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令和5年(2023年)2月10日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年2月10日)

知事記者会見
2023年2月10日(金曜)
14時00分~14時33分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

【知事】よろしくお願い致します。まず、豊島区の高野区長、昨日お亡くなりになりました。高野区長は、平成11年から6期24年間にわたって区長として区の発展にご尽力されました。その姿、ずっと見つめてまいりました。多くも学ばせていただきました。特に消滅可能性都市と呼ばれた豊島区です。子供たちが楽しく遊べる公園づくり、南池袋の公園は、今も新しい公園の形としてモデルになっています。そして、子育てに適したまちづくり、文化、そういったことに本当に尽力されて、豊島区のイメージをアートの街に変えられた大変な功労者でいらっしゃいます。ここに謹んで哀悼の意を表するとともに、ご冥福をお祈りさせていただきます。ありがとうございました。
そして次に、トルコでの地震の被害。皆さん色々と報道されておられますように、とてもその被害は甚大であります。亡くなられた方に、謹んでご冥福をお祈りをし、また被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。東京都は現在、国際緊急援助隊として東京消防庁から職員6名、そして警視庁から13名の職員と、警備犬4頭、既に現地入りをいたしておりまして、救助活動を行っているところでございます。現在、外務省とも連携しながら被害状況などの把握を進めておりまして、現地のニーズに応じて必要な支援を行って、都として行ってまいりたいと考えております。

1 積雪への警戒について

【知事】そして今日は雪であります。東京地方でも積雪が見込まれていて、都民への呼びかけをしていきたいと思います。大雪注意報に警報から変わりました。これ23区内です。ですけれども、多摩地域では大雪警報、そのまま発表中のままでございます。その影響が公共交通機関の乱れを呼ぶおそれもありますし、既に首都高の一部の区間が通行止めとなっております。気象庁によりますと、今日の夜遅くにかけて雪、そして雨が降り続く予報ということであります。どうぞ皆様、今日は不要不急の外出をお避けいただきたい。やむを得ずお出かけになる際には、最新の気象状況を確認したり、それから鉄道の運行状況をご確認ください。そしてまたお仕事なさってる方はテレワークを活用するなど、早めの帰宅をご検討いただければと思います。更に、雪で路面が凍結して滑りやすくなっています。足元には十分注意をお願いします。昨日のモニタリング会議でも、救急がひっ迫しているという話いただいておりまして、どうぞくれぐれも滑って転んで怪我などなさらないように。それから車の方も、必ず冬用のタイヤ、チェーンを装着するようお願いを申し上げます。
(詳細は、総務局にお聞きください。)

2 新型コロナウイルス感染症への対応について 

【知事】次に今日は、1、2、3、4、5、6、7、8、たくさんテーマがございます。お伝えをいたします。次がコロナです。昨日、モニタリング会議を行いまして、感染状況が一段下がって黄色。そして医療提供体制の方は先週から同じでございまして、オレンジ(色)となっております。専門家からは新規陽性者数は継続して減少しているものの、感染状況の推移に注意が必要などのご報告をいただいております。と同時に、インフルエンザの流行も続いていて、都では3月2日(正しくは、2月2日(木曜日))に3シーズンぶり、インフルエンザの流行注意報を出しております。今週の定点医療機関当たりの患者の報告数ですが、9.81人となって、ちなみに先週が9.15(人)ですから、増加をしているということで、引き続き警戒をお願いいたします。しかしながら、立春を過ぎまして、暦の上ではもう春なんですね。イベントの開催制限なども見直されております。これによって日常が徐々に戻りつつあります。人と人との接触機会も増えてきている。今も申し上げたように、インフルエンザが上がってきている、流行が拡大している。コロナはもちろんです。どうぞ感染防止対策をしっかり行っていただきたい。ポイントはいつも言っておりますように3つで、「守り」と「攻め」と「備え」、この3つでよろしくお願いを申し上げます。
次にテレワークの取組についてでありますけれども、同じくこのコロナと共存していくという社会におきましては、企業の重要な経営戦略や働き方改革という点でも、テレワークの定着ということも、もうすっかり、それこそ定着しているというふうに思います。また今日のような雪の日でもテレワークっていうのは有効だということでございます。今回、「TOKYOテレワークアワード」としまして、企業の優れた取組を表彰することといたしております。対象はご覧いただいているように「株式会社こどもりびんぐ」さんです。こちらは、テレワークで大幅な業務効率化と経費の削減を実現されておられます。また、更なるテレワークの定着に向けて、全社員へのアンケートやトライアルを繰り返すということで、こちらの会社、自社に最適なテレワークを追求し続けておられると。経営者の皆様は、こうした事例も参考に。会社が従業員29名ということですけれども、規模に関わらずそのコンセプトは、またシステムっていうのは活かせるものだと思いますので、どうぞこうした事例も参考にして、テレワークの導入や定着にお役立ていただきたいと思います。コロナとも共存した、人々が活気あふれる東京。すなわちサステナブル・リカバリーということで、これを確かなものにするために、都民や事業者の皆様のご協力をよろしくお願いを申し上げます。

