ごあいさつ・
プロフィール
施政方針 記者会見 知事の動き 知事と語る
東京フォーラム
海外出張・交際費

ここから本文です。

令和元年(2019年)12月20日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和元年12月20日)

知事記者会見
2019年12月20日(金曜)
14時00分~14時36分

知事冒頭発言

【知事】本日の定例記者会見を始めさせていただきます。私から5点についてのまずご報告をさせていただきます。その前に、今日もかわいいお花をアレンジしていただいておりますが、こちらは都立瑞穂農芸高等学校の皆さんの作品であります。

1 「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」等の多言語化について

【知事】最初のご報告でありますけれども、今回、賃貸住宅のトラブルを防止するためのガイドラインを多言語化いたしました。賃貸住宅ですが、苦情が非常に多いとのことで、平成16年に「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」を作成いたしております。そして、安心して賃貸住宅を利用して、トラブルを回避するための普及啓発を図ってまいりましたが、最近は、都内に在住する外国人が急増しておりまして、その6割が、民間賃貸住宅にお住まいになっています。また、国の調査では、外国人の消費生活相談、その件数の1位がこの賃貸アパートについてのことだそうです。
外国人の方にとりましては、日本で普通に行われている入居時の敷金とか礼金、これの慣習に戸惑うこともあるということ、また、トラブルを避けるために、外国人の入居をそもそも敬遠する貸主もいらしたりするということで、外国からの方が、容易に住宅を借りられないということが現実的な問題となっているということであります。
こうした状況を踏まえまして、「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」の英語版を作成いたしました。併せまして、ガイドラインのポイントを示した概要版のリーフレットを英語版、中国語版、韓国語版の3つの言葉で用意いたしました。
このガイドラインですが、ごみ出し、騒音といった日常的なマナー、敷金や礼金、それから退去時の壁紙や畳の原状回復など、それが一つの日本のやり方になっているわけですけれども、知らないということになると、それがトラブルになってしまうということで、トラブル回避のポイントや相談事例を解説をしているというものであります。
東京2020大会後も見据えまして、東京で暮らす外国人がより一層安心して賃貸住宅に住める環境を整備して、外国人の円滑な入居、そして多文化共生の推進ということにつなげてまいりたいと考えております。
このガイドライン、そして概要版ですけれども、今日から都のホームページ上でダウンロードできるようになっております。概要版ですが、住宅政策本部の窓口や都の消費生活総合センターをはじめビジネスコンシェルジュ東京、区市町村の窓口などで配布いたします。さらに不動産業界の方々とも連携しまして周知を図っていきたいと考えておりますので、ぜひご活用のほどお願いを申し上げます。
詳細は、住宅政策本部にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:398KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

2 外国人旅行者向けエンターテイメント情報発信サイトの開設について

【知事】2つ目です。外国人旅行者向けのエンターテインメント情報発信サイトを本日オープンいたします。東京2020大会に向けまして、外国人旅行者に東京のコト消費、買うだけじゃなくてコト消費です。それからナイトライフ、これをより楽しんでいただけますように、東京のエンターテインメント情報を集約し、かつ多言語でお伝えするというポータルサイトであります。これを新たに開設するということです。
このサイトは、都が支援しております民間事業者が構築、運営するもので、演劇であるとか歌舞伎であるとか、観覧型のコンテンツ、それから生け花や忍者体験など体験型のコンテンツ、これを英語で対応することで情報を密に発信するというものであります。それだけでなくて、予約から決済までが行える機能を備えるというのが今回特徴であります。ただお知らせするのではなく、その場で、何月何日のどのコンサートのS席、そこまで詳しいかどうかこれからやってみないと分からないですが、いずれにしまして、予約から決済までそれで全部整えられるという機能を備えてまいります。
外国人旅行者の皆さんが、ストレスなく東京のエンターテインメントに触れるきっかけを提供できる仕組となっております。例えば、都内に滞在なさる間、夜の時間帯にすき間の時間ができて、何か楽しめることはないかなというような旅行者の方も多いと思いますので、当日そして翌日などでのショーであるとかツアーの予約に役立てていただくことなども想定いたしております。こうした取組をしっかり進めて、東京2020大会に向けまして、外国人旅行者の満足度向上、そして観光消費を高めていくということであります。
ニューヨークなどは、ブロードウェーのすぐそばのところに当日券、余った切符を売っているところがあって、その場で空いていたら買えるというような仕組みにもなっていますし、色々なサイトがありますので、今日は何をやっているというのがすぐ分かったりする。それをきちんと東京で行っていこうというものであります。
詳細は、産業労働局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:163KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

