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令和3年(2021年)3月19日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和3年3月19日)

知事記者会見
2021年3月19日(金曜)
14時00分~14時31分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

 

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知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】今日は私の方からお伝えするのは2点ございます。まずコロナに関連して、昨日、国は一都三県の緊急事態宣言を3月21日(日曜日)をもって解除、と決定をいたしました。この間、皆様方のご協力、この間だけでありません。もう1月、2月から、去年の、考えまして、ずっとご協力いただいております。何よりも医療従事者の皆さんは年末年始もありませんでした。本当に今、たった今も、皆さん、ご尽力いただいているわけであります。感謝申し上げたいと存じます。ありがとうございます。
一方で、都の状況は芳しくありません。依然として厳しい、人の流れがずいぶん増えています。一方で、この宣言が「解除」というこの2文字が、これによってまた、人の流れが増えていくのではないかということが心配されるわけであります。引き続き徹底した対策を進めてまいる必要がございます。3月22日(月曜日)、21日(日曜日)からその次の日からでありますけれども、これは、ご自身やご家族の命、健康を守る、リバウンドを防止する、その期間であるというふうにお捉えいただきたいと思います。改めて日々の行動について点検もしていただきたい。
ちょっと前はというか、半年位ぐらい前でしょうか、とにかくHappy Birthday to youの手を洗うっていうので、ずいぶん皆さん励行されて、今もしておられると思いますけれども、ついついその時の頻度と違ってきてはいないでしょうか。マスク、もう本当に色々なマスクも出てきて、一時足りないっていうので、みんなドキドキしたこともありましたよね。これについても先ほども確認しまして、医療従事者の人たちが十分足りているのかどうか、つまり、この後、医療提供体制っていうのは改善はしていますけれども、まだステージ2の水準には実際入っていないっていう現実。そしてまた病床のひっ迫については、家庭内の感染を避けるという点でも、工夫が必要になってきております。これは軽症、無症状の方は、即、ホテルで療養をお願いをいたします。
家庭内感染、自宅での調整をしている間に、感染をしているということも考えますと、ホテルにすぐに入っていただくという方法をとりたいと考えておりまして、それで進めておりますが、安全で安心して過ごせるホテルでの療養生活がイメージできる動画も作成しております。ちょっとご紹介したいと思います。ダイジェストです。

(動画放映)

【知事】ということで、ホテルでまず隔離、療養をしていただくわけでありますけれども、見える化と言いましょうか、こうやってご覧いただくことによって、ホテルで安心して、その間、生活できますよというお伝えであります。都の職員がそれぞれのホテルで、皆さんへのお弁当出しの準備であったり、それから、実際に感染してこのホテルに入られる方との接点にはなりませんけども、色々な事務も含めて、作業に当たっておりまして、それぞれの局です。オリパラ局であるとか、色々な局が順番、順番でその担当に当たって都の職員、この1年ぐらいまでで、合わせますと約5万人の職員がこのホテルでの対応に当たっているということで私は職員の皆さんにも、本当にこの間、頑張ってもらっているなと、感謝したいと思います。
それから、この動画全部で7分ぐらいかかるんですけれども、ぜひ改めて、もし、万が一感染したと、「ホテル療養ですよ」って言ったときにはご覧いただく、もしくは、こういうことになっているんだということを知りたい皆さんにはぜひご覧いただいて、療養するお部屋の様子や食事の内容、それから必要な持ち物、24時間常駐する看護師さんの毎日の健康観察であるとか、急に具合の悪くなったときの対応など、実際の療養生活がよく分かる内容になっておりますので、今日から「東京動画」とか、SNSでも発信いたしますので、ご覧いただきたいと思います。それから保健所などを通じまして、軽症者、そして無症状の方にこの動画をご紹介をしまして、様々な方法で周知をし、安全・安心のホテル療養ということで、これを活用していくことによって、病床を抑える、家庭内感染を抑えるということであります。
それでコロナ禍で、昨年、都内で、これ悲しいテーマであります。自殺に関係することであります。コロナ禍で、昨年、都内で自ら命を絶たれた方の数、一昨年と比べますと特に女性、そして若者が大きく増えているんです。今後も自殺リスクの高まりが懸念されているこの状況に、本当に心を痛めるばかりであります。
そこで現在、改めて都で自殺防止の東京キャンペーンを実施をしているところでございますので、改めてお伝えをいたします。これは、年度末に向けて相談事業と普及啓発、重点的に推進をしていくということです。まず卒業とか入学とか入社とか、人生の一つの節目を迎えるにあたって、一方で、非常に不安であるという方々、都の相談ダイヤル、「こころといのちのホットライン」、番号にしまして087478(はなしてなやみ)となりますけれども、こちらの方でご相談をお受けいたします。来週23日(火曜日)から27日(土曜日)までの間、この間は特に集中期間としまして時間を延長してお受けします。24時間体制でお受けをするということでございます。相談相手がいない方も、ぜひこちら、「はなしてなやみ(087478)」、こちらの方にご連絡をいただければと思います。
続いて同じく自殺防止についての普及啓発でありますが、悩みに気づき、お声がけ、話を聞く、そして必要な支援に繋げて見守るという自殺防止に必要なとても重要な役割を担う人、この人たちのことを、ゲートキーパーと言うんです。特別資格が要るわけではありません。近くで悩んでいる人がいたら、勇気をもって「大丈夫?」と声をかけていただきたい。そして、そこでこのゲートキーパーの役割について皆さんに知っていただきたい。皆さん誰でもこのゲートキーパーになり得るという、そういう意味でご覧いただきたいと思います。

