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令和6年(2024年)11月15日更新
知事記者会見
2024年11月15日(金曜)
14時00分~14時33分
【字幕版】は「東京動画」をご覧ください。
【知事】昨日無事戻りました。今日はですね、出張も含めて5件、お伝えをしたいと思います。その前に、三笠宮妃 百合子さま、本日15日、御年101歳で薨去されたということでございます。(高円宮妃)久子さまが海外出張を取りやめるなどなどありましたけれども、ご回復、私も一人として願っておりましたが、残念でございます。心からの哀悼の意を表したいと存じます。
【知事】さて、昨日までの海外出張についてでございます。今回はですね、カイロと、それからアブダビ、バクー、この3点をですね、3都市を訪問してまいりました。カイロにおきましては、国連機関のUN-Habitatが主催する世界都市フォーラム。これ、2年に1回なのですけれども、そちらの方に参加をしまして、私も2度、登壇の機会を得まして、(21世紀は)都市の時代と言われているところからも、東京としてのスピーチ、発信をいたしてまいりました。それからその後、世界的にも有名な古代三大図書館という、とても有名な図書館がアレクサンドリア図書館なのですけれども、そちらの館長と都立図書館との間で協定書を結びまして、今後のデジタル化の推進や相互の人材交流などで連携していくこと、これを確認をするということで行ってまいりました。そして続いて、昨年、合意書、こちらがカイロですけれども、その後、アブタビの方にまいりました。これはですね、昨年、アブダビとの間で合意書を締結しております。そして改めてアブダビ訪問しまして。そうそう、高校生の交流もやっております。ジュベイル・マングローブ・パークというところがあるのですけれども、生態系の保全と再生に向けた思いを込めて植樹を行ってまいりました。非常に、もともと緑が少ないところではあるのですけれども、そこをですね、緑に変えていこうという。これはUAEや各地で行っているものですけれども、アブダビ、首都としてですね、大変熱心に取り組んでおられるということでございます。それから、主に東京から参加なのですけれども、スタートアップ8社、一緒にまいりまして、そしてアブダビ政府・経済関係者に彼らの技術をトップセールスする場を持ちました。これがアブダビでございます。それから、そうそう、皇太子にもお会いする機会がございました。バクーに移りまして、今度は、今も続いておりますけれども、COP29です。そちらでは三つ、セッションに参加しました。カイロであったUN-Habitatと、今回のアゼルバイジャン政府共催の会議もありまして、ずっと一連のものになっています。そこでCOP29の場におきまして、気候変動に対して、また都市の役割、それから様々な主体との連携の重要性ということで訴えてまいりました。その中の発表した中に、伊豆諸島海域での浮体式洋上風力発電、こちらGW(ギガワット)級になりまして、世界最大になります、この導入を目指すこと、それから前にもお伝えしておりますように、水素ですね。初めて、このグリーン水素の取引場を確保するということで、トライアル取引を実施しますという点。これについても発信をし、さらにグローバルサウスの諸国を中心とした海外において、脱炭素技術を役立てる取組を展開するということを新たに発表をいたしました。各都市で、また各国の政府、知事、市長、知人じゃなくて知事と市長らと面会をいたしまして、先ほどもアブダビの皇太子などですけれども、意見交換を行いまして、そして皆さんにはですね、来年5月、またSusHi Tech(Tokyo)2025を行いますので、そちらの方にご招待ということなどでお呼びかけをしてまいりました。都の施策を紹介して、協力を呼びかけたところでございます。これらの成果ですけれども、都市間、そしてまた様々な主体との連携強化による課題解決にしようということ、そしてまた脱炭素化の加速、イノベーションの創出など、都の施策の推進に生かしてまいります。COP29は、参加しましたけれども、これまでも環境大臣時代も含めますと、これまでも何度も出席をしているところでございますけれども、会場が広くてね。ずっと歩いて歩いてということで、実りあると同時に、ちょっと歩くのは大変だったということだけお伝えもしておきます。
