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令和4年(2022年)4月22日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和4年4月22日)

知事記者会見
2022年4月22日(金曜)
14時00分~14時51分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

特設サイトQRコードの画像

知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】それでは、まずコロナ対策であります。ちなみに、今日は5点皆さんにお伝えしたいことがあります。そのうちの冒頭、コロナ関連です。現在、感染者数、重症者数ともに減少傾向にあります。これはこの間、都民の皆さん、事業者の皆様、大変ご協力いただいております。改めて感謝を申し上げます。病床使用率については、横ばいでの推移ということでございますが、これから人の動きが活発になる季節を迎えることになります。都におきましては、リバウンド警戒期間、こちらの方、5月22日の日曜日まで延長することといたしました。感染の再拡大も懸念されることでございますので、都民の皆様と力を合わせて、何としても、感染の抑制を図ってまいりたい。このように考えております。今日はゴールデンウィーク前の対策のポイントを3つお伝えしたいと思います。
まず、感染の連鎖を断ち切る。そのための、いつも攻めの武器と申し上げているんですが、ワクチンです。3回目のワクチン接種の促進であります。3回目接種率ですが、都内の全人口のだいたい、もう今日時点で半分となりますが、若い世代の方々の未接種の率(正しくは、接種率)がまだ大変低いところであります。昨日、モニタリング会議を開催をいたしたところでございますけれども、報告によりますと、3回目の接種を受けた方々、新規陽性者と重症患者の発生の割合ですけれども、こちら(スライド)に出ておりますように、2回目の接種を受けた方々と比べますと、3回目受けた方々について、非常に効果があるということでございます。また、抗体保有調査の結果でも、3回目接種から4か月を経過した後でも、抗体が高く維持をされている傾向があるということで、こちらの方も有効性が確認をされております。さらに、東京iCDCの方で、1万人を対象に調査をしてくださっています。その結果、8割程度の方々が3回目の接種には前向きだ、急がないけれども接種はしたいと考えている人が多くいらっしゃるということでございますが、いかに早く接種していただくかが重要ですよという報告をいただいております。実際の接種を、じゃあどこで受けるかですけれども、ご覧いただいておりますように(スライド)、都の大規模接種会場におきまして、予約なしの接種が受けられる、接種ができる。また、大学や企業単位などでの団体接種も行っておりますので、有効に生かしていただきたいと思います。それから皆様方にはお出かけ、イベントが多くある連休、ゴールデンウィークの前だからこそ、接種をお願いを申し上げます。それが難しいという方も、ゴールデンウィークの期間を利用されて、接種をしていただきたいと思います。またこの度、お子さんのワクチン接種につきましてお考えいただく、そのきっかけとする動画も作成をいたしておりますのでご紹介をしていきたいと思います。

(動画放映)