(動画放映)

【知事】ということで、こちらの方の動画は今日から、東京都の公式動画チャンネルの方で掲載をしたり、またテレビコマーシャルも行います。また、都におきましては、失業、心の悩み、家庭問題などなどコロナがもたらした様々な苦悩、不安、悩み、これについて多様な支援機関が連携して相談をお受けいたしますので、どうぞ、お一人で抱え込まないで、ご相談をいただきたいと思います。
さて、来月から新年度となります。様々な手続きのために、都の窓口などご利用される方が多いと思います。コロナ禍で密の状態を作らないことが必要です。そこで、混雑緩和に向けた取組について、今度お伝えをしてまいります。まず今日からですけれども、各都税事務所ごとの待ち人数を主税局のホームページ上において、リアルタイムで配信をいたしますので、ご自宅にいながら確認できるようになっています。「今は待ち人数これだけですよ」ということでそれを見計らってお出かけいただくことになります。それから窓口を訪れた後は、スマホなどを使って窓口で発券した番号札にあるQRコードを読み取ると、ご自身の順番がリアルタイムに確認ができるということで、この間、じっと都税事務所で待つという必要がなく、それによって通知が来る(正しくは、通知ではなくQRコードを読み取ることにより呼出状況を確認できる)ということで有効な時間をお過ごしいただきたいということです。
そのほか、タッチレスの手続きとして、そもそも窓口に来なくても、郵送による各種証明書の発行申請の受付、スマートフォン決済アプリで納税ができるという、そのようなシステムもご用意をいたしております。有効にご活用いただきたい。それから、都営地下鉄でありますけれども、これまで都営交通アプリというのを、列車別に混雑予想情報を提供してまいりました。これはまさに都が有しているデータ、ビッグデータ、これをこのような形で混雑予測情報ということで提供してきております。3月24日(水曜日)、来週からですけれども、新たに車両別情報の提供も開始をいたします。つまり、何号車が空いているという話になるわけでありますけれども、この他の施設などの混雑情報についても順次発信をしていきますので、これらもぜひご活用をしていただきたいと思います。これら都が有している様々なデータをできるだけ提供すると、オープンにすると、それによって様々な民間機関などでもこれを活用して、ロンドンの地下鉄などもそうです。他各国でもこのようなサービスを提供するのは、公、おおやけ、都が有している情報データを提供することによって、新しい便利なツールが出来上がってくる、アプリができるというそういう1つの例でもありますが、東京都、積極的にこれらのことを進めております。
冒頭、コロナについてお伝えしましたけれども、繰り返し申し上げます。ここは、コロナの感染者数、リバウンドさせてはいけない。そのためには基本的な感染防止対策の徹底、これに戻ること。しかし、ここでこの感染者数を後戻りさせないという、そのことを、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
(詳細は、総務局、福祉保健局、主税局、交通局にお聞きください。)

