのご協力も必要であります。例えば、今4つ出ていますけれども、「雨水ます」、これをふさがないこと。枯葉とかですね、そんなものが落ちてないかどうか確認してください。大雨が降っているときを避けて、お風呂の水を流すことをお願いしたいと。水量をどう、そのための(浸水の被害を減らすための)調節池を作ったりしてるわけですからね。ご自身も調節を心がけていただきたいと思います。それから、雨水をためるタンク、また地中に染み込ませる「浸透ます」、この設置も有効でございます。この設置に関しては都の補助を活用した助成制度も用意する、そういう自治体もありますのでチェックしてください。それから半地下の家屋、そして、店舗などへの雨水の流入、車がね、ちょっと半地下にパーキングしたり、そんな構造になっているところもあるかと思いますが、こういう雨水の流入を防ぐためには、土のうの準備。また、止水板の設置も有効でございます。止水板についても同様の助成制度があるので、ぜひ活用をご検討いただきたいと思います。駐車場にしてる人は車をどけておくということになりますかね。ということで総務局、都市整備局、建設局、下水道局とそれぞれ担当、連携しながらやっております。
(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「令和8年度 東京都風水害机上演習を実施」は、こちらをご覧ください。)
3 暑さ対策
【知事】3番目の情報でありますが、暑さ対策。先週からもう30℃以上の真夏日がありました。またこれからどんどん増えていく厳しい暑さ、これからますます増えていくということであります。暑さが本格化する前に、熱中症への備えを進めていくことは重要だと毎年この時期申し上げているかと思います。こうしたことから、今年度は新たに、都民の皆さんに暑さ対策をわかりやすくお伝えできるように「夏習慣ポイント講座」、これを都内の5か所で開催いたします。講座の中身ですが、東京都と連携している企業、ご覧いただいているシャープさん、サントリーさん、大塚製薬、アース製薬、セブンイレブンと、これらの企業の皆様、そして日本気象協会の気象予報士から日常生活に取り入れやすい暑さ対策とか、熱中症になってしまった場合にどうやって対処したらいいかという、その方法などをご紹介をいたします。自らの命と健康を守るためにも、ぜひ多くの方に夏習慣のポイント、これを学んでいただきたいと思います。それから都の職員も率先しまして、暑さに適応した柔軟な働き方を推進ということで、東京クールビズの「働く環境」をクールにというこの部分、具体的に進めております。例えば、毎日4割以上の職員が早朝勤務をしたり、それからテレワークなどを行っておりまして、合わせて4つの取組のいずれかの実施を目指そうということで、「スタイル4サマー」というかけ声のもとで実施をしていきます。こうした取組を参考にして、事業者の皆さんにも「働く環境」をクールに、これを実践していただきたいと思います。前々から東京クールビズは「3つのクール」からですよということで、「働く環境」「暮らす環境」「装う環境」この「3つのクール」をキーワードにしまして東京クールビズこれを新しいライフスタイルへの、ライフスタイルの新常識にしていこうと言っております。都民の皆さんには講座の内容、また都の取組も参考にしていただいて、クールなアクションを日々の生活の中で実践していただきたいと思います。環境局と総務局の担当でございます。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「暑さ対策のポイントをご紹介する講習会を開催」は、こちらをご覧ください。)
4 マンション防災