【知事】はい。ということで、13歳とそして11歳のお子さんがおられます坂下千里子さんの具体的な不安であったり、疑問、これに対して私の方から、そして小児科の先生からの回答をさせていただいています。是非、本編の方もご覧いただきたいですし、ご家族の皆さんでこのワクチン接種についてお考えいただければと思います。そして都民、事業者の方々には引き続き「TOKYOワクション」を様々な形で活用していただきたいと存じます。
次、二つ目でありますが、感染不安を感じる無症状の都民の方々が安心していただくための検査の取組であります。都は、無料検査を5月22日(日曜日)まで延長をいたしますが、これを活用して、ゴールデンウィークに帰省などされる場合は出発前に、そして帰宅後にも検査を受けていいただきたいと思います。特に高齢者の方々、故郷に帰られるなど、高齢者の方々にお会いになる方は、是非検査をお受けすることをおすすめしたいと思います。検査場所ですけれども、ご覧の端っこ(スライド)にQRコードがありますので、こちらの方でご確認をいただきたいと思います。
そして最後、3点目です。これは感染防止対策の徹底ということを繰り返し申し上げたいと思います。事業者の皆様には引き続きテレワークなどによって人との接触を低減する取組を進めていただく。また、テレワークに踏み出すことできずにおられる企業のために、専門家がノウハウをお届けをいたしまして、きめ細かなサポート、伴走型で最長1年行う事業を今日から開始をいたします。是非ご活用いただきたいと存じます。そして都民、飲食店の皆様方にはこれまで同様に基本的な感染防止対策の実施をお願いを申し上げます。そして、特に換気です。換気、冬場だけの話ではありません。この換気については、これからも十分心掛けていただく。そしてまた、飲食店をご利用の際には是非認証店をお選びいただきたいと思います。認証店は感染防止対策、本当にしっかり講じておられるわけでありまして、今回1テーブル8人までの利用を可能といたします。飲食店の皆様も店内の換気の方、徹底をしていただきたいと思います。この関係については、都では換気設備の導入など、業界ごとのガイドラインに沿いまして、感染防止対策を行うことへ支援をいたしますほか、コロナ禍で営業に影響を受ける飲食事業者が新たにデリバリーサービスを始める際のサポートも継続して実施をしておりますので、是非ご相談していただきたいと思います。皆さんとともに取り組んで、何としてもリバウンドを回避していきたい。どうぞ、引き続きのご協力をよろしくお願いを申し上げます。
(詳細は、政策企画局、総務局、福祉保健局、産業労働局にお聞きください。)

東京動画ロゴ(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,037KB)
(「大規模接種会場(予約システム)」は、こちらをご覧ください。)

