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令和2年(2020年)8月14日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年8月14日)

知事記者会見
2020年8月14日(金曜)
14時00分~14時32分


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知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】それでは、本日の定例記者会見、始めます。私の方から、今日は3点についてお伝えいたしてまいります。
まず、新型コロナウイルス感染症対策であります。まず、昨日の新規陽性者数が、ご承知のとおり、206人で、重症者数は21人となっております。この重症者の皆様方を診ていただいている医療従事者の方々には、本当にご尽力いただいております。改めて感謝を申し上げたいと存じますし、重症者をいかにして抑えていくのか、出さないようにするのかということが一番大きな課題かと、このように考えております。
感染状況と医療提供体制のレベルには変わりはございませんが、現状は、改めて申し上げますと、「感染拡大特別警報」発令中、依然として厳しい状況にあるということであります。都におきまして医療提供体制の強化を図っているところで、無症状者、軽症者を受け入れます宿泊療養施設、ちょうど昨日、浅草田原町の駅前のホテル、こちらの方で開所をいたしたところでございます。
それから、来週は東京虎ノ門東急REIホテル、こちらの方で、新たに開設ということで、都合3000室を超える体制ができておりまして、相当数の確保をしていると言えますが、これからも感染状況を踏まえながら、さらなる確保に努めてまいります。そして、受け入れ体制の全体の充実に向けました準備を進めてまいります。
それから、東京都の家賃などの支援給付金の件でありますけれども、先日、概要についてお伝えしたその件を、8月17日(月曜日)、来週月曜日から申請受付を開始することになりましたので、そのお知らせであります。給付金、こちらは事業者の家賃などの負担を軽減するというもので、事業の継続を下支えする、この目的のために設けられているものでございます。
国の家賃支援給付金がありますが、これに都としての上乗せ、3カ月分を実施するというものであります。今日からポータルサイトを開設いたしまして、申請方法などについてのお知らせをいたします。申請ですけれども、オンラインと郵送の2本立てで受付をいたしますが、特にオンライン申請につきましては、申請者ごとにマイページ機能を設けまして、進捗状況が把握できるようにいたすところとなっております。
また、ポータルサイトの上から、ポータルサイト上から、意見フォームがございますので、そこにご提案なども入れて送っていただければと、このように考えております。今後、体制の強化、そして早期に支給できますように取り組んでまいります。
それから、次に、虹のステッカーでございますけれども、これを活用しました感染拡大防止対策についてのご説明であります。例えば、昨日、錦糸町において、警視庁の風営法による立入りの実施、それに合わせまして、店舗の了解を得ながら、都の職員がガイドラインがちゃんと徹底されているのか、ステッカーの掲示はしているのか、していないのかといったようなこと、普及啓発でありますけれども、そして、ステッカーを掲示している店舗に対しましては、感染防止策の実施状況の確認も行ったところでございます。
これまでも、警視庁と連携しまして、感染症の拡大防止対策で、このステッカーの確認などを含めまして、これまでもう6回重ねております。70店舗近いところをチェックしてまいりました。これについては、いつどこに行くかについてはお伝えいたしません。それぞれどのような形で進めておられるのかをチェックするというものでございます。また、これについては、来週から都の職員のチームによって、ステッカー掲示店の感染予防対策の確認をさらに行ってまいりますし、業界団体と連携しての傘下の事業者のガイドラインの徹底に取り組んでまいります。改めてですが、ステッカーを貼っていただいている事業者の皆様には、ガイドラインに沿った適切な防止策の実施を継続的に点検していっていただきたいと考えております。
それから、昨日も、専門家の先生方から、店舗を利用する側の意識は大事だというご意見もいただいておりますので、手洗いの徹底やマスクの着用、大声を出さないとか、基本的な感染防止策を、利用者側の方も徹底するようにというご意見をいただいているところでございます。それから、調子の悪い方などもご利用をお控えいただくなど、幾つかの点、ご注意いただきたいと思います。
それから、この虹のステッカーですけれども、掲出しているお店の利用について、タレントで、そしてユーチューバーで大活躍のフワちゃんが、特に若い方に向けて呼びかける動画を作成しましたので、そちらの方、ご覧いただきます。

