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令和5年(2023年)6月9日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年6月9日)

知事記者会見
2023年6月9日(金曜)
14時00分~14時31分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 梅雨を迎えるにあたっての注意喚起

【知事】今日は4点、私の方からお伝えいたします。まず梅雨入りです。関東甲信越地方(正しくは、関東甲信地方)に梅雨入りということを昨日発表がありました。台風2号が5月にも発生して、大変な状況にもなったということですが、いずれにしましても、この時期は、都民の皆様方、ご注意いただきたいことがいくつかありますので、まとめてお知らせいたします。ここ数年は、ほぼ全国で大雨が増えて、常に聞くのは、「これまでの最大」とか、「これまでなかった」とか、「記録的」とか、本当に最近の状況、厳しい状況が多いようですね。先週末も台風第2号の方、今申し上げましたように影響がありました。それに線状降水帯が相次いで発生をして、東京では6月として記録的な大雨になったということです。都内でも被害が発生しておりまして、被害に遭われた方々、お見舞い申し上げたいと思います。風水害というのは、ある程度予測はできるわけです。よって、私たち一人ひとりが防災意識を持って、早め早めに適切な行動をとるということが重要になってきます。都におきましては、災害時に取るべき避難行動を確認できる「東京マイ・タイムライン」、こちらは冊子版、それから、こちら(スマートフォン画面)がアプリ版ということで提供しております。東京マイ・タイムライン、これをよりよく知っていただきたいと思いますが、それぞれ区市町村で、また、町会単位でセミナーを実施していて、都内全ての小中高等学校には、この冊子版の方をお届けいたしております。中には、授業などで子供たち、生徒さんたちが、自分はどうするのだというようなこと、また、家族でこれを活用してもらって、家族で話し合っておく、そういうツールとしてお使いいただきたいと思います。併せまして、このアプリ版のPR動画があるのですが、都内のデジタルサイネージで放映しています。来週の6月12日(月曜日)からは、京王線の車内での放映もあります。ぜひこの、東京マイ・タイムライン、活用していただいて、ご家庭で避難の方法など、家族であらかじめ話し合って、風水害に備えていただきたいと思います。迅速な避難行動に必要なのは、何よりもリアルタイム、今どうなっているのだろうということの情報発信にほかなりません。都内では、集中豪雨などで急激に水位が増加する河川がたくさんあります。そして、河川監視カメラから映像をライブで配信をしております。こちら、YouTubeの「東京都水防チャンネル」でご覧いただけるものですけれども、現在は115か所の状況が見られるようになっています。リアルタイムです。今後も、見られる場所については追加もいたします。それをうまく活用していただいて、速やかな避難にご活用いただきたいと思います。それから、私もよく参考にするのですが、「東京アメッシュ」、こちらも都が独自に開発したもので、雨が降っている場所や強さをスマートフォンで確認ができます。来るぞ、来るぞ、来るぞというのは分かるわけですね。GPS機能で現在地の状況もすぐ分かるようになっておりますし、また、言葉も、英語、中国語、ハングルに対応している。昨年のアクセス数ですけれども、5,000万回を超えております。もう既にご活用いただいているかと思いますけれども、どうぞ豪雨などへの備えとして、こちらの方もご活用いただきたいと思います。それから、この時期に改めて浸水への備えをしていただきたい。具体的な点を2点お伝えいたします。一つ目ですけれども、雨水の下水道への入り口が雨水ますというものでありますけれども、車の乗り入れブロックなどで塞がれているようなことがあると、その役目を果たせません。改めて、ちゃんと使える状態になっているのかどうかということを点検してほしい。これが一つ目。二つ目は、雨水が半地下の建物などへ流れ込むことを防ぐ、中には駐車場として使っておられたりするような建物がありますけれども、そういったところには土のうなどの準備をお願いしたい。ビニール袋の中に水を入れまして、段ボールで固定した「簡易水のう」などでも代用が可能ですし、色々な方法がありますから、どうぞこれらの情報はTwitter、YouTube、そして都内のデジタルサイネージなど、都の持っている様々なツールを使って常に発信しております。どうぞそれらを参考にしていただきたいと存じます。
(詳細は、総務局、建設局、下水道局へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:888KB)
(「アプリ版「東京マイ・タイムライン」PR動画」は、こちらをご覧ください。)
(「6月浸水対策強化月間 下水道施設の点検等実施」は、こちらをご覧ください。)