2 電力課題に対する都の対応について

【知事】次に2点目でございますが、この夏の電力危機を乗り切るための取組についてのお知らせです。気候危機が、既に私たちの身近にこう忍び寄って痛感をする昨今でございますけれども、今回の、今般のウクライナ・ロシア情勢によって、全世界がエネルギー危機に直面をいたしております。中でも資源に乏しい我が国でございます。海外へのエネルギー依存体質、化石燃料への依存ということが改めて浮き彫りになっているわけです。加えまして、地震などの自然災害による発電所が停止するなどもありまして、エネルギー資源の先行きは不透明になっております。身近なところで申し上げますと、ここ最近は、電気代が高いと。家計への負担を実感されている方も多いことと思います。実際に、電気料金ですが、この1年間だけでもなんと25%も値上がりをしているという現状。これに加えまして、ちょうどまん延防止等重点措置が解除された翌日です。3月22日(火曜日)です。東京電力、東北電力の管内に需給ひっ迫警報が出されたこと、皆さんよく覚えてらっしゃると思います。気象庁によりますと、今年の夏というのは例年より暑くなるということが予想されている。これによって、夏の電力も予断を許さない。さらに、今年の冬の電力需要もひっ迫をいたしまして、必要な供給量を確保できない可能性も今から既に指摘をされているところであります。さあ、この状況をどうやって乗り切っていくのか、まずできること、電力を減らす、H、創る、T、蓄める、T。この三つの観点から取り組んでいくというのが必要、ポイントになってくると考えます。キーワード、頭文字をとりますと、HTTということになります。まずは直面する、とりわけ夏の電力ひっ迫に対して、国、東京電力、都民、事業者、総力戦で今すぐに使用電力を減らすということ。Hから取り組むことが必要になってきます。そのため今日、国、東京電力に対しまして、電力の安定供給などについて、緊急要望を行いました。こうした取組によって、脱炭素化を一層加速させていかなければなりません。そして、まずはこの状況、我々自身が自分事として実践をしていくということが必要になってきます。例えば、都庁自らの率先的取組でございますけれども、都庁内の廊下の照明を半減をいたします。そのことを指示しております。また、総力戦で臨む。そのためには、都民や事業者の皆さんにも行動を起こしていただかなければなりません。改めて、ちょっと部門別に見ておきたいと思いますが、これまでも産業界、業務分野などなど、それぞれに省エネ政策をお願いしてきているわけですが、部門別に見ますと、ご覧のように(スライド)家庭部門、緑のところです。こちらの方が、産業業務部門では、2000年度比で21%、ぐっと減らしているんですが、家庭部門では、逆に2.2%増加しております。そして、要は家庭内の省エネがもっとも遅れている。もしくは、家庭内の省エネこそ進めていく必要があるということを明白に示しているわけです。そこで都民や事業者の皆さんに対して、新たに、「Tokyo Cool Home & Biz」、こちらを呼び掛けてまいります。これまでCool Bizというのはご承知のとおりですが、ここを改めてCool Home、そして東京ですからTokyo Cool Home、そして、Bizを呼び掛けていくということです。まず家庭でできること、Tokyo Cool Homeの中身ですけれども、もう、とても身近な話をさせていただくと、エアコンのフィルター、こまめに清掃するというだけで、電気代は年間で今のベースでいくと、年間2,000円安くなります。それから冷蔵庫は例えば温度設定というスイッチがあると思いますけれども、そこを「強」から「中」にするというのも一つ。それから中身を詰めすぎない。冷蔵庫の方です。そしてもうこの際、省エネ型冷蔵庫に買い換えるということになりますと、年間で約6,500円の節約と、電気代の方の節約になると。ちなみに今なら商品券に交換可能なゼロエミポイントが付くということにもなります。家庭向け支援のポイントですけれども、これは同じです。先ほど申し上げた、減らす、創る、蓄めるということ。キーワードは同じくHTT。で、東京ゼロエミ住宅。住宅っていうのは一生の買い物をになるわけですけれども、新築をしたり、また、既存住宅の場合でも改善をしていく。例えば、断熱改修、そして太陽光発電、蓄電池の導入、これらを進めてまいります。都として補助を用意しております。今ご覧いただいてるように(スライド)東京ゼロエミ住宅新築の普及拡大、断熱太陽光住宅、既存でも改修で普及を拡大するなどなど、メニューを取り揃えておりますので、この機会にTokyo Cool Homeに積極的に取り組んでいただきたいと思います。それから、あのTokyo Cool Bizの方であります。Cool Biz、そもそも私自身が始めたわけでございますけれども、環境大臣として2005年の愛知万博のときに、そこで経済界の皆様方と一緒に始めさせていただきました。