(動画上映)

ということで、昨日はフワちゃん、この都庁に来ていただきまして、ご一緒に対談もいたしました。なかなかしっかりした考えの下で、色々と発信をしておられるということで心強く思った次第でございます。そして、彼女は帰国子女でいらっしゃって、英語もとても堪能でいらっしゃいます。毎週木曜日には、このモニタリングレポートを毎週木曜日6時半からお伝えをし、そして、同じく木曜日のその後の7時15分からは英語で配信しております。その中で、この英語の配信の際に、フワちゃんには英語で、東京に在住の方々にも呼びかけてもらうということで、英語版もつくっていますので、ご覧いただきたい。

(動画上映)

ということで、とても元気に発信をしていただきました。フワちゃん自身も、こうやってリモートの活用、出前の活用など、様々な工夫もされているというお話でありました。「東京動画」で、対談の模様などもご覧いただければと思います。
都におきましては、現在、お酒を提供する飲食店、カラオケ店に対しまして、この8月中は営業時間を短縮していただくようにお願いをいたしております。夜10時までとしておりますので、ご協力のほど、よろしくお願いを申し上げます。また、お盆の季節でございます。都民の皆様方には今年は旅行、そして帰省を控えていただきたいとお願いをしてまいりました。このことにつきまして、人の流れも変化があるようでございますが、8月前半の人の流れを、まず、ご紹介させていただきます。出ますか。
こちらは、繁華街のデータを示しておりまして、矢印が如実に示して、人の流れの変化を示しております。8月3日(月曜日)の週というのは、22時、夜の10時までと呼びかけた週でありますけれども、平日23時の滞在人口、前の週の平日と比べますと、例えば、歌舞伎町では10%減、そして、それが24時になりますと、他の繁華街におきましても10%を超える減少というふうになっております。
それから、その次の8月8日(土曜日)から10日(月曜日)までの週、これは3連休の週でありますけれども、ついこの間ですけれども、帰省、旅行をお控えいただきたいと呼びかけをしたところ、最初の週末の状況はこちらとなっております。グラフにおきましては、この3連休に都内にとどまった人数の推計となっております。通常、連休でありますと、例えば、お正月の三が日がございますけれども、多くの方々、都外へお出かけになるところではありますけれども、この3連休は今年の平均値とあまり変わらない状況で、多くの皆様が都内にとどまられたということが、ここで示されているということであります。都民の皆様、事業者の皆様方のこれまでのご協力にも深く感謝を申し上げておきます。ありがとうございます。
そして、改めて申し上げますけれども、今年の夏は例年と違う「特別な夏」でございます。お盆も後半戦に入るわけですが、都民の皆様方には、引き続き「旅行・帰省」、「夜間の会食」、「遠くへの外出」をお控えいただきたい、この旨改めてお願い申し上げます。これまで皆様には本当にご協力いただいてまいりました。その努力が無駄にならないように、自分も感染しないし、周りにも感染させない、その意識をみんなで共有していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
そして、何よりも最前線で奮闘されておられる医療従事者の皆様方の頑張りに改めて感謝を申し上げます。都民、事業者の皆様方のこの医療従事者のことも考えながら、一層の徹底を、感染拡大防止のためのご協力を改めてお願い申し上げます。
詳細は、総務局、福祉保健局、産業労働局、政策企画局にお聞きください。

(会見で使用した動画は、こちら(新型コロナウイルス感染症対策「フワちゃんステッカー周知」編東京動画アイコンMessage from Fuwa-chan)をご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:814KB)
(「「東京都家賃等支援給付金」申請受付を開始(第674報)」は、こちらをご覧ください。)