【知事】続きまして、マンション防災についてお知らせしますね。都におきましては災害時でも生活を継続しやすいマンション。これを「東京とどまるマンション」として公表しております。現在は約13万戸の登録がありまして、この1年だけでも約3万3000戸、ガーッと増えました。こうした動きをもっと広げていこうということで、更なる対策に取り組んでまいります。まず表示制度の見直しなんですが、在宅避難への取組を強化するため、これまでの防災マニュアルの整備や非常用電源の設置、それから新たに、エレベーター閉じ込め防止などの3つの対策を加えております。その達成状況に応じて、ここ達成してますよということでわかるように、星が増えるようにしておりまして全ての対策を満たしたマンションについては、五つ星の評価となります。これで確認して、いかにこのマンションは安全かということを知っておいていただきたいと思います。それから補助制度も拡充をしてまいります。非常用の発電機、エレベーター閉じ込め防止などの補助率を、これまでの2分の1から3分の2に引き上げてまいります。あわせまして、防災備蓄資器材ですね、この購入費用の補助につきましても、上限額を100万円に引き上げてまいります。この補助ですが、上限に達するまで、何回でも申請いただけます。今日からこの受付を開始いたします。災害への備え、大事です。「備えよ、常に」といつも申し上げている。積極的にご活用いただきたいと思います。住宅政策本部が担当しております。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「「東京とどまるマンション」補助事業などの受付を開始します」は、こちらをご覧ください。)
(「「東京とどまるマンション」登録表示制度の見直しを行います」は、こちらをご覧ください。)
5 結婚・子育て支援
【知事】次が、結婚子育て支援についてのお知らせであります。一昨日ですけれども、令和7年の日本人出生数、公表されました。都内の出生数は通年で1.0%の増加となりました。整数です。これは10年ぶりのことで、私はもう本当に喜んでおります。特筆すべきことだと。また出生数の先行指標と言われるのが婚姻数ですが、婚姻数については2年連続で大幅に増加しております。2年連続の増加もこちらの方も19年ぶりということで、これからも結婚したい、子供を持ちたいと望む方、一人ひとりの「叶えたい」を支える切れ目のない支援を貫いて、この流れを確かなものに着実なものにしていきたいとこう思っております。この度、都の「叶えたいを支えたい」というメッセージ、略しまして「かなささ」と呼んでるんですけれども、より多くの方に届けるために、「カナウン」「ササウン」という雲の妖精クラウドですね。雲の妖精のイメージ、これをキャラクターにしまして作っております。それからキービジュアルは、四葉のクローバー、これをモチーフにしまして、都民の「叶えたい」という思いを表すハートを重ね合わせた、そんなデザインにいたしております。あわせて都の取組をわかりやすく紹介するウェブサイトも今日から開設いたしました。いつもシームレスと呼んでますけれども、結婚・妊娠・出産・子育てなどのライフステージごとに支援策を整理しまして検索しやすいように工夫もしております。カナウンとササウンのコンビが都の切れ目ない支援を紹介するこちらも動画に作っておりますので、ご覧いただきましょう。どうぞ。
(動画放映)
ということでカナウンとササウン、動画これからも随時追加して参りますので、かわいいでしょ。楽しみにしていただきたいと思います。子供政策連携室担当です。
(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「「叶えたい」に寄り添うキャラクター “カナウン”と“ササウン”が誕生!」は、こちらをご覧ください。)
6 「TOKYO八結び」結婚応援キャンペーン
【知事】それから関連することなんですが「TOKYO 八結び」結婚応援キャンペーンの取組を2点お伝えしたいと思います。まず、結婚希望する方の後押しをするため、結婚相談所の手厚いサービスを無料で体験できるお試し結婚相談、結婚がお試しではなくて、お試しの結婚相談です。これを実施いたします。マッチングシステム「TOKYO縁結び」の会員さんの中から合計で888人の参加者を募集するというものです。お見合いまで体験できるコースも用意をいたしておりますので、この機会をぜひ活用していただきたいと思います。また東京全体で結婚の気運を高めていくために数字の「8」。また末広がりの漢字の「八」などにちなんだアイデアや企画を募集いたします。アイデアアワードで選定された方には東京ポイント、こちらも最大8888ポイント、こだわってます、8888ポイントを進呈いたします。選ばれましたアイデアについては都の事業で活用してまいります。応募者の方々が自ら事業を実施する企画部門としてムーブメントプロジェクトを行いますが、こちらでは8件選定をいたしまして、賞金、あら、これは50万円だね。