小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年8月30日)

更新日

知事記者会見
2024年8月30日(金曜)
14時00分~14時30分

【字幕版】は 東京動画ロゴ 「東京動画」をご覧ください。

知事冒頭発言

1 台風10号への対応

【知事】6点お伝えいたします。まず台風です。今ですね、九州、四国地方へとゆっくり東進を、東へ進んでいるということでありますけれども、今回の台風ですけれども、グーンと離れた地域でも暖かくて湿った空気が入り込んで大雨を降らせているわけです。都内でも昨日から大雨、そして洪水警報に加えて、土砂災害警戒情報、発令されております。そして河川の増水、土砂災害など、どうぞ皆さん警戒をしていただきたいと思います。既に町田市の方では10件、床下の浸水発生しております。多摩地区での同様の被害も確認されているところです。都内の各地で避難指示が発令されております。これからもまた雨が続くと予報されておりますので、都は今日の10時の時点で災害即応態勢へと移行いたしまして、24時間体制での監視を強化をいたしております。また、孤立化などの可能性がある西多摩地域ですけれども、そちらには職員をリエゾンとして派遣をいたしました。市町村との連携を万全にしているところでございます。都民の皆様方にはどうぞ気象情報、地元の区市町村、また都が発信する情報にご留意をいただきたいと思います。安全の確保、最優先にしていただいて、慎重な行動よろしくお願いを申し上げます。また、河川、崖の近くなどの危険な場所には絶対に近づかないでください。そして区市町村でそれぞれ浸水域ですね、浸水をする地域、それから避難場所、これらが確認をできるハザードマップをホームページ上で公表していますので、ご自宅、関連の地域などで検索をして、確認をいただきたいと思います。例えばこれ(スライド)、港区の浸水ハザードマップ、このようになっています。先日、麻布十番でかなり水かさが増えて溢れたところなどもそのまま出ております。加えまして、東京防災アプリで東京都防災マップというのがありますけれども、これもそれぞれご自宅の周辺の危険性が確認できますので、これ今画面上でですね、現在地とか、もしくは知りたいところの地点がどうなっているかということが確認ができますので、ご利用いただければと思います。九州、もう既に大変被害が大きく出ているわけでありますけれども、看板が散ったり、それから車両が水没したり、また自動販売機が転倒するなど、皆さんも報道されておられるとおりでございますけれども、こうした様々な危険にも注意をしていただきたいし、またお店をやっておられる方々は看板や自動販売機などご確認いただければと思います。それから新幹線ですけれども、終日、東海道新幹線終日運休ということで鉄道への影響も出ておりますが、これからもですね、ほかの鉄道においても計画運休など実施される可能性がございますので、交通機関から発表される情報などにも十分注意、留意をしていただきたいと思います。今日金曜日ということで、これから週末でありますけれども、できるだけ外出お控えになって、ご自宅などでお過ごしいただくなど、自らご自分の命、そして大切な人の命、守るための行動をよろしくお願いをしたいと思います。

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2 東京とどまるマンションの普及促進

【知事】それからですね、二つ目ですが、これも災害関連になりますが、マンションの防災についてのお知らせであります。都では災害時でも生活を継続するというマンション、これをその文字通り「東京とどまるマンション」と命名しておりまして、公表をいたしております。先月の末までに登録したマンションの数は6万3千戸になりました。今年度に入りましてから、その戸数、着実に増えておりまして、約1万戸増となっております。この(東京)とどまるマンションですけれども、簡易トイレとか防災キャビネットなどの防災用品の購入を後押しをするというものでありまして、一層の防災力の向上のためのサポートでございます。充実を図っているところでございます。まず、停電の時でもエレベーターや給水ポンプ動かす、このためには非常用の電源が必要になるわけですけれども、この電源そのものが、例えば1階にある、もしくは地下にあるといった時にはそこが浸水してしまうと使えなくなるわけですね。そういうことで止水板を設けるといったようなところのサポート、それから防水扉などの設置に対しての補助ということを行っているのがこのサポートの内容になります。今日からその受付を開始をいたします。それから、築30年以上のマンションを対象にいたしまして、古くなった給排水管を調査する専門家も派遣いたします。改修方法どうしたらいいのか、また地震が起きた場合にどうやって点検すればいいのかなどなど、具体的なアドバイスをその専門家の方からさせていただきます。こちらの受付については、9月に入ってから、9月13日(金曜日)から開始をいたします。ぜひこういったサポートしておりますのでね、活用されて、そして災害時の備えを進めていただきたいということでございます。住宅政策本部で担当いたしております。