【知事】そして2番目のテーマでございますけれども、インフルエンザがですね、先週から全国で、今週から都でも、東京でも流行のシーズンに入ったということをお伝えいたします。本格的な流行に備えまして、まず手洗いとか、それからいわゆる咳エチケットですね。そして、場面に応じたこのマスクの着用などの感染防止対策を心がけていただきたいということと、早めのワクチン接種の方、ご検討いただきたいと思います。それから都内のHIVの、エイズの報告件数、これ今、先ほどのはインフルエンザ。今度はHIVですけれども、報告件数がですね、しばらく減少傾向にあったのですが、昨年、7年ぶりに増加をしたということでございますが、それを昨年お伝えしましたけど、今年も昨年と同水準で推移をしているということです。特徴なのですけれども、既にエイズを発症している方の割合が増えているということなのですね。治療法が進歩したということで、エイズの発症を防ぐことができれば長く健康的に生活ができるようになっておりますので、このため、早期にHIVの感染を発見するということがまず重要でございますが、気になる方、ぜひ検査を受けていただきたいと思います。そして増えているというのは、既にHIVを発症している方、検査を受けて、増えて、それが分かって増えているということになるかと思います。もう一つあるのです。梅毒なのです。梅毒についても、過去最多だった去年とほぼ同じペースで増えているということでございまして、こちらについてもご注意いただきたいと思います。こちら、この梅毒についてもやはり検査ですね。都は、毎年12月1日を「世界エイズデー」と中心としまして、その1か月間を「東京都エイズ予防月間」といたしております。今年のテーマなのですが、「正しく知って、つなげる未来」といたしております。ぜひこの機会にですね、HIV、エイズ、そして今申し上げた梅毒。ぜひこのセットでチェックを受けていただきたいと思います。正しく知って、未来につなげるということでお願いをします。HIVやエイズ、梅毒などの匿名・無料検査を拡充いたしますし、また差別や偏見などのゼロを呼びかけるフラッグを新宿に掲げてまいります。それからパフォーマンスなどを通じて、若者世代の皆さんにエイズを知ってもらうイベントも開催をいたします。題しまして「エイズフェス2024」、こちらを実施をいたします。今、画面(スライド)に出ているとおりであります。ぜひ改めて、このもう一度申し上げますけれども、この機会にHIV、エイズ、梅毒に関する情報など、正しく知って、未来につなげていただきたいと思います。保健医療局で担当しております。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:257KB)
(「インフルエンザ患者増加 注意喚起」は、こちらをご覧ください。)
(「東京都エイズ予防月間 主な取組」は、こちらをご覧ください。)
【知事】3点目です。来年開催する二つの大会。一つが世界陸上、もう一つがデフリンピックであります。一つ目なのですが、大会を支えるボランティア募集します。世界陸上とデフリンピック、それぞれ約3千人ずつのボランティアを募集をするというお知らせで、世界陸上の方は12月16日(月曜日)まで、そしてデフリンピックについては来年の1月31日(金曜日)までホームページで受け付けることといたします。デフリンピックの競技ですが、都内だけではなくて、福島県、静岡県でも行われる予定になっておりまして、多くの方々のお申込み、お待ちをいたしております。ぜひボランティアの皆様と一緒に大会を作り上げていきたいと思いますので、ぜひご応募いただければと思います。それから二つ目ですけれども、デフリンピック、今ご覧いただいている(スライド)デフリンピックのですね、デザインを募集してきたのですね。結局、全都道府県から8万人を超える子供たちに、どれがいいですかというので選んでいただきました。三つの候補のうち一番得票数の多かったのがご覧いただいていますように(スライド)、「みんなで羽ばたく」という折り鶴を取り入れたデザインに決定をしております。子供たちの思いの詰まったメダルということが言えると思いますので、アスリートの胸に輝くのを楽しみにしていただきたいと思います。生活文化スポーツ局の担当でございます。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:178KB)
(「東京2025デフリンピック ボランティア募集」は、こちらをご覧ください。)
【知事】もう一つ同じ局担当ですが、デフリンピックでありますが、その盛り上げに文化プログラムを用意をいたしております。そのお知らせです。来年11月にこのデフリンピックを開催するわけですけれども、そこで二つの舞台を上演いたします。一つ目ですけれども、まず東京2020パラリンピックのレガシーをデフリンピックへと受け継ぐ舞台として「TRAIN TRAIN TRAIN」。3回トレインが続きますけれども、この舞台を開催いたします。そしてこちらはですね、森山開次さん、和合由依さん、この方々は、実は東京2020パラリンピックの時にですね、片翼の天使(正しくは、片翼の小さな飛行機)といって、覚えていらっしゃいますかね。この和合さんが演じられたわけですけど、素晴らしいパフォーマンスだったと思います。その皆さんがキャスト、スタッフを務めるということで、再び皆さんが集まって制作をするというものであります。車いすの少女が不思議なSLと旅をするという冒険の物語になっております。それから今回ですね、この舞台の出演者について、さらに5名、一般の皆さんから募集をしたいというお知らせであります。来週の18日(月曜日)からの募集になりますが、障害の有無にかかわることなく、どなたでもご応募いただけます。ぜひこのデフリンピックの大会に合わせた舞台の方で皆さん、活躍してほしいと思います。