すっかり世の中には定着をしているんですが、しかしながら定着、ある意味しすぎている部分もあるかもしれませんが、改めてここでTokyo Cool Bizを徹底していきたい。ちなみに、これファッションの話じゃなくて、室温をどういうふうに、エアコンの使用を控えることによって、温度の設定等、室温などの設定などによってこのCO2の排出やエネルギー消費、変わってくるんです。とにかく28度にすればいいっていうものではございませんが、28度じゃ暑いよとかいう色々な声があったわけてございます。ちなみにこの28℃という、摂氏28度っていうのは、そもそもが労働安全衛生法の規則第5条で定められているものでございます。それによってこの28℃という数字をCool Bizを始める際にも活用して、それを根拠にしてきたわけであります。これはエアコンの設定温度ではありません。湿度が人数が多い部屋もあるし、そうでもない部屋もある。それから熱を発するパソコンなどもそうでありますし、色々な条件によって変わってくるんですが、いずれにせよ室温を28℃に抑えるということで、温度を調節するということがポイントなんです。今年はいつもよりこのクールビズスタイルで改めて意識をしながら取り組んでいただきたいと思います。そして中小の事業者がゼロエミッションに向けて速やかに取組を進めることができるように相談窓口も設けます。今日からです。専門家の派遣も行います。また、省エネ効果の高い設備に投資をしようという際には、通常の助成よりも手厚い支援を行います。そして、エネルギー価格の高騰ということが今、非常に厳しい状況を呼んでいるわけでございますけれども、その対策として、製造業や様々な企業に対する省エネなどの後押しを、これはもう3月から行っておりますけれども、この間、さらに価格の上昇ということもございますので、2回目の募集の受付を前倒しをしまして、今日からの開始とさせていただきます。この「Tokyo Cool Home & Biz」。この取組に加えて、エネルギーを減らす、創る、蓄める、その取組の一層の定着に向けて将来を見据えました制度改正についても進めてまいります。具体的に申し上げますと、環境審議会での検討も踏まえて一定の新築建物を対象にして、太陽光発電の設置、これに加えて、国基準以上の断熱、省エネ性能の確保、ZEV充電設備です。その設置を義務化する制度の構築について、事務方に検討を指示をしたところでございます。都民、事業者の皆様方には、節電のご協力を呼び掛けることをこれからもやってまいりますが、第1回、その意味でのイベントを、連休の入り口の4月29日金曜日、こちら新宿都庁の第1本庁舎で開催をいたします。タイトルは「Tokyo Cool Home & Biz」ということで、節電に役立つ機器などの展示、都の支援策の説明、そのほかCool Bizにふさわしい装いの紹介なども行ってまいります。タレントのフワちゃんとのトークセッションも行いまして、イベントを盛り上げたいと思います。フワちゃん待ってますので、よろしくお願いします。観覧ご希望の方は、Webサイトで申込みを受け付けます。申込み先着50名の方にはプレゼントも差し上げる準備をしております。当日の様子については、ライブ配信ということで、是非たくさんの方々にご覧をいただきたいと思います。今年の夏のライフスタイルの参考にもしていただきたいと思います。HTT運動ですけれども、目先の夏冬の危機を乗り切るだけのことではありません。脱炭素化の実現やエネルギー安全保障にも大きく貢献するベースとなりますので、是非電力は減らす、エネルギーと言ってもいいかもしれません。減らす、創る、蓄めるということを、このHTTで覚えていただければと思います。加えますと、今日はアースデイです。で、地球の未来と私たちの生活、ライフスタイルを改めて考える日であります。電気やガスを減らす、創る、蓄める。何度も申し上げますけれども、HTT、どうぞ皆さん一丸となって取り組んでいくということでよろしくお願いを申し上げます。エネルギー問題っていうのは国家の安全保障そのものでございますが、とはいえ、一人ひとりの総合体によってエネルギーの消費の総計が決まり、それによってCO2の排出も決まっていくということで、皆さん一人ひとりのライフスタイルに関わってくるということでありますので、改めてその点を強調していきたい。またご協力よろしくお願い申し上げます。
(詳細は、政策企画局、産業労働局、環境局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,118KB)
※スライド資料の10枚目の記載について、下記のとおり誤りがあったため修正しました。
誤:「脱炭素化などの取組に向けた相談窓口や専門家派遣を開始」 → 正「脱炭素化などの取組に向けた相談窓口や専門家派遣」
誤:「ゼロエミッションの強化に役立つ設備投資への新たな支援を開始」 → 正「ゼロエミッションの強化に役立つ設備投資への新たな支援」
(「Tokyo Cool home & Bizキャンペーン」はこちらをご覧ください。)
(「Tokyo Cool home & Bizイベント実施」はこちらをご覧ください。)