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3 犯罪被害者等支援の拡充

【知事】次はガラッと変わりまして、性犯罪の被害者への支援、この拡大をするということのお知らせでございます。昨年の都内の性犯罪認知件数なのですが、千件を超えております。これは3年前と比べると約1.5倍に増えている。被害を受けた方は、個人としての尊厳、著しく踏みにじられるだけでなくですね、心身ともに長期にわたって、心の傷を負うことになるわけであります。心身ともに傷を負うことになります。都は専門の相談窓口を設けるなど、こうした方々に寄り添った支援に全力で取り組んでおります。性犯罪の被害を受けた方は、フラッシュバックなどの精神的なダメージを受けるケースがある。そこから回復するための一つの手段として転居、お家を引っ越すという必要がある時もございます。さて、その費用なのですけれども、そのための費用の助成をするというまでってことで、これまでもやってきております。その対象がこれまでは自宅やその付近での被害を対象にしていたのですが、今度10月1日(火曜日)から被害の場所にかかわらず、支援の対象とするというお知らせでございます。こうした被害によって、引っ越し、転居が必要な方はご相談いただければと思います。総務局で担当しております。

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4 私立中学生助成受付開始

【知事】次に、私立の中学の授業料の支援についてでございます。都は、東京都は子供たちが将来にわたって安心して学ぶことができるようにということで、教育費の負担軽減策を実施をしております。私立中学校の授業料の負担の軽減という、その支援でございますが、今年度から所得制限の撤廃を行ったところでございます。これによって私立中学校に通っておられる生徒の保護者で、都内にお住まいの方に年額で10万円を上限に支援を実施をいたしますというお知らせで、その受付が来週9月2日(月曜日)から10月15日(火曜日)まで行います。学校を通じまして、それぞれのご家庭にお知らせをする。そしてまた、LINEや旧Twitter、Xでも情報を幅広く発信をいたしますから、そこでもご確認をいただければと思います。また、オンライン申請となりますので、この申請の入口は東京都私学財団のホームページからということになります。ここからお忘れなく手続の方をしていただきたいと思います。生活文化スポーツ局の担当となっております。

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5 名誉都民候補者の選定

【知事】次に、東京都名誉都民、毎年選定していますけれども、その候補者の選定についてのお知らせでございます。今年度の候補者でございますが、まず澤井伸さん、仲代達矢さん、両川船遊さん、この三方を選定をいたしました。澤井さんは、多摩地域の伝統的な絹織物であります多摩織の伝統工芸士として卓越した技能を有されておられ、50年以上にわたって織物の制作に取り組んでこられました。近年は技能の伝承に加えまして、最新の技術でタッチパネルのような機能を持つ布地の開発に参画をされておられるほか、地元の織物産業の発展にも多大な貢献をされてこられています。こちらが澤井さんです。次に仲代さんですが、長年にわたって舞台や映画、テレビドラマと、もう本当に多方面で活躍されて、その幅広い演技力、そして存在感で数々の賞をこれまでも受賞しておられます。また「無名塾」を主宰されていることは有名ですよね。後進の育成にも力をお入れになっているほか、能登演劇場、能登ですね、失礼、(能登)演劇堂の講演も精力的に行ってこられました。今なお第一線でご活躍中でございます。3人目は両川さんでいらっしゃいます。380年以上続く、江戸糸あやつり人形「結城座」で人形遣いとして活躍されてこられました。江戸時代から受け継いだ古典作品から、「星の王子さま」などの現代の新作まで幅広く講演を行っておられるとともに、海外の公演もされ、大変成功も収めてこられました。多くの方々、魅了してこられた方です。以上、3名の方々の素晴らしい功績、人々に希望を与え、そしてまた活力も与えてくれますし、都民の皆さんが敬愛し、誇りとするものと、このように考えております。次の定例都議会でご同意をいただいた上で顕彰式を行う予定にしております。生活文化スポーツ局の担当となっております。

