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令和6年(2024年)4月12日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年4月12日)

知事記者会見
2024年4月12日(金曜)
14時00分~14時39分

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 熱中症対策

【知事】今日はですね、私の方から6件お伝えをしたいと思います。まず熱中症への注意喚起なのですが、4月に入りまして、急に暖かい日が増えてまいりました。今週の土日にはですね、夏を思わせるような気温になるという予報も既に出ております。5月にかけて運動会、また、外出の機会なども増えると思うのですけれども、まだ体が暑さに慣れてないというものがありますので、熱中症、これに気を付けていただきたい。そのために服装、水分の補給など予防対策を心がけてください。こうした暑さですけれども、本当に毎年暑さがですね、増しているのは皆さん体感されておられると思います。気象庁によりますとですね、こうした今年の夏ですけれども、例年よりも暑くなるということで、そういう予報でございます。日によっては命に関わるような暑さとなる、そんな恐れもあるということでございます。そこで、まちなかでの水分補給ですけれども、ぜひTokyowater Drinking Station、これをご利用いただきたいと。また、今後、区市町村と連携しまして、クーリングシェルター、シェルターのことをよく取り上げていますけど、今日は温度対策ということで、夏の暑さ対策ということでクーリングシェルター。これを涼みどころと言ってよいのでしょうか、これも取組を進めていくということで、まずは今週末、お気を付けくださいということです。
(詳細は、政策企画局へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:154KB)

2 台湾の地震被害に対する支援

【知事】2番目が、台湾で地震がありました。花蓮市など被害が出ております。この4月3日(水曜日)の台湾東部の地震でありますけれども、犠牲になられた方々、ご冥福を改めてお祈りをいたします。また、被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。このたびですね、都は台湾に災害見舞金を送るということといたしました。先方と調整が整い次第、速やかにお送りをいたします。1日も早く被災地の復旧、図られるよう、心から願っております。
(詳細は、総務局へお聞きください。)

(「台湾の地震被害に対する災害見舞金を贈呈」は、こちらをご覧ください。)

3 輪島塗応援コーナーの開設

【知事】次にですね、これも被災地。国内の被災地、能登半島の地震ですね。復旧・復興に向けて様々な支援、東京都としても行っているところでございます。そして大きな被害を受けた産業の復興の支援ということも、これ生業(なりわい)に直接関係しますから、重要でございます。そこでですね、4月17日から、水曜日からですけれども、約6か月間の間、伝統工芸品、販売をいたしております。日本百貨店というお店があります。そこの日本百貨店のにほんばし總本店。そして東京ビッグサイトサービスコーナー、この二つの店舗におきまして、輪島塗ですね、この販売を後押しをする応援コーナーを開設をするというものでございます。伝統工芸品の販売、通じまして、また消費地、東京がですね、そうやって輪島塗の名産品などをお買い上げいただくことが直接の支援にも、また、間接的でもございますけれども、支援につながって、そして匠が元気になるようなエールにもつなげていきたいというふうに思っております。産業労働局の方で担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:62KB)
(「輪島塗応援コーナーを開設」は、こちらをご覧ください。)

4 中高生 政策決定参画プロジェクト

【知事】それから、今日からちょっと募集をさせていただきます。子供の意見を政策に反映する取組でございます。都におきましては、未来を担う子供たちから意見を聞いて、そして子供目線で政策をバージョンアップする取組を進めております。この一環といたしまして、今年度、新たに始めるのが「中高生 政策決定参画プロジェクト」でございまして、その参加メンバー、今日から募集ということです。これによって、子供に関係する課題をですね、子供たち自ら議論をし、そして事業案をまとめ、そしてそれを知事に政策提案をしていただくというものでございます。テーマは「将来のためになるリアルな体験活動の充実」ということで、どんな意見が出てくるのでしょうか。政策を創り上げるという、都の職員の仕事を体感してもらおうということで、いわば中高生インターンみたいな取組になります。いただいた提案ですけれども、都としてもしっかりと受け止めます。そしてそれを施策に取り入れていくということでございます。小さい頃からそうやって行政というか、街づくりであったり人づくりであったり、色々な施策に直接取り組んでもらうということです。どうぞアイデアと意欲にあふれる中高生の皆さんのたくさんのご応募、お待ちをしておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
(詳細は、子供政策連携室へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:142KB)
(「中高生 政策決定参画プロジェクト メンバー」は、こちらをご覧ください。)