こちらを贈呈いたします。7月1日から15日の水曜日まで募集しますので、どうぞそれまで色んなアイデアを考えておいていただきたいと思います。八結びで愛知県とも連携しておりまして、愛知県では、今月の27日にイベントを開催するなど、自治体による結婚支援の取組も広がりを見せておられます。私もビデオレターをお送りしますけれども、また、大村知事からもこのビデオレター受け取ってお互いに相互に盛り上げを図っていきたいと思っております。ちなみに四国は88ヶ所あるんですけどとかですね、色んな8絡みで色んな声もいただいたりしております。生活文化局が担当しております。あと2本ですね。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「7月1日から「8」等を活用した結婚気運の醸成につながるアイデア・企画を募集します」は、こちらをご覧ください。)
7 夏休みの子供向け体験イベント
【知事】夏休みの子供向け体験イベントについて、こちらも2点お伝えします。まず中高生の職業体験についてなんですが、自分の将来の可能性や仕事に対する、何をしたらいいかな、何になりたいかなと。まだまだ迷うところもあるかと思いますけれども、この際、
視野を広げてもらおうと、そのきっかけにしてもらおうということで、大企業からスタートアップまで、全部で82の企業団体にご協力いただきます。そしてリアルな職業体験の機会を提供していただくというものです。7月の5日まで、まず特設サイトから応募できるようにしております。それから、あわせて自らが参加した職業体験や経営層へのインタビューを記事にいたします。それは中高生のリポーターがインタビューするんですけれどもね、そちらの方も6月17日の水曜日までに募集しておりますのでご応募いただきたいと思います。それから2点目ですが、小中学生が世界の文化を英語で体験できるプログラムについてのお知らせ。子供たちには日本そして世界を知って、グローバルな素養を磨くということで将来世界に羽ばたく、世界を舞台に大きく羽ばたいてもらいたいと期待しています。そこで、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」、こちらを活用して1日で世界の様々な国又は地域の文化に触れることができるプログラムを作りました。名づけて「ワンデー オブ ワンダー!」、これを新たに開催いたします。青海の会場と立川の会場2か所です。応募の方は6月28日までです。多分たくさんいただくんじゃないかなと期待してますけれども、皆さんにとっての将来への一歩を踏み出す夏になればいいなとこのように、思います。たくさんのご応募、お待ちいたしております。子供政策連携室と教育庁が組んでおり、進めております。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「この夏、世界の文化を英語で体験「ワンデーオブワンダー!」参加者募集」は、こちらをご覧ください。)
8 女性活躍推進条例の施行に向けた取組
【知事】そして最後になりましたが、女性活躍推進条例、この施行についての取組をお伝えしたいと思います。いよいよ7月1日、女性活躍推進条例が施行されます。あと1ヶ月であります。そこで、事業者の皆さんに環境整備を進めていただけますよう条例に基づきます指針と、事例集を作成いたしました。指針におきましては、現状の把握や、また課題分析の視点、対応のポイントをお示ししております。事例集では、休暇制度の見直し、職場の環境の改善など、都内の事業者の様々な工夫を紹介しております。これらの情報をまとめた女性活躍推進の専用サイト、これも立ちあげましたので、こういうやり方もあるんだとかですね、他の企業の事例なども参考にしていただいてぜひ広げていっていただきたいと思います。ぜひご覧ください。それから条例、また女性活躍に向けた取組に関する悩み、また疑問にお答えする相談窓口も新たに開設いたしました。電話又は専用フォームで相談を受け付けますので、ぜひこちらもご活用いただきたい。担当は産業労働局となっております。8本、お伝えをいたしました。お戻しします。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「令和8年度 東京都官民協働等女性支援事業補助金の事業者を決定」は、こちらをご覧ください。)