(詳細は、総務局、福祉保健局、産業労働局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,246KB)
(「TOKYOテレワークアワード 受賞企業決定」は、こちらをご覧ください。)

3 「City-Tech.Tokyo」の開催について 

【知事】次に、「City-Tech.Tokyo」がいよいよ間近に迫ってまいりました。都におきましては、持続可能な新しい価値を生み出す「SusHi Tech Tokyo」というコンセプトを世界に向けて発信をしています。鮨っていう言葉は分かりやすいんで、非常に浸透は早いかと思っております。おまけにサステナブルからきているということで、なるほどとうなずいていただくことも多いです。この第1弾が今月末にスタートします。スタートアップイベントである「City-Tech.Tokyo」。そしてもう1つが世界の都市のリーダーが一堂に会する「G-NETS Leaders Summit」、を同時開催をいたします。2月27日と28日の月曜日と火曜日で「City-Tech.Tokyo」を開催いたします。「G-NETS Leaders Summit」と。「City-Tech.Tokyo」の方ですけれども、持続可能な社会の実現に向けましたスタートアップの挑戦を後押しをするということで、都が主導する初のスタートアップのグローバルイベントとなります。基調講演でございますけれども、隈研吾さん。それからベンチャーキャピタリストで有名なベン・ホロウィッツさん。そして経営学のウリケ・シェーデさん。この3名の方々が「City-Techによるイノベーションで都市はどう変化するのか」ということについて展望を語っていただきます。また、イノベーションを取り巻く話題につきましては、25のセッションを実施をいたします。こちらには経団連副会長の南場さん、DeNAの南場さん。そして株式会社ユーグレナ、よくバイオで燃料を作っていただいて、船、バスで試しております、こちらがユーグレナは出雲さん。こういった世界の第一線で活躍する方々77名が登壇されることとなっています。スタートアップが技術を競うピッチコンテスト。こちらは「City-Tech Challenge」と呼んでおりますが、こちらも開催いたします。世界の35か国・地域から338社の応募がございました。この中から選ばれた、海外からは12社、国内からは8社、合わせまして20社がセミファイナルに出場されます。是非多くの方々、ご来場いただきたいですし、また専用Webサイトでも配信をいたしますので、ご参加いただければというふうに思います。開催に合わせまして都内を装飾するシティドレッシングを行います。2月13日(月曜日)からです。順次開始してまいります。海外からの玄関口となります羽田、成田空港。そして「City-Tech.Tokyo」が開催される会場であります東京国際フォーラム周辺の大手町や丸の内、有楽町エリア、そして「G-NETS Leaders Summit」が行われるのが、この西新宿エリアなどになりますので、これらの地域におきまして、3つのロゴで彩って、開催の機運を高めていきたいと考えております。政策企画局が進めております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:803KB)
(「SusHi Tech Tokyo 第一弾イベントを開催」は、こちらをご覧ください。)

4 英語によるコミュニケーションを活性化するための機運醸成イベントについて 

【知事】話題変わりまして、英語のコミュニケーションを広げるプロジェクトについてのお知らせです。都におきましては英語を使いこなせる人材の育成を進めております。この度、大手町、丸の内、有楽町いわゆる大丸有地区で英語の活用を広げていくための官民共同チームを立ち上げたところでございます。名付けまして、Tokyo English Adventure Movementと、@大丸有なので頭文字をとりますと「T.E.A.M大丸有」。チームですね。こちら紹介する動画も作っておりますのでご覧いただきましょう。

(動画放映)