5 花と光のムーブメント

【知事】それからですね、日比谷公園の花と光のイベントについてのお知らせでございます。日比谷公園の花と光のイベント。まず、1912年にですね、今ちょうど岸田首相がワシントンを訪れておられますけれども、この1912年に当時の東京市の尾崎市長ですね、「咢堂 (尾崎)行雄」、市長がポトマック川に桜を送ったということで今回もクローズアップされていますけれども、これはまさに日米友好の象徴でもあります。実はその後も話には続きがありまして、お返しとしていただいたのがハナミズキでございます。その時にいただいたハナミズキの子孫が、実は今も日比谷公園で育っているということで、まもなく今度は桜の後、ハナミズキの花が咲く時期となっていくということです。その日比谷公園におきまして、4月27日(土曜日)から五感、五つの感覚ですね、それを伴って楽しめる、そういう花と光とアートのイベントを行います。「Playground Becomes Dark Slowly」、長いですね。こちらを開催をいたします。今回のイベントですけれども、美術家の大巻伸嗣さん、そして建築家の永山祐子さん、そして音楽家の細井美裕さんのアート作品を展示をすることといたしております。(スライドに掲載されている作品が)綺麗でしょ。花などの文様が刻まれました壺が、これ(スライド)ですね、夜、鮮烈な光を放つということでタイトルは「Gravity and Grace」ということになっております。そして、大人、子供、両方誰もが楽しめる、こちらは「はなのハンモック」ということで、何か埋没感ありますよね。そして今も申し上げましたように、岸田総理、ちょうど国賓としての訪米中ということでありますが、こうした桜のご縁もありまして、実は今回、江戸東京博物館で所蔵しております歌川広重の浮世絵の木版画を総理に託してお持ちいただきました。これから岸田総理、近く米国が迎えます建国250周年を記念して、そのポトマック(川)の河畔に250本、桜を寄贈されるということを発表されましたが、都としてもこれに協力をしていきたいということで、今回、広重の桜の木版画、ご持参いただいたということであります。ぜひ皆様方もゴールデンウィークには日比谷公園で、日中から夜へと変わる時の流れ、花と光の演出でお楽しみをいただきたいということでございます。
(詳細は、建設局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:501KB)
(「日比谷公園でアートインスタレーションを開催」は、こちらをご覧ください。)

6 都営交通×うんこドリル コラボキャンペーン

【知事】最後です。親子で楽しみながら交通マナーを学びましょうというキャンペーンについてであります。もう本当に春真っ盛りでございますけれども、子供たち、新たな学びに挑戦する季節を迎えているわけですけれど、都では、子供たちに大人気の学習教材で、「うんこドリル」というのはご存知ですよね。この「うんこドリル」とコラボしたキャンペーンを実施をするということです。都営地下鉄の駅、そして虹の下水道館など5か所のスポットにいらっしゃいますと、例えば間違い探しを通じて、電車やバスでの交通マナーを学べるドリルがもらえるという、そのような中身。また、ドリル、5か所に設けるわけですけど、5つ全部集めると、そしてキーワードを解き明かすことができることになるのですけれども、抽選で金のパスケースをプレゼントするというものでございます。キャンペーンの方は5月6日(月曜日・祝日)までとなっております。週末になりますけれども、週末、ゴールデンウィーク、親子で都営交通を利用しながらお出かけを楽しんでいただきたいということで、合わせまして6点。私の方からお知らせなど申し上げました。東京新聞さん、どうぞ。今日の幹事社。
(詳細は、交通局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:509KB)
(「都営交通×うんこドリル コラボキャンペーン」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】ありがとうございます。幹事社、東京新聞の中山と申します。冒頭、私の方から2点お伺いいたします、よろしくお願いします。1点目ですが、元都民ファーストの会事務総長の小島敏郎さんが、先日の文芸春秋で、2020年6月に駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載された、カイロ大学長の声明。これ、知事がカイロ大学を卒業したという内容になっております。これについて告発をされております。これによりますと、この声明文は、この小島さんが発案して別な人物が文案を作成し、知事自身が修正を加えたと。推測になりますが、とした上で、知事側から大使館側に依頼して掲載された。またカイロ大学が自発的に声明文を作成したことはほぼあり得ない、知事が声明文を自ら作成し、疑惑を隠蔽しようとした、などとする内容になっております。この内容につきまして、知事ご自身の認識及び受け止めをお願いいたします。