公式サイトでお知らせをいたしますので、ぜひご参加ください。そして同じく2つ目なのですが、こちらの舞台はですね、ろう者と作り上げる舞台になりまして、タイトルがですね、「黙るな 動け 呼吸しろ」という、そういうテーマ、タイトルになっています。東京藝大の日比野学長、そしてろう者の牧原依里さんを中心にこの舞台、制作をいたしております。この舞台でもろうの方と耳の聞こえる方の出演者、それぞれ数十名募集をいたします。予定、来年の2月頃に詳細、お知らせをすることになろうかと思いますけれども、こちらの方もぜひご応募いただければというふうに思います。担当、こちらも生活文化スポーツ局ですので、詳しくはそちらにお問い合わせください。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:151KB)
(「TRAIN TRAIN TRAIN オーディション募集」は、こちらをご覧ください。)
(「ろう者と聴者が協働制作する舞台作品上演決定」は、こちらをご覧ください。)
【知事】それから五つ目、最後になりますけれども、ファッション。ファッションの魅力を発信するイベントについてのお知らせでございます。今年で2回目になるのですが、「TOKYO FASHION CROSSING」というタイトルで行うファッションイベントであります。日にちは11月23日(土曜日・祝日)、もうすぐですね。来々週(正しくは、来週)の土曜日。次の次の土曜日。都庁のそばの新宿住友ビル三角広場、こちらを舞台に開催をいたします。MCには演出家のテリー伊藤さん。そしてパフォーマーでモデルの白濱亜嵐さんなどをお迎えをいたします。イベントでは「あなたもランウェイ」をテーマにしまして、年齢、性別などを問わずに応募で選ばれました70名を超える都民の方、またプロのモデルさんなど入り混じって、多様性に満ちた参加者がランウェイを歩くという仕立てになっております。また、山本寛斎さん、そして桂由美さん、森英恵さんなど、日本を代表するデザイナーの衣装によりますファッションショーとなります。それからランウェイで歩かれるモデルさんが、プロも一般の方も、着用した衣装を展示をしますので、その展示のところにQRコードがある。それでその場でお買い求めができるというものでございまして。楽しんで、そしてかつ気に入ったものがあれば、お買い求めもOKということで、多くの方に足を運んでいただきたいと思います。そして研ぎ澄まされた感性で生み出される東京のファッション、また、アパレルに触れていただきたいと思います。産業労働局で担当をいたしております。以上、今日は5点お伝えをいたしました。それではどうぞ。
(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:104KB)
(「TOKYO FASHION CROSSING 2024 開幕」は、こちらをご覧ください。)
【記者】幹事社、時事通信の佐々木です。幹事社から1問質問させていただきます。「103万円の壁」、年収の壁のお話でお聞きしたいんですが、仮に控除額の上限をですね、178万まで引き上げた場合、東京においてはですね、東京都においてはどれぐらいの減収が見込まれるかについて教えてください。加えて、その相当規模の減収が見込まれると思うんですが、その場合、国にどういった財政上の対応を求めるかについて、今お考えがあれば教えてください。お願いします。
【知事】影響額についてのお尋ねですけれども、国で議論を重ねている段階ですので、議論は注視していくということでございます。それから、今まさに議論が昨日から始まったばかりだと承知しておりますので、その効果、影響については、都としてしっかりと見極めていきたいというふうに考えております。
【記者】ありがとうございます。各社さんお願いします。
【知事】MXさん。
【記者】TOKYO MXの白井です。よろしくお願いします。先ほどの幹事社質問にもありました「103万の壁」についてなんですけども、こちらの103万の壁を巡って、MXの取材ですと、村上総務大臣が自治体の首長に対してですね、「減税に反対するように」と呼びかけたとみられています。まず小池知事にこうした呼びかけの動きがあったのか、また大臣が首長にこういった動きを働きかけるということを、どのように捉えていらっしゃるのか、お願いします。
【知事】この間、私、留守でございました。それから、総務省がそういうノーティスを出されるというようなことは、度々あることではないかと思いますね。地方自治ということをよく考える必要があるかと思います。
【記者】ありがとうございます。では話題変わりまして、来年の都議選に向けた動きについて質問させてもらいます。今回、衆院選では、ファーストの会と国民民主党が連携をされていましたが、来年の都議選ではですね、国民民主党と都民ファーストの会ではどのように連携されるのかお願いします。
【知事】一番最新のところはこれから色々報告、都民ファーストさんの方から伺いたいと思っております。色々勉強会なども重ねていて、そういう連携の中で進んでいるということだと思います。