3 「東京eスポーツフェスタ」の開催について

【知事】次に年明けの1月11日、12日に、東京eスポーツフェスタを行うというお知らせであります。今日は1月11日、12日のイベント、2つをお伝えをいたします。
まず最初に、東京eスポーツフェスタ、間もなく開幕ということでお伝えいたします。競技大会ですけれども、太鼓の達人、それからパズドラ、モンスターストライクの、この3種目となっていまして、特別企画にはポケモンGOのワンデイ大会も開催するということであります。
フェスタを盛り上げますステージのMCは今、大変人気の芸人さんである、霜降り明星のお二人に務めていただきます。それから5G、VRなど活用した体験など、eスポーツの未来を感じさせるような企画もあると聞いておりますので、ぜひのぞいてみていただきたい。
私自身も11日、初日のオープニングセレモニーに出席いたしまして、霜降り明星のせいやさん、粗品さんじゃないほうのせいやさんと太鼓の達人で戦うと、チャレンジするということで、また、会場の視察も行ってまいります。
また、フェスタをPRする動画も作成いたしましたので早速ご覧ください。

(動画上映)

当日参加できるメニューもたくさんありますので、ぜひ多くの方々に会場へ足を運んでいただきたいと存じます。
詳細は、産業労働局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:425KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)
(動画資料は、こちらをご覧ください)(外部サイトへリンク)

4 「ノーリミッツスペシャル2020」の開催について

【知事】次も、同じ日にちでありますが、パラリンピックの体験体感イベント、ノーリミッツスペシャル2020です。これまでもノーリミッツスペシャルは何度も展開をしてまいりましたけれども、いよいよ2020の数字が並びました。来年の1月11日と12日の2日間に渡って、こちらは江東区の青海にありますメガウェブで開催いたしますのでお知らせでございます。
このイベントでは、東京2020パラリンピックで実施します競技の体験会に加えまして、トップアスリートによります競技デモンストレーション、東京2020パートナー企業によるブースの出展、そして、チケット申込方法をご案内するコーナーなど、盛りだくさん、揃えております。
初日に実施するオープニングセレモニーへ私も、参加いたします。パラリンピックマラソンなどをテーマにしまして、ゲストとのトークで会場を盛り上げていきたいと考えております。
それから、両日ともにアーチェリーのロンドン銀メダリストのマット・スタッツマンさんをお招きします。競技のデモンストレーションを行っていただきます。2日目は、スポーツジャーナリストの増田明美さんをお迎えするということで、パラリンピックマラソンの魅力を語っていただきます。
このノーリミッツスペシャルに多くの方々、ご来場いただいて、パラ競技の魅力を発見していただきたいと思います。また、イベント会場から近い東京ビッグサイトでは、先ほどお伝えしました東京eスポーツフェスタが開催されていますので、どうぞ東京ビッグサイトと、こちら、青海とそう遠くありませんから、ぜひ両方に参加していただければと思います。
それから、1月15日から開始になりますパラリンピック観戦チケットの第2次抽選販売、この申込していただいて、本番の会場に足を運んでいただきたいし、世界から集まる選手を皆さんで応援していただきたいと思います。
こちらのマット・スタッツマンさんは、アーチェリーのロンドン大会銀メダリストなのですが、両腕がなく、顎とか肩とか足を使って、そして銀メダルをとられたということで、これこそノーリミッツ、もう、この力というのは無限大だということを体現してくださっているかと思いますので、ぜひお越しいただいて、ご覧いただいて、励ましていただいて、楽しんでいただきたい、このように考えております。
詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:328KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

5 「東京2020公式アートポスター展」の開催について

【知事】それから、同じく東京2020大会の関連でありますけれども、公式アートポスター展のお知らせであります。大会に向けました文化の祭典、「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の一環として、来年の1月7日から2月の16日まで、東京都現代美術館、「現美」と言っていますけれども、東京都現代美術館において、組織委員会が制作する東京2020公式アートポスターの20点を展示いたします。漫画家の浦沢直樹さん、そして、書家の金澤翔子さんなど、国内外で活躍中の19組のアーティストに制作をしていただいたものであります。
展示の仕方もちょっと工夫をいたしまして、ご承知の、この東京2020エンブレムが、形の異なる3種類、計45の四角形で構成されています。画像で、見てみましょうか。

(動画上映)