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6 ジャイアントパンダについて

【知事】それから、最後ですけれども、上野動物園のジャイアントパンダについてのお知らせでございます。上野動物園では、現在4頭のジャイアントパンダ飼育しております。親パンダのリーリーとシンシン、ともに2011年に中国から来園しまして、これまでシャンシャン、そして双子のシャオシャオとレイレイ、合わせて3頭育ててくれたわけであります。2頭とも今年19歳という年齢になっております。現在はリーリーとシンシン、木登り、水遊びなど、いつも通りの生活をしているわけでございますけれども、これ、19歳といっても人間でいうところの大体60歳くらいに当たるという話なのですが、高齢期に差しかかってきて、一昨年くらいからはですね、高血圧などの症状が見られるようになったということでございます。現在投薬、薬を飲んだり、また検査を継続しておりますけれども、大きな改善は見られない状況となっているということです。日中双方の専門家で協議をいたしました結果、現在の健康状態にあるうちに帰国をさせ、そしてまた生まれ育った環境で治療を受けさせることが望ましいという結論に至ったわけでございます。返還日ですけれども、9月29日(日曜日)。そして都民の皆様方に見ていただくのは、お会いいただくのは最終観覧日9月28日(土曜日)でございます。9月にはこのリーリーとシンシンのお別れイベントを実施しますので、この機会に会いに来ていただくということであります。双子のパンダについては、シャオシャオとレイレイですけれども、今年4月にもう一人立ち、まあ一人立ち、そうですね、双子ですけど一人立ちした後も元気に育っております。最近は凍らせた果物などを一生懸命食べるということなど、相変わらず可愛い姿を見せてくれているということです。引き続き上野動物園で飼育を継続いたしますので、双子パンダにも会いに来ていただくと。リーリーとシンシンが帰国する、寂しい気持ちを抱かれる方もおられると思いますけれども、これまで13年間にわたって皆さんに愛されたリーリー、シンシンの健康を第一に考えますと、暖かく見送っていただくのが良いかというふうに考えるところでございます。以上、何点かお伝えをさせていただきました。どうぞMXさん。
(詳細は、建設局へお聞きください。)

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質疑応答

【記者】(TOKYO MX椿原記者)幹事社のTOKYO MXです。幹事社から冒頭2点お伺いします。1点目です。先ほど知事のお話にも台風10号への対応というところありましたが、そういった対応を迫られているところではあると思うんですけれども、来月には本格的な台風シーズンになるかと思います。今回のような大雨など続くと被害が更に大きくなる可能性もあるかと思いますが、台風シーズンを迎えるに当たって、先日のマンホール対応の追加など、検討している対策があれば教えてください。

【知事】今年もですね、台風7号、そして今の10号など、関係機関や区市町村と連携して、都として万全の体制、構築しているところでございます。引き続き、早め早めに体制をつくって、そして被害が発生した場合は速やかに対処ということでございます。マンホールということで申し上げるならば、もう既に前回も少し説明させていただいた、この空気圧をですね、逃す圧力解放蓋と呼んでいますけれども、この取替えを既に3か所で行っております。これから2か所、新たに追加して取替えを手配をするということでございます。このような対応を一つ一つしっかりと行っております。