【記者】ありがとうございます。では、最後になんですけど、また都議選ですね。都知事選でも戦った石丸伸二さんが新党の結成を表明しているんですけども、こうした石丸さんの動きというのをどのように知事見ていらっしゃいますか。お願いします。
【知事】これも帰ってきたばっかりなので、詳細については存じておりません。
【記者】分かりました。ありがとうございます。
【知事】はい、どうぞ。
【記者】朝日新聞の松田と申します。よろしくお願いいたします。米軍が横田基地に設置している在日米軍の司令部をですね、都心に移転する案が浮上しているということが、今朝報じられました。都が返還を求めている六本木の軍用地が候補地ということなんですけれども、そちらへ移転することになれば、都としても対応が必要になるかと思います。知事の現時点でのお考えをお聞かせください。
【知事】国が対応されるべきことだとは思いますけれども、それについて現時点で何ら決まっているものはないというふうに聞いております。
【記者】ありがとうございます。
【知事】東京新聞さん。
【記者】東京新聞の奥野です。2点伺います。1点目は明治神宮外苑についてです。先週、明治神宮外苑のイチョウ並木のうち、都が管理する(イチョウ)2本(の枝4本)が折れて落ちました。担当課によると、2本の生育状態は良好だったということで、原因は分かっていません。住民に親しまれているイチョウなんですが、都として器物損壊などで警察に被害届を出して、捜査をお願いするお考えがありますでしょうか。これ1点目で、2点目はですね、お台場に来年度整備予定の世界最大規模の噴水、ODAIBAファウンテンについて伺います。一部報道で知事がUAEのドバイファウンテンに着想を得たとありましたけれども、こちらは事実でしょうか。整備費が26億円を超えるということなんですが、改めて整備の意義をお願いします。
【知事】後の方からお答えしますと、噴水はどこでも色々な、何ですかね、趣向を凝らしながら、新しい技術を使いながらやっておられますので、ドバイだけではないですね。世界中の噴水なども参考にしながら、そしてまた技術なども参考にしながら、港湾局の方で進めているということであります。それから、そうですね。世界、今回3都市回ってきましたけれども、この間、世界の色々な国々回ってきておりますが、等しく思うのはですね、非常に各国、活気があるということです。それと、やっぱり円安は外に出るとですね、きついですね。もう正直きついですね。この間、フィンランドも行った時に3千円、そこでなんでラーメン食べるのだという質問をされても困るのですけど、空港にラーメン屋さんがありまして。あの時まだ、でも100いくらだったかな。今の156円までもいってなかったと思うのですけど、すごい高かったですね。3千円以上しましたね。そういう話は枚挙にいとまがないがないので置いておくとして、日本はもっと活気が必要だなとつくづく思いますね。ましてや東京でということから、これからも賑わいということを工夫していく必要があるかなと、このように思っております。それから外苑のイチョウの話ですけれども、SNSに、明治神宮の方によると、トラックがイチョウにぶつかったという話が出ているのでしょうか。現場確認したところ、特にその枝そのものが古かったとか、朽ちていたとかということはないのに折れているということで、人為的な要因が否定できないということで、警察署の方に相談をしているということであります。枝折れ付近の車道を映すカメラは存在していないので、どういうことだったかというのは確認はできないということであります。いずれにしましても、通行車両向けに枝への接触の注意喚起としてカラーコーンを設置をしたということであります。
【記者】被害届は出されてはいない、相談はされているということなんでしょうか。
【知事】そのように聞いています。
【記者】一応昨年、東京都、ビッグモーターの時には、街路樹のやっぱ器物損壊ということで、被疑者不詳で被害届を出されているんですけれども。今後出されるご予定というのはありますでしょうか。
【知事】それも警察署に相談をしているということです。
【記者】ありがとうございます。
【知事】NHKさん。
【記者】すいません。NHKの佐久間です。よろしくお願いします。ふるさと納税についてお伺いさせてください。東京23区の首長を中心にですね、反発が強まっていますけれども、このふるさと納税のあり方についてこれまで発信されてきていますけれども、知事のお考え改めて教えていただきたいのとですね、今、税調の季節になってまいりましたが、政府与党に求めることがあればお願いします。
