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令和3年(2021年)7月23日更新

令和3年第一回都議会臨時会

令和3年第一回都議会臨時会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

はじめに、今月、日本各地で起きた記録的な豪雨に伴います災害で被災された皆様に、謹んでお見舞いを申し上げます。また、静岡県熱海市で発生した土砂災害により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表します。

先の都議会議員選挙におきまして、都民の信任を得て当選された議員の皆様、心よりお祝いを申し上げます。誠におめでとうございます。ここにお集まりの皆様と共に、未来を切り拓く新たな都政を実現をし、持続可能な都市・東京を創り上げてまいりましょう。よろしくお願いを申し上げます。

本日、いよいよ、東京2020大会が開会いたします。復興の象徴として福島県を出発後、日本全国を巡ってきた聖火は、間もなくここ都庁に到着をし、今夜、オリンピックスタジアムで、その煌々たる輝きを解き放ちます。歴史的な一日を迎えた今、幾多の困難を乗り越え、大会の招致や準備に携わってきた多くの方々に思いを致しながら、何としても大会を成功させるとの決意を新たにしております。
1964年の東京大会は、戦災から急速な復興を遂げる我が国の姿を、世界に示しました。それから半世紀以上の時を経て、有数の先進都市へと成長した東京が、再び開くオリンピック・パラリンピック。この大会は、コロナ禍という人類共通の危機を乗り越え、その先のより良い未来を創り上げる、まさに、「サステナブル・リカバリー」を世界と共に歩む出発点であります。
徹底した感染防止対策による安全・安心な環境の下、アスリートの皆様に、力の限りを尽くし、躍動してほしい。その勇姿に心から声援を送りながら、大いなる感動や未来への希望を、世界中の人々と分かち合いたい。こうした強い思いの下、組織委員会や国、関係自治体等と一丸となり、大会運営に万全を期してまいります。
「東京だからこそ成し遂げられた」。「世界が前を向いて進む力となった」。後の世に語り継がれる大会を実現することが、国際社会における東京のプレゼンスを押し上げる。そして、大会のレガシーが、都民の幸せな暮らしを支える「成長」と「成熟」を加速させ、東京をさらなる高みに導くものと確信をいたしております。
こうした東京を実現する上でも、新型コロナウイルス感染症は一日も早く収束させなければなりません。この約1年半、都民の命と健康、そして日々の暮らしを守るべく、都の総力を挙げ、あらゆる面からの方策を講じてまいりました。長きにわたり多大なご協力をいただいております都民・事業者の皆様、そして、最前線で奮闘いただいている医療従事者の皆様に、改めて感謝を申し上げます。現在、緊急事態宣言の只中にあって、様々なご協力のお願いを重ねていることは心苦しい限りでございますが、ワクチン接種の一層の推進をはじめ、都として為すべき対策に邁進してまいります。
世界は今、脱炭素社会の構築や、経済安全保障の強化に向けた行動を加速するなど、「ポスト・コロナ」を見据え、大きく変わろうとしております。このうねりの中で、東京が多様性を圧倒的に高め、次々とイノベーションを生み出していく。そして、「サステナブル・リカバリー」を実現をし、持続可能な都市へと進化することで、世界をリードしていかなければなりません。そのエネルギーとなるのが、東京で生活を営む一人ひとりの「人」、そして爆速で進める「デジタル」の力であります。「人」を要諦とした「東京大改革」を、「デジタル」の力でさらにバージョンアップさせる「東京大改革2.0」。この旗印の下、守るべき伝統は守りながら、変えるべきは大胆かつスピーディに改革する。既成概念に囚われない、あらゆる面で進化した都政を実現してまいります。
国難とも言える激動期の今、東京が歩むべき確かな道筋を示すことは、都民から負託を受けた、我々政治家が果たすべき責任に他なりません。三宅しげき議長、本橋ひろたか副議長をはじめ、都議会の皆様と建設的な議論を積み重ね、互いに切磋琢磨しながら、都民のための政策を練り上げ、次の世代へ引き継いでいく。議会と執行機関が、まさに都政の車の両輪となり、明るい未来の東京を切り拓いてまいりたいと考えております。皆様の一層のご理解、ご協力、よろしくお願いを申し上げます。

以上をもちまして、私の発言を終わります。
ご清聴、誠にありがとうございました。

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