小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年10月11日)

更新日

知事記者会見
2024年10月11日(金曜)
14時00分~14時32分

【字幕版】は 東京動画ロゴ 「東京動画」をご覧ください。

知事冒頭発言

【知事】今日は1、2、3、4、5点、お伝えをいたしますが、その前に、ここ出る前に大山のぶ代さん、ドラえもん。亡くなられたと。享年90歳ということで。うん、やっぱり大山さんの声あってのドラえもんだったような気がしますけどね。

1 HENCA Tokyo及びTIME TO ACTフォーラム2024の開催

【知事】それでは参ります。今年の夏の平均気温、この後だいたい分かるでしょう、いかに高かったかって続くことが。平年に比べますとなんと1.76度高い。これは昨年と並んで、平年と比べて1.76度高い。昨年と一緒で観測史上最も暑かったということであります。全国的に豪雨も相次ぎました。そしてもう全国あちこちでですね、大きな被害をもたらしたところであります。今あれですね、アメリカもミルトンというハリケーンが襲って、ついこの間大型のハリケーンが来て、襲来していましたけれども、それに加えてということで、大統領選の課題にもなるのでしょうかね。さあ、こうした気候変動の影響ですけれども、今申し上げたように、もう地球規模で深刻化していると。国連のグテーレス事務総長、去年地球沸騰化、そしてまた私もこのバックボードで地球沸騰化という真っ赤いけな、派手な(沸とう京の)ボードを使いましたけれども、改めてこの夏、あのボードはそのものを語っていたのではないかなと思っております。世界的な気温上昇、じゃあどうやって抑えるのかということでありますけれども、2030年までのCO2の削減、すなわち脱炭素化の行動が極めて重要になってまいります。その鍵が水素エネルギーやまた再生可能エネルギーの普及ということで、都は強力にこれまでも推進をしてまいりました。グリーン水素の製造拠点の整備や、また来年の春から始まります、新築の住宅などに対しましての太陽光の発電設備の設置義務化などなど、様々な取組、実装段階にあるというところでございます。それに関連しまして2件、ちょっと紹介をしたいと思います。気候危機の取組に関して、都が2つ主催をする国際会議についてでございます。まず、来月アゼルバイジャンで開催されるCOP29でありますけれども、こちら私も参加をする予定にしております。これに向けてこの会議を行おうというものでございます。2つあります。その一つ目が水素の国際的なサプライチェーンの構築、また技術開発を一層進めることを目的にしました国際会議で、「HENCA」でございます。最初のHというのはHydrogen、水素を意味しております。まさしく全体変化させていこうという思いが詰まったタイトルになっております。HENCA Tokyoでございますけれども、10月22日(火曜日)に開催。今年度のテーマですけれども、「グリーン水素の社会実装化の加速」といたしております。こちらの会議にはグリーン水素の普及に、先進的に取り組んでおられる国際機関や、それから都市、企業などなど、今ご覧いただいている皆さんに参加していただきます。そして最新の取組や課題を伺いまして、水素の社会実装化に向けました官民連携を強化をいたしてまいります。それから二つ目でございますが、こちらは気候危機行動ムーブメントで「TIME TO ACT」。今ご紹介したHENCAの国際会議の2日後になります。10月24日(木曜日)開催になります。でテーマですけれども、都市から世界に呼びかける気候アクションといたしておりますで、こちらの会議におきましては気候変動で世界の議論をリードする国際機関。先進的な取組を行う、こちらも都市ですね、そして国家などの代表の方々にご参加をいただきます。都市の役割、かつてなく高まっております。その現在、世界で知見を共有して、具体的な行動を呼びかけるというものでございます。もちろん私自身、二つの会議に参加しまして、水素エネルギーの実装化、脱炭素化に向けました、都の取組を東京から世界へ配信をするというものであります。これらの会議を梃子といたしまして、気候危機という人類共通の課題の解決に向けまして、国際的な議論に弾みをつけていきたいとこのように考えております。YouTube動画で、ライブで発信配信もいたしますので、ぜひご覧いただければと存じます。そして次、これ(2つの国際会議)は、産業労働局と環境局が担当しております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:267KB)