【知事】ふるさと納税のあり方については、先日、東京都の税制調査会の方からも報告をいただきました。引き続き、都内の区市町村とも連携しながら、国に対して制度の抜本的な見直しを求めていくことには変わりございません。まず、なぜならば、ふるさと納税のというのは受益と負担という地方税の原則を歪めているという認識であります。それから、これはよく皆さんも分析されておられるように、もう返礼品競争になっていてですね。本来、寄附という精神を根付かせたいというところからかけ離れて、官製通販みたいな制度になっているのは、皆さんもご承知のことであります。ですから、そしてまた制度がそのたびに後付けで変わっていく。それにまた地方がそれに追われていく。さもないと裁判にかけられる。これでいいのでしょうか。よって、このふるさと納税についても、しっかりとその精神から、根本からきっちりと見直す必要があるということを国に申入れを行うということでございます。読売さん。
【記者】読売新聞越村です。出張お疲れ様でした。2点伺いたいんですけれども、1点目は、まず知事の出張中にですね、公明党で、国交大臣だった斉藤鉄夫氏が新代表に就任しました。知事時代も国交省で何度も要望とかやりとりあると思いますけれども、この受け止めについてまず教えてください。
【知事】斉藤鉄夫さん、私の環境大臣の直後の大臣を務めていただいて(正しくは、若林正俊氏、鴨下一郎氏の後に環境大臣に就任)、環境問題にも非常に取り組んでこられた実績がおありです。何よりも国交大臣を務められたということで、その点についても見識が深い方でいらっしゃいます。これからの公明党の舵取りと申しましょうか、代表として活躍されるのだろうと。また皆さんご存知の方が多いので、その意味でも全国での公明党の様々な活動を、何と言うでしょうか、リードしていかれるということだと思っております。とても人間的にも、何と言うのでしょうかね、落ち着いた方で、そして皆さん、安心してついていかれるのじゃないかなというふうに思います。私も話しやすいなと、山口代表とも非常に当選同期、当選が同期だったのかな(正しくは、小池知事の国会議員初当選が1992年で、山口那津男氏の初当選は1990年)ということもあり、親しくさせていただきましたけれども、斉藤代表についても同じでございます。
【記者】ありがとうございます。えっと、もう1点、冒頭でも説明いただきましたけれども、本日、11月15日でデフリンピックの開催からちょうど1年になりました。改めて知事のこの成功に対する意気込みと、あと都内では宿泊施設とか、受入環境の整備とかというのも今後進める課題なのかなと思うんですけども、そこら辺、都としてどういうふうに受入環境整備や、その機運醸成やっていくか、改めてよろしくお願いします。
【知事】パラリンピックのレガシーを引き継ぎ、そしてこの東京を舞台にして、耳の不自由な方、聴覚にご不自由のある方もですね、スポーツ、ほとんどの種目になりますので、そのスポーツそのものが多岐にわたるということと、それぞれ手話がですね、それぞれの言葉と言いましょうか、国によって、また文化として捉えると、それぞれが多様性がある。そこをいかにして技術力でカバーができるかということは、今回非常に、東京都としてもチャレンジングだという風に考えております。言葉をですね、カフェ(みるカフェ)を作った時もありましたけれども、このガラスにですね、言葉が映し出されて、それが何語にもまた変換ができるなどなど、色々な工夫をすることによって、誰一人取り残さないという精神及び東京パラリンピックのレガシーが技術と伴って、またおもてなしの心を伴って、世界からの皆様をお迎えでき、かつ発信ができるのではないかと思っています。前に、この前の京王プラザもそうなのですけれども、パラリンピックの時、色々ホテルも工夫してもらいました。車いすがですね、ホテルのドアがですね、狭いと入れないので、それを拡幅してもらう。その部屋の中のトイレに入るところなんかも工夫してもらわないと入れませんね、というような工夫を各ホテルなどにもお願いし、また、例えば呼び鈴が、ベルが鳴ってもルームサービスとか、鳴ってもそれが聞こえないのでライトで知らせるとかですね。色々な工夫がその時に重ねられたと思いますし、また2021年から少し時間が経って日進月歩の世界で進む世界ですので、また色々な工夫も更に重ねていきたいと思っています。
【記者】どうもありがとうございました。
【知事】産経さん。
【記者】はい、すいません。産経新聞の宇津木といいます。出張お疲れ様でした。それで、その知事の出張に行っておられる間に、国民民主党の玉木代表が、本来とはちょっと関係ないところで騒動になっているかと思うんですけれども。報じられた女性スキャンダル、ご本人も概ね事実というふうに認めておられて、その党の方でも調査するということのようですけれども、ご所感ありましたらば教えていただけますでしょうか。
【知事】あまり詳しくは存じ上げませんけれども、個人の問題として、玉木さんも悩んでおられるでしょうし、そこをですね、どうやって信頼に変えるかというところは工夫される、工夫というか、心からの対応されるのだろうということを期待をいたしております。はい、それではありがとうございました。
※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。
(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)
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