このように、このエンブレムは、45個の四角形でできているわけです。で、この45の四角形を一列に並べ替えたイメージに合わせましてポスターを掲示するフレームを設置する、少し凝った内容になっております。
開催期間中には、このエンブレムをデザインされた美術家の野老朝雄さん、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんや画家の山口晃さんなど、アーティストの方々、随時お招きいたしまして、トークショーも開催いたします。
東京2020大会のレガシーとなる新たなポスターのお披露目でございまして、無料でご覧いただけますので、多くの皆様方にご覧いただきたいと思います。現代美術館でございます。
詳細は、生活文化局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:284KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】朝日新聞の岡戸です。知事、ありがとうございました。まず、幹事社から質問させていただきます。
1点目に発表されました賃貸住宅トラブル防止ガイドラインの多言語化についてなんですが、先ほど、知事のほうでも、都内在住の外国人が急増しているということをおっしゃいました。インバウンドでなく、こういう定住外国人に対するですね、対応とか共生に向けた取り組みの意義というか、教えていただければと思います。

【知事】賃貸住宅というのは、それぞれ地域によってやり方が違います。地域によっては、また国によっては、ファーニシュトで、家具からナイフからスプーンまで全部整っているところに入るとか、そのようなケースもあり、それから、日本のように、前金、敷金、礼金という制度があったりということでございます。
今、外国人で都内に在住される方は大変多くて、賃貸アパートに関しての相談が増えているということと、それから、貸す方も、これまでの日本の敷金、礼金、当たり前だろうと、それから、壁を汚していったのだから貼り換えて終わりでしょう等、そういったところではネゴをするわけであります。
しかし、前もってやはり日本ではこうです、東京ではこうですというのを教えておかないと、中には契約社会の方々、契約のときは書いてあるとは思うのですけれども、読めないとか、色々な問題が出てくるかと思いますので、いずれにせよ、今後、東京で暮らす外国の方が一層安心して賃貸住宅に住める環境を整備して、外国人の円滑な入居、そして多文化共生の推進につなげていくということを狙いとしたものであります。

【記者】もう1点。17日、3日前なんですが、一部報道によりますと、来年夏の東京都知事選をめぐって、安倍晋三首相が二階幹事長、あと官邸で会談した際に、「小池さんに勝てる候補はいないんじゃないか」と述べたという一部報道があります。小池知事のご所感を聞かせてもらえますか。

【知事】二階先生にはいつも励ましていただいております。ただ、今のは安倍総理の話だということでございますが、直接伺ったわけでもございませんが、一つ一つ、今、私は、目の前のこと、山ほどありますので、そのことをしっかりと一つ一つ仕上げていきたいと、これに尽きているかと思います。報道について知ってはいますけれども、私の仕事は、現職知事として一つ一つ実現していきたいと思っています。

【記者】わかりました。各社の質問に移ります。知事から指名を受けた後、社名、氏名を名乗った上で質問してください。お願いします。

【記者】時事通信の真島です。お願いします。2つのテーマのことに関してお伺いします。
一つ目がCOP25についてなんですけれども、成果、結果についてどのように受けとめ、なさっているかが一つ。
あと、もう一つが地方創生の新戦略に関してなんですが、目標の中で、24年度に東京圏への転入超過を解消するというような目標が盛り込まれているんですが、果たしてこれが実現可能なのかどうか。長くなりましたが、お願いいたします。

【知事】1点目でありますけれども、COP25、今回は特にアメリカが、パリ協定からの離脱が実際に行われたということから、CO2というよりも、GHG(温室効果ガス)を排出する国別のこの円グラフがいつもあるのですが、一番大きな部分が中国とアメリカです。その片方のアメリカが、これにもはや参加をしていない、元々その気が、パリ協定のころからもうないというので、なかなか内容のある答えは出にくかったと思います。
そういう意味では、一方で、都民の皆様も気候変動、地球温暖化ということには、今年の水害や暴風について、非常に関心の高まったところでありながら、残念ながら地球規模では大きな進展が見られなかったということについては、私も残念に思うところであります。ただ、やはりなすべきこと、私は以前から「地球はクールに、経済はホットに」ということをいつも言っているのですけれども、むしろ環境対策というのはビジネスチャンスでもあります。そして、皆様、最近、SDGsをつけておられますけれども、やはり環境にプラスになるビジネスであったり、環境にプラスになるイノベーションであったり、色々あります。ですから、東京においては、そういったことも念頭にしながら、実際にCO2の削減にも努めていくということです。また、「ゼロエミッション東京」ということで既に宣言もいたしております。それを、着実に進めていくべく、再生可能エネルギーなど様々な、温室効果ガスの少ない、もしくは出さない、そういったことに対してより方向性が、産業も、個人も向かうような、そのような政策をこれからも描いていきたいと思っています。
2番目ですけれども、地方創生で関係人口とかって、いろいろ名称もあるようでございますけれども、東京をどうするということではなくて、私は、むしろ地方をどうするということなのではないかと思います。東京に人口が流入するということで、そこだけの対策ではなくて、むしろ地方の魅力を増すことのほうがプラスなのであって、ゼロサムゲームをやっているうちは、私は、真の意味の日本全体の、活性化ということにはつながらないのではないかと思います。よって、地方に、もっと権限をむしろ与えて、与えてというか渡していただいて、そして、色々な工夫を、その土地柄に合った工夫をやっていくということを、ぜひ改めて方向性について考えていただきたいなと、こう思っております。