2 環境局長フォトコンテスト

【知事】次はフォトコンテスト。これも環境に関してのフォトコンテストについてでございます。都では子供が主役になって環境アクションに取り組む、「わが家の環境局長」事業というのを進めて参りました。そしてこの夏はですね、親子で改めて環境について考えてもらう。そのためのフォトコンテストを開催をいたしたところでございます。「みんなでシェアしたい!『地球のすきなところ』」をテーマにしまして、400枚を超える応募をいただきました。都民からの投票などによって選んだのが、最優秀賞がトップで、含みますと全部で26の作品になります。来週の17日(木曜日)までこの作品をですね、都庁の展望室の方で展示をしておりますし、また10月28日(月曜日)から、最近はデジタルサイネージが各地で見られますけれども、新宿駅や池袋、八王子のデジタルサイネージでご覧いただけます。ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。こうやって多くの皆さんに環境問題を考えるきっかけにしていただければと思います。環境局の方で担当しております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:172KB)

3 豊洲市場まつり

【知事】さて次がですね、豊洲市場。市場まつりの開催についてでございます。今日10月11日というのは、豊洲市場開場して6年目になるんですね。覚えていらっしゃいますでしょうかね、築地からターレでね、早朝、暁の空の下でターレが何100台というダーっと築地から豊洲へと移動していく姿。まさにあれ以来でございます。豊洲市場開場して6年。この間、本当にコロナ禍もありました。多くの方に市場の賑わい、直に感じてもらう機会もありませんでした。そして今般、都と市場業界、協力をいたしまして、来月の3日(日曜日)に豊洲市場まつり、これ初めてになります、豊洲に移って。開催ということでございます。「美味集結!市場の元気を皆さまへ」ということをタイトルにしまして、ぜひ全国各地から集まる鮮度抜群の食を味わっていただきたいと思います。また市場におきましてはリサイクルにも積極的に取り組んでおりまして、今回の市場まつりでは魚を運ぶ時はだいたい発泡スチロールで運びますね。実はその発泡スチロールってとてもかさばりますし、その後どうするんだというのを前々からも大きな課題となって。それでこれまでも溶かしてインゴットのような形にして、じゃあその後どうするのかということで、色々な工夫をしていた。一日発泡スチロールの、一日あたりの廃棄量というのがおよそ6トンから7万トン(正しくは、6トンから7トン)。一箱あたりそうですね、箱数にしますと、元々は発泡スチロールだから軽い、だけどかさばる、ということが市場での課題だったわけですね。その一日に出てくる、発泡スチロールの数でいきますと、だいたい2万8千箱ということで、その分かさばるわけですね。それらを、その発泡スチロールをリサイクルしてできる原料で、例えばこれ。かわいいキーホルダーですけれども、こんな形でリサイクルしてできました。また、食品容器もこの活用するとか。今日はこのキーホルダーご紹介しておりますけれども、市場まつりいらした皆さんにはこれをお配りをする予定だということでございます。ということと、それから明後日の13日(日曜日)には北足立市場を皮切りにしまして、都内8か所で市場まつりを開催いたします。近くの市場の方に、とてもいつも人気ですよね。大行列ができたりして、新鮮な野菜から、それから果実、花。こちらの方もご家族、ご友人お誘い合わせの上、お越しいただいて、市場の元気、そして心意気に触れてほしいというふうに思います。中央卸売市場の方で担当しております。
(詳細は、中央卸売市場へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:164KB)