質疑応答
【記者】知事ありがとうございました。読売新聞の森田です。初めに幹事社として1問お伺いします。都議会の第2回定例会が9日に開会しますが、それに先立ちまして、昨日4日、東京都が立ち上げた火葬場に係る検討会の初会合が開かれたところです。この初会合での議論を踏まえて、改めて火葬を巡る課題に対する知事のお考えを聞かせてください。
お願いします。
【知事】東京都はですね、瑞江葬儀所っていうのは、東京都でございますが、あれは東京市の時代から始めているので東京都が関係しているという、まず前置きです。火葬場っていうのは、住民にとって地域住民にとって本当に必要不可欠な公共インフラであります。その安定的かつ継続的な運営の確保というのは極めて重要であります。昨日開催されました検討会ですが、昨年度、都が実施いたしました調査結果などこれをもとにしまして、今後増加する火葬の需要への対応、対応の必要性。それから火葬場の経営管理などのあり方などについて、活発な議論がされたと聞いております。いただいた意見も踏まえながらこれからも火葬能力の強化に向けた取組などから、監督権限を有する区市町村とともに議論を深めていきたいと考えております。
【記者】関連しまして、この火葬場を巡る課題については東京都と特別区長会が厚生労働省等に対して関係法令の改正や制度整備を要望しています。厚生労働省は現状の法令や制度で対応可能だという考え方をとっているようです。改めまして、国への要望の意義、狙いをお聞かせください。
【知事】はい、同じく昨日の検討会に関してのご質問です。様々な議論があったところでございますけれども、行政法の専門家の方、この方会長をつとめることになったわけですが、この方からは、経営管理については国が法制化して指針を示すのが道筋ですという発言がありました。また民間火葬場の経営管理に対して、監督官庁となりますのが23区特別区などになりますが、実質的な関与ができないという現状においては、法制度面で課題があるとこのように考えます。先般、監督権限を有します23区特別区から民間火葬場の経営
管理に係る法改正の要望実施、こちらへの協力要請を受けたところでございまして、それらを踏まえて協働して国への要望を行ったということでございます。
【記者】ありがとうございました。幹事社からの質問は以上です。質問がある社は挙手の上、知事の指名があってから社名、氏名を名乗ってから質問してください。よろしくお願いします。
【知事】はい、それでは日テレさん。
【記者】日本テレビの栁原と申します。お願いいたします。2点あります。1点目が渋谷区で6月1日から、ゴミのポイ捨てをした人にその場で2000円の過料を徴収するという取組が始まり、今後公共の…(聞き取れず)する方針です。渋谷区のゴミ対策について、小池知事の受け止めをお聞かせください。
【知事】はい、渋谷区は特に観光客、インバウンドの方々が含めてですね、スクランブル交差点などを目指して、大変多くの方が集まるというところ。それだけにですね、ポイ捨てについては、色々悩みも抱えておられるということです。このポイ捨て対策強化するために条例を改正されまして6月からのポイ捨てに対して罰金というんでしょうか、過料を徴収を始められたということを承知をしております。ゴミのポイ捨ての問題はですね、そうですね。東京は素晴らしいと、そのゴミ箱がない、それなのに綺麗だと言っておられる一方で、海外からゴミを持ち帰るというそういった慣習といいましょうか、disciplineっていうんでしょうか、それがない方はゴミがどっかに捨ててあったらそこにポンポン捨てていくということで、渋谷区もそうですし、千代田区の方でも秋葉原にこの圧縮型のゴミ箱を設置するとか、色んな工夫をそれぞれやっておられます。都についても今年度から東京の美化を向上する新たな取組を開始をいたします。今、秋葉原の話をしましたけれども、こちらスマートゴミ箱ですね。圧縮していくという、この都でも、このスマートゴミ箱の導入を支援をして、また区の市町村とともに連携したゴミの持ち帰りを促すような広報戦略を展開をしてまいります。どう対応するのが一番いいのかっていうのは、本当に日本のね、また東京綺麗だねって言ってくださる方にちゃんと伝わるように、また、それを実施してもらうように進めていく。みんなで対応していきたいと思っております。