3 二定補正予算について

【知事】2点目(正しくは、3点目)であります。第2回の定例会に提案を予定いたします補正予算の編成について申し上げます。ウクライナ、先ほどからも申し上げておりますけど、ウクライナ危機に伴います緊急的な対策について、これまでも実施をしてきているわけですが、円安の進行に伴う物価の高騰、そして、原油・原材料価格などの高騰、特にエネルギーに係る消費者物価指数については、41年2か月ぶりの記録的な上昇となるなど、影響の拡大は大変懸念されるところであります。そこで東京の経済、都民生活を下支えする対策を強化をするということと、先ほど申し上げました今できる取組に加えて、脱炭素化の一層の推進ということに向けて、都の施策を更に充実、加速していくということであります。また、現下の感染状況などを踏まえまして、引き続き医療体制のコロナの方、引き続き医療体制の確保などの取組を充実させていく必要があるということから、こうした観点から必要な施策の具体化に向けまして、本日、補正予算の編成を指示をいたしたところであります。今後、国の総合緊急対策の動向も見極めながら、具体的な内容、そして金額などを検討しまして、第2回の定例会補正予算案として取りまとめをしてまいりたいと考えております。本日指示をいたしました。
(詳細は、財務局にお聞きください。)

4 こども施策について

【知事】続いて3点目(正しくは、4点目)になりますが、子供向け広報を始めることについてお知らせであります。4月1日に子供政策連携室を設置するなど、都は全庁挙げまして子供目線の取組を進めております。で、今日から「東京都こどもホームページ」、これベータ版ですけれども、公開をいたします。新たに子供と都政をつなぐ情報、プラットフォームとして、子供が楽しみながら東京の魅力や都政への関心を高めてもらえますように作成をしたものであります。このホームページですが、準備の段階から子供の意見、そして子供のアイデア、数多く取り込んでおります。例えば、都内の自然や文化をすごろくで巡ったりしながら、普段見ることができない都の施設の内部をバーチャルで見学できるような、そんなコンテンツも盛り込んでおります。土管の中に入り込んだり、なかなか面白くできております。それから、小学生や中高生に対して、東京都の仕事とお金の使い道を分かりやすく解説した将来のタックスペイヤーに対して予算がどうなって、どういうふうに使われているかなど、分かりやすく説明する子供向け予算書など、各局の取組や情報も掲載をいたしております。こうしたコンテンツを通じて、未来を担う子供たちに、都の仕事、身近に感じてもらって都政について興味を持って、考えてもらう、そんなきっかけにつながっていけばというふうに考えております。このホームページをより親しみやすく使いやすいものとしていくために、子供目線でバージョンアップをしてまいります。まずはデザインとか使い勝手などについてご意見を募集をいたします。6月13日の月曜日まで、夏休み前にバージョンアップをしたいと考えていますので、6月13日(月曜日)まで募集をしております。どうぞ、連休中、ゴールデンウィーク中にご家庭でもご覧いただいて、こここうした方がいいのになとか、色々なご意見を寄せていただければと思います。是非このホームページの成長には皆さんの作業として携わっていただきたいというふうに思います。
これまで、広く都民向けの広報誌として新聞折り込みなどでお届けしているかと思いますが、広報東京都、こちらの子供版を新たに発行もいたします。主なターゲットは学校の授業で、東京について学ぶ小学校の4年生、Web配信と小学校、児童館での掲示を通じまして、子供たちが都政や社会について考える、そんなきっかけになればと考えております。また、こうした子供の目線に立った取組を総合的に展開をしていくために、私が本部長となりますけれども、子供政策総合推進本部を今月末に立ち上げをいたします。子供政策連携室、政策企画局、財務局が担当いたし、これもちろん、横串を刺しながら進めてまいるということであります。これが子供施策についてのお知らせであります。
(詳細は、政策企画局、子供政策連携室、財務局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:494KB)
(「東京都こどもホームページ」及び「広報東京都こども版」はこちらをご覧ください。)

5 第46回全国高等学校総合文化祭東京大会について

【知事】次にこの夏、東京で第46回の全国高等学校総合文化祭が開催されますので、それについてお知らせをいたします。この大会は約2万人の高校生と、そして約10万人の来場者が集う、国内最大規模の高校生による芸術文化の祭典となっております。東京では初開催となって、今日で、ちょうど大会が100日前ということになります。新型コロナ感染防止対策の影響で活動が制限される中で、大会出場を目指します生徒さんのほか、大会運営を行う約690名の生徒さんが、大会に向けての準備を進めてこられました。大会の機運を盛り上げると、そのために今日から大会のテーマカラーの江戸むらさきに都庁をライトアップいたします。あわせて大会のPR動画作成をしましたのでご覧いただきましょう。どうぞ。

(動画放映)

