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令和4年(2022年)1月7日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和4年1月7日)

知事記者会見
2022年1月7日(金曜)
14時02分~14時26分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

1 大雪について

【知事】それでは、冒頭、大雪についてのお伝えであります、ご報告です。昨日の夕方から、東京23区で、4年ぶりになります大雪警報が発表されまして、都心も真っ白に景色が変わったわけであります。10センチの積雪となったわけです。その影響で、公共交通機関が遅延をしたり、また運休、道路の通行止め、そしてまた路面の凍結による歩行者の方が転倒されたり、また自転車のスリップなども発生したところであります。東京消防庁によりますと、この雪の影響で約200名が搬送されたと聞いております。降り積もった雪で路面が凍結しまして、滑りやすくなっています。どうぞ引き続き、都民の皆様方には、まだ解け切ってないと思いますので、外出する際は、どうぞ足元に十分注意をしていただく。また、自動車を運転する場合には、必ず冬用のタイヤ、またチェーンを装着するようにお願いを申し上げます。なお、首都高など一部の路線では通行止めが続いております。こうした道路には、安全が確認された箇所から速やかに運行できるように取り組んでもらいたいと、このように考えております。
(詳細は、総務局にお聞きください。)

2 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】それで、次にコロナでありますけれども、昨日の新規感染者数641名という大変大きな数字になりました。7日間平均の対前週比が447.6%。ちなみに、昨日の1週間前、12月30日(木曜日)ですけれども、陽性者が64名でしたから、ちょうど昨日は10倍に一気に跳ね上がったという状況であります。まさしく、かつてないスピードでの増加ということは、皆さんも非常に驚きとともに感じられたと思います。また、オミクロン株による市中感染も急激に増加をいたしております。昨日のモニタリング会議でお伝えをいたしましたように、直近の7日間、すなわち12月30日(木曜日)から1月5日(水曜日)でありますけれども、L452Rの陰性率、平べったくいうとオミクロン株疑いということになりますが、この割合が一気に59.9%と約6割となっております。専門家の先生方から、このまま推移しますと、経験してきたアルファ株やデルタ株よりも、より速いスピードで置き換わりが進んで、感染のこれが主体となるということをおっしゃっておられました。また、コロナとの闘いでありますが、昨日申し上げましたように、もう新たなフェーズに入ったという認識を持って進めていかなければならない。強い危機感を都としても持っていきたい、これがまずベースであります。昨日、岸田総理のお時間いただいて面会をいたしまして、オミクロン株の特性を踏まえた、今後の対応方針を明らかにするということや、またワクチン、経口薬、中和抗体薬、これらの早期、そしてまた重点的な確保などについて要望をさせていただきました。都は既にオミクロン株の特別対応という形で、もう既に皆様方にお伝えしている対応策ということを考えているわけであります。先手先手で総合的な保健・医療提供体制の強化などに取り組んできたわけでありますが、この急速な拡大の状況を踏まえまして、今後の更なる体制強化、対策、それは、今日のこの後に改めてお示しをいたしますので、そのときに具体策についてはお伝えすることになります。それから今後ですけれども、今日の何時だったっけ、1都3県の知事でテレビ会議を夕方、18時半からということで、1都3県の知事でテレビ会議を実施をしまして、各都県の最新状況について情報共有したり、また意見交換を行う予定にいたしております。引き続き、各県とも緊密に連携をしていきたいと考えております。それから、オミクロン株っていうのはまだまだ解明されていないというか、まだ不明な点が多いわけでありますけれども、基本的な感染防止対策の徹底は重要であるということには変わりがありません。カレンダー的に申し上げると、明日から3連休があります。そして成人式もあります。その後、来週の15日(土曜日)、16日(日曜日)が大学入学共通テストということになります。まさに受験生にとっては、ここが大勝負というところになってくるわけであります。こういうカレンダー的な、重要な、お一人お一人にとって大変重要な時期だとは思いますけれども、基本的には、マスクの正しい着用や手洗い、消毒、3密回避、それから寒くても換気ということをお願いをする。そしてまた、少しでも体調に異変を感じたときは外出を控える。人との接触はやめるということで、その代わり、すぐに受診や検査をしていただくということを徹底していただきたいと思います。感染しないさせないための行動というのは自分自身だけではありません。ご家族や大切な人、そして社会を守ることにつながるということで、引き続きのご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。よって、具体策につきましては、この後色々と手続がございますので、それを経た上で、皆様方にお伝えすることになります。
(詳細は、政策企画局、総務局、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:231KB)

