小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年7月26日)

更新日

知事記者会見
2024年7月26日(金曜)
14時00分~14時34分

【字幕版】は YouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク) からご覧いただけます。

知事冒頭発言

【知事】それでは今日の定例記者会見ですが、1、2、3、4、5、5件お伝えします。まずですね、昨日からもうすごい雨ですよね。特に秋田県、山形県、記録的な大雨が続いていて、山形県には大雨特別警報が発表されたわけであります。これは今日の11時30分現在、雨が止んで静まること期待いたしております。計29,184世帯、今日の11時半現在ですけれども、それから59,316人を対象にして緊急安全確保が出されていると。また、44,383世帯、113,238人を対象にして避難指示が出されている。これ山形県です。秋田県でも複数の河川で氾濫が発生をして、被害に遭われた方々、住民の皆様方、心からお見舞いを申し上げたいと思います。そして最近は都内でもですね、局地的なゲリラ豪雨による大雨警報の発表が続いております。私もしょっちゅう東京アメッシュを確認しながら行動している状況。また、あの地域大丈夫かしらと心配もしているところであります。都民の皆様もぜひ日頃からですね、今申し上げた(東京)アメッシュなども活用して、またハザードマップがありますから、これで確認していただいて、さあ雨が来るぞということで、食糧などの備蓄も含めてですね、いざという時にお備えいただきたいと思います。そして今度はですね、今週末から始まるわけですけれども、今日が26日(金曜日)で、日本時間では深夜の2時半になりますけれども、さあいよいよパリオリンピックが開幕ということになります。この間、3年間の、何ですかね、時間しか逆になかった。4年のところが3年になった、理由については言うまでもないわけでございますが、東京2020大会、史上初めての1年間の延期ですね、いたしました。これは本当に大変でした。職員も大変でした。皆さんも大変だったかと思います。色々メディアの方々。無観客で開催ということになったわけでありますが、東京2020大会、本当に多くの関係者のご協力で成功に導けたことを思い出して、パリ大会の開会式の色々な工夫など、興味深く見ながら、東京大会、残念なことも多かったなと思いながらも、無観客での開催をしたことについては感慨深く思うところでございます。改めて多くの課題乗り越えて、成果を上げることの大切さ、実感をいたしたところでございます。パリもですね、気温が高い日もあると聞いております。暑さ対策、十分に行う中で、数々の競技が繰り広げられて、色々な工夫されていますね。大会成功、そしてまた日本選手団の皆様方の活躍を心から願っているところでございます。