【記者】ありがとうございます。2点目です。来月1日で関東大震災から101年を迎えます。1日に行われる関東大震災直後の朝鮮人虐殺の犠牲者追悼式典の実行委員長が今週月曜日、追悼文の送付を改めて求める会見を開きました。知事の受け止めをお願いします。

【知事】これはもう何度もお答えしておりますけれども、慰霊大法要を行います。都知事として先の関東大震災及び大戦で犠牲となられた全ての方々への哀悼の意を表させていただいております。震災による極度の混乱下での事情で犠牲となった方々も含めまして、全ての方々に対して慰霊する気持ちを改めて表すということで私自身は対応してきたわけでございます。この考えは今後とも変わらないということです。

【記者】ありがとうございます。そうしましたら各社さんお願いします。知事の指名を受けてから社名とお名前を名乗った上で質問お願いします。

【知事】朝日新聞さん。

【記者】朝日新聞の土舘と申します。今の質問に関連して2点と、また別に1点、計3点お伺いできればと思います。今の朝鮮人虐殺をめぐる史実について、知事は明確な態度をあまり示していないように、これまでの都議会等での答弁等ありますが、改めて朝鮮人虐殺の史実についてのご見解、そして1日にですね、追悼式典と近くで開かれる朝鮮人虐殺と追悼碑の撤去を求める団体「そよ風」が同じ時間帯に集会を予定していると告知しております。都は、この団体への公園使用許可を出しているんでしょうか。というのも、この団体、昨年も集会での参加者からヘイトスピーチと都が認定されたような集会を開いているというところで、人権尊重条例では公共施設の利用制限の基準があると思うんですけれども、その適用についてどう考えているのかというところで、まず2点お伺いさせていただければと。

【知事】3点目もどうぞ。

【記者】3点目についてはですね、一部報道で神宮外苑の再開発を巡って、都が昨年9月から、樹木の保全策の具対策を事業所側に要請していましたが、報道では約100本を減らす、樹木伐採を100本減らすだとか、イチョウ並木と球場の距離をセットバックして、10m近く予定よりも取れたとかという内容が出ていますけれども、この情報について認知されているのか、都として把握されているのかというところを教えてください。

【知事】まず、追悼文関係でございますけれども、そのそもそもの認識ということでございますけれども、様々な研究が行われていることを承知をいたしております。そして対応について、公園の占用許可の申請については、都市公園法などの法令に基づいて適切に対応してまいります。それから外苑についてですけれども、これまで事業者は既存の樹木の活力度調査やイチョウの根茎調査などを行ってこられた。今回、その結果を踏まえて施設計画の見直しなどを進められて、樹木の保全策などについても精査中だというふうに聞いております。また、事業者の一人であります、事業者というのは明治神宮、三井不動産、伊藤忠とJSC(日本スポーツ振興センター)、JSCは国になりますけども、このJSCでラグビー場の財産処分にかかる大臣許可(正しくは、大臣認可)を取得する必要もあるというふうに聞いております。今後についてはまず、この大臣許可(大臣認可)に関する国の方針が示されること、その上で事業者から見直し案の報告がなされるというふうに認識をいたしております。いずれにしても、都といたしましては法律、法令などに則って適切に対応していくということでございます。

【記者】確認で、公園の占用許可についてはまだ出していないっていうことになるんですか。

【知事】適切に対応してまいります。

【記者】ありがとうございます。

【知事】東京新聞さん。

【記者】東京新聞の奥野です。学童保育について伺います。東京都独自の新たな認証制度の創設に向けた専門委員会が今月頭に開かれました。学童の量と質の確保に向けては手厚い支援が求められると思うんですけれども、小池知事も知事選の公約で学童保育の待機児童ゼロと質の向上というのを掲げていらっしゃいました。民間参入を促して質の高い受け皿を増やすために、具体的にどのような支援をなさるお考えでしょうか。まだ早いと思うんですけれども、新年度に向けて、大幅な予算の充実などをお考えでしょうか。お聞かせください。

