ごあいさつ・
プロフィール
施政方針 記者会見 知事の動き 知事と語る
東京フォーラム
海外出張・交際費

ここから本文です。

令和4年(2022年)5月13日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和4年5月13日)

知事記者会見
2022年5月13日(金曜)
14時01分~14時39分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

特設サイトQRコードの画像

知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】はい。さて、まずコロナであります。ゴールデンウィークが終わりました。職場、そして学校での生活が始まって1週間が経っているわけです。この間、リバウンド、コロナのリバウンドを招かないために、私たち一人ひとりが感染しない、感染させないと。そのためにできることを積み重ねていかなければならない。また、そのことをお願いをしてきました。このゴールデンウィーク明けで、1週間経とうとしてますけど、いやちょっと調子がおかしいなというふうにお思いのとき、感じられたときは、どうぞまず出勤、登校、そして外出、お控えになる。それから、積極的に診療や検査、医療機関の受診ということで、今ご覧のところに(スライド)ご参考になさっていただきたいと思います。それから、ゴールデンウィーク期間中の行動を振り返ってあのときに感染がと思うときは、不安な方なども無料検査場などがありますから、こちらの方も検査を受けていただければということで、よろしくお願いいたします。感染の連鎖を断ち切る、そのためにワクチンの3回目の接種、重要です。ご覧いただいていますように(スライド)、若い世代の方、20代は37.7%、そして30代が44.4%という接種率になっております。また、一度感染された方もおられるかと思いますけれども、再び感染する可能性はあります。国によりますと、回復してから、つまり一度コロナにかかって感染して、そして良くなった、回復してから3か月後に3回目の接種が目安と、ワクチンの接種が目安となっている。つまり2月、例えば第6波のピーク時、2月に感染された方にとっては、そこから数か月経っている今が打ち時っていうと変ですけれども、接種時期となります。このワクチンの接種ということについては、ご自身と大切な人を守る。また、安全な社会をつくるということにつながりますので、是非接種の方ご検討いただきたいと思います。
それから、話変わりまして、失礼しました。都民の皆様には、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底、こまめな換気、3密の回避、マスクの着用などいつも心に置いて行動をお願いをいたします。また感染リスクの高い混雑した場所、時間は避ける。そして会食の際は、認証店を選んでいただくということなどお願いいたします。今、リバウンド(警戒)期間でありますので、警戒期間でありますので、皆さんと共に取り組んでいく。そしてなんとしても、感染再拡大を回避していきたいと考えております。皆、同じ思いだと思いますので、引き続きよろしくお願いを申し上げます。
(詳細は、総務局、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:647KB)

2 Tokyo Cool Home 冷蔵庫編について

【知事】それからテーマ変わりまして、今度は節電についてのお願いであります。家庭での節電に今日は的を絞ります。この夏などの電力危機が言われておりますけれども、その際はずっと申し上げている、HTT。減らす、創る、蓄める。この三つの観点から取り組むということがポイントになります。是非これは、ああなるほどねで終わってしまうんじゃなくて、是非実行していただきたい。都民の皆さんが、一人ひとりが、日頃からこの節電省エネを心掛ける。その総体が全体としての消費電力を下げていくということで、停電などを回避することができるということです。先週は、ご家庭でできる取組の例として、具体的に申し上げたのが、契約アンペアの見直しでありました。これ、それぞれご確認されました。契約されている方々、例えば東京電力でしたら、ウェブサイトにつなぐことによってそれぞれのご家庭の契約アンペア数、出てきますから、それで確認をして、なお、それぞれのご自宅で使っている消費電力って一体どんなもんだろうと。1つアンペアを下げる、段階を下げることで基本料金が変わってきますよっていう話を、先週させていただいた。今週は、実際にこの基本料金の部分に、実際に使った電力料金が上乗せに、当然なるわけですけど、そこの部分をどう減らしていくかという話であります。この家電の使い方に焦点を当てた事例、具体的な事例をご紹介いたしましょう。まず、家庭での消費電力のだいたい5割は、冷蔵庫、エアコン、照明が占めているということを、皆さんご存知でしょうか。その内、夏の省エネでありますけれども、ポイントになるのは冷蔵庫とエアコンと、これらになります。今日は、皆さんに家庭で今すぐできる冷蔵庫の節電方法と、その効果についてお伝えをいたします。
例えば、冷蔵庫の温度設定を強から中へ変更すること。これだけで年間約2,000円の電気代の節約になります。それから壁からちょっと離す。2センチぐらいを離す。壁にピタッとくっつけないで、2センチぐらいは離すということで、効果的な冷蔵庫の運転になって、これが更に電気代を減らすということにつながります。加えて、冷蔵庫の中の整理整頓です。これよく、×がついてるけれども(スライド)、でも、それを少し間引いて、物を詰め込みすぎないということです。半分程度にすることで、年間約1,430円の節約ということになります。また、冷蔵庫のドアをついつい開けたくなるのも分かるんですけれども、この開閉時間を、開けたり閉めたりするのを短くするっていうのも、これ、すぐわかりますよね、電気代の節約につながるということで、効率的に開け閉めをするということです。よって、それぞれのご家庭の冷蔵庫の使い方っていう確認をお願いをいたします。
それから、都におきましては、より省エネ性能の高い冷蔵庫やエアコン、給湯器への買替えを促すために、これは東京ゼロエミポイントと言っていますけれども、この事業の実施をしています。4人家族のご家庭で省エネ型の冷蔵庫に買い替えた場合、例えばそれを買い替えて10年前後利用すると電気代約6万5,000円の節約になります。加えて、この最大2万1,000円相当の、(東京)ゼロエミポイント、商品券ももらえるということは、足していくら。8万6,000円。で、電気、冷蔵庫の代金のうち、新しいのに買い替えるだけで、これだけ分助かるという話です。だからその分お得になるということです。申請の方は、ウェブや郵送から簡単にできます。買替え時の家電リサイクル券とか、購入した製品の保証書などは必要になりますから、捨てないで持っていてください。是非これをきっかけに家庭での節電に取り組んでいただくようにお願いをいたします。環境局の担当になっております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:821KB)
(「Tokyo Cool Home & Bizキャンペーン」は、こちらをご覧ください。