東京動画ロゴ(動画「意外に快適!?ホテル療養ライフ」は、こちらをご覧ください。)
東京動画ロゴ(動画「気付いたら 声をかけるその勇気」は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,133KB)
(「第28回 自殺防止!東京キャンペーン(拡大版)[第2弾]」は、こちらをご覧ください。)
(「都税事務所等 窓口混雑状況配信サービス(1803報)」は、こちらをご覧ください。)
(「窓口等 民間サービスを活用した混雑緩和(1807報)」は、こちらをご覧ください。)
(「都営地下鉄全線で車両別混雑予測情報の提供を開始」)

2 「Web Summit Tokyo」の開催決定について

【知事】続いてもう1点のお知らせでございますが、「Web Summit Tokyo」、この開催決定をお知らせいたします。このウェブサミットでありますけれども、世界中から投資家、スタートアップ、グローバル企業などが集まる世界最大級のテクノロジーカンファレンスになっています。今はリスボン、ポルトガルのリスボンで毎年開催をこれまでされてきたわけですが、今回、国と連携しまして誘致を進めて、東京での「Web Summit Tokyo」を新たに開催することが決定をしたということであります。
時期ですけれども、2022年、来年9月上旬の3日間にわたって、リアルとオンラインの両方、これハイブリッドって呼んでいますけれども、リアルとオンラインのハイブリッドで開催の予定をいたしております。メイン会場は有楽町の東京国際フォーラム、ここを中心に複数のエリアで展開をしてまいります。
そして、昨年12月にオンラインで開催されたウェブサミットには、私もオンラインで登壇もすでに果たしております。東京のビジネス都市としての魅力について、このビジネスサミットを通じて発信いたしました。ここには、世界約170ヶ国から10万人が参加するという大変大きなイベントなんです。スマートシティやヘルステック、健康とテクノロジーです。ヘルステック、サステナビリティ、こういったことをテーマにしまして、テクノロジーによる社会課題の解決を目指して、大変活気に満ちた議論が行われております。ぜひ「Web Summit Tokyo」、これを、産・学・官の連携のもとで開催しまして、世界中の魅力的なスタートアップやグローバル企業などを巻き込んで新たなイノベーションの創出に繋げていきたいと考えております。戦略政策情報推進本部が担当しております。
私から以上です。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:89KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(時事通信・斉藤記者)では、幹事社から2問質問させていただきます。東京五輪パラリンピックの5者協議が明日行われるという報道が出ております。新型コロナウイルスの感染状況というのはいまだ厳しい状況にありますが、知事は協議にどう臨むのでしょうか。また来週25日(木曜日)には聖火リレーが福島県でスタートしますが、知事ご自身は出発式には参加されるのでしょうか。お願いします。

【知事】まず、5者協議の開催については近く行う方向で調整中であります。そして、安全・安心な大会に向けて関係者が一体となって検討を進めていくための、そのような会議になればというふうに考えております。それから来週の25日(木曜日)からいよいよ聖火リレーがスタートするわけでありますけれども、福島県のJヴィレッジがスタート地となります。ずっと7月23日(金曜日)までの121日間、組織委員会、47都道府県、スポンサー、一体となって、まさにオールジャパンでこの聖火という灯を、順番に繋げていくということであります。そもそも今、密にならないようにとお願いしているわけでありますのでこの聖火リレーについても安全・安心なリレーとなりますように、ご覧いただく観覧される方もこういった点にお気をつけいただくような、そのような対策をとっているというところであります。そしてグランドセレモニーが福島で行われる件につきましては、私の出席については現在調整中ということであります。

【記者】ありがとうございます。もう1問お願いします。通信アプリのLINEで利用者情報が中国の子会社から閲覧可能になっていたということが今週判明しました。東京都は新型コロナの自宅療養者の健康観察やその他様々な事業でLINEを活用していますが、知事は今回の事態の受け止め、どう思っていらっしゃるのかということと、都の今後の方針があれば教えてください。