4 FUN MORE TIME SHINJUKU

【知事】次がですね、西新宿。この都庁のある西新宿の街をもっと楽しんでいただこうというものでございます。都はこの西新宿地区で人が憩い、そして楽しく歩ける、人中心の街づくり、ウォーカブルですね。スマートサービスの実装などを進めております。この取組の一環で、今年も10月18日、来週の金曜日から20日(日曜日)までの3日間ですけれども、「ファンモアタイム新宿」と銘打ちまして、イベントを開催いたします。地元のまちづくり団体などと一緒に進めるものでございまして、都庁前の道路を歩行者専用、ウォーカブルといたします。そして都民広場お気づきになったでしょうか。今芝生を敷いております。こういったところをですね、まさに憩いの場として、生かす、生かしていただきたい。西新宿を、何度も言いますけれどもウォーカブルな空間へと変貌させてまいります。また開放的なテラスでの食事、そして歩行者の移動を支援するモビリティ。色々なのがあるのですね、今ね。その乗車体験、またよさこい踊りなど、様々なプログラムを用意をいたしております。そして都民広場でございますけれども、都民広場、ごめんなさい。今ここで(スライドが)出ている、ここにはないか。都民広場と、それから新宿の中央公園などで最新のデジタル技術を活用した様々なコンテンツを紹介をいたします。生成AIが作り出した未来の自分からのメッセージを受け取れるAIビデオレターの体験。怖いですね。車から人型にこうカチャカチャと変化、変形するんだろうと思います。トランスフォームロボット、ご覧いただけると思います。お子さん連れなんかも最高ですね。またラジオ局とコラボしましたトークセッションも行ったり、またライブも実施をいたします。最新のデジタルコンテンツを通じて、未来の街を感じ取ることができるということからも、ぜひ多くの方お越しいただければと存じます。都市整備局とデジタルサービス局で担当しております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:610KB)

5 女性首長によるびじょんネットワーク

【知事】女性の首長、首長さんたちですね、によるびじょんネットワーク、今年も開催いたします。明日10月12日(土曜日)です。女性首長によりますびじょんネットワークの開催ということで、全国の女性首長など45名出席の予定であります。今回は先日入閣されたばかりです。内閣府特命担当大臣、そして女性活躍を担当される三原じゅん子さんにも、さんって言っちゃいけないですかね。じゅんこ大臣にもご登壇いただくこととなっております。また、この度新たに副知事に就任する予定の松本明子副知事、現在の環境局長、登壇も予定しております。ぜひどなたでも、YouTubeでもご覧いただけますので、ぜひ見ていただければと思います。駐日の大使、女性大使の皆さんとも一緒に行ってまいります。それでですね、それぞれの開催に合わせて、参画自治体、そして今申し上げた女性の大使ですね、の各国の魅力ある特産品をですね、KITTEありますよね、東京駅の前の。KITTE丸の内、こちらのポップアップショップの方で10月15日(火曜日)まで販売を行います。また、楽天市場のオンラインマルシェを来年の1月末まで開催をいたしております。ぜひご利用いただきたいと思います。女性首長の皆様、知事は私と山形県吉村知事だけ、2人でございますけれども、47都道府県中。そして女性市長、町長、村長、この間だいぶ増えましたね。とはいえ1,700自治体がありますのでまだほんの一角ですが、やはりこの意思決定の場に女性がいるというのは様々な変化をもたらすということだと思いますし、その各自治体のですね、特産品など、この際お買い求めいただいて、女性首長たちによります産業とか経済の発展にもご協力いただければとこのように思います。以上、私の方から5点お伝えいたしました。
(詳細は、産業労働局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:233KB)

質疑応答

【記者】ありがとうございます。10月幹事社の毎日新聞の山下と申します。幹事社から2点お願いします。1点目がですね、知事は7日に石破首相と面会し、防災やデジタル分野などで国との連携を確認されました。改めてになりますが、今回の面会の内容と、今後国とどう具体的に連携するのかを教えてください。

【知事】もう気心知れた仲ではございますが、何よりも5回目の挑戦で、ついに総裁になられ、そして官邸で総理としてお目にかかることができたわけでございます。色々都で進めていることなど、直接お話をさせていただきました。総理は以前からですね、非常に安全保障の分野についてはもう大変熱心だし、もう危機感を感じながら進めておられ、また今回の総理の一番近いところにおられる方々というのは、大体、防衛大臣経験者ということであります。私もそうですけれども。やはり関心事として自然災害、それから度重なるミサイル発射などの様々な脅威に対して、やはりなんとか総理として真剣に取り組んでいきたいという、そういった表れの言葉、たくさんいただきました。そしてまた、首都防衛ということ。私も知事選でこの言葉使わせていただきました。防衛といっても色々あります。暮らし、生活そのものですよね。そしてまた、いつも私は申し上げているように、国の力というのは、やはり人口、そして経済力、防衛力、それに戦略と意思、これをかけるものだということを申し上げております。総理の方にも、人口減少ということを言われているけれども、東京が増えているのは、実は外国人が増えているのですよということを申し上げると、「ああ、そうなんだ」ということで。色々やはり情報はですね、しっかりお伝えするところはお伝えしていきたいと、このように思いますし、都と国でしっかり連携をして、共に良いアイデアを出し合っていくということが確認をされた。そういう時間だったかなというふうに思っております。