【知事】はい、ということでこの「T.E.A.M大丸有」と一緒に、2月14日火曜日、バレンタインデー、あんまり関係ないんですけども。丸の内のKITTEでキックオフイベントを開催いたします。一般の方もご参加いただけます。当日、三菱地所の吉田社長、それから、厚切りジェイソンさんとトークセッションを行うというものです。動画でもライブ配信いたします。是非ご覧いただきたいと思います。例えば、おすし屋さんでネイティブ相手に会話をする「英語de寿司」とか、プロスポーツ選手やコーチから直接指導を受けられる「英語deスポーツ」といったようなプログラムも用意をいたしております。「英語deスポーツ」の方には、「TOKYO UNITE」って、色々なスポーツで東京ベースにしておられるチームの皆さんが集まって「TOKYO UNITE」という組織を作っておられます。このご協力をいただいて、今ご覧いただいてる選手の皆さんや、コーチに参加をいただくというものです。「T.E.A.M大丸有」では、企業や団体の皆様と力を合わせまして、ビジネスや生活の場面で英語によるコミュニケーション機会の拡大を目指して、様々な取組を行っていくということで進めております。
(詳細は、政策企画局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:903KB)
東京動画ロゴ(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(「英語のコミュニケーションを広げるプロジェクト」は、こちらをご覧ください。)

5 「TOKYOスマホサポーター」の募集について 

【知事】それでは、もう1つ。「TOKYOスマホサポーター」の募集のお知らせであります。シニアの方々を始めとして、スマホの操作方法がよくわからない、それから身近に相談する人がいない、というお声もよく伺います。こうした声にお応えするためにデジタルに不慣れな方に寄り添って、困りごとを解決をする「TOKYOスマホサポーター」の募集を開始いたしました。日頃からスマホに慣れ親しんでいる、いわゆるデジタルネイティブ世代の方や地域で活動されている方などに、広くご参加をいただきたいというものなんです。スマホサポーターに登録する、それにはご覧いただいているように、専用のWebサイトからエントリーしていただいて、オンラインの講習を受講していただきます。「リターン」とか、そういう普通に使っている「改行」とか。分からない人はどういう意味か分からないわけですよね。ですから、どういう教え方が必要かっていうことをまず受講していただくという話です。この講習を修了された方にはロゴマークの入ったデジタルの登録証が発行されます。こちら(スライド)です。この登録証は、ブロックチェーン技術で偽造や改ざんを防止をしているということであります。そしてサポーターの方々には、都主催のスマホ相談会や地域のコミュニティなどで活動していただいて、今年中に1,000人の登録を目標にしたいと思います。こうした活動を通じて、身近な地域で支え合って、誰もがデジタルの恩恵を受けられる社会の実現につなげていきたいと思います。是非多くの皆さんの登録をお願いを申し上げます。デジタルサービス局が担当しております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:625KB)
(「TOKYOスマホサポーター募集」は、こちらをご覧ください。)

6 ソーシャルファームの認証について 

【知事】もう1つ、もう1つ。ソーシャルファームについてでありますけれども。ソーシャルファームの認証は着々と進んでいます。都は障害者や、ひとり親の方など、就労に困難を抱える方の雇用の場を拡大するために、こうした方々を多数雇用するソーシャルファームの設立をこれまでも支援してまいりました。これまでに28の事業所、既に認証いたしております。加えまして、今回新たに13の事業所をソーシャルファームとして認証をするものです。例えば就労に困難を抱える方が、バリスタのプロフェッショナルとしてコーヒーを提供するカフェであったり、またリハビリアシスタントなどとして活躍するフィットネスジムなどが新しく認証を受けることになります。そして、今後は区市町村と連携したワークショップ、そしてソーシャルファームの創設に関心の高い企業向けセミナーを開催をいたします。これらの取組によって、ダイバーシティの象徴として、私はこれ新しい資本主義の一つの現実的な形だと思ってるんですが、その象徴として、ソーシャルファーム、是非東京に根づかせていきたいと思います。産業労働局が担当になっております。
数々のお知らせがございました。お伝えをさせていただきました。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:149KB)
(「都認証ソーシャルファームを決定」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【知事】それじゃどうぞよろしくお願いいたします。