2 熱中症の注意喚起について

【知事】そして、もう1つ気をつけなければならないポイントがあります。熱中症です。連日、「熱中症警戒アラート」が発表されておりまして、本当に危険な暑さと言える段階かと思います。ここ数日多い日は、200人以上の方が熱中症によって救急搬送されておりまして、東京消防庁では救急隊の出場状況に応じまして、臨時に救急隊を増やして、救急隊そのものを増やして対応もしているということであります。この夏、ご自宅でお過ごしになる方が多いと思いますが、8月以降、熱中症で搬送された方の発生場所をご覧いただきたい。約4割がおうちです。そして、さらにそのうち入院を要する、これも同じ言葉を使いますが、中等症以上の、熱中症の中等症以上の方の搬送者は65歳以上の高齢者が約85%、コロナもそうですけれども、熱中症についてもご高齢の方はどうぞ気をつけていただきたいし、また、エアコンをつけずに熱中症となって、そして重篤になった事例というのも複数ございます。
再三再四のお願いですけれども、屋内でお過ごしの場合はエアコン、扇風機などをうまく活用してください。そして、その上で3密のうちの「密閉」を回避する。そのために窓を時折開けていただいて、室内の風通しをよくすること、これを心がけていただきたいと存じます。また、病院にこれ行こうかどうしようかといって迷った際、救急車を呼ぶのもなと、どうしようかなといったとき、迷ったときには、#7119、こちらの方で東京消防庁の救急相談センターにつながりますので、こちらをご利用いただきたいし、また、まだまだ夏、残暑が続きます。そういう中で「特別な夏」である今年につきましては、新型コロナウイルス感染症、これに加えて熱中症の対策を同時に行うようにお願い申し上げたいと存じます。
詳細は、東京消防庁にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:47KB)

3 東京国際クルーズターミナルの開業について

【知事】それから、次に、全く話が変わるのですが、熱中症が今の2つ目の項目でございましたが、久しぶりに全く違うテーマでいきます。東京の新たな海の玄関口、「東京国際クルーズターミナル」が9月10日(木曜日)に開業するというお知らせであります。これまで東京港におきましては、クルーズ客船を晴海の埠頭で受け入れてまいりましたが、最近は、客船がどんどんと大型化しているということで、このレインボーブリッジの下を通過できないぐらいの高さのある客船が増加している。それに対してどのような対応ができるかということで、臨海副都心の青海地区、青い海と書いて青海地区、こちらに「東京国際クルーズターミナル」を整備いたしましたが、こちらでは世界最大の大型客船も受け入れることが可能であります。
そして将来的には、東京の観光振興に弾みをつけるということを期待しております。現在は新型コロナウイルス感染症の影響で、客船の運航そのものが世界的に停止している状況でありますが、当面は具体的にどの船が来るということではありませんけれども、日本の船会社が国内クルーズの再開に向けて検討中ということも聞いております。
船会社の感染症対策を見極めました上で、ターミナル内も徹底した対策を取って、そして、この客船を受け入れてまいりたいと考えております。そしてまた、都民の皆様方には臨海副都心の新たなランドマークになりますので、ぜひこの施設で楽しんで、親しんでいただけますように、またイベントなどにもご活用いただければと思います。
東京国際クルーズターミナル、先ほど申しましたように9月10日(木曜日)の開業になります。一般の公開になります。そして、海に面しました施設で展望デッキから開放感にあふれる景色を楽しむことができることになります。感染症対策はもちろんいたしまして、入り口で検温したり、マスクを着用していただくなど、ご協力を賜りたいと思います。
そして、ご来館の際は、東京版新型コロナ見守りサービス、こちらの方の登録もぜひお願い申し上げたいと存じます。
詳細は、港湾局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:242KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

私の方から3点についてご報告、お知らせをさせていただきました。
では、どうぞ、幹事社さん。

質疑応答

【記者】日刊工業新聞の米今です。幹事社から2問です。1つ目、2つとも新型コロナ対策に関してです。1つ目、昨日モニタリング会議とその後の会見で、猪口副会長が入院宿泊療養、自宅療養に関して、統一した基準で体制をつくる時期に来ていると発言されています。重症患者が少ないうちに備える必要性は増しておりますが、こうした基準の用意、いつぐらいに用意、策定するべきとお考えになっているかお聞かせください。