1 スタートアップ等先進的な取組への支援

【知事】次の項目ですけれども、スタートアップについて。先進的な取組への支援でございます。有楽町に開設したTokyo Innovation Baseですけれども、プレオープンから既に200回を超えるイベントを開催していまして、来場者はこれまで5万人の方々が来られるということで、大変活況を示しております。イノベーションを生み出す結節点として、更に活性化させていきたいと考えております。そこでこのTIB、Tokyo Innovation Baseで、若者が未来を拓く取組を実施をいたします。名称は「TIB JAM」となっております。そしてまた、毎週水曜日を「Student day」で、学生さんたちの日としまして、若者の皆様がたまり場として、また学生が企画や運営に携わるイベントを提供してまいりますので、ぜひお立ち寄りいただきたいと思います。そして来年の5月には、今度は東京ビッグサイトの方でアジア最大級のスタートアップになりますカンファレンスを開催をいたすことといたしております。5月8日(木曜日)と9日(金曜日)、この2日間についてはビジネスデイとしまして、協業、そしてまた投資などの結果につながるような商談の機会を充実をさせてまいります。前回も活躍してくれたのが学生チームで、名前が「ITAMAE」というのですが、「ITAMAE」も更に活躍の場を広げてまいりますので、学生さん、より主体的にですね、活躍してほしいと思います。また世界の都市との交流も行う。そして最先端技術の展示や体験も充実をさせてまいります。(2025年5月)10日(土曜日)をですね、8日(木曜日)、9日(金曜日)と両日、インベスターたちとのビジネスデイにするわけですけれども、10日(土曜日)の日にはもう一日、この10日(土曜日)については、パブリックデイとして一般開放の日といたします。これで3年目を迎えるSusHi Tech Tokyoでありますけれども、今度、(SusHi Tech Tokyo)2025にはまた更に多くの方々にご来場いただきたいと存じます。つまり2年間で、2回で、もうアジア最大級に育っているわけで、スタートアップの、この色々な計画と言いましょうか、そういった方々がインベスター、投資家やアクセラレーターと出会う、そういう機会。東京に来れば、またアジアなどからも注目されておりますので、東京に行くと色々なチャンスがあるぞという、そういった形でお集まりいただければと思います。そして次にですね、東京ベイeSGプロジェクトについてであります。これ、前からお伝えしているのですが、eSGというのは最初のeが環境のenvironmentとか、economyなどのe、ecologyも入る。そして次のSとGが人の名前で、Sは1万円札になった渋沢栄一さんのS。そしてGは後藤新平さんのGということで、この先人たちから学ぶ。そして、先を見た経済やenvironment、economy、そしてecologyにしていきたいという思いからeSGと名付けているわけです。これは令和4年度から中央防波堤のエリアで、最先端技術の社会実装を進める先行プロジェクトとして、この支援を実施をしてきたところでございます。今日から今年度の募集を開始するというお知らせ。東京から世界を変える技術が生まれるということを期待をいたしております。最後、この自動運転の推進区域の設定についてでありますけれども、まさにこの地域を活用するわけですが、最近はですね、ドライバー不足であるとか、2024年問題、物流関係もそうですよね。といった中でですね、この解決策の一つとして、まさに人が運転しない、文字どおりのオートモビルですか、その自動運転のですね、レベル4ですね、この社会実装を強く推進をしていくというものでございます。都が独自に設定するベイエリアの区域においては、事業者が進める技術開発に合わせて、住民の理解を促進する取組を支援をしてまいります。これからこの自動運転レベル4ですけれども、多摩エリアも含めて推進区域の拡大を進めていきたいと考えております。色々な局関連して、政策企画(局)、スタートアップ・国際金融都市戦略室、絡んで進めているところでございます。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:296KB)

2 都民提案の投票

【知事】それから来年度のですね、予算案についてでございますが、来年度の予算案に反映する事業を選ぶ都民投票についてのお知らせでございます。都ではですね、これまでももう何年も続けておりますけれども、都民の声、そしてまた研究者の知見を都の施策に反映する仕組みとして、都民提案、そして大学提案などを募集してきたわけでございます。今年度も創意工夫に満ちた提案、数多くもう既にいただいておりまして、特に都民提案ですけれども、854件、提案がございました。それはですね、過去最高の件数になっていると。そこから絞り込んで都民提案が13件、それから大学提案も46件いただいておりますけれども、その中から選んで9件の事業案を選定をいたしておりますので、ここからなのですけれども、都民の皆さんにこれを「この案はいいね」ということで、インターネット投票を実施をするということでございます。都民提案については、投票の際、事業案に対して、「ここをもう少しこうした方がいいんじゃないの?」とかね、そういう案についても受け付けておりますので、ぜひこの東京都の予算、自らが関わるという、まさに都民が主体ということで、これも何年も続けてきておりますけども、色々な案を既に実践をしているところでございます。どうぞ皆さんの身近なアイデア、より良い事業の構築につながるように、ぜひとも投票に合わせて、ご意見の方もお寄せいただきたいと思います。今年度はより多くの都民の皆様方に投票に参加していただきますように、メリーちゃんとハリーくんを起用したPR動画も作成をいたしております。メリーちゃんとハリーくんはメリハリをつけた予算にしようということで、メリーちゃんとハリーくんなので、ご覧ください。

(動画放映)

【知事】ということで、投票できる方、対象でございますけれども、満15歳以上の都内在住者で、期間は今日から8月26日(月曜日)まで。今ありましたように、スマホで簡単にこう投票、推しができますので、多くの方々投票をお待ちして、そして皆で作る東京を進めていきたいと思います。知事室におりました、現在の豊島区長の高際さんもですね、このこと関わっておりましたので、「豊島区でもやる」と言って、豊島区の区民の皆さんから予算を提案してほしい、進めておられます。だんだんそういう動きがですね、各地で広がっていけば、より身近な案を都民の皆さん、区民、市民の皆さんから直接いただくというのは、良き流れになっているのじゃないかなというふうに思います。財務局が担当いたしております。