【記者】2月幹事社、日刊工業新聞神崎です。よろしくお願いします。幹事社から2点をお願いします。いずれも先日のロンドン出張を踏まえての質問です。まずあの1点目なんですけれども、政府は観光戦略の新たな基本計画で、インバウンド1人当たりの消費額の目標を引き上げる案をまとめました。訪日客数から経済効果、量から質へと転換するという形になるわけですけれども、これに対する知事の評価と、実現に向けては東京として今後どんな観光プロモーションが有効とお考えか、これが一点目です。もう一点は、これも先日の出張に関係することですけれども、金融分野において、現地では証券取引所の関係者であるとか、シティの市長との会談を通じて、グリーンファイナンスの推進についての話があったとのことですが、今後の施策ですとか、方向性につながる内容が何かあったのか、どうなのか。この点をお願いいたします、以上です。

【知事】まず観光の政策でございます。これからの観光産業の回復と発展は極めて重要です。東京にインバウンドを迎え入れて、観光消費を効果的に増やす視点というのは大切です。都は、昨年の2月に公表いたしました、観光産業を振興するプラン。その中で既に、量から質への転換による観光消費額の拡大の方針を明らかにいたしております。先日は、お尋ねのようにロンドンで観光のプロモーションをしてまいりました。海外の富裕層の誘致には力を入れておりまして、プロジェクションマッピングを含めて新しい観光のコンテンツやスポット、これらを作る取組などに今後も力を入れていきたいと考えております。今、そもそも円安が続いておりますので、(1ドル)130円台ですかね、今日。それって非常にインセンティブは既にあります。そういう中で、よりクラスが高いサービスを望まれる方は、世界を見ますと非常に富裕層狙いのところっていうのは、もう本当に徹底して、それにかなうようなサービスをしています。せっかくお越しになる方々に、より多くの消費を行っていただくのは経済の活性化にも、また、観光が更に産業として伸びていく上でも必要だというふうに思いますので。この点、量から質へ、と。できれば量と質、両方がいいなと私は思いますけれどもね。いずれにしましてもこれから、より観光に力も入れながら進めていきたいと考えております。それから今回のロンドン訪問では、サディク・カーンというロンドン市の市長と、それからシティ・オブ・ロンドンという金融街と。お2人のメイヤーにお会いして、片方の金融街の方は、シティ・オブ・ロンドンのロード・メイヤーという名称になります。649代(正しくは、694代)ニコラス・ライオンズさんと会談を行いました。国際金融都市として、両都市が絆を深めるということで役割を果たすことの重要性を確認させていただき、更に連携の強化の枠組みを、合意をいたしたところでございます。私の方から都が取り組む金融の対策として、3つの柱をお伝えしました。1つがGreen、2つ目がDigital、そして3つ目がPlayerということで、(頭文字を)3つ合わせるとGDPになるんですけれども。どれも今、金融の活性化、金融市場の活性化に欠かせない3本の柱となっております。グリーンファイナンスは、もうこれはシティ(・オブ・ロンドン)も大変力を入れているところでございますので、これからも連携やノウハウなどなど、それからルール作りなど、これからも連携を強化することによって、このGX、グリーンファイナンスという点も、都として力を入れていきたいと考えております。

【記者】ありがとうございました。では各社の質問に移ります。質問の際には社名と氏名を名乗った上で、知事の指名を受けてからご発言ください。

【記者】ありがとうございます、朝日新聞の笠原です。五輪の談合事件について伺います。今週、組織委の元次長が独禁法違反で逮捕されるという事態に発展をいたしました。都は今後も有識者も含めて調査をしていくと。その中で組織委のガバナンスについても調査をしていくというところかと思います。事態の解明に向けてですね、東京都、開催都市としての役割というのも非常に大きいんじゃないかというふうに考えているんですけれども、改めて都の役割について、知事としてはどのようにご認識があるのかということを伺いたいのが1点とですね。今後の都の調査において、どのような点を重視して調査を行っていくか、この2点お願いいたします。

【知事】組織委員会の元幹部が逮捕されたことというのは誠に遺憾であります。組織委員会が既に解散しております関係からも、清算法人には引き続き捜査に全面的に協力するようにということを伝えております。また、外部有識者を中心として調査を進めているところでございまして、これについては捜査の妨げにならないような工夫などもしながら進めていくことになろうかと思います。それと1つ思い出していただきたいんですけれども、こちらも組織委員会に人もお金も出していたということからも、最初、拠出金を出していたんですけど、途中で組織委員会から57億円は返されたというような事実もございました。いずれにしましても、都としてはこれからも外部調査、外部の方々入れた調査を進めていくということです。

