小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年11月22日)

更新日

知事記者会見
2024年11月22日(金曜)
14時00分~14時33分

【字幕版】は 東京動画ロゴ 「東京動画」をご覧ください。

知事冒頭発言

【知事】それでは1、2、3、4、5、6、7たくさんある中のですが、冒頭にまず、3度目のMVPを、大谷選手が受けられたと。それも満票という話でございました。ドジャースの大谷翔平選手、ナ・リーグ、ナショナルリーグのMVPに選ばれたということですが、今年は前人未到で50-50達成されました。そして、チームのワールドシリーズの制覇にも貢献ということで。もうあちこちで金星がいっぱいに並んでいるという大谷選手、そしてア・リーグとナ・リーグと両方のア・リーグで二年連続の受賞ということです。また、指名打者での選出は史上初の快挙というコメントがありましたね。まあ大谷選手にはもう本当にやっぱりその選手としての凄さと、それから一つ一つの所作って言いましょうか、言葉とか、色々な意味でもう本当敬意を表したいと思います。なんですかね、いくつの時には何をして、30歳ではこうして、という。もう本当にこの目標の設定とその達成というのがもう素晴らしいの一言に尽きると思います。これからもどうぞ怪我をなさらないようにして、また、更に活躍されることを一ファンとしても期待をしたいと思います。冒頭これをお伝えして、申し上げておきたいなと思いました。

1 TOKYO結婚おうえんフェスタ

【知事】そして都政でございますけれども、結婚を応援する取組についてのお知らせであります。今月の22日は11月22日(金曜日)で「いい夫婦の日」でございます。都が9月20日(金曜日)にリリースしました、出会いの機会を提供しますというマッチングシステムなんですが、これ「TOKYO縁結び」と呼んでおりますが、既に約1万2千人の方の申込みをいただいております。要は出会いを望んでいる方が多いということと、多くの方の背中を押す取組になっているのかなというふうに思いまして、その点を嬉しく思っております。いよいよ明日23日(土曜日・祝日)でございますが、有楽町の駅前広場で「TOKYO結婚おうえんフェスタ」を開催いたします。タレントの濱口優さん、南明奈さんのご夫妻ですね。そしてトークショーや、何ですか最近はこの美眉というんですか、眉の書き方、これ男性もすごく関心が高いそうなんですが、美眉メイク体験なども行っていただくということでございます。そしてまた今月29日金曜日ですけれども、これは民間団体と組んで、結婚機運を高める議論をするということで、「結婚おうえんTOKYOミーティング」第2回、都庁の方で開催をいたします。都は民間団体の皆さんとタッグを組みまして、皆さんが安心して婚活してもらえるように、強力に取組を進めて参ります。生活文化スポーツ局の担当でございます。

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2 TIB×都庁女性管理職セッション開催・ITAMAEメンバー募集

【知事】2番目ですが、挑戦を応援する取組についてでございます。特に女性ですが、女性こそ、日本の最大の未活用エネルギーだということ。それは女性のパワーだというふうに申し上げてまいりました。これをもっと引き出していく。そのためには一人一人のまずマインド、意識。それから行動の変革を促すような社会的なムーブメントを生み出す必要がございます。今月29日ですが、来週の、今度の金曜日ですけれども、女性のエンパワーメントをテーマといたしましたイベントを行います。場所は1周年を迎えるTokyo Innovation Base、TIBでございます。TIBに集うスタートアップのリーダーと、都庁の女性管理職、登壇いたします。そしてセッションを行います。当日私も参加をいたしまして、活躍する女性にエールを送る会にしていきたいと思います。ぜひご参加いただくように専用のホームページからお申込みをいただいて、ぜひご参加いただきたいと思います。そして続きまして、若者の挑戦と言いますと、5月のスシテックで大活躍をした「ITAMAE」というグループがおられます。Innovative Technology Academic MAEstro、この頭文字を取るとITAMAE、SusHi TechなのでITAMAEということで、お寿司握る職人さんになぞらえて、若者の皆さんが自らこの名前で活躍しておられます。この板前ですけれども、TIBをベースにして学生自らがグローバルイベントを企画したり、運営を行ったり、翌年のSusHi Tech Tokyoの場では成果の発表ということで、臨んでおられると聞いております。今日から12月9日(月曜日)まで、今期のITAMAEメンバーを募集をするということで、起業、そしてまた世界に関心を持っておられます多くの学生さんにご応募いただきたいと思います。スタートアップ・国際金融都市戦略室と総務局またがって担当しております。