3 「Tokyo Tokyo Delicious Museum」について

【知事】次に、今度はこちらも、エネルギーの次は、食の方です。「Tokyo Tokyo Delicious Museum」ということについてのお知らせ。来週5月20日金曜日から22日の日曜日までの3日間、有明のシンボルプロムナード公園などで、東京の美味しい優れた食の魅力を幅広くお伝えをするイベントの開催をいたします。飲食ブースの方では、東京で最高のレストランとか、世界に誇る和食、東京で味わう世界の食、至高のスイーツ。この4つの分野で名店の料理をご紹介をいたします。また、地方の特色ある物販のブースも設けることといたしておりまして、新潟県産の米粉を使用したパンとか、福島県の銘菓などの特産品を紹介しまして、全国の食の魅力も伝えてまいります。このイベントの公式サイトで、東京の食にまつわる記事なども公開をいたしますので、是非ご覧いただきたいと思います。感染症対策にも注意しながら、是非多くの方々にお越しをいただきたい。東京の多彩な食の魅力を楽しんでいただきたいと思います。魅力を楽しむっていうか、実際召し上がる機会になっているかと思います。
(詳細は、産業労働局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:432KB)
(「春の食フェスティバル2022 出店者決定」は、こちらをご覧ください。

4 上野動物園のジャイアントパンダについて

【知事】ということで今日は、最後、最後、もう1本ありました。パンダです。上野動物園のジャイアントパンダのシャンシャンについてのお知らせです。動画見ていただきましょうね。

(動画放映)

【知事】はい、これもう、ずっとシャンシャンの竹を食べる姿を見ているの、ああーちょっと何するんだ、何するんだ。歯磨きかと思ったら、違うんですね。はい、すごい食欲です。ご覧いただいたんですが、こちらシャンシャン。シャンシャンの中国への返還についてでありますけれども、今年の6月30日(木曜日)まで延期となっていたんですが、この度、中国側との協議で、返還期限を令和4年の12月31日(土曜日)まで、再度延期をすることになったと。これは、新型コロナウイルス感染症の影響でございまして、前回の延期と同様で日中双方の専門家の渡航が、いまだに困難な状況にあるということから、今しばらく、シャンシャンは上野で活躍をしてくれるということです。ちなみに、シャンシャンですけれども、6月には5歳の誕生日を迎えるんです。また、双子のシャオシャオとレイレイも、早いもので6月には満1歳を迎えるんです。上野動物園では、三頭の誕生日を記念したイベントを実施する予定としておりまして、イベントの詳しい内容、改めてお知らせしますが、多くの世代の皆様にシャンシャン、そして双子の成長をお祝いをしていただきたいと思います。双子の観覧ですけれども、こちら抽選制となっておりまして、入園については、引き続き事前予約が必要ということになりますが、かわいい上野のパンダたちに、是非会いに来ていただきたいと思います。以上4点、私の方からお伝えをいたしました。お返しします。
(詳細は、建設局にお聞きください。)