【記者】ありがとうございます。ちょっと重なる点があって恐縮なんですけれども、2点目、関連で、あのスマートゴミ箱を設置する自治体に補助金を行うなどのご支援を実際今されてると思うんですけれども。ちょっと改めましてゴミのポイ捨てについて、都での今後追加の対策や、なんかこう、これをやるみたいな方針とか何か対策をお考えであれば改めてお聞かせください。
【知事】ゴミはそれぞれ区市町村で担当していただいてるということもありますけれども、そうやって色んな対策を講じていこうという区市町村に対しての支援を強化して行きたいし、またどういう形が一番効果的なのかということも取組の中でよく見ていきたいというふうに思っています。あと例えばそうですね、海外から来られる方はそのゴミを捨てないでねという、それについての啓発ですね。これ飛行機に乗っておられる方々、通関はどうしますかとかですね、そういう到着前とか、それから飛行機って航空機はずっと乗ってる間、まあ色々お仕事を抱えられる方もあるけれども、基本的には前の画面をご覧になるケースが高いんで、視聴率は非常に高い。そこに、ゴミの捨て方などについては、ちゃんとお伝えをしていくなど、この日本におけるまた東京におけるこういう美徳って言ってもいいかと思いますけれども、それについては色んな方法でお伝えしていきたいというふうに思っております。はい、MXさんどうぞ。
【記者】ありがとうございます。東京MXテレビの山田清太朗です。1点伺います。
今日国の方で、中東情勢などを受けた補正予算、一般会計の総額が3兆1000億円規模のものが成立する見通しだということです。東京都の方でも補正予算案が今度の都議会に提出されますけれども、この国の補正予算について知事がどう見られているのか、ご見解を伺いたいです。
【知事】非常に短期間で成立をするという見込み。やはりこの状況に応じて対応されたかとこのように思います。
【記者】中身についてはどのように。
【知事】中身もそうですね、今回の東京都の予算ともうまく連携させるところはさせていってその効果を最大限狙いたいと思います。
【記者】わかりました。ありがとうございます。
【知事】はい共同さん。
【記者】共同通信の髙木と申します。本日、知的障害があるアスリートが躍動する祭典、スペシャルオリンピックスが開幕の日を迎えました。予選落ちをなくすとか、選手全員を表彰するといった特徴のある大会となりますけれどもこのような大会が開催される意義をぜひ東京都が目指す社会像も踏まえてお聞かせ願えますでしょうか。また出場選手にお届けしたいメッセージがもしあれば併せてお聞かせください。
【知事】スペシャルオリンピックスについては、以前もですね、今回の東京での開催についての色々な要望も含めて、また選手の皆さんへのエールも送らせていただくということで、お越しになられたのをよく覚えております。選手の皆さんが、様々な障害を乗り越えてですね、スポーツで汗を流して、そしてお互いに競い合うことによってですね、新しいその希望を見出していただければと願っております。
【記者】ありがとうございます。
【知事】東京新聞さん。
【記者】東京新聞の奥野です。2点お願いします。1点目、都立第5福竜丸展示館について伺います。江東区の都立夢の島公園内にある都立第5福竜丸展示館が6月10日で開館50年を迎えます。船は木造船のために老朽化も進んでいて、今後の修復や保全も課題になっています。開館から50年を迎えるにあたっての知事のご所感と、これからも船を守っていくために都として行っていくことがあればお聞かせください。
【知事】被爆国唯一であります我が国です、その記憶を次の世代に語り継ぐということは重要でございます。実物の第5福竜丸また様々な資料・写真が展示されておりますが、これらの展示を通じて、都民の皆さんに対して被ばくの状況を伝えていきたいと考えております。あと北朝鮮の工作船も、これは横浜の方ですけれども防災基地(正しくは、海上保安資料館)に置いてあるということを、こういった形で色々なこれまでのファクトといいましょうかね、歴史を伝えていくというのは重要だと思います。