3 献血への協力のお願いについて

【知事】次に、お伝えするのが献血についてでありますけれども、ずっとコロナが続いてまいりまして、この献血というのは忘れられがちであると、時々、皆様方も報道されているかと思いますけれども、献血に対しての呼び掛け、ちょうどこの1月から2月のこの時期っていうのは、「はたちの献血」キャンペーンが全国的に行われる時期であります。都では、成人式でのリーフレット配布や、学校でのポスターの掲示など、はたちの方を中心にしまして広く都民の皆さんにこの献血へのご協力を呼び掛けているところであります。先ほど申し上げたように、コロナの影響で企業とか学校での出張献血をやっております。これらは中止されることが多かった。その結果、昨年度に引き続いて、献血者の数っていうのは、コロナ前の水準にまではまだ戻っていないという状況です。一方で、医療機関での血液製剤のニーズは高いわけで、このままの状態続きますと、安定的に供給ができなくなる恐れもございます。献血によってつくられる血液製剤っていうのは、医療に不可欠なものでありますことから、是非とも都民の皆様のご理解ご協力お願いしたいと思います。実際の献血ですけれども、都内で12か所の献血ルーム、そして献血バス、移動するバスです、それから出張献血会場などを設けておりますので、そちらの方でお受けいただければと存じます。昨年の12月に、新宿駅の東口に日本最大級のベッド数を整備した献血ルームがオープンいたしておりますので、駅から歩いて3分、交通の便もよろしいですし、室内は緑を基調にしたデザインとなっておりまして、どなたにも快適にご利用いただける雰囲気となっております。実際、採血事業は日本赤十字社が行われるわけで、ご覧のような感染対策を徹底して行います。密を避けるために、事前予約などもして、是非ご協力をお願いしたい。病気、けがで輸血を必要とする方、多くいらっしゃいますので、是非とも必要な方に確実に血液を届ける、大切な命を救う、そのためにも、是非この機会に1人でも多くの方に献血にご協力をいただきたい。1月から2月にかけての「はたちの献血」キャンペーン、「はたち」だけではありません。どうぞ多くの皆様方のご協力をよろしくお願いを申し上げます。
この後、また改めて会見開きますので、まずはどうぞ。
(詳細は、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:471KB)
(「1月・2月「はたちの献血」キャンペーン」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】はい、ありがとうございました。1月幹事社、朝日新聞の釆澤といいます。よろしくお願いいたします。新型コロナに関することで3点、代表質問させていただきます。一つずつ申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。1点目は、新型コロナのレベルに応じた行動制限についてお伺いしたいと思います。東京都の方では、このレベルに応じた行動制限について定めをしています。一方、医療提供体制については、先月、知事から発表のあったように、オミクロンの特別体制というのをとられていて、1週間のオミクロンの新規陽性者が100人以上だったりした場合については、レベル1から一気にレベル3になるというふうな運用が発表されました。行動制限については、今、現在レベル1なんですけれども、レベル2になるためにはというか、レベル2になる目安は新規陽性者が1週間で500人というような目安があります。医療提供体制のときと同じように、こちらの行動制限についても目安を改める必要性について、どう思ってらっしゃるでしょうか。理由とともに教えていただければ、よろしくお願いします。

【知事】すいません、時間の関係もあるので、続けて。

【記者】わかりました。2点目は、飲食店の人数制限に関することです。昨日のモニタリング会議の方で、知事の方から飲食店の人数制限について見直しを検討するというお話ありました。具体的なことは、また夜にということでしたけれども、基本的な考え方として、この人数制限の依頼、それを実効性を持たせるためにはどのような方法をとるべきかってことが2点目、お伺いしたいところです。最後、飲食店の認証制度に関することです。東京都の方では認証制度、今、敷いていますけれども、一時、感染者が落ち着いてきたこともあってか、消毒液とかアクリル板の設置がちょっと不十分ではないかというようなお店も見受ける機会があります。東京都としての現状認識は、これについてどういったものかということと、現地での見回り、働きかけについて、現在の東京都の人員体制とか、週当たりの見回り件数について、数字などデータがあればお示しいただけますでしょうか。以上3点になります。

【知事】はい、まず1点目でありますが、行動制限をどのような形でオミクロンに対応したものにするのか、見直しはどうかというご質問だったと思います。まず行動制限については昨年の11月、国の考え方に基づいて示したものでありますので、これに対しましても、昨日もそうなんですが、オミクロン時の、オミクロンの特性に応じた対応方針の見直しを国の方にも要望しているところであります。そして、国の検討状況とか毎日の感染状況の推移、そして医療提供などの状況を踏まえて、専門家の意見を聞きながら必要な場合に適切に対応していきたいと考えています。それから人数制限の依頼でありますけれども、これについてもモニタリング会議で専門家の意見も踏まえながら、必要な検討を進めてまいります。それから認証店について、緩くなってるんじゃないかというようなご質問だったかと思いますけれども「TOKYO ワクション」の活用などについては、こうやってまた、この後、様々見直しをいたしますので、それはコロナ対策リーダーとつながっているということは、何度も申し上げております。オンラインでつながっておりますので、そこを繰り返し周知を徹底しているところです。そしてよく、それぞれのお店の方とても協力的でありまして、お店の具合、つまり、アクリル板をはってますよ、換気についての確認してますよ等々、写真でそのまま、写メでそのまま送ってもらったりして、確認をしているところでありますけれども、ただ職員が直接訪問をしておりまして、例えばオンラインが活用できないような店舗などもありますので、こういったところには直接訪問して再確認をしているというところです。非常にあと、こういった飲食店については、それぞれ認証を受けておられるところについて、引き続き飲食店としっかり連携しながら、より安全な運営をお願いをしたいというふうに思います。それから、お店選びってのは非常にお客様の側も、非常にチェックは厳しいですよね。人によるかもしれませんけれども、そういったことを踏まえながら、飲食店でしっかり対応しておられるところがほとんどだというふうに考えておりますし、またそうでないところでは、お客様の方から声を上げていただく等々も考えられるんじゃないかと思います、はい。実際お店行くと消毒液ないなと思ったら、それ言いますし、私などは、はい。