【知事】はい。記事が出たということについては承知をいたしております。何度も申し上げていることなのですが、そもそもが大前提が違うわけです。卒業していないというふうに言っておられるけれども、卒業し、そして大学がその卒業を認めている。既に卒業証書と証明書。これはですね、この場でもですね、お伝えをしてきていることなのです。卒業証書というのは額に入れてもいいようなもの、それから卒業証明書というのはそのたびに、必要な時、就職とか、そういった時に必要な証明書として出されるもの。この2種類、既にお伝え、皆さん、公にしてきたものでございます。そして、さらには記者会見だけでなく、都議会などでもこれについても説明をしてきたということであります。今も、前の、何と言うのでしょうか、皆さん「騒いだ」と言いましょうか。その時が2020年の6月で、ちょうど知事選の直前だったのですね。毎度毎度そうやって選挙のたびにこうした記事が出るということは、そもそも残念なことであります。それから、例えば皆さんが大学卒業をしたということをどうやって証明されますか。どうされますか。誰が証明するのですか。どうぞ。

【記者】大学の証明、卒業の証明。

【知事】はい、そうです。

【記者】大学に聞くということが一般的になるかと思います。

【知事】一般的というか、大学でしょう。

【記者】はい。

【知事】はい。ですから、大学の卒業証書を証明するというのはお友達でもなく、親でもなく、自治体でもなく、大学が証明をするということであって、それを何度も公にさせていただいてきたということであります。そして大学の声明文ですけれども、カイロ大学の当局が意思を持って出されたものというふうに認識をいたしております。ですから大学が証明を何度もしてきているわけで、それについて他の方が詐称とかとおっしゃっているのが分からないですね。はい。以上です。

【記者】知事自身がこれまで証明書を出されたということはある程度理解しているところなんですけど、今回のこの指摘について、その声明を、何か作るように、文案を作るように指示したというような中身が今回言われているんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。

【知事】大学が証明してくれるということが重要なポイントでございます。そういったことから、基本的には大学が、当局が意思のもとで発出されたということに尽きる、というふうに思います。

【記者】分かりました。ありがとうございます。2点目に移らせてください。2点目は衆議院補選東京15区の方になります。先ほど自民党が、乙武さんにつきまして、本人からの推薦要請がないことや、地元の要望などを理由に、推薦決定を見送るとの発表をなさいました。公明党につきましても、乙武さんについて、静観しているというようなことをおっしゃっております。この背景には、乙武さんの「推薦依頼を出すつもりがない」などという発言もあるかと思われます。知事自身は、先週の会見で、広く支援いただけるところにお願いするなどと発言されておりますが、こういった現在の乙武さんを巡る自公の動きについて、どのように受け止めているかをお願いいたします。

【知事】ご質問があったので、この場でお答えいたしますけれども、その前にちょうど、もう来週ですね。目黒で区長選がございます。都議の伊藤ゆうさんも、都民ファーストと国民民主が推薦をして挑戦をされるということで、まず、乙武さんについても同様な形で都民ファーストがまず推薦を決めております。そして、国民民主さんとは、コミュニケーションを重ねているというふうに聞いております。それから、福祉での分野で大変つながりが濃い、また、政策的に親和性が高い公明党さんですけれども、丁寧に当たりたいというふうに、本人もまた、そのように考えております。それから、自民の方には推薦依頼を出しておりませんけれども、きめ細かに、そして様々な個人や団体に輪を広げていきたいというふうに考えているかと思います。ちなみに、江東区、東京都、そして国政のラインで地元のニーズ、そして江東区でございますのでね、持続的な成長を遂げるということも期待をされているところでございます。大久保さんと共に活動されるという部分もあるかと思います。

【記者】ありがとうございます。幹事社から以上です。各社さんよろしくお願いします。

【記者】NHKの中村です。すいません、幹事社の質問にありましたその文芸春秋に関してなんですけども、今回の記事ではですね、小島氏が知事にカイロ大学に声明を出してもらってはどうかと提案してから、わずか3日後で、カイロ大学の声明が公表されたと。そこについて、あまりにも早すぎるということで、疑念を示しておられます。これについてはどう受け止めますか。