【記者】2点目全く違うんですけど「東京アプリ」について伺います。視覚障害をお持ちで高齢の方から、小池知事宛に「東京アプリ」生活応援事業で、スマホを持てない人が排除されているとの意見書が提出されていると思います。東京都はスマホの購入支援や使い方の教室などを実施していますけれども、それでもスマホを持てない人はいて、そういう方がその公的サービスを受けられない。行政に参加できないというのは知事も掲げてらっしゃいます共生社会とか誰もが取り残されないデジタル社会という方針と矛盾するのではないかという声が上がっています。こうした意見にですね。知事がどのようにお考えかご見解をお願いします。
【知事】様々な取組を検討もしております。多くの都民が参加できますように取組を進めてまいります。
【記者】矛盾というところでは、共生社会に矛盾してるんではないかという意見についてはどう考えでしょうか。
【知事】そこを取り組んでいくと言ってるんで。はい。
【記者】ありがとうございます。
【知事】よろしいですか。日刊工さん。
【記者】日刊工業新聞の小泉真太郎と申します。2点ほどお伺いしたいと思います。まず1点目なんですけども、先週の定例会見でありましたその予算について、中小企業等の経営安定化に向けて様々な支援を行っていくとのことだったんですけど、改めてどのような中小企業に向けて効果をもたらしていきたいのかっていうのをお伺いしたいと思います。
【知事】今回のイラン情勢について、また特にホルムズ関連で色んな調達が難しいという現実抱えておられるところもおありだと思います。一方で今回このような状況で、石油のみにですね、頼ってきていた我が国でありますけれども、これを新しくですね、例えばナフサの代替品であるとか、それを見出すチャンスでもありますので改めてそれらのスタートアップの支援であるとか、それからお家で使っておられる。また、飲食店はもちろんシステム的に行うわけでありますけれども、お家でのその天ぷら油の使った分をですね、SAFという燃料に回すというキャンペーンであったりこれ「東京油田」と呼んでおりますけれども。それからスマホや電子機器などもお使いになっておられる部分には様々な資源がそこには詰まっております。これは「東京鉱山」と呼んでおりますけれども東京オリンピック・パラリンピックのときのメダルのために、みんなで集めたことも思い出していただきながら、それらを回収することでまさにリサイクル社会、これをですね、もう一度活気づけさせるには、良いチャンスだということでそれらのことも盛り込んだ予算にしております。
【記者】ありがとうございます。「東京油田」、「東京鉱山」に関しては都民の方々に、どのようにしてこう、なんでしょう浸透というか周知していくっていうのは何かあったりしますか。
【知事】以前からじょうごをお渡したりですね、それからそれぞれ東京各地でですね、電子機器などを集める場所がありますので、回収場所などを、より丁寧にお伝えするということかと、このように思っています。
【記者】ありがとうございます。
【知事】NHKさん。
【記者】NHKの佐久間です。よろしくお願いします。副首都構想について伺います。今国会では副首都法案について議論が進められていて23区のような特別区を設置することなどが想定されていると伝えられてますけれどもこれについて知事のお考えを改めて教えていただければと思います。
【知事】詳細な内容は今それぞれの会派などで議論されておられるので、多分、ING形だと思います。よってよく承知はしていないということでございます。一方でその東京都はこれまでも首都としてのその責任を担ってやってまいりましたので、しっかりそれを充実させていくとこれに邁進したいと思います。朝日さん。
【記者】朝日新聞の寺澤です、よろしくお願いいたします。冒頭にあった東京23区の大学定員規制に関連してお伺いするんですけれども東京、大学定員規制についてもあともう一つ税の偏在是正についても知事はパイの切り分けに終始するのではなく国全体の成長を考えていうようなことを共通して訴えられてると思います。この税の偏在是正とですね、この23区規制にですね、何か共通する課題意識というかそういったものがあれば教えてください。