【記者】朝日新聞の長野です。議会での答弁についてちょっと伺いたいんですけれども、4定でですね、自民党もですね、定例会を終えてということでコメントを出しているんですけれども、答弁について、知事側から事前に修正の指示が入ったというふうなことを指摘されてですね、こういうことについて、そういう声も出ているんですけれども、こういったことについて、知事の受けとめ、見解というものがあればですね、お伺いできたらと思ったんですが。

【知事】それは、誰かからご要望があったのでしょうか。

【記者】要望というわけではなくて、このように都議会の自民党のほうでこのように文書を出されているというところも踏まえて、お伺いできたらと思ったんですが。

【知事】そもそも質問と答えというのは自由にやるべきことであって、質問からできているということなどが、これまで多かったように聞いております。もっと、その意味では本質的な議論をすべきではないでしょうか。

【記者】東京新聞の石原です。先日、ジェンダーギャップ指数が、日本は121位で過去最低を記録しています。このことについて、知事のご所感と、あと、社会がどう変わるべきだとお考えか教えてください。

【知事】1億総活躍とか、女性が輝くとか、言葉はこれまでも色々出ておりますけれども、現実に世界を見渡すと、ずるずると後退しているというのが今回のあらわれだと思います。今、私は、世界を見ながら考えるに、やはり日本は、これまでの蓄えてきた様々なエネルギー、それから経済力でここまで、今、令和の時代、入っているわけですが、これまでの過去の延長線でやっていくと、これは世界での様々な競争において、後れを取ると。実際に、この女性のランキング、カテゴリーはどうかとか、色々議論はあるんですけれども、でも確実に定点観測で落ちてきているわけです。私は、日本が何もやっていないわけではないが、他国のスピード感と覚悟が違うと思っております。やはり色々な会議場とか、色々な場に私もお招きを受けるわけですけれども、海外の場でも、これまでも出席もしてきましたが、まず景色が違います。男性ばかりというのが日本の景色で、そして、海外の場合は、もう男性でも女性でもカラフルであるということだと思います。
一本足打法というのは大体弱い、イチローとかね、王選手だったら別なのですが、一本足打法でやると、その一本足のほうがぽきっと折れたときは、象徴して言っているだけですけれども、全体がおかしくなってしまうわけで、重要な役割を果たす日本の女性の力をもっと生かせるようにすべきだ。だからこそ、私自身は、待機児童対策など女性が力を発揮して、また、自己実現ができる、そのような環境を整えていくのが重要と考えて、色々努めているつもりであります。ライフ・ワーク・バランスを是正するということなどもそうであります。
今後とも、都が日本のよい社会の一つのモデルをつくれたらいいなと考えているのは、それによって日本全体が変わっていくといいましょうか、また、新たな挑戦ができる準備が整うんだろうと思っています。

【記者】NHKの成澤です。すいません。今日なんですけれども、来年の東京オリンピック・パラリンピックのV4予算が公表されました。大会全体の予算の総額は1兆3500億円で、去年と変わらなかったんですが、東京都の負担額は競歩の札幌移転に伴って30億円減りました。今回の予算の見直しの内容について、知事の受けとめをお聞かせいただけますでしょうか。

【知事】本日、組織委員会のほうで、総額が1兆3500億円という数字、変わらずということで報道されたかと思います。大会経費のV4ですけれども、全体とすれば同じ額でありますが、今のご質問にありましたように、都の負担についてはV3で計上していた札幌に変更となるマラソンと競歩による経費です。具体的には競歩の方になりますが、この経費として計上されていた25億円が削減をされて、ただ、今、単位が10億単位でありますので、5億という数字は反映されておりません。(さらに)経費の精査をいたしました結果、100億円の縮減ということになります。
この縮減した100億円ですけれども、これを新たに緊急対応費として計上いたしまして、都のV4は都合5970億円ということでございます。都として必要な予算は確保しながら、引き続き効率化に向けた政策を組織委員会とともにやっていきたいと考えております。