2 関東大震災100年を契機としたムーブメントの展開

【知事】それから次に、今年は関東大震災の発生からちょうど100年ということは度々お伝えしておりますけれども、これをムーブメントにつなげていきたいということで、更なる展開のお知らせです。地震、先ほどは水害ですけれども、こちらの方は前もって分かる。一方で、地震は突然起こるという、最大の違いになりますけれど、ついこの間も石川県で震度6強の地震がありましたし、またその後も東京、千葉、また全国各地で大きな地震が相次いでいるところです。このように地震というのは、本当、いつ起こるかわからないからこそ、日頃からの万全の備えが重要となってまいります。今年は関東大震災から100年という節目の年、何度もお伝えしていますが、この防災への関心が高まるこの機会を捉えまして、キーワード「備えよう、明日の防災」、これを合言葉にしまして、自助・共助・公助に取り組む気運を醸成してまいります。震災が発生した9月ですけれども、それに向けまして、来週から都民一人ひとりの防災意識を高めるための取組を、もういくつも準備をしていきたい。切れ目なく展開をしてまいります。まず、復興まちづくり展示会なのですけれども、こちらの都庁の第二本庁舎1階、こちらで6月12日(月曜日)から開催をいたします。関東大震災の被災状況、それから私もよく参考にしておりますが、後藤新平らによる復興まちづくりの取組など、今日の安全・安心な東京にもつながる先人たちの歩み、これを分かりやすくまとめたパネルを展示いたします。また、震災当時、それから復興後の貴重な写真、最新技術を活用して、それをカラー化することでリアルになりますよね。こういった写真を展示していきます。これが一点。次に、来週の6月15日(木曜日)なのですが、東京国際消防防災展、こちらを東京ビックサイトで開催をいたします。6月15日(木曜日)からです。これは、楽しみながら防火や防災について体験して学んでもらうということで、5年に一度の大規模なイベントになっております。東京消防庁の展示エリアがございまして、こちらで関東大震災をテーマとした特設展示、これに加えて、VRを活用した防火防災体験、そして、日本で初めてとなりますEVの救急車の展示などを行います。大人からお子様までお楽しみいただける内容となっておりますので、ぜひ多くの方にお越しいただければと思います。そして、今後も関東大震災が発生した9月1日を中心にして、様々な取組を行ってまいります。皆さんと一緒に防災について考え、100年先の将来、これも安全・安心な都市・東京として実現をしてまいりたいと思います。政策企画局、都市整備局、東京消防庁が連携して担当しております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:298KB)
(「復興まちづくり展示会 東京復興のあゆみ開催」は、こちらをご覧ください。)