【知事】はい。この動画の方に出演しているのが、都立南多摩中等教育学校の生徒さんで、日々の部活動の中で努力を重ねる高校生の姿、とても生き生きと描かれていますね。駅構内のサイネージやYouTubeなど、様々な媒体でもこの動画を見ていただくことができます。7月31日(日曜日)から始まる大会の様子についてはオンラインでも配信をいたしますので、是非全力で取り組む生徒の姿を多くの方にご覧いただきたいし、また応援もいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
以上5点について私からお伝えを申し上げました。それではお返しいたします。
(詳細は、教育庁にお聞きください。)

東京動画ロゴ(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:141KB)
(「全国高等学校総合文化祭東京大会」はこちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(毎日新聞・伊藤記者)知事ありがとうございました。それでは幹事社からコロナ対策で1点お伺いします。知事は昨年と一昨年のゴールデンウィーク前は、いずれも不要不急の帰省や都県境をまたぐ移動の自粛を呼び掛けるなど、どちらかというと警戒の意味合いが強いメッセージを出されていらっしゃいました。今回は警戒する一方で、例えば飲食店の人数制限のように緩和をする部分もあるということで、狙いが都民にストレートに伝わりにくい面もあるかと思います。過去2年とは異なる今年の対策の狙いと、目指すところについて、改めてお考えをお聞かせ下さい。

【知事】はい。もう皆さんも2年、2か月、3か月になりますでしょうか、このコロナ対策には本当にご協力いただいてまいりましたし、それぞれが色々な体験もされたことかと思います。この間、守りだけでなく、攻めのワクチンの接種が進んだり、また経口薬の開発、そして、提供など様々な攻める武器も整ってまいりました。さらには、もう皆さん方の意識などでも、昨日の1万人の都民の調査、コロナについての調査を見ましても、本当に多くの方々が基本的な感染防止対策を徹底してくださるとか、こちらが細かに申し上げる前に、皆さんが色々な工夫もしていただいているということでございます。そういう中で、病床の使用率について、3時半にいつもお伝えをしているわけでございますけれども、これらについて、まだ横ばい状態ということでありますので、これから人の動きが活発になるゴールデンウィークについて、今日も冒頭色々お願いをする点について、申し上げたところであります。一方で、お店についても認証店が約12万軒(正しくは、約11万軒)、これらの皆さんも本当にご協力いただいて、そして認証を受けるためにも様々な感染対策を行っていただいてる。だからこそ認証店なんですけれども。こちらについて徹底をしていただいてるということや、ワクチンの接種が、昨年の同時期とはかなり違ってもきているかということも踏まえまして、今回、飲食店についての人数制限ということ、上限については、8人までとしたところでございます。今、ご質問について、むしろ、都民の皆さんの方がある意味よくご理解をいただいていることも多いのではないかと思いますので、こういう形で進めるところは進め、また守っていくとこは守っていくということで、コロナの抑制に引き続きご協力をいただきたい。ゴールデンウィーク中も色々とご協力を引き続きお願いをしたいと思っております。また今日も、都庁で、今日は金曜日でございますので、またゴールデンウィーク前にワクチンを受けていこう、という方々もこの都庁での接種会場の状況を見ましても、増えているなと、受けていただいてるんだな、ということも分かります。ぜひともこの機会、注意をしながら、またよく検査などもお受けいただいて、そして、コロナの抑制の期間に当てていきたいと、そのような思いを皆さんと共有したいと思います。

【記者】ありがとうございました。各社の質問に移ります。質問のある方は挙手ボタンを押して、知事の指名を受けた上で、所属と氏名を名乗ってから質問をお願いします。

【知事】はい、それでは朝日新聞の笠原さんどうぞ。

【記者】ありがとうございます。朝日新聞の笠原です。夏の参院選について1点伺いたいと思います。ファーストの会から立候補予定の荒木ちはる代表について、知事先月、心から応援しているというふうにおっしゃっていました。今後、知事ご自身が例えば街頭に立って応援演説などをしてですね、直接、有権者に荒木さんへの支持を訴えるというようなことはお考えになっているでしょうか。お願いします。