【記者】東京新聞の原です。関連で。今のV4予算なんですが、今回のまた公表のスタイルがですね、また10億、今、知事からお話がありましたけれども、10億単位で、また、その中身が、どういう積み上げをしたのかというのがまだ相変わらず見えないままなんですが、こういった公表の仕方について、知事として是とされているのかどうかということを、まず前提としてお伺いした上でですね、今後、透明性とか、それから効率化、ワイズスペンディングとおっしゃっていますけれども、そこら辺を担保する上で、公表のあり方というのはどうあるべきかということ、どういうふうに取り組んで行かれるか、知事としてのお考えを教えてください。

【知事】もちろん、一つ一つの積み上げをしていくわけでありますが、今のこの段階におきましては10億円単位ということで進めているわけであります。さらに細かな内訳ですけれども、係数の整理をして、より詳しい数字が公表できるように準備をしていきたいと考えております。

【記者】その公表のタイミングというのはですね、一定程度、知事としてお持ちでいらっしゃいますか。

【知事】そうですね。組織委員会と歩調を合わせながらやっておりますので、全体として公表するタイミングが参りましたら、皆様方にそのような形でお伝えできると、このように思っております。

【記者】日本経済新聞の櫻井です。2点教えてください。
1点目は、賃貸住宅トラブル防止ガイドラインに絡むことなんですけれども、多文化共生について、国では移民政策はとらないということをしている一方で外国人がどんどん増えているということで、自治体の負担が増しているわけですけれども、このような状態について、知事はどういうお考えかひとつ教えてください。
もう一つは、エンタメのほうなんですが、その情報サイト、予約決済まで取り組むということで非常に積極的だと思いますけれども、東京にとってこういったエンターテインメント、あるいはナイトライフというのがどれほど重要なことなのか、ご意見教えてください。

【知事】はい、まず最初のご質問でございますが、今日は賃貸マンション、賃貸アパートなどを借りたい外国人が増えているということで、いざこざなどが起こらないために、お互いによく理解しましょうという、そういうパンフレットをつくらせていただいたところでございます。
一方で、なかなか大山鳴動とは言わないけれども、移民ではないが人材が欲しいという話で進んでいた、あの枠はまだあまり使われてないような気も、そのようには聞いております。
日本に来たい人とほかに行く人と、それぞれなので、日本はやはり選ばれる国や地域になる必然性はあるかなと思っております。
そしてまた、今、予算を、この令和2年度予算を編成するにおいて、そういった地域が多様化する中において、例えば町会の役割なども、そういった方々とのやりとりなども必要になってくるでしょうし、そんなことも含めてしっかりとした来年度の予算を組んでいきたいと思っております。
それから、エンタメ関係でありますけど、ナイトタイムエコノミーというのは、やはり東京とか日本全体で考えるならば、一番もったいない時間の使い方だと思います。皆様も色々海外にいらして、コンサートとか例えばいろんなブロードウェーとか、それぞれの国のエンターテインメントに触れることがあると思いますけど、大体そのまちの人はそこから食事に行ったりする。ところが残念ながら日本の場合は、そのときはもうみんな閉まっていて終わっているということで行き場がない。こういうことを考えますと、より夜の時間を効果的に使えるようにするのは、ある意味これまであまり開拓されてなかった部分の開拓につながっていき、稼ぐ東京であったり、それから、多くの外国人観光客をさらに呼び込むきっかけになろうかと思います。
それを容易にするためにも、今回、このようなガイドとなるサイトを立ち上げて、そしてまた、支払い等も、その場でできてしまう形になれば、余計旅をしてこられる方々にとってはプラスになるのではないかと思っております。

【記者】読売新聞の樋口です。昨日、府中市長がラグビー場を都立公園に整備してほしいと要望にいらっしゃいました。その必要性ですとか、あと来年度予算に計上する考えはあるかどうか、知事の考えを聞かせてください。

【知事】昨日は府中の市長がラグビー場をということでご要望、ご要請に来られました。府中というと、2つ強力なチームもあります。そして、今回ラグビーブームということで、子供たちも随分ラグビーを自分たちでやってみたいというようなニーズもあり、土地柄も府中ということもあり、これらについては、前向きに検討していきたいと考えております。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.