3 米粉パンなどの国産食材を活用した食育の取組

【知事】次が久々に米粉パンについてお伝えをいたします。例のウクライナのダムの破壊などを見ていますと、あれでまた耕作地、畑が流されて、おまけに地雷が流されているとかと聞くと、本当にもう心が痛むというか、色々な影響がこれでまた出るのだろうなと、このように思ったりもしておりますが、さて、それで米粉パンなのですけれども、日本は瑞穂の国ですから、お米をもっと活用しましょうと。かつ、グルテンフリーというプラスの点もありますね。ということで米粉パンをもっと普及させて、この購買力のある東京で、それを活性化させていきたいというので、ずっと米粉パンというアイテムについては何度も取り上げさせていただいています。国産食材をもっと活用しましょうという意味で、食育に関係したお知らせになります。都は、子供たちが日本の食文化や生産地などへの理解を深めてもらう、その場は学校給食ということで、学校給食で国産食材を使った食育を進めている。これは以前からそうです。昨年度は、「米粉いっぱいパン」などの国産食材を給食に活用した取組を、21の公立小中学校で既に先行的に実施をいたしております。子供たちからの反応はどうかというのは、「お米からパンができるんだ」といった素直な驚きもあったり、また学校からは「様々な国産食材があることを伝えられるような献立を考えて、子供たちが残さず食べましたよ」というような声も上がってきております。とても好評だったという報告を受けております。今年度ですが、全ての小中学校で、この米粉パンを活用した食育を展開しまして、健康な体と心を育んでいくというものです。6月はちなみに、食育月間なのですね。それに合わせまして、6月からそれぞれの小中学校で取組を開始する。都では、この米粉パンに合う国産食材を活用したメニューや、生産者との交流事例、これを紹介いたしまして、学校での取組が効果的なものになるように支援をしていくということで、教育庁が担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:99KB)

4 女性首長によるびじょんネットワーク

【知事】次に、女性に関連してお伝えいたします。女性の首長、女性市長さんとかね、首長によるびじょんネットワークについてのお知らせでございます。この会議は、これまでも何度か開いておりまして、全国の女性首長、市(町村)長さん、知事と連携しまして、日本全体で女性活躍を後押しするということで立ち上げました。これまで4回開催をしてまいりました。そして、この4月、特に統一地方選挙がありましたよね。都内でも合わせますと23区の区長さん6人が女性ということでございます。メンバーとなる女性首長の数が50人を超えたという、そういう喜ばしいことだと思っておりますが、これは毎年1回行ってきた会議なのですが、今年は2回に増やしまして、その第1弾を栃木県日光市で開催をする。なぜ栃木の日光なのかというと、「G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」と、長いですけれども、女性の大臣会合が開かれるということで、その場所が栃木県日光市です。6月25日(日曜日)の当日は、「女性活躍と地域イノベーションの未来」をテーマにしまして、基調講演、トークセッションを行うというものです。基調講演ですが、「東京くらし方会議」で委員をお務めいただいているお一人に、資生堂の鈴木ゆかりさんという方がいらっしゃいまして、この鈴木さんにお話をいただくことといたします。また、トークセッションでは、「地域のイノベーションと女性のリーダーシップ」などについての意見交換を行います。このあと、ちょうど山形県知事の吉村さん、今、知事は47都道府県、2人だけなのですけれども、吉村山形県知事、そして栃木県内の女性の首長さんをはじめとする方々もいらっしゃいますので、ご登壇をいただくことといたしております。栃木県は栃木市長、那須烏山市長と野木町長というのでしょうかね、ということで、この方をはじめとする皆さんにご登壇いただくこととしております。鈴木さんはじめ地元の女性経営者の方々にもご参加いただいて、幅広い議論を行ってまいります。このトークセッションに参加される吉村知事、この後、来られますので、観光振興の連携、山形県と東京都で行っていこうということで、話し合ってまいります。東京都内の女性首長にもオンラインで参加をしていただく予定としておりまして、女性活躍推進に向けたメッセージの発信を期待しております。当日の様子はYouTubeでもご覧いただけます。女性活躍推進に世界の注目が集まるという中での取組として、ぜひ多くの方々にご覧いただきたいと思います。ということで今日は4点、私の方からお伝えをいたしました。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:219KB)
(「女性首長によるびじょんネットワークin栃木 」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(朝日新聞・伊藤記者)知事ありがとうございました。6月幹事社の朝日新聞から代表質問3点ほどさせていただきます。1点目が、ちょうど先週の金曜日に無料PCR検査の不正認定ということで、183億円の補助事業の取消しという発表がありました。これについて知事の受け止めをお願いします。それと今回の不正分のだけの算出でなく、不正をしたということで、そもそも申請交付の額全てを取り消したということに対して、ちょっと業者の一部から納得いかないという声もあるんですけれども、そのような対応、全てを取り消すという判断の根拠を教えてください。