【知事】そもそも私自身の卒業というファクトがもう既にあるわけでございます。それにカイロ大学が意思を持って発出されたということかと思います。ですから、そこから調べるとか何とかではなく、もう既に何度も、皆さんの支局の方々もそのたびに皆さん、大学にお聞きにいらしていると思うのですよね。ですから、まずファクトがあって、そして必要なことを発出をするというのは、それはベースがあるからこそスピード感があるというふうに思います。

【記者】記事についてなんですけども、その6月6日からですね、6月9日、フェイスブックに公表されるまでの間に、知事サイドからですね、カイロ大学やエジプト政府側に何か発出してほしいというような働きかけをしたことはございましたか。

【知事】大学当局の意思のもとで発出をされているわけでございますので、まずそこのところが、主体はそちらであると。そして大使館であるということでございます。

【記者】テレビ東京の野中と申します。関連で確認させていただきたいんですが、小島氏に相談をしたという事実はあるんですかね。6月6日に、文春の記述だと6月6日に困っていると相談したとあるんですが。

【知事】困っているという相談ではなく、基本的に証明書を出しても、皆さん、卒業証書を出しても、ここがおかしい、あそこがおかしいということは、多分皆さんも卒業証書を前にして、これはおかしいのじゃないかと言われたときは、何らかのアクションを取ろうと思いませんか。困っているというのは、きちんとしたものを出しても、皆さんが、皆さんというか、そこに対して疑念を作られて、それに対してどうするかというのは、対応すべきだというふうに思っておりました。

【記者】その時に小島氏から、カイロ大学から声明文を出した方がいいんじゃないかっていう話はあったんでしょうか。覚えていらっしゃいますでしょうか。

【知事】あまり鮮明には覚えていませんね。

【記者】あとすいません、もう1点です。A氏に文案を依頼したというふうに書かれているんですが、それもないということでしょうか。

【知事】基本的に何を証明するかというのは、もう最初から分かっていることではないでしょうか。卒業したという事実ということですね。

【記者】依頼した事実はないということでしょうか。

【知事】何を証明してもらうかという話であるならば、もう項目は分かっていることだというふうに思います。

【記者】失礼します。あと最後の1点です。何度も卒業証明書をメディアに対して掲示されたということですが、改めて今回、会見でまた提示するとかですね、あとは都議会に対して提出する予定、お考えはありますでしょうか。

【知事】それってこれまでも何度もやってきたことなのです。そこでまた同じ話が繰り返されるということの、それこそがカイロ大学も困っていると思います。はい。

【記者】知事ご自身は手元に持っていらっしゃらないんですか。持っていらっしゃるってことですか。

【知事】証明は、卒業証書は持っているし、証明書は、これは随時お願いをすれば出してくれるという性質のものです。皆さんも多分、就職の際とか、何らかの時にはそうやって大学から取り寄せられるんじゃないでしょうか。

【記者】ありがとうございます。

【知事】普通に考えていただきたいと思います。はい。

【記者】朝日新聞の本多です。衆院15区補選の関連でお伺いいたします。ファーストの会が推薦する乙武候補なんですけれども、昨日、乙武候補への取材によるとですね、ファーストの会の公認ではなくて無所属で出るというのは、小池知事からの提案という発言がありました。あと一方で、自公の推薦も自分からは依頼しないというのも、小池知事とのすり合わせの上で決断というお話があったんですけれども、小池知事本人の認識をお尋ねいたします。

【知事】そうですね、今回の補欠選挙というのは大変重要であり、また、先ほども申し上げましたように、江東区というその土地柄なども考えますと、これからの発展と、そして伝統をどうやって守っていくのか。幅広い方々にお支えいただくのがいいのではないか、ということなどはご提案させていただいております。また、自公についても様々な考えもある中で、公明さんとの関係については先ほど申し上げました。自民党については個々の方々、また様々な関連団体も含めて連携を深めていくということを考えているかと思います。

【記者】ありがとうございます。別件でもう1点お尋ねいたします。東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件を受けて入札指名停止とした博報堂と電通に対して、都がその後ですね、入札のない随意契約で計13億3千万円の事業を発注をしていました。指名停止の実効性を疑問視する意見もございますが、知事の見解をお尋ねいたします。また、今後何か対応は検討していますでしょうか。