【知事】これについては、昨日のモニタリング会議で猪口先生の方からもご紹介がございました。入院、宿泊療養、自宅療養と今3つのパターンがあるわけでございますけれども、陽性が判明した方々について。重症化リスクがあるかないかのチェック、それから、入院の必要があるかないかということについての医師の判断。これに対して宿泊療養、自宅療養の要件を定めて、そのために統一した運用による、それをベースにした、統一した運用による積極的な宿泊療養施設の活用が求められる。このようにおっしゃったかと記憶をしております。このご意見もベースにしながら、検討していきたいと考えております。
目下、毎日100を優に超えるこの陽性者が出ており、そしてまた、保健所もこの濃厚接触者のトレースなども含めて、フル回転をしているような状況でございますけれども、それらの目安については専門家の意見を伺いながら、早急に検討していきたいと考えております。

【記者】2つ目です。緊急事態宣言に関して、これまで東京都独自の緊急事態宣言を出さなくて済むように、特措法に基づいて営業時間短縮要請であったり、ステッカー掲示を求める条例の改正であったりと、あと日々都民への呼びかけ、お願いというのをされてきているところですが、東京都だけでは限界があるという部分をお感じになっているかどうか。また、そうであればそのとき国に対する要望はどのようなものを考えていらっしゃるか。第1波のときとはまた異なる状況だと思いますので、お聞かせいただけますでしょうか。

【知事】現在は、毎日皆様方にデータ公表しておりますように、年代別で言いましても世代がかなり広がっている部分はありますが、大きな部分はやはり若い患者さんが多いということであります。それから、重症者については、昨日が21人という数になっておりますが、これは毎日、本当に現場のお医者さんや医療従事者、看護師さんをはじめとする皆様方のご努力で抑えられているとはいえ、一人一人の命が関わる問題でございます。よく注視して、また、この重症者の皆様の数に最も注視して、これからも進めていく、対策を進めていく、また、医療体制を整えていくということが必要かと考えております。
一方で、今、質問にありましたように、最初の頃の重症者ががーっと本当に倍々に増えたときという状況とはちょっと違ってきているかと思います。これからも今後の推移を注視をしていくと、やはり、専門家の先生方には、ほぼ毎日のように色々と状況の分析、そして情報の共有、これらを行っておりまして、これからも、その現場の情報などを分析をした上で必要な対策を進めていくことと、それから、大体、結果が出てくるのが2週間後ぐらいのタイムラグがありますので、そこを見据えて先手を打っていかなければなりません。
それらを踏まえながら、東京が、ご質問の東京の独自の緊急事態宣言を出すのかどうか、これもやはり専門の皆様方のご意見を踏まえながらということになろうかと思いますが、それについても、その必要、いつ、どのような形で、また、それを出す必要性、否か、それらについても様々分析をしていきたいと考えております。
さらなる営業時間の短縮の要請など、幾つかの方法もあろうかと思います。それらについてもしっかりと吟味をしていく必要があろうかと思います。いずれにしましても、現在の分析及び過去に遡っての分析、及び先を見る分析、幾つかの時系列的な流れの中で感染症という特異な分野でございますので、それら専門の先生方のご意見を伺いながら進めていきたいと考えております。

【記者】幹事社からは以上です。質問のある方は挙手の上、知事に指名された後にお答えください。よろしくお願いします。

【知事】はい。よろしいですか。はい。

【記者】各社さん、お願いします。

【知事】はい。

【記者】フジテレビの小川です。すいません。知事冒頭のご発言で、ステッカーの、予防対策をちゃんと行っているのかどうか、都の職員がチームを作って見ていくということなんですか、大体どのぐらいの人数で、どういった規模で、どういったペースでというふうにお考えなのかということと、あとは、ガイドラインを順守してもらうように業界団体に呼びかけていくということなんですが、例えば、業界団体側から、こういった違反事例があったとか、今後のケーススタディーとして生かすために何かヒアリングを行っていくお考えなどはあるのかということと、あと、また、東京国際クルーズターミナルの開業なんですけれど、当面は寄港の予定はないということですが、知事もこれまで国側に水際対策をすごく強く要望してきたと思うんですが、水際対策として、何かこういったことをやってほしいというのがあれば、お願いします。