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3 「ユースヘルスケア」の普及啓発

【知事】次に健康について、それも思春期の健康についてであります。思春期と言いますと、心身ともに成長が著しい。また、様々な変化に直面をして、健康の不安とか悩みを抱えやすい時期ではないかと思います。一方で若いからということで、健康に関して実はあまり関心持っていない子供も多いかと思います。その年齢の人たちも多いと思います。そこで、これまで都は特設ホームページを開設したり、また相談窓口を整備したりと行ってまいりました。この度これらに加えまして、10代の子供や、そして若者、いわゆるユースの皆さん向けに人気の教育YouTuberで葉一さんという方がおられるのですが、この葉一さんとタイアップをしまして、健康管理を行うことの大切さを伝える。そんな動画を制作をいたしました。全体は7分ぐらいあるのですが、ちょっと今日はその一部ご紹介をしておきたいと思います。

(動画放映)

はい。ということで来週の25日(月曜日)からです。都のホームページだけではなく、葉一さんの200万人規模のフォロワーをお持ちだということで、YouTubeチャンネル、葉一さんのYouTubeチャンネルの方で公開をしていただきます。子供政策連携室担当ということでございます。

(会見で放映した動画は、後日掲載します。)
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4 個人向けグリーン・ブルーボンドの発行

【知事】次に環境になります。東京グリーン・ブルーボンド。グリーンだけではなくて、ているグリーン・ブルーボンド発行についてのお知らせでございます。2016年に知事に就任したわけですけれども、一番最初に手掛けたのがこの東京グリーンボンドの発行でありました。これ長年ぜひそうした、そういうことをやってみたいと思っておりましたので、知事として真っ先にこれに取り掛かったわけであります。今年は、特に海洋環境の保全を今回のボンドの対象に加えることといたしまして、よってここにブルーがつくと。東京グリーン・ブルーボンドにバージョンアップして発行するというものでございます。(オンライン参加の記者向けのカメラの)焦点合ってないんじゃないの、これ大丈夫ですか。具体的には、個人投資家の皆様向けとしまして、通貨をオーストラリアドルにします。利率の範囲につきましては、年3.20パーセントから5.20パーセントに決定をいたしており、決定をいたしました。最終的な利率の公表ですが、12月の5日の木曜日。売り出し期限、期間につきましては、12月の6日(金曜日)から19日(木曜日)までの間ということでございますが、大体この口座の開設って、ちょっと時間がかかるものなんです。なので、取扱いする金融機関に、事前にお問い合わせの上、今の日程でお申込みをいただければと思います。また、都は日本の自治体で初めて海外市場で「サステナビリティボンド」を発行いたしました。今年先月10月です。さらに、国内の機関投資家にもグリーン・ブルーボンドを発行しまして、こちらも完売ということであります。引き続き国内外に都の環境施策、また社会課題の解決に向けた取組を積極的にアピールをしまして、幅広く資金を呼び込んでいくという考えでございます。財務局が担当しております。

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5 神宮外苑イチョウ並木のライトアップ

【知事】次が、神宮外苑のイチョウ並木をライトアップする点についてのお知らせでございます。秋も深まってまいりました。すごく木々が紅葉したり綺麗ですよね。都内の様々なところで、華やかな街並みを演出するライトアップの方も始まっております。都におきましても、公共施設のライトアップ基本方針、これに基づいて赤坂・外苑の周辺、重点エリアに定めております。今年も神宮外苑の都道沿いのイチョウ並木をライトアップをするというお知らせであります。期間は明日の11月23日の土曜日から12月1日(日曜日)までといたしております。ご覧いただいて、これ写真ですけども(スライド)、絵画館から青山通りに向かって撮影をしたものです。この辺り、私もしょっちゅう通りますけれども、昨日一昨日あたりはお昼間もいっぱい、このところにカメラを抱えた人たちがおられましたね。夜になりますと、また昼間とはまた違った魅力がありますので、これはもう世界にも誇る素晴らしい景観だと思いますので、ぜひライトアップ楽しんでいただければと思います。その他、ライトアップについては、民間でもよみうりランドとか、丸の内ですね。あそこも綺麗ですよね。表参道もそろそろということでございます。(大井)競馬(場)もイルミネーションでとてもデートスポットになっているということでございます。
(詳細は、建設局へお聞きください。)