【知事】根拠。それは調査したからですね。で、警察とも情報共有しながらやっております。未知の感染症に対して、様々な関係団体、事業者、都民の皆さん、国民の皆さん、本当にご協力いただいて、こういう困難を乗り越えて、今5類へと移行しているわけですが、その中にこういう一部の事業者が検査件数を水増しをしているのですね。電話、連絡先など、こちらが調査すると、受けていませんというふうな、明確にそういうのが出てきますので、そういったことで、今回この水増しなどの件について公表させていただいたということであります。交付申請・実績報告の段階でチェックをいたしておりまして、その過程で不正が疑われる場合は、立ち入り検査も行っております。今後とも不正が疑われる案件については、厳正に対処していくということを考えております。

【記者】ありがとうございます。2点目で、これは昨日の話なんですけども、旧統一教会の多摩の土地所有を巡って、昨日文科大臣宛てに緊急要望を出されたと思うんですけれども、このタイミングで出した理由と、改めて国に対応を求めるということで教えてください。

【知事】(会場内から音)大丈夫ですか。なんか昭和な音がします。今のご質問ですが、旧統一教会、この土地を利用するということで国に緊急要望したという点です。この旧統一教会ですが、その活動については過去、その違法性が指摘をされているということで、国が質問権を行使しているという状況下に今もあるわけです。この当該地におきましては学校も近接しております。それから、日常生活・学校生活への影響について不安を感じているという方もいると思われます。また、一昨日は多摩市から都にもご要望いただいております。都は関係各局によりまして、都庁横断的な体制を構築して、多摩市など関係機関と緊密に連携して、本件に対応しております。何よりもまず、国が旧統一教会の運営実態を明らかにして、適切な対応を行うということが重要であるが故にですね、今回、国に緊急要望を行ったところでございます。多摩市と軌を一にして、国に迅速な対応などを求めております。

【記者】ありがとうございます。3点目が先日、愛知県の大村知事と名古屋市の河村市長が都庁を訪れて、2026年愛知で開催予定のアジア競技会の水泳会場、五輪で使われた(東京)アクアティクスセンターを貸してほしいと都に協力を求めました。小池知事は面会時に前向きに検討したいとお答えしていましたが、今のお考えと、何か課題とかいうのがあれば教えてください。

【知事】2026年の(愛知・名古屋)アジア大会でありますけれども、昨日(正しくは、一昨日)、大村知事、そして河村市長、お揃いでご要望に来られました。ご要望の、使用したいという(東京)アクアティクスセンターですけれども、これはトップアスリートの大会や都民の水泳大会などもですね、この時期、例年多くの利用が予定されることとなっておりますので、調整すべき事項もあるのですが、前向きに検討していくということを昨日(正しくは、一昨日)お伝えさせていただきました。これからも愛知・名古屋アジア大会組織委員会においても、競技団体などと調整されるということと、このように認識をいたしております。

【記者】ありがとうございます。すいません、もう一点だけ。早期の衆院解散総選挙が、連日の報道取り沙汰されているんですけれども、候補の擁立と各党も急いでいるという取材をしていますが、知事、衆院選出られる意向というのはありますでしょうか。

【知事】はあ、ですね。丸。終わり。

【記者】ありがとうございます。各社質問ある方お願いします。

【知事】どうぞ。テレビ東京さん。

【記者】すいません、テレビ東京の野中と申します。昨日ですね、多摩地域の市民団体がPFASに関して、血液検査の650人分、公表しました。その中でですね、650人のうち半数を超える335人が、結果としてアメリカのアカデミーの健康リスク基準を超える値だったという結果になりました。その中でですね、京都大学の(准)教授もですね、そういった結果になったのは、水道水を摂取していたことが主な原因として考えられると指摘されました。これに対する知事の受け止めとですね、他にその検査を受けた住民の方々からですね、追加の色々な調査をしてほしいですとか、そういった声も聞かれました。それに対する知事の受け止め、あとお考えをお聞かせください。