【記者】ありがとうございます。2点目なんですが、衆議院が解散され、27日(日曜日)投開票の日程で選挙が行われることになりました。知事は、東京都の政策に関連し、今回の衆院選で与野党にどんな論戦を期待されますか。教えてください。

【知事】これは総選挙、全国の選挙でございます。そしてまた衆議院の選挙ということで、国政そのものに直結しているということであります。まずは公平公正に選挙が行われるということを望みますし、また先ほどもありました、申し上げましたように、災害、自然災害、そしてミサイルのような、まさに安全保障に関わる問題で、今、ASEANや東アジアサミットなどが開かれておりますけれども、このアジア地域でも非常に国際的な情勢というのは東アジア情勢、また全体の国際情勢というのも非常に激動をしております。そういう中で日本の行く道についてですね、様々な議論が深められ、そして有権者の皆様方が判断ができるような、そんな議論が交わされることも期待をいたしております。そうですね、もう事実上の選挙戦に入っているかと思いますけれども、全国各地で。この間、どんな災害がまた起こるかも、選挙中でもね、あるかもしれませんが、いずれにしましても、それぞれの地域で代表を選ぶ選挙、しっかりと有権者の皆様方にもご判断いただきたいというふうに思っております。

【記者】ありがとうございます。それでは各社さんお願いします。

【知事】じゃあ日テレさんどうぞ。

【記者】日本テレビ内藤です。昨日、知事が来月、エジプト・カイロ、UAEなどに出張、海外出張行かれるということが発表されましたけれども、色々な国際会議、あと面会もされると思いますが、都として最もこう訴えたいことと、あと面会などで伝えたいことだったりとか、楽しみにしていることあれば教えてください。

【知事】まずカイロでは、これはUN、国連の会議が開かれます。UN-Habitatという、「世界都市フォーラム」という会議でありまして、まさに都市のあり方が、この21世紀、一番問われております。それについて、各国の、また各都市の知見などを共有することによって、災害対策、そしてまた様々な交通の情勢や気候変動対策など、こういったことを共有していきたいと。また日本、東京として発信をしていきたいと思います。バクーはこれも先ほども申し上げたように、COP29は、今年はアゼルバイジャンのバクーで開かれます。バクーはまさに最初に石油が使われた、ゾロアスター教とかですね、発祥の地(ゾロアスター教の発祥地は、イランのヤズド)でもございます。まさにエネルギーの、そしてまたソ連邦の時のですね、アゼルバイジャンというのは石油産業の要だったところでございます。そこでCOP29が開かれるというのは、前回のドバイもそうでしたけれども、そうやって産油国や産ガス国などで気候変動に対しての会議が開かれるそのものがですね、とても興味深いところでございます。そこで、また都市の、気候変動に関しての都市のセッションがございますので、そちらにもお招きを受けておりますので、東京における先進的な対策など、こちらの方も発信をしていきたいと考えております。途中、この移動中、アブダビにも立ち寄りますので、昨年からもずっとUAEとは交流、協力に関して合意も交わしておりますので、更にそれを強いものにしていきたいというふうに考えております。フジテレビさん。