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6 年末カウントダウンイベント

【知事】それでは次行きます。それから更に進みますともう年末、大晦日の話。年末のカウントダウンイベントについてのお知らせでございます。大晦日の夜というと、世界各国で年越しを祝う大規模なイベントが各地で趣向を凝らして開催されますよね。大変な盛り上がりを見せているところでございます。この度、都でも年越しのカウントダウンイベント、今年も行います。Happy New Year Tokyo 2025を都民広場で開催をするというお知らせでございます。今回のイベントですけれども、伝統と革新をテーマにしまして、歌舞伎役者の片岡愛之助さんによるトークショー。それから人気のある和太鼓、そしてDJがコラボしてライブを行ってもらう。またフィナーレ、フィナーレというのは、要は00分になった、年を越した時ですけれども、ギネス世界記録のプロジェクションマッピングでカウントダウンも行うということでございます。今日から特設サイトで参加者募集をいたします。たくさんの方々のご来場お待ちをし、新しい年2025をお迎えいただきたいと思います。産業労働局の担当になっております。

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7 東京都参与の選任、新たな長期戦略の策定に向けた意見募集

【知事】それから東京都の参与の選任についてであります。東京都の参与、ごめんなさい、東京都の参与の選任と二つあって、参与の選任と新たな戦略の策定に向けた意見募集ということでお知らせでございます。最初に東京都の参与についてでございますけれど、3名の方お願いをいたしております。今井尚哉さんですね。そして、吉高まりさん、そして安宅和人さんの3方で11月25日(月曜日)付になります。新たにご就任いただく、来週の月曜日になります。委嘱の分野でございますけれども、今井さんは都のエネルギー政策などに関すること。そして吉高さんが都のサステナブルファイナンスなどに関すること。さっきのブルーボンドをグリーン・ブルーボンドなどが、その具体例にもなりますが。そして3人目の安宅さんですが、持続可能な都市の実現などに関することを委嘱をいたします。そして次に2050年代を見据えた新たな都の長期戦略の策定に向けた取組に関して、これを意見募集を広く行うということで。策定にあたって、これまで以上に多くの方々からご意見をいただこうというものでございます。そして、都民の皆さんと一緒に新たな戦略を作り上げていきたいと考えております。より多くの意見を集めまして分析するため、AI技術を活用することといたしまして、その第一人者であります安野貴博さんにGovTech東京のアドバイザーに就任をしていただきました。今回、安野さんの助言を得ながら行います、ブロードリスニングにつきましては、これについては先月の衆議院議員選挙の報道でも、インターネット上の声の分析に使用され、ご存知の方も多いかと思います。新たな戦略へのご意見についてですが、都民の皆さんからのご意見ですが、12月の13日の金曜日までで。メール、そして郵送のほか、Xでの投稿していただいたり、Googleのフォームでも受付をさせていただきます。詳細については、ホームページご覧いただければと、ご確認いただければと思います。政策企画局とデジ局、デジタルサービス局の方で担当いたしております

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:105KB)

8 経験者採用選考の職種拡大

【知事】そして最後に東京都職員の経験者の採用選考についてのお知らせをさせていただきます。都におきましては、東京で働きたい、東京のために働きたい、都の都政に関わっていきたいという熱意を持った多様な人材が東京都の職員として活躍できますように、採用制度の見直しに取り組んでおります。これまでの職員採用というのは、基本的に新卒の方中心でございましたが、近年はもう転職市場が大変拡大をしております。また、人材の流動化が進む中で、今年度から経験者の採用選考を実施をいたしているところでございます。12月からこの選考を事務職と建築職にも拡大をしまして、多様な人材の確保を一層進めてまいります。通年の募集といたします。そして全国どこからでもオンラインで適性検査を受けられるなど、特別な公務員試験の対策を必要としない選考となります。これまでの仕事の経験を行政で生かしたい方はもちろんですが、出産や育児などの理由で退職された方、またパートタイムで働いていたけれども、子育てが落ち着いたので新たなセカンドキャリアを築きたいという方など、意欲のある皆様方のご応募をお待ちをいたしております。選考の詳細については、ホームページをご覧いただければと思います。ということで本数は多かったですが、以上、私の方からお伝えする項目でございました。
(詳細は、総務局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:39KB)