【知事】はい、今回の件であります。多分ご質問の件ですけれども、例えば、テレビ番組の制作に関連している部分があるかと思います。広報関係ですね。コンテンツを手がけた会社が著作権などを持っていて、そしてその変更が難しいという面があります。電子システムの中には開発を行った事業者以外は対応が不可能な事例もございます。都が指名停止した事業者と特命随意契約を結ぶというのは、相手方と契約しなければ事業の目的を達成することが困難な例外的な場合に限るというふうに聞いております。これまで継続的に発信を続けてきたという、テレビというのは時間枠を売るわけでありますので、そこはそれぞれ代理店が確保し、かつそれに制作に携わっている場合が多いわけですよね。そういったことから、今回、例外的な場合に限るということで、ご質問の内容だったのかと思います。契約の事務については適切に引き続き執行していきたいと考えています。

【記者】ありがとうございました。

【知事】日テレさん。

【記者】日本テレビの赤田です。すいません、先ほどから繰り返しの質問で恐縮なんですけれども。先ほど小島氏の提案については詳細は覚えていらっしゃらないとのことでしたけれども、この声明文及びこの卒業を巡る指摘、議会対応に関してっていうので、小島氏であったり、その記事に出てくる元ジャーナリストのA氏、あるいは樋口現千代田区長などに対応を小池知事の方からご依頼したということはないでしょうか。

【知事】本件については、かねてより色々な方々にご相談をしております。そして色々な提案などもいただいてきているわけでございます。そういった観点からも色々な方が良い意見などもお出しいただいたということであります。

【記者】知事の方からご相談をされて、その上で知事から声明文に関する依頼みたいなことを、対応を依頼するってことはあったんでしょうか。

【知事】先ほどから申し上げておりますように、基本的にこれはカイロ大学が唯一、卒業の証明をしてくれるところでございます。そして、またその内容は証明をしてもらうということでありますので、それはもう自明の理だというふうに思います。

【記者】ありがとうございます。すいません、最後に1点。改めての、念のための確認になるんですが、知事としてはカイロ大学をご卒業されていて、以前提示していただいた卒業証書に関しても真正のものであるということで間違いないでしょうか。

【知事】当然であります。

【記者】分かりました。ありがとうございます。

【知事】はい。

【記者】TOKYO MXの椿原です。先ほど知事からもお話ありました、明後日告示の目黒区長選についてお伺いします。都民ファーストの会の都議の伊藤さんも出られるということで、今回の選挙戦、知事どのように支援されるのか、また今の情勢をどうご覧になっているのか教えていただきたいのと、今回伊藤さんには、都民ファーストの会と国民民主党が推薦についているということですが、公明党に支援のお願いをしているのかについてもお聞かせください。

【知事】はい。これについては前々から都民ファーストと国民民主の間で、伊藤さんを担いでいくというように都民ファの議員の人たちを中心に、また、国民民主と連携をしながら準備を進めてきたということを承知をいたしております。そして、この場でお答えするのはあれかなとは思うのですけれども、最初、初日にも、時間を見て入って、そして応援、伊藤ゆうさんの応援に入るということを計画をいたしております。よろしいですか。それでは、西中さん。どうぞ。はい。すいません、ミュートになっています。