【知事】応援をするということは申し上げたとおりでございます。その方法については、それぞれ必要なときに必要なことということになろうかと思います。

【記者】ありがとうございます。

【知事】はい、それでは共同通信、小島さんどうぞ。

【記者】共同通信の小島です。IR誘致についてお伺いします。大阪と長崎が28日(木曜日)の申請期限までに申請される見通しです。東京へのIR誘致の是非について小池知事のお考えをお聞かせください。

【知事】はい、東京都としまして、これまでIRの誘致についてのメリット、デメリット、これらについての調査を進めていくということを申し上げてきたわけでございます。これについて、これまでと同様の取組、これまでと同様の姿勢でございます。

【記者】ありがとうございます

【知事】日経の牛山さんどうぞ。

【記者】(日本経済新聞・牛山記者)はい、補正予算について伺います。知事は物価高、円安なんかについて指摘されましたが、どのような分野で、どのような不況を聞いていらっしゃいますでしょうか。で、それについてどのような対策を打っていかれるのか、また現時点で規模感など、アイディアがありましたら教えていただければと思います。

【知事】はい、具体的な内容や金額についてはこれから検討してまいりますけれども、まず質問にもありましたように、原油そして原材料の価格が高騰しています。その他、もうこれも原材料、食料、穀物類、木材もそうですけれども、物価が高騰しているというこの影響を踏まえて、東京の経済や都民生活を下支えするための取組。また、この際、この際っていうことはあれですけれども、本来もっと強力に進めていかなければならなかったと私はかねてより思っておりましたけれども、脱炭素化を一層推進をしていく、ということなどを想定をいたしております。それと、現下の感染状況などを踏まえて、医療提供体制の確保など、社会経済活動と感染防止の両立を推進する。そのための取組も充実させていくための補正という、そのようなことを念頭に指示をしております。よろしいでしょうか。

【知事】テレ東の吉田さんどうぞ。

【記者】すみません、テレビ東京の吉田です。よろしくお願いします。ZEVの充電設備などを義務づける制度の構築を指示したということですけれども、対象は、例えばマンションになるのか、一戸建てになるのか、対象について教えてください。あと、またZEVの充電設備などを義務づけるとなると、消費者の負担も増えると思いますけれども、このあたり都が支援していくなどお考えありましたら教えてください。

【知事】はい、このZEVの普及のためには、充電設備の確保というのが当然必要になってまいります。これまでも進めてきましたけれども、しかし、世界の流れ、自動車を取り巻く流れなども大きく、激動も続けているわけであります。ですから、これらのこのZEVの普及を支える充電設備の設置ということはもう不可欠であり、かつスピードを速めていかなければならないということで、今回の政策を打ち出しているわけであります。例えば家庭ですと、これは先ほどのHTTで言うと、蓄める部分にそのZEVが使えるわけです。充電装置だと考えれば、これは大きな支えにもなってくるわけであります。太陽光で発電されてる一戸建てでも、これからマンションなどでも、太陽光などを設置する際の補助であるとか、それからマンションの駐車場などでの充電設備を整えることについては、これまでも都として、この予算を組んだり、それから、それを補助するシステムとして設けたりといたしておりますが、なかなかマンションだと管理組合等々で皆さんの意見をまとめると、現実には色々な時間がかかってきてるかと思います。一戸建ての場合でしたら、お昼の太陽光の時間、車が動いているか、いないかによりますけれども、そこで充電をしていくというのもひとつの考え方でありますし、それを防災としても使えるというような、色々な複合的な、また複層的な効果があるためにも、これを設置をして、まあ早い話がコンセントがあればいいということで、家の場合は、ことになろうかと思います。そういったことを進めていく。また、各種の駐車場等も充電設備が整えられるような補助制度、もう既に設けてあるものを更に後押しをする必要があるというふうに考えております。