東京動画ロゴ (会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:223KB)

3 スムーズビズ

【知事】次がですね、スムーズビズについてのお知らせでございます。久しぶりにこの言葉をお聞きになるかもしれません。都におきましては、快適な通勤環境を生み出して、企業の生産性の向上につながるワークスタイル、そしてまた企業活動、これひっくるめてスムーズビズというふうに銘打っております。東京モデルとして作り上げる取組をこれまでも進めてきたところでございます。具体的には、テレワークを後押しをしたり、出勤時間などに工夫を行う時差Bizなどの数々の取組、推進してまいりました。また鉄道会社の方でもオフピークを促す定期券の導入なども始まっております。会社での働き方や勤務の仕組みがですね、変化する中で、改めてオフピーク通勤の定着に向けて、今年の夏は5年ぶりになるのですけれども、オフピーク通勤推進期間を設定をいたします。それは今日から9月8日(日曜日)までの実施といたします。都内で15の鉄道会社の主要駅においてポスターの掲示を行ったり、またデジタルサイネージも活用して、スムーズビズの取組、確実に社会に定着するように、広く周知をしてまいります。キャッチフレーズがですね、これ、今日もオフピークということで、「オフピ」というのと、「さよなラッシュ!」。職員も一生懸命考えたというので、ぜひ広げていただければと思います。「今日は(も)オフピで『さよなラッシュ!』」という言葉。言葉もさることながら、やはり今、働き方大きく変わってきて、今日たしかタイミーの上場ですよね。かなりの企業にあっという間に育ったというのも、そういう働き方のニーズもあるからだというふうに思います。ということで、「(今日も)オフピで『さよなラッシュ!』」という、皆様のご協力をお願いを申し上げます。都市整備局で進めております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:398KB)

4 トー横対策

【知事】次に夏休みのトー横対策でございます。夏休みに入りましてですね、トー横の対策がますます必要になってくるかと。そうすると結構大人も多いのですね。都においては、いずれにしましても若い方がですね、犯罪などに巻き込まれることをいかにして防ぐかということで、今年の5月の末に総合相談窓口で、「きみまも@歌舞伎町」を開設をいたしました。6月末までの数字なのですけれども、来所された方々が延べ400人を超えております。若い方や、また保護者からの様々な相談にこの場で、「きみまも@歌舞伎町」で応じているということでございます。若者が都会に多く集まるこの夏休みということに合わせて、トー横で起きている犯罪被害などを広く知ってもらうということからも、SNSやインターネットを活用した広告も行ってまいります。ターゲット別に動画を作成をいたしまして、犯罪被害のリスクなど、若い方に具体的に、ここを気を付けるべきということを伝える。また、犯罪を企てる大人に対しては、警告のメッセージを発信をしてまいります。動画ご覧いただくのですが、若者に人気の齊藤なぎささんによりますこの動画、これ若者向けになります。ご覧いただきます。

(動画放映)

【知事】はい。ということで30秒の動画になっております。歌舞伎町のホテルなどがですね、児童買春、買う春の方ですね、また売春などで使用される状況がございます。そこで7月29日(月曜日)から、警視庁、そして新宿区、新宿ホテル旅館組合、協力をしまして、不法な行為などの防止を呼びかけますポスターを掲示をする。またホテルの従業員向けに注意喚起のリーフレットを配布することとなります。これからも若い皆さんがですね、犯罪の被害に遭わないように、関係の機関と連携強めて対応してまいります。生活文化スポーツ局の担当であります。

(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:659KB)