【記者】人数制限見直しに当たって、新たに見回りとか実地の働きかけを追加で強化して実施するとか、そういうようなお考えはあるんですか。

【知事】引き続き、お店の安全性が確保されているかについては、職員などの見回りを行っているところで、それについては変わりません。引き続き行っていくことが、せっかく努力していただいている皆さんへの励みにもなるし、そうでないところには、しっかりと守っていただくような、そういうお願いをする機会になっていると思っています。

【記者】はい、ありがとうございました。それでは各社の質問に移りたいと思います。挙手の上、挙手をされて知事の指名を受けてから、社名、お名前をおっしゃってから質問してください。どうぞよろしくお願いします。

【知事】はい、どうぞ。

【記者】テレビ東京の吉田です、よろしくお願いします。今日、国土交通大臣がGo Toの再開について、事実上先送りする方針を示されました。同時に実施する予定だった「もっとTokyo」の再開について現時点のお考えを教えてください。

【知事】はい。今のオミクロンの急拡大を受けて、国としてのご判断だと思いますが、都としても、今この状況の中で後押しをするということについては考えておりません。

【記者】共同通信の小島です。昨日、岸田首相に要請したレベル移行の基準について、オミクロンの株の特性を踏まえて見直すという件でお伺いします。例えば、レベル2の基準が、今、1週間平均で500人ってなっていますけれども、その基準を緩やかにするとか、具体的などのように見直すのか、具体的にイメージがありましたら教えてください。

【知事】レベル2については、都の方でもしっかりと、どういう状況になった時に、どのような医療体制になるのか、これらのことについては、今、専門家の皆さんの意見を聞きながら詰めているところであります。そしてまた、国の方で、オミクロン株というものはこういう点がこれまでと違うといったような、医学的、科学的な見地などをおまとめいただき、見直すときのポイントなど、それぞれの自治体にお伝えいただければ、それをまた判断材料にさせていただきたいというふうに考えております。

【記者】新宿新聞の喜田です。オミクロン株の米軍の基地のまん延についてお伺いします。小池都知事は、オミクロン株が流行る前には、水際作戦が大事だということをおっしゃっていました。今回、蓋開けてみたら、米軍のところでバケツの開いた水でですね、そのPCR検査をしないまま日本に直接入国している軍人さんたちが、今の沖縄とか岩国を中心に、オミクロン株が猛威を奮っています。東京も横田基地という米軍基地を抱えて、小池都知事としても申し入れをしたと思うんですけども、今までの何が不十分で、何を変えたら、この米軍の問題については解決するのかと、お考えなのかお聞かせください。
【知事】昨日、岸田総理のもとに5点申し入れをさせていただきました。その中に、横田基地を抱えております東京都といたしましての要望を出させていただきました。今回、在日米軍の方々の出入国の際のチェックが課題になっているわけですけれども、現実に、横田基地については、1月5日(水曜日)までの8日間で57名の新規感染者が発生をしたというふうに聞いております。横田の周辺地元自治体で感染者が急増しているということはありませんけれども、基地周辺住民への感染拡大を懸念するところであります。よって、地元自治体と連携しながら、引き続き感染拡大防止に関しての要望を、国、そして米軍の方に行っていきたいと考えておりますし、国としても、防衛大臣、外務大臣など、関係の皆さんが対応していただいているかと思います。日米地位協定については、都として、以前から国内法の適用がないことなど我が国にとりまして依然として十分とはいえない状況であるという点については、他の自治体とも連携して、見直しを国に求めてきたところでございます。また、軍という性質上、軍の関係、軍の方々の健康を守るというのは、兵力の維持ということに直接つながりますので、ここはより確実な感染対策を取ってしかるべきではないだろうかというふうに考えますし、また、そのことを米軍にお願いをしたいところでございます。こういったことについては、引き続き、地位協定のみならず、周辺に対しての、基地周辺の自治体からの色々な要望もありますので伝えていく、国を通じて伝えていくということには変わりません。

【知事】それでは、そのあと、よろしいですか。どうぞ。

【記者】東京新聞の土門と申します、よろしくお願いします。コロナが、今後もオミクロンで急拡大が懸念されるんですが、まん延防止等重点措置なんですが、改めてどのようにお考えかというのと、どんな場合に要請を考えてらっしゃるかお願いいたします。

【知事】はい。これも昨日お伝えもしているかと思いますけれども、これからも専門家の意見などを聞きながら、効果のある方法を求めて適切に対応していきたいと考えております。以上です。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

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