【知事】国がPFASに対する総合的な対応を検討中と聞いておりますので、健康の影響などについては、現時点で明らかになっておりません。この件については、国に対して健康(への)影響とか環境に関する評価や、また農作物への影響に対しての科学的な根拠に基づいた知見、早急に出してくださいということをお願いをして、緊急要望をお願いをいたしております。国の動向を注視したいと思います。そして、一方で、都民の皆さんの御安心に資するように、都として独自に、5月1日から専用電話による相談を実施をしております。環境省の方で、こういった水質の調査はかねてより様々な課題でやっておりますけれども、測定方法やそれから様々な調査についても、そうでありますけれども、国としての対応を早急に示していただきたい、このように思います。

【記者】ありがとうございます。

【記者】毎日新聞の一宮です。滝山病院のことでご質問です。先週の金曜日に、ちょうど会見が終わった後ぐらいだったと思うんですけど、滝山病院の患者の退院とかを支援されている弁護士が、知事宛に申入れ書を出したと会見されました。そのときに病院側から出された改善計画を都として見直すように求める、という内容でした。そこで、知事のお考えとして、病院側にこの計画の見直しを求めるのかどうか、またその理由を教えてください。

【知事】これまでも都として改善計画を出すようにということで行ってまいりました。改善は着実に進んでいくことが重要でございます。改善計画受理後も、現地には定期的に訪れて、取組状況を確認していると。関連法令などに基づいて、都は引き続き、病院における改善への取組を指導・監督いたしてまいります。よろしいですか。それでは、下野新聞、稲葉さん。いらっしゃいますか。

【記者】(下野新聞・稲葉記者)オンラインで失礼いたします。よろしくお願いいたします。びじょんネットワークについて伺いたいんですけれども、あのG7サミットの関係閣僚会合期間中ということで、小池知事も栃木県入りされること拝察するんですけれども、差し支えない範囲で、来県の日程を教えていただければということと、あとG7、びじょんネットワーク通して、世界の注目が集まる中ですが、小池知事としてどのようなことを発信したいとお考えでしょうか。2点を伺えればと思います。

【知事】日程については追って詳細はお伝えをしたいと思いますが、いずれにしましても、びじょんネットワーク、山形県知事と私等が代表する形で、皆さんの意見をくみ取り、またお互いに知見を共有するという目的で、これまでも開いてきた会議であります。お互いに励まし合いながら、また有効な政策など、また意見交換ができればと、このように思っております。残念ながら日本はですね、女性の活躍、いろんな分野のランキングを見ましても、毎年行われるワールド・エコノミック・フォーラム(世界経済フォーラム)のランキングが一番多用されるのですけれども、毎年順位を下げているという状況にあります。かねてより指導的地位に女性をということで以前から、これは2020年に30%、女性が指導的地位にというのは、これはもう政府で決めたことだったはずなのですが、つい最近また2030年までにですかね、30%というので、ズルズルと遅れているのがランキングを下げている最大の問題点だと思います。少子化もしかりですけれども、こうやって社会をどう活性化していくのかというのは、あらゆるところに、今その課題がですね、ひずみが出てきている。もっと早くに取り組めばよかったということもありますけれども、逆に言えば、伸びしろが大きいというポジティブにしっかりと取り組むのが現実的、リアルなのかなと思います。経営者の中にも女性をいかに生かしていくかによって、これが経営戦略として有効だという方々がおられ、またそういう企業が業績を伸ばしているという例などもあります。これはぜひ、前から成長戦略という言葉が使われますけれども、まさにその伸びしろの多い女性のところを、どうやって子育てと連携してやっていくのかなどなど、本当に総合的な判断が必要だと思います。今度G7の会議ということでございますけれども、ぜひ各国の例なども参考にしながら、日本がよりそういった方々から刺激を受ける、そういう会議になればいいのではないかということで、栃木に伺うことを楽しみにいたしております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】よろしいでしょうか。ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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