5 在宅医療ハラスメント相談窓口開設

【知事】そして最後ですけれども、在宅医療でのハラスメントが発生をいたしております。こちらはですね、高齢者などが在宅で医療を受ける、そのニーズがですね、増えているわけです。一方で、そこに訪問をされるお医者さんや看護師さんなどが、患者から又はそのご家族からハラスメントを受けるという例がございます。都の調査では、在宅医療の仕事をする方の約2割がですね、身体的な暴力を受けた。それから約5割が言葉による暴力を受けた。そういう結果が出ているのですね。在宅医療の仕事をする方の安全を確保すると。そのために、7月22日(月曜日)に在宅医療ハラスメント相談窓口を開設をいたしております。そこにはですね、現場でのこういう暴力を受けた、迷惑行為を受けた、またクレームなど相談をですね、電話、そしてメールで受け付けております。また法律面での対応のアドバイスも行っております。「怖い」とか「不安だ」とか「困った」など感じた際にはですね、ぜひご利用いただければとこのように思います。在宅医療、在宅看護、在宅介護、これからそのニーズが増えることが予測、予想されます。その対応する人を確保するというのも重要になってくるわけですね。残念ながら、そうやって在宅で訪問看護、医療などに行った人が「怖い」とか、行くことを躊躇するということになると、根本問題になってくるわけですよね。なので、これは今後のことも考えれば、まずこういったハラスメントは起こらないようにする。それから起こった場合の対処策などなど、深く考えて、また対応していきたいと思っております。保健医療局の方で本件対応いたしております。それでは私の方から以上でございます。はい、NHKさん。

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:311KB)

質疑応答

【記者】(NHK・中村記者)では幹事社のNHKから質問いたします。防衛省がですね、小笠原諸島の南鳥島に陸上自衛隊の地対艦ミサイルの発射訓練場の整備を計画していて、都や村にその方針を伝えたということです。知事としてですね、この計画についての受け止めと、その計画を良しとするのか、お考えをお聞かせください。

【知事】これはまさに国の安全保障の領域であって、国の専管事項でございます。小笠原村が国に伝達をしている内容について、都として承知をしております。例えば発射の方角(の再検討)について、また事前に情報提供くださいといったことが小笠原村としての要望でございますが、ぜひこれについては国として適切にご対応いただきたいというふうに考えております。

【記者】都としては良しとするっていうことなんでしょうか。

【知事】国の専管事項ということに尽きるかと思います。

【記者】もう1点ですね、その今、知事の話にもありましたけども、その村に住んでいる方々の中にはですね、その発射されたミサイルがこう海に落ちてですね、その環境への影響を懸念する声もあるということです。これについてはどのように対応すべきだとお考えでしょうか。

【知事】そういった要望について、国としても対応をいただきたいというふうに思います。今、あの地域についてはですね、様々な情勢を国はよく精査、また、鑑みての対応だというふうに思います。同じ小笠原村ではあるのですけれどもね、南鳥(島)や沖鳥(沖ノ鳥島)というのは。ただ、かなり実際には距離は離れております。今回のミサイルの射程もかなりの距離が出るということになっておりますが、いずれにしましても、これは国の安全保障に関わる問題であるかと思います。小笠原村の人たちの懸念とか、情報について正しく伝えるとかですね、そういったことをお願いしたいと思っております。

【記者】ありがとうございます。各社さんお願いします。知事の指名を受けて、質問してください。

【知事】日テレさんどうぞ。

【記者】日本テレビ内藤と申します。知事は来週、能登半島地震の被災地の方に視察されますけれども、東京都、首都直下地震の可能性など言われている中で、首都防衛を知事も取り組まれていますけれども、特に重点的に見たい点だったり、そういったところがありましたらお聞かせください。

【知事】今回、能登半島の地震の、半年以上経っているわけでありますけれども、これまでも東京都として様々な分野、特に水道関係でありますけれども、職員など支援に努めてまいりました。これから現地で本格的な復興というふうに認識をいたしておりますけれども、実際に現場を見させていただき、また現地で今も奮闘している都の職員もおりますので、激励をしていきたいというふうに考えております。まずは視察を通じて、都としての一層の寄り添った支援につなげてまいりたいこと。それからやはり水害もそうで、今回の豪雨などもそうでありますけれども、やはり様々な災害に対しての備えを改めて、こういった被災地を見ることによってですね、更に強化すべきところなどはしていきたいというふうに考えております。朝日新聞さん。