【知事】見回りでありますけれども、これはチームを組みまして、そして、それぞれの地域、これを回っていくということであります。
同時に、業界団体がそれぞれございます。国の方でも外郭団体を活用しながら見回り巡回をしていくということでございます。
そしてまた、それらの東京における組織、また業界団体の東京都の組織など、一番やはり業界の方々が業界の仲間のことをよくご存じでありますので、それらを活かしながら、一緒に連携をして回っていくと。これまで東京の各地区を回って、60数カ所、70カ所近く回ってきたというのは、これは感染症法の、法的な根拠とすれば、感染症法ということも含めて、警視庁と連携をさせていただきながら進めているということでございます。
そしてまた、このステッカーの掲示ということについても、守ってくださっているかどうかの確認なども含めて、また、さらにはより多くの方々にこのステッカーの掲示をお願いしたいと考えておりますので、両方の役割としてこれから都としてもさらに巡回を進めていくという考えでございます。
それからクルーズ。クルーズについては、現時点では海外から入ってくるという、そういう船の予定はないということでありますが、これはもちろん世界的に、クルーズという業態そのものが、なかなか運航できていないということであります。
一方で、国内の船会社が、幾つか計画もしておられると。タイミングを見計らっておられるかとは思います。これらについての水際対策については、やはり、国内、国外を問わずになるかと思いますけれども、それぞれこの船会社及び海外になりますと、これ検疫になりますし、船という移動手段の特に多い人数を運ぶ、そのような船の業態から考えましても、事前の検温であるとか、それから今回、おが丸、小笠原に行く船でもPCRの検査を進めるなど、やってまいりました。イノベーションもこの分野で大変進んでいることもございましょうから、様々な方策で、検査をすることが安全な観光であったり、安全な移動手段の確保ということになるんだというふうに思います。
特に、検疫という海外との絡みになりますと、入国管理になります。これについては引き続き国に対しましても厳格な、そしてまた確実な方法の運用、そして、さらにはその後のトレースの方法などについても、色々と企画、そして検討、実践をしていただきたい、このように考えております。
この後、ちょっと大臣のところへ行くので最後にさせてください。

【記者】東京新聞の小倉です。よろしくお願いします。先日、都の感染防止ステッカーを掲示しているお店でクラスターが起きましたけれども、知事はそうした掲示店舗でクラスターが起きるということは想定されていたんでしょうか。

【知事】基本的に、皆様方に普及していく、その考え方を広く進めていくという手段として、またツールとして有効なものだと考えております。そして、チェックシートを、それを実践していただく、そして、その証としてダウンロードができますということを常々申し上げてまいりました。これによって、今、今日の最新の数字は承知しておりませんが、昨日の段階では19万という数字でございますし、先日も日本相撲協会のお力添えもいただいております。それから、フワちゃんなど、やはりこれは、普及啓発と、そしてまた感染拡大防止策としての普及啓発と、そしてまた実際にお店の側の営業にも関わる話でございますので、それを実行していただいているということでございます。
これから、今も各地で、これらの運動といいましょうか、キャンペーンが始まっております。より確実な形で進めていくということには変わりがございません。

【記者】クラスターが、今後また散見されるようになりますと、掲示店舗で、そのステッカー自体の信頼性といいますか、イメージダウンのおそれもあると思うんですけど、そのあたり、都民の不安とかもあると思いますんで、どういうふうにお考えでしょうか。

【知事】ステッカーを掲示していただいたお店につきましては、どの地区で、どのお店が掲示してくださっているかということについては、そのお店の努力にも報いるという形も込めて、どの場所にということをマッピングでお知らせをしているところであります。
それによって、広く、そのお店が、の施設がきちんとやっていますよというPRになるかと思いますので、プラスの効果も生まれてくるということを期待をしているということであります。
一方で、これは協力金のときもそうでありましたけれども、中には、いろんな通報もございまして、それらを参考にさせていただいて進めてきたというようなところもございます。やはり、掲示をしていただくには、そのための感染拡大の防止策を講じていただく、これが大前提でございます。それが故に、条例にまで落とし込んでといいましょうか、盛り込んでいたところでございますし、それはお店にとっての責務としてやっていただいているということであります。
ただ、一方で、今回の例で見ましても、お客さんの側が色々と、これ、聞くところによると、フェースシールドを外して、外せとか、色々、声があったというような報道もございました。そういったことを考えますと、お店の側と、それから、利用する側と、両方の意識を高めるということで、本来の目的である感染の拡大を防ぐということにつながってくる、このように考えております。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

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