【記者】分かりました。ありがとうございます。

【知事】はい、MX白井さんどうぞ。

【記者】(TOKYO MX・白井記者)はい、MXの白井です、よろしくお願いします。ゴールデンウィーク中のバーベキューについて伺わせてください。昨日、建設局は都立公園内のバーベキュー場の再開を発表しました。27日(水曜日)からの利用再開で、ひとグループ4人までの人数制限があるということです。それで、これからの大型連休で、バーベキューをする人が増えると思うんですけれども、このバーベキュー中の感染対策で気をつけることなど、注意、呼び掛けがあればお願いします。

【知事】改めて確認をして、お伝えしたいと思いますけど、いずれにせよ、これまでもクラスターを呼んできたバーベキューでございますが、基本的な感染の防止策等をお守りいただくことによって、皆さん自身が感染しないように、注意をしていただくということに尽きるのではないでしょうか。また若い方々の、ここもやっぱり同じくワクチン接種などをしていただくことによって自分自身を守るということと、家庭やその他の方々に対しても、色々な意味での守りにつながっていくというふうに考えております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】喜田さんは出られますか。すみません、また聞こえません。すみませんが聞こえませんので、次、TBSの方、先にさせていただきます。武智さん。

【記者】はい、TBSの武智です。よろしくお願いします。本日の参院本会議で、総理がコロナの分類について、5類に変更することは現時点では現実的ではないということをおっしゃいました。これについての知事の受け止めと、変更のタイミングについて、お考えをお聞かせください。

【知事】それについては確認をしておりませんけれども、私どもは以前から何類なのか、それは国の方でお決めいただくことだとして、各種の見直しは随時していくべきだということは、お伝えを申し上げております。経口薬、とにかくこの、例えば経口薬の開発や普及をより進めていくという点など、アメリカなどは先に、緩和、かなり緩和しておられるところでございますけれども、そういった環境を整えていく、ということが必要なんだろうというふうに思っております。その上で、まだ答えは現時点で変えることはなかなか難しいとのご判断ではないかと、察するところでございます。ただ、この環境を整えるという意味では、やはり国が法律上、感染症法等の法律に基づくものですので、いつも私どもはそれを整えるような要望をお願いをしているところだということであります。

【記者】はい、ありがとうございます。

【知事】じゃまた、どうします、つながらなかった、つながる。

【記者】新宿新聞の喜田です。

【知事】はい、聞こえました。

【記者】聞こえましたですか。第5波、第6波、今現在、最中なんですが、第7波に向けてのですね、備えるべきことはどういうことが一番大事なのかということをお聞きしたいと思ってるんですが、特にですね、第6波で反省すべきというといいますかそういうことは自宅療養者がですね、2月27日(日曜日)時点では、7万人も都内で発生してるんですね。自宅療養者をいかにして少なくするかということが、これからの第7波に向けてのですね、大きな課題ではないかと思います。その点を小池都知事はどうお考えになっていらっしゃるのかお聞きしたいと思います。

【知事】はい、それぞれ症状等、これまでの株によって症状の出方が変わってきているということについて、同時並行で分析をされたりしているわけでございますけど、やはり前から申し上げているように守りと攻めを徹底をしていくということと、それから医療提供体制を整えていくためにも、必要な方には病床、病院に、またそれぞれご家庭で、ご本人の希望もございますし、そういった点なども考慮しながら、これまでも、それぞれの入院調整や、そして自宅でのうちさぽ(東京)というシステムを使ってのサポートもしてきたということであります。それから、やはり様々なコンタクトや相談などが、よりこの、例えば保健所に集中しないようなその他の受け手などについても、かなり分散をしてきておりますので、これらについては、充実してきているというふうに自負をいたしております。また何よりもワクチンの接種ということ。特に若い世代の方々が、自分は大丈夫というご判断をされたり、また実際にかかった方々の後遺症に悩む方などが多い等々、これらの声を聞きながら、また現場についての改善策などは常に積み重ねていく。これからBA.2への置き換わりが、ほぼ8割を超えているという状況が報告されておりますけれども、その後どのような変異株が起こってくるのか、これらもつぶさに見ながら、また各国のですね、はい、各国の様々な動きなども常に注視して、参考にしていきたいというふうに考えております。以上です。

 

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。


(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画課)

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