【知事】大学の規制はこれ10年という法律の一定期間、これを経て今また議論が始まるということでございます。10年一昔と言いますけれども、この間にですね、様々な変化が現れて、また世界のニーズ、世界のニーズイコール人材のニーズというのも大きな変化を見せております。それから地方やまたこれは東京都含めての地方の役割などもですね、この10年間も大きな変化がある。時代そのものが大きく変わっている中で、地方(交付税)交付金のようにですね、頑張ったところは、かえって報われないというような方法、また東京から何か取っていけば物事が解決するんだという宗教、と言ってもいいかと思いますけれども、そろそろ現実を見た方がいいんじゃないでしょうか。私はやはり日本という国がですね、パイをどんどん切り分けることにみんなが集中をしているというような姿にはとても悲しい思いがいたしますし、どうやってこの日本という国をですね、より元気にしていくかについてはですね、例えば知事会の中でも一番よく考えているのではないかと自負しております。みんなそうだとは思いますけれども。そういう意味で大学の問題一つとっても、また地方(交付税)交付金のやり方にとっても、一つひとつがですね、それぞれの役所ごとに分かれてる部分もこれあり、またそうですね、この10年間でそれらを議論する議員の方々も変わっていると思うんですね、代が変わったりとか、新しい人とか、そういったことを考えますと、もう少しグローバルな点で何が必要かを考えるのが国の仕事ではないだろうかと私は思います。率直に思います。
【記者】ありがとうございます。東京から何か取っていけば解決するという宗教という強い言葉があったんですけれども。この東京一極集中への是正の流れっていうのはどんどんこの10年間でも何か強まってきている印象もあるんですけれども、これについては、知事は、すいません質問重なってしまうと思うんですが、どう考えられてますか。
【知事】やはり地方自治をもっと自由に、かつ、その伸び伸びとできるということが必要なのではないでしょうか。それを実行されておられるような地域についても良い例も見られますし、それは地方自治をもっと信頼してもらうべきではないだろうかと、今のような地方、東京からお金をギュッと持ってってそれを地方にどういうあれで判断しておられるのかはよく存じませんが、それを配り直すというビジネスモデルっていうのは本当に良いんですかと、国際競争力それを担う人材の育成そういったことも考える必要があるのではないか。一つのテーマを決めるとそれをずっと、同じことをですね、議論しあって、その時間的に10年20年と経ってるのが日本です。少子化問題についても1.57ショックは1989年からです。それからそうですね。色んな課題がですね、10年前と同じ議題をずっと議論している調査会とかですね。同じ問題を議論しているPTとかですね、もしくは役所のその有識者の会とかね。なかなかそれは壊せないんですよね。もしくはそれをしのぐような、それを上書きする大きなテーマを持って行くのに。今大きなテーマが来てるんですよ、目の前に。AIのAnthropicのミュトスとかですね、もう去年とか一昨年とかとは全然違うテーマが来てるのに、古いテーマをあれだけ多くの議員の方々がおられて、あれだけ優秀な役所の方々が集まっていて、ずっと同じ、わかってる人はわかってるんですけどね。なかなかそこの中から抜け切れないままで、今日に至って、やれ5年間で300万人、人口が減ったとかですね。AIで結局基本的な情報を他の国にとられていいのかとかですね。武器・兵器の類がですね、巨大なミサイルからダンボールでできたドローンに変わろうとしているとかですね。現実はずいぶん変化してますよね。もったいないなというふうに思います。東京はやることをしっかりやる。進めていきたい。それは国力もキープし、それから、良い人材も育てたい、そして働きたいという女性が子供を産み育てながら働くことができて、そして元気に活躍できる東京にしたい。もうそれ一点でこれからもやっていきたいと思いますし多くの都民の方や国民に対しても呼びかけもしていきたいと思っております。
【記者】ありがとうございます。
【知事】よろしいですか。はい、ありがとうございました。
※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。
(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)