【知事】待機児童ゼロに向けて、これまでも様々対策を講じてまいりました。そして、その成果は出ているものと承知しております。そしてこの学童保育については、今度、ちょうどその大きくなられた子供たちがその対象にもなっているわけでありますけれども、色々なやり方もあろうかと思います。実際に、地域の方々がかなり率先してですね、学童保育の良い事例を起こしておられるところも拝見もいたしました。それから、色々な方法、そしてまた地域のあり方、特性なども含めてですね、質についても高いものを検討していきたいと考えております。

【記者】力を入れられるということでは間違いないでしょうか。

【知事】ずっと申し上げていますけれども、チルドレンファースト、そしてまたそれを支えるファミリーですよね。その皆さんがやはり、シームレスに、安心して子育てが安定してできるというのが重要だと思うのですね。それを構築をしていくことが子育て、また様々な今抱えている課題の解決にもつながってくるのだと。やはり何と言うのでしょうかね。その学童に入るまでの年齢と、それからその後になって、行政などの都合上ですね。また、国においては、役所の都合上だったり、そこで分けたりしますけれども、やはり子育てにしてもずっと親からすれば、もしくは子供からすれば一人の子供であり、家族であり、それはつながっているものですから、そういう感覚は大事にすべきだと思っておりますので、その意味では学童保育の充実というのは重要だということを訴えてきたわけです。

【記者】ありがとうございます。

【知事】フジさん。

【記者】フジテレビの大塚です。よろしくお願いします。神宮外苑についてお伺いします。知事はこれまで、その事業者が主体となって、東京都としては法令に則って適切に対応していくというご答弁です。ただデベロッパーはですね、地域の人やその神宮をよく訪れる都民など、広く理解を求める努力が必要だと思います。これについても知事は会見では、デベロッパーに対して説明をちゃんとするようにということを再三発言されてきたと思いますが、これまでもですね、やはりまだその地域の住民や都民からまだ多くの反対の意見が寄せられております。これに対しての事業者の説明責任が果たされているかどうかについてご見解いただきたいのと、その今回、その一部報道で新しい事業計画、修正案が出て、世に出回っておりますけども、事業者としてきちんとですね、会見等で都民に向けて説明すべきだと思いますが、それについても知事のご見解をいただきたいと思います。お願いします。

【知事】いずれにせよ、世に回っているというのは、まだ正式に伝えているものではなく、私どもも、その保全策、樹木の保全策、また施設計画の見直しなどについて精査中だというふうに聞いております。事業者とすれば、それらきちんと整えながら伝えていくというのは、その事業者の責務でありますし、どんな事業であってもそれらについて同じ、この知らしめるということについては同様のことが言えるのではないかというふうに思います。テレ朝さん。

【記者】テレビ朝日の島田と申します。ジャイアントパンダについて伺います。両親が帰国、返還してしまうということですけれども、繁殖できるパンダが上野動物園でいなくなってしまいます。また、シャオシャオ、レイレイについてもですね、返還時期が間近に迫っているように聞いていますけれども、まず双子のパンダの返還時期について、また追加のパンダの貸与、そういったものはあるんでしょうか。1点、まず伺います。

【知事】今回、先ほど申し上げましたように、13年間愛されてきた2頭が体調不良と、一言で言えばね、ということで、今のまだ移動などができる、そういう健康状態のうちに帰国して治療を受けることが最良という判断を、それぞれ専門家同士で決めたということでございます。今後どうなるのかということについては、基本的な姿勢として、野生の動物の保全への取組は重要と考えておりますので、これからも上野動物園における日中共同の繁殖研究プロジェクトは継続していきたいというふうに考えております。

【記者】もう1点伺います。関東大震災の朝鮮人虐殺について、知事はこれまでも様々な研究がありますとおっしゃっていますけれども、その様々な研究の中には虐殺はなかったという研究も含まれるんでしょうか。

【知事】様々な研究があるということです。よろしいですか。今日は以上です。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

記事ID:000-001-20250108-023816