【記者】ありがとうございます。フジテレビの大塚です。フジテレビの報道番組「イット!」の取材で、足立区や千葉市などで同じ会社が運営する住宅型有料老人ホームの職員が給料の未払い理由に一斉離職したことが分かりました。入所する高齢者が退去、転居を求められるなど混乱が生じています。また、一斉離職した元職員に対して離職票が発行されず、失業手当などが支給されない事態になっています。10日の足立区議会でこの問題が取り上げられ、足立区の福祉担当部長より「指導監督権限は東京都にある」との発言がありました。この件について東京都としてどのように対応するか教えてください。また、この住宅型有料老人ホームについて、介護付き有料老人ホームと比較して事業者の参入ハードルが低すぎるとの声もありますが、東京都としての受け止めと今後の対応予定を教えてください。お願いします。

【知事】この老人ホームなどはですね、終の住みかと考えられるわけでございまして、そういう思いで入る人たちが、いきなり路頭に迷うなどということがあってはなりません。事業者からの一方的かつ違法な施設閉鎖の報告を突然受けたというわけでありまして、足立区とも連携しながら、入居者の安全第一に速やかに対応して、この件については、入居者が昨日までに転居は完了したというふうに聞いております。また詳細については福祉局でご確認いただければと思います。こういったことはやっぱりあってはならないことでございますし、今後とも法律に基づきながら適切に対応していきたいと思います。都については、その管理(正しくは、運営状況等の確認)については1年に1回というような状況、手続上、そのようになっております。よって、今後とも法に基づきながら適切な対応を進めていきたいと考えています。MXさん。

【記者】TOKYO MX白井です。よろしくお願いします。衆院選の話なんですけれども、まさに来週から公示となりますが、具体的に、政党や候補でしたり、小池知事が今応援に入る予定だったり、おつもりについて聞かせてください。

【知事】これについてはまだ決まっておりません。都政にご協力いただける、そして基本、私保守でございますので、そういった中で候補者の応援に入る考えはありますけれども、まだ足がですね、階段が上れないとか、そういうハンディを抱えているというのは現状でございます。

【記者】すみません、演説以外での何か応援だったり、そういったものに入る可能性というのはあるんでしょうか。

【知事】演説以外。

【記者】為書きでしたり、そういったもの使ったりというのは今お考えに。

【知事】色々な形で応援はできるかと思います。

【記者】ありがとうございます。

【知事】東京新聞さん。

【記者】東京新聞の奥野です。2点伺いたいと思います。1点目がですね、PFASについてです。東京都は先週4日、米軍横田基地で8月に発がん性の疑いのあるPFASを含んだ水が基地の外にも初めて漏れ出したということで、周辺自治体とともに防衛大臣宛てに影響調査や情報提供を求めました。本日の午前中に防衛大臣の方が会見で、立ち入り調査についてはアメリカ側、米側からの回答の状況や、関係自治体からの要請を踏まえて対応すると述べられています。今後、東京都が立ち入り調査を国に申請するようなご予定はありますでしょうか。また、発生から情報提供まで1か月以上かかった点について、知事の受け止めと今後の対応の見通しを教えてください。

【知事】既に都、そして地元の自治体、連名で国に対しましては、詳細でかつ迅速な情報提供や、また国の責任における調査などのほか、必要に応じました立入調査への協力について要請を行っております。これからも地元自治体と連携して必要な対応を求めてまいるということでございます。

【記者】ありがとうございます。すみません、2点目なんですけど、衆院選についてです。知事がですね、特別顧問を務められている都民ファーストの会が、国政進出を目指して設立したファーストの会の方が、一部報道で衆院選での独自候補擁立を見送ると報道されています。今年4月の衆院の、その東京15区の補選の方では、知事もファーストの会の候補の応援に入られていましたけれども、今回、その擁立の見送りについてはご助言などをなされたのでしょうか。またファーストの会の方針をどのように受け止めていらっしゃるか、その会、ファーストの会への期待なども含めてお願いします。

【知事】その件についてはファーストの会でお決めになることであります。私は都民ファーストは特別顧問を務めておりますが、ファーストの会では特別顧問務めておりません。それぞれ、皆さん話し合ってお決めになっていることだというふうに考えております。

【記者】衆院選については特に知事からは何か言ったみたいなことはないという。

【知事】ファーストの会の方でそれぞれ考えておられるということです。

【記者】ありがとうございます。

【知事】よろしゅうございますか。ではありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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