【知事】はい。このLINEというのは非常に皆さんも使っておられるんだろうと思います。使い勝手が良いということで、かなり多くの方々がお使いだというふうに認識しております。東京都でも各局でLINEを利用している事業がございまして、現時点で事業に、今回、明るみに出たことによって支障があったかどうかということで、報告が上がっているのか確認しましたところ、その点については報告は上がってはおりません。国から実態調査の依頼も来ておりまして、国による事実確認、また同社の、LINE社の動向に注視をしていきたいと考えております。様々な形態で利用しているわけでありまして、必要な具体的な情報についてしっかり確認をしていきたいと考えております。
そして今、LINE社の方から、どうなっているのかなどについて、それぞれ活用している自治体にも連絡が来ているところで、まさに今その会議なども行われている、この時間。というふうに聞いておりますので、よく確認をしながら、説明、どういう対策をとっていくのかについて決めていきたいと思っております。ちなみに東京都として広報、広聴目的で使用している公式アカウントは5つになっております。今、その他の事業で個別に使用している例があるかもしれませんので、その点は現在調査中ということであります。

【記者】それでは各社の質問に移りたいと思います。質問される際は挙手をして、知事に指名された後、社名と氏名を名乗った上で質問してください。お願いします。

【記者】東京新聞の松尾と申します。お願いします。都議会に関連して、2つまとめてお尋ねをさせてください。本日、先ほど自民党と公明党の都議会の幹事長さんが政策協定に関する記者会見を開かれました。一方で、知事が特別顧問をしておられる都民ファーストの会と共産党さんが2本の議員提出条例案をめぐって協力をする動きが出ています。従来の都民ファーストの会と公明党で小池知事の都政運営を支えるという構図に変化が生じてきていますが、この件について知事のご感想や今後の対応ありましたらお聞かせください。
併せて、2つ目になります。先ほど自民党と公明党の幹事長さんが記者会見をされた際に、知事のコロナ対応について質疑がありました。その際に、2人からは一定の評価をしつつも自民党さんからは「ややパフォーマンスのきらいがあるのではないか」、公明党さんから「国との連携が必ずしも十分ではないのではないか」、そういった旨の発言がありました。この発言について、指摘について、知事の感想や反論ありましたらお聞かせください。

【知事】議会で色々なやりとりをされておられることについては、議会が活発に動いておられる証左だと思います。議会でお決めになることは議会でお進めいただきたいと、このように思います。
それから自民党と公明党の動きということでございますけれども、それぞれ今回の、今、開会中であります、予算をめぐっての審議を含めて、色々ご意見をいただいているところでございます。それらをしっかりと受け止めながら、コロナというのは、会派を問いません。都議会と、そしてまた都庁と、しっかりとオール東京で取り組んでいくべきものでございますので、ましてや、22日(月曜日)からというのは非常に重要な、リバウンドさせない時期でございますので、これらを有効に、そしてまた都民の皆さんにしっかりと伝わるようにしながら進めていきたいと、こう考えております。

【記者】共同通信の恩田です。先ほど質問にあった聖火リレーに関してなんですけれども、コロナ禍の中で少し盛り上げが難しく、混乱の中で辞退者も出た一方で、大会に向けては重要なイベントになるかと思うんですが、スタートの前に知事の所感をお聞かせください。

【知事】先ほど申し上げましたように聖火リレーというのは組織委員会と47都道府県とスポンサー、一体となって、オールジャパンで開会式に向けて聖火をつないでいくというものでございます。コロナ禍という中でスタートするわけでございますけれども、この間にも、安全・安心な大会にすべく、様々な準備を重ねていきたい、そして皆さんのご協力を得ながら、東京で、日本から、東京から、日本から発信するチャンスであり、また「多様性と調和」、そして、このコロナの中にあって、「連帯」といったようなメッセージをしっかりと出すためにも、この聖火を人から人へとつないでいける、そのような聖火リレーになることを願っております。

【記者】NHKの成澤です。時短要請について伺いたいと思います。昨日、一都三県でですね、3月いっぱい、3月31日(水曜日)までは午後9時までということで、一致されたと思うんですけれども、事業者と都民、県民にとっては4月以降どうなるんだというのは非常に関心が高いんじゃないかと思うんですけれども、4月以降の対応というのはいつ頃感染状況次第もありますけれども、いつ頃に決めたいと知事はお考えでしょうか。