【記者】ありがとうございます。関連してもう1点なんですけれども、都としてもその調査の中で、組織委に派遣されていた都の職員についてもヒアリングを行ってきております。今後については派遣されていた期間なども拡大をしてヒアリングを続けていくというところかと思うのですが、これまでの報告の中でですね、例えばその談合事件を臭わせるような証言があったかなどですね、そういった報告などはなかったでしょうか。どのような報告を受けていましたでしょうか。

【知事】それも含めまして、捜査との関連もございますので、外部有識者中心として調査を進めている、というところでございます。

【記者】ありがとうございます。

【知事】MXさん。

【記者】はい。TOKYO MXの白井です、よろしくお願いします。不健全図書制度について伺いたいです。過激な性描写などの作品を指定して未成年への販売を禁じるという不健全図書制度なんですけども、昨日の文教委員会に、名前を変えるべきだという陳情がありました。昨日の委員会の中で都民ファーストの会なども名称変更には前向きな姿勢を示してましたけども、知事はこの不健全図書、この制度の名称変更にどのようにお考えになってますでしょうか。

【知事】はい、今ご質問にありましたように、不健全図書の指定に係る陳情については、昨日のというか、今朝ほどまでかかったと聞いております。文教委員会で様々議論があった。ただ採決の結果とすれば、不採択となったというふうに承知をいたしております。「東京都青少年の健全な育成に関する条例」という条例がございますけれども、そこで青少年の健全な育成を阻害するおそれのある図書類につきましては、審議会の答申を経て「不健全な図書類」という名前で指定をしております。青少年の健全な育成を阻害することを意味する不健全なという表現を用いているというところです。

【記者】委員会の中で、時代にそぐわないというような意見もあったんですが、小池知事、今もなかなかちょっと長いご説明になったかと思うんですけれども、この名称について、ご自身としてどのように思われているのか、ご意見があればお願いします。

【知事】これまでも色々な流れがあって、こういう名称になっているということでございます。

【記者】ありがとうございます。

【知事】読売さん。

【記者】読売新聞の飯田と申します。都内のNPO法人の理事長が、臓器移植法違反で逮捕された件についてお伺い致します。NPOの認証権を持つ都としての受け止めと、今後の対応についてお聞かせください。

【知事】はい。報道があったことは承知しておりますが、このお尋ねの当該法人につきましては、8月に報道がずっとあって、そしてNPO法に基づいて法人に聞き取りなどを行う事実確認を進めてまいりました。今回、この臓器移植法違反容疑での逮捕ということで、今後、司法による調査が進められているという認識でございます。都としまして調査に協力をしていくとともに司法の判断を受けまして、必要な対応を行ってまいりたいと考えております。

【記者】ありがとうございます。

【記者】NHKの中村です。よろしくお願いします。コロナの5類移行に伴って、今日、岸田総理大臣がマスクの着用に関して、卒業式ではマスクを着用しないことを基本とする方針を表明しました。これについての受け止めとですね、都として対応をどのように決めていくのか、お聞かせください。

【知事】はい、2類から5類に変えるということは。調査、ごめん、マスクの方。

【記者】5類への変更を巡って、そのマスクの着用に関してもですね、卒業式では着ける必要ないと。

【知事】はい、昨日も東京都のモニタリング会議で色々マスクについて、その機能であるとか、非常に詳細な分析をもとにして、賀来先生はじめとする専門家の先生方から例えば卒業式についての対応ということでお伝えをしたところでございます。これから、色々なフェーズがあって、色々ななんていうかね、会場とか、行われる、集まる、公共交通機関なのか、学校なのか、大きな会場なのか。色々なケースが考えられるということで、昨日は都のモニタリング(会議)の方では卒業式を具体的なテーマとしてお伝えをしたところでございます。これからもより、どういう場合にどうという、色々なメルクマールがある方が分かりやすいかもしれません。そういう意味で、まだ2類である間に何をするのか、5類に入った時にはどうするのか。そういう段階を踏まえた形で分かりやすく国の方には目安を作っていただければというふうに思っております。また、都として東京iCDCの先生方などを通じて、例えばリスクコミュニケーションとしてどうするのか。それから、医学的にどうなのか、こういった色々な方面からアドバイスを求めていきたいと考えております。よろしいでしょうか。はい。ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画課)

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