【記者】すいません。音声聞こえますでしょうか。

【知事】はいどうぞ。はい。

【記者】申し訳ございません。(聞き取れず)いただきありがとうございます、フリーのジャーナリストの西中と申します。よろしくお願いいたします。去る2月20日に、東京都こども基本条例に基づいて、朝鮮学校に対する補助金の凍結解除を求める都民署名約1万8千筆余りがですね、生活文化スポーツ局の私学行政課に対して、小池都知事宛てに提出されました。それで、こども基本条例は2021年に都議会の全会派一致で可決成立しましたけど、その趣旨に基づいて朝鮮学校への補助金解除の、ごめんなさい、補助金の凍結の解除を求めて、この2年余り、延べ70人を超える超党派の都議会議員の勉強会や、それから地域学習会、市民集会などが、都内各所で20数回行われてきました。朝鮮学校に通う子供たちが都知事宛てに書いた、「朝鮮学校を仲間はずれにしないでください」というその意見表明や、多くの都民の要請や署名が数回にわたり小池都知事宛てに提出されています。この問題は都議会でも何回も取り上げられてきましたけれども、知事やその所管の部署は、こども基本条例は全て子供に適用されるというふうに答弁されながらも、その補助金凍結解除に関してはですね、都民の理解が得られないというふうに繰り返すだけです。3月の都議会でもこのような質問が出ましたけど、議員が答弁を求めていないにもかかわらず、子供政策連携室長が出てきてですね、都民の理解が得られないっていうふうに発言して問題になりました。しかしですね、この2年間で都民からも多くの都議会議員からも、朝鮮学校差別は間違っているという声が広がっていると思います。それで、今冒頭に知事が(聞き取れず)子供の意見を政策に反映する取組を始めるということなんですが、まさにこの朝鮮学校の問題ってのはそれに該当すると思うんですけれども、こういった朝鮮学校への行政差別とか、ヘイトスピーチの実態については、国連からも日本政府や地方自治体に対して、勧告が出ております。小池知事はですね、この2月20日に提出された署名の内容や、過去に提出された朝鮮学校に通う子供たちの意見表明など、直接お読みになったでしょうか。そして、それをどのように受け止められたか。そして、東京都の該当部署に対してですね、どのような対応策を指示されてきたのか、小池都知事のご見解をよろしくお願いいたします。

【知事】はい。ご質問の朝鮮人学校の補助金打ち切りに関して、復活を求める署名、都として受け取っております。そして、ご質問の部分ですけれども、施策の実施に当たりましては、先ほどからご質問にあったように、東京都こども基本条例の理念、施策の性質を踏まえて判断するものと考えております。なお、朝鮮学校の運営などの実態を確認するために、過去に実施をしました調査結果、その後の状況などを総合的に勘案をすると。そして、朝鮮学校に外国人学校教育運営費補助金を交付するということにつきましては、先ほど総合的に勘案すると申し上げましたけれども、都民の理解が得られないということで判断をしているところでございます。

【記者】すいません、都民の理解が得られないということなんですが、これだけこの2年間の間にですね、こども基本条例に基づく形で、都議会議員からもですね、こういった都民の署名という形でたくさん広がってきているんですけれども、都民の理解が得られないっていうのは、どうしてそのように判断されているんでしょうか。お願いいたします。

【知事】今申し上げましたように、朝鮮学校運営などの実態、確認するために、過去にも調査を行っております。その結果、そしてまたその後の状況などを総合的に勘案をしての判断でございます。

【記者】それ以上はお答えになれないということでしょうか。

【知事】今、それに尽きております。はい、ありがとうございます。

【記者】ありがとうございます。

【知事】それでは、海野さん。

【記者】(夕刊フジ・海野記者)聞こえますでしょうか。

【知事】聞こえます。

【記者】夕刊フジの海野と申します。よろしくお願いいたします。知事のカイロ大の卒業を巡る文春報道について伺いたいんですけれども、まずこのタイミングで小島氏が告発された理由というのをですね、知事はどうご覧になっているのか、先ほど選挙の前になると、たびたびこういう話が出る、というふうにおっしゃっていたと思うんですけど、そのあたり知事のご見解を伺いたい、というところが1点とですね、あと今回、知事は今回の報道について否定されているわけなんですけれども、今後、小島氏側や文春なんかに訴訟など法的措置を取るということはお考えでしょうか。やっぱり有権者の方にもまだ疑念があると思いますので、そういった説明の仕方もちょっとあるのかなと考えるんですが、ちょっとご見解をお聞かせください。

【知事】夕刊フジさんにも、この点について何度も私書かせていただく機会を得ております。しかし、こうやってまた選挙の直前に、目前にいたしまして、出てくるということについては、どうぞ書かれたほうにお聞きいただければというふうに思います。そして、また何度も明確に申し上げておりますように、私自身卒業をし、そしてそれを唯一証明する大学がそれを認め、証書を出し、証明書を出しということをずっと続けていて、それが理解がいただけないということは、むしろ困惑をする部分、多いですね。そして、またそれについてはしっかりとこれまでも何度もお伝えをしてきたということでございます。これについて、これからもしっかりと確認をしながら、対応を決めていきたいと思っております。はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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