質疑応答

【記者】(時事通信・佐々木記者)ありがとうございます。幹事社から2問質問いたします。1問目ですが、先ほど知事からTOKYO結婚おうえんフェスタの話ありましたけども、改めてになりますけども、結婚支援含めて包括的な少子化対策を進められる知事の狙いとその背景、理由について教えてください。

【知事】この少子化の問題ですけれども、言うまでもありませんけれども、大変複合的な要因からなるものでございます。結婚、出産といった、様々なライフイベントが関わるわけでございますけれども、個人からしますと、都民の側から考えると、そういうライフステージごとですけれども、やはり個人の人生一つ、ずっと繋がってるわけですから、いかにシームレスな政策を展開することが重要かという点がポイントなのではないかと思います。AIマッチングシステム今日お伝えしました、「TOKYO縁結び」ですね。それから卵子凍結の支援も行いますし、また大変好評いただいております「018サポート」。それから高校など授業料の実質無償化。要は出会いから結婚、出産、そして出会い。結婚、妊娠、出産、子育て期ずっとつながっているわけで、だからこそ切れ目のない支援をこれまでも進めてきたわけでございます。これからも都民一人一人の思いに寄り添って、やっぱり共感を得られることは大変重要だと思います。そこで安心してやっぱり結婚しよう、そして子供をもう一人産めるかなという方々、後押しをしていきたいとこのように考えております。

【記者】ありがとうございます。もう1問お願いします。2問目ですが、17日に投開票行われた兵庫県知事選についてお聞きします。当選した斎藤氏は、県議会から全会一致で不信任決議を受けて、その後、出馬して、当選果たされたという経緯がありますけど、この一連の経緯について報道等含めて、知事どのようにご覧になってるかというのと、選挙戦ではSNSの影響というのも、色々なとこで指摘をされておりますけども、どんな風に、どのように受け止めておられるか考えを教えていただけますでしょうか。

【知事】そうですね、SNSが今大変話題になっておりますが、デジタルの活用というのは広く関心のある方々に情報をお届けするということで有効な部分がございます。一方でそこの中身についての、内容の吟味であるとか、そういう別の問題も出てきてるかというふうに思います。今回の知事選についてはつぶさには追っておりませんけれども、県民が判断されたことでございましょうし、これからも例えば都の情報発信という点で言えば、これからもこういったSNSを上手く有効に活用して、しっかりとした都政の中身をお届けしていきたいというふうに考えております。

【記者】ありがとうございます。各社さんお願いします。

【知事】MXさん。

【記者】TOKYO MXの白井です。よろしくお願いします。国政の話で恐縮なんですけども、新たな経済対策について、「103万円の壁」の引き上げを明記される方針となっていますが、こうしたあの経済の活性化にもつながる効果も、壁の見直しはあると思いますが、小池氏はこの壁の見直しについてどのように見てらっしゃるかお願いします。

【知事】今回年収の壁ということで、色々な壁がありますね。ある意味、暮らし、都政でくらし方会議で、結局のところあまり壁をばっかり言っていると、実はそのまま仕事を続けた方が結局将来生涯で見ると、その生涯で続けた方がむしろいいよというような提案もあの中に入ってたわけですね。いずれにしましても今回は手取りを増やすということで、今回、自民、公明、国民民主の3党合意がなされたわけでございます。これからも更に詰めて議論されていくものだというふうに承知しておりますので、国の議論を注視をしながら、その効果や影響については見極めていきたいと考えております。

【記者】ありがとうございます。一方ではこの話に、都内の首長、特に新宿区の区長だったりがですね、税収の減少を懸念してるんですけれども、こういったことに対して、都知事として何かご対応だったりのお考えはあるか教えてください。