【記者】朝日新聞の松田です。よろしくお願いいたします。くらし方会議についてお尋ねします。本日開かれた第2回会議の冒頭で、知事が女性活躍に関して条例の制定や年収の壁対策の強化の必要性について言及されていました。年収の壁対策としては、都では既に企業へ奨励金を出すなど、対策自体は打ち出してきているのかなと思うのですけれども、その上で条例という形を取る意味とか、必要性ですとか、どのように考えているのか。また条例化するとしたら、どのような中身や効果を想定されているのか、現時点でのお考えをお聞かせください。

【知事】今日も冒頭のご挨拶で申し上げました、くらし方、そしてまた東京のですね、社会、経済がより活性化をされ、また一人ひとりの都民がですね、自己実現が叶う、子育てもし、仕事もしたいという、そういった声に叶うように。それはすなわち社会の持続可能性につながってくるということでもあります。そういった中でくらし方改革(正しくは、東京くらし方会議)でも、これまでも色々と中身を精査していただいて、今日も権丈先生からお話がありましたように、女性の方々がよりこの長く働くことにおいて、それによって年金などの、この元々のベースがですね、強固になっていくということは、これはすなわちWin-Winの関係にあるのだということもおっしゃっておられました。一方で、未だにこの女性参画や、女性についての様々な施策に取り組んでいると言いながら、例えば国としてですね、148の女性の、この参画ランキングで148か国のうち118位(正しくは、146か国中118位)と、少し改善したとかというけど、少しじゃだめで、ゲームチェンジしなければいけない。それに資するような条例に仕立てることができればと、今、様々な角度から検討しているところでございます。はい、MXさん。

【記者】TOKYO MX椿原です。新型コロナについて伺います。最新の数字出て、11週連続で増加となりました。先週の知事会見でも少し定点当たりの人数について何人が警戒レベルと認識すればいいかというような話ありましたけれども、改めて現在の数値というのをどのようにご覧になっているのか、そして今後、夏、更に拡大すると言われている中で、より呼びかけであったり、何かこう発信していくようなもののご予定があるか決まっていれば教えてください。

【知事】はい。新型コロナについては、全国的に拡大傾向にあると言われております。都内の定点の医療機関当たりの患者数ですが、今質問にありましたように、11週連続で増加傾向となっております。数字で言えば、定点医療機関当たり8.50人ということで、まずこれまでの推移からしましても、この新型コロナの場合は、今もオミクロン株の変異株の変異株の変異株になっているわけですけれども、冬も夏も感染をする、拡大傾向にあるということで、これはだから常に気を付けよう、ということかと思います。まず医療の負荷についても軽減をしていかなければならないし、何よりもお一人おひとりの自分の健康を守っていただくということからも、換気から手洗い、場面に応じたマスクの着用などの基本的な感染防止対策。それから、ちょっとおかしいかなと思った時は無理せずに外出をお控えいただくなどの対応をお願いをしたいと存じます。一方で手足口病、ご質問ではなかったのですけれども、手足口病の方については、子供中心に、また夏に流行する感染症でありますけれども、こちらの方は(第)24週、6月10日(月曜日)から(6月16日(日曜日)までの週以降)ですね、6週連続での警報基準という、これを超えている。同じようにですね、こちらはアルコール消毒が効きにくいということで、よく水道の水で流して、そして石けんで手洗い、咳エチケットと。グラフを見ていると、若干、この2週ですかね、いや、週間で見ていると少し減ってきているかなというところであります。まずはいずれにしましても、まず予防にお努めいただき、おかしいなと思った時は外出をお控えいただく、また、医療機関にご相談されるなどをしていただきたいと思います。

【記者】追加で1点お伺いします。手足口病とかであると、警報レベル、明確に人数決まっていると思うのですけれども、新型コロナについては今決まっていない状態で、5類移行しますという時に国の方に基準を設けてくれと都から要望しているような経緯などもあると思いますけれども、現在の状況を踏まえて、改めて都からそういった基準を設けるよう国に要望するようなご予定はありますでしょうか。

【知事】そうですね。今、国の方でCDCを作るといったようなこと、大曲先生がたしかその対応していただいているかと思います。国の方からはまだその基準について最新のところでは聞いておりませんけれども、更に東京の状況なども含めて情報交換していきたいと思います。

【記者】ありがとうございます。

【知事】はい。よろしいですか。はい。今日は暑いですから気を付けてください。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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