【知事】そうですね。色々なイベント、4月1日(木曜日)以降っていうのは新年度でもありますし、様々なイベントの準備など気にかけられる方が多いことは承知しております。もう、ご質問の中にありましたように、感染状況次第であることは事実でありますけれども、そういったことを、にらみながら、どのような方向でいくのか、またこれは国との関係もございますので、よく調整を図りながら、都として、また首都圏としてどういう形でいくのか、できるだけ早めに決めていければと思いますが、それは何よりもまず感染を抑えるということ、ひとえにかかってくるのではないかというふうに思います。
この後、明日明後日もまた連休になります。どこそこでこれだけの人出があるというそれらの報道も、皆さんも常に報道されていることだとは思いますけれども、「あんなに多くの人が出るんだったら、私も行きましょう」というふうにならないことを願っているわけで、感染症である限りは人と人との繋がり、そしてまた、人の多さ、密度というのが響いてくることは、人流データと感染症の連関というのは明らかになっているわけでございますので、そういう意味でも、メディアの皆様方のご協力をよろしくお願いをしたいと思います。

【記者】知事、すいません。もう1点、ちょっと全く別件なんですけれども、今日からですね、選抜高校野球が開始を開幕しまして、東京からは東海大菅生高校、知事のところにも表敬等があったと思うんですけれども、知事からのエールがありましたらお聞かせください。

【知事】一戦、初戦でまず勝つということを、榮主将、先日ご挨拶に来られたときに力強くおっしゃっていました。ぜひ、まず初戦で勝っていただいた上で、一つひとつ確実に勝ち上がっていただきたい。東京の代表として、頑張っていただきたいと思います。試合自身は3月23日(火曜日)だったと承知しておりますので、エールを送りたいと思います。

【記者】(TBSテレビ・城島記者)TBSテレビです。オリンピックについてお伺いします。オリンピックまであと4ヶ月余りとなりまして、緊急事態宣言も解除されることになり、今後はいよいよ気運醸成ということが課題になってくるかと思いますが、まだコロナもあって聖火リレーも制限がある中で盛り上げには制限がかかっていると思うんですが、知事はオリンピックに向けて、今後どのように気運醸成を図っていこうというお考えか、お聞かせください。

【知事】先日、イギリスの駐日大使を務められた方が離任をされるので、ご挨拶に来られました。ロンドン大会は始まる前は色々とあそこ駄目、ここ駄目と色々な意見があったそうなんですが、始まると大変な熱狂だったということを励ましの意味でもおっしゃっていただき、また以前もこのコロナの問題が起きる前も、ロンドン大会の場合はこう、その前のリオ大会の場合はこう、ということなどもよく承知をしているわけであります。まずは、大会を成功させるためにも安全・安心を確保すると。まずコロナ対策であります。そのためにも、メディアの皆様方にも、あの熱狂を伝えていただくコンテンツ、大事なコンテンツが生まれるか否かは、これからのコロナ対策にもかかってきているかと思いますので、大会を伝える皆様方とも協力していただきながら進めたいと思っております。
ここへ至るまでの道のりで、エンブレムの問題があったり、いくつももうすでにエピソードは盛りだくさんでございますけれど、一つひとつ乗り越えながらやってきて、今一番、コロナという見えない問題、皆さんとともに闘っているわけでありますけれども、願わくば、「早くワクチンが届けば」と思っておりますし、考えてみれば、そのLINEの問題にせよ、ワクチンの問題にせよ、もっと言えば拉致問題にせよ、何か人の国に頼ってばかりで、人の国が絡んできちゃうというような、もう今この時代ですから、コネクトしないところはないんですけれど、安全保障という観点からは、少なくともワクチンの国産化というのは、早急にやってほしいです。人の命の問題にかかってきますし、それが供給されるのは、例えばEUの承認がいるとか、そういう話ではなく、元々は創薬も日本は強かった、強いはずですから、ぜひ、そういう基本に立ち戻って、通信の問題だってそうです。アメリカにそのデータが行くのか、中国に行くのか、韓国に行くのかではなく、しっかり日本で確保できるとか、コロナというのは目覚ましだって言う人が、ウェイクアップコールだっていう人が結構おられますけれども、私はまさに国の根幹として何をなすべきかを考えさせてくれているのは、今ではないかと思います。
答えが脱線をしまして恐縮ですけど、ちょっと根本のところとして、お話させていただきました。
以上です。

※「ステージ」の数字の正しい表記はローマ数字です。
※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

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