【知事】今議論がまさに行われているところでございますので、今回この経済対策としてのまとめをしたけれども、そこの後の流れは注視をしていきたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】東京新聞さん。

【記者】東京新聞の奥野です。発がん性の疑いがある有機フッ素化合物PFASについて伺います。米軍の横田基地で8月に、東京都はPFOSと言ってますが、PFOSなどを含む水が基地の外に漏れ出た恐れがあるという問題で、東京都と周辺市町の連絡協議会が先日20日にですね、防衛省と在日米軍に文書で、基地内で状況をその直接説明するように要請されました。これまでの口頭の要請より重い文書での要請で、また米軍の方にも直接要請されていますけれども、今回のこの文書要請に踏み込んだ理由と、あとその協議会の会長、知事でいらっしゃいますけれども、知事のお考えをお願いします。

【知事】PFASという話で冒頭ありましたけれども、PFASで4000種類ぐらいあって、その中でPFOSとPFOAというところについての様々な研究なども行われてきているということから、東京都ではPFOS(正しくは、PFOS等)という名称を使っております。これについては都と地元の自治体は国に対して詳細、そしてまた迅速な情報提供や国の責任で調査をしてくださいということを要請をしてまいりました。そしてこれまで国からの回答で、基地内における漏出の状況が詳細に示されておりませんでしたので、現地で直接を説明してくださいという件を国、米軍に要請をしたものでございます。これからも地元の自治体連携しながら、様々必要な対応は求めていきたいと考えております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】NHKさん。

【記者】すみません、NHKの佐久間です。これ国政の話題なんですけれども、石破総理がですね、APECでこう座ったまま握手ですとか、腕組みをしたまま式典に参加するなどがこう一部で問題視されたりしますけれども、これまで外遊の経験も知事はおありだと思いますけど、これをどのように捉えていらっしゃいます。

【知事】そうですね。石破さんもそうですね、石破さんもこれまでもこういう国際的な会議のご経験もあると思いますし、それぞれ特にそこばっかり切り取られると、ちょっと気の毒だなと思ったりもいたしますけれども。折角のチャンスですから、他の場面では多分交流もされていたんじゃないかなというふうに思っております。TBSさん。

【記者】TBSの赤岩です。来週女性管理職のセミナーが行われるということで、知事の3期目の公約は女性活躍の条例制定も掲げられていましたけれども。その女性活躍に向けての意気込みを改めてお聞かせいただきたいというのと、日本ではまだまだ女性の管理職の割合が海外に比べて低いですが、そういったところどういった知事から見て、どういったところが要因になっているか、今感じられていることを教えてください。

【知事】そうですね、やっぱり働き方という点。それから今回話題になっております、また都でも色々と分析、研究、そして対策を練ってまいりました、それこそ103万円の壁、106万、130万、色々な時代とともに社会が変わっている中で、制度が変わっていない部分に、みんなそれに体を合わせてきているという制度面の問題。それをクリアするためにどうするかというと、新しい制度を作ったり、また例えばフランスだったらパリテ法とか、それからEUなどは管理職(正しくは、取締役)の数字を40%まで上げないと上場できないとか、色々なやり方はあると思います。いずれにしましても先ほど私申し上げたように、これだけ人口の半分の女性が充分な教育を同等に受けておりながら、その後社会に出た途端に、いきなり待遇が変わるっていう事実はいっぱいあるわけで、それはもったいないとつくづく思っております。ですから、制度を変えるということと、意識を変えるということと、その意識の中にはアンコンシャス・バイアスもあります。そういったことを、例えば都の管理職の比率、女性管理職の比率は他の組織、団体と比べますと高い方ではあるかと思いますが、まだまだもっと活かせる余地はあるのではないかと思いますし、都で行っている様々なイクボス宣言とか、それから子育て中の方々についての色々な働き方に対応した取組とか、みんなで共有して、そして全体で底を上げていくことが必要なんじゃないかなと思っております。やはり少子化の件についても、また国力の低下についても、やはり私はそこが鍵を握っている。鍵の一つ、大きな鍵の一つではないかという認識から、様々な取組を行っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】よろしいですか。それではありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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