東京動画ロゴ(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:301KB)
※スライド資料の4枚目の記載について、下記のとおり誤りがあったため修正しました。
誤:「シャンシャン(平成27(2017)年6月12日生まれ)」 → 正「シャンシャン(平成29(2017)年6月12日生まれ)」
(「恩賜上野動物園シャンシャン返還期限を延期」は、こちらをご覧ください。

質疑応答

【記者】ありがとうございます。幹事社、日刊工業新聞、神崎です。幹事社から2点お願いいたします。まず、明日から知事の海外出張に関してですが、今回のクウェート、アブダビの訪問は、国産ワクチンの開発の推進と若者の交流促進が目的ということですけれども、一方で世界のエネルギー市場は大きく揺れています。こうした中で、産油国を直接訪問する貴重な機会となるわけですけれども、エネルギーに関する対話の機会を設けることってあるとか、何か働きかけを行う可能性はあるのでしょうか。それから2点目ですが、これはちょっと、やや情緒的な質問かもしれないんですけれども、知事は70年代の第1次オイルショックの当時、まさにその震源地におられたかと思います。奇しくもこれに匹敵するようなエネルギー危機に直面するさなかに、再びアラブ諸国を訪れることになった巡り合わせのようなものに、もし特別な思いがあればお聞かせください。以上2点です。

【知事】はい、ご紹介いただきましたように、明日から中東の2か国を出張で回ってまいります。ウクライナ情勢、厳しさを増していて、それによって原油価格が高騰するなど、まあ乱高下しておりますし、各国によっては、非常にこのエネルギーの確保ということをこれは日本も含めてでありますけれども、安定供給というのは苦労する部分、また重要な課題として、それぞれ国内的にも色々な工夫が必要な場面であります。コロナでこの間もなかなか海外に出ることはできず、久しぶりの海外出張になりますが、特にこの間、姉妹都市との関係もありますけれども、この際、中東を選びましたのも、やはりこの、元々の人脈があることや、今回訪れるクウェートの前のシェイク・アミール(首長)が、お亡くなりになった弔問のためでもございます。そして、クウェートの方ではこれからのワクチン開発もそうですし、それからエネルギーについても、クウェートからの原油も、日本の全体の6%ぐらい(正しくは、約9%)だったかと思います、占めているという中で、色々な協力を、これからも強化していくようなお話になろうかと思っております。それからアブダビは昔から、これ中東全般そうなんですけれども、非常に日本に対して、また日本語に対しての興味が、今の若い世代も含めて、アニメの影響もありますけれども、非常に強いんです。教育での連携というのは、これは最大の投資になっていくというふうに思います。で、こういうことを、特に日本の教育に対しての興味の高いアブダビを訪れるということで、教育関連での交流ということができるのではないだろうか。色々な現地の事情などを確認しながら意見交換をしていきたいと考えております。それから、70年代は、いわゆる第四次中東戦争があって、そしてそれが1973年にオイルショックとして、日本の、例えば、テレビは夜は12時でもう番組終わりとか、銀座の灯が消えるとか、私はそれを、海外の方でむしろ見ていた訳でありますが、要はこの国の安全保障という観点で、エネルギーの確保っていうのは、我が国にとって最大の動脈の確保に他ならないわけであります。戦前を考えれば、日本が、今の北朝鮮やロシアと同じように、各国からのこの取引を止められてしまって孤立する、そのときに一番困ったのがやはりエネルギー、石油が途絶えてしまうということです。それはすなわち国全体が止まってしまう。そういう中において、この間、時間が経つ中で、産業が大きく変わってきています。自動車そのものをとってみても、ガソリンから電気へと、また水素の活用なども出てきておりますし、それから、アンモニアなどの新しい形に変えての物流ということもあります。だいぶ、世の中変わってくる中で、ただ産油国にとっては、そういう資源を有しているのはとても重要なことで強みであり、その部分については日本としっかり連携することによって、我が国のエネルギー安全保障についてもプラスに生じていくというふうに思います。でも、一番基本の基本は、人間関係なんです。ですから、クウェートの皆さん方との長い長いお付き合い。もう40年を越えるお付き合いさせていただいております。こういった人と人との関係、またアブダビでも、これまでも長年色々と人間関係築いてきました。非常に、なんていうんでしょうか、相手の国も華々しく変わってきておりますけれども、しかしながら、人間関係っていうのは、なかなか変わらない部分がありますので、そこを大切に、またパイプも磨いていきたいなというふうに思っております。そのことが結果として、東京都の都民の生活の安定、安心につながったり、そしてまた、これからの様々な国際協力につながる、ということにつなげていく。それを目的にした出張にしたいと思っております。長くなりました、すいません。

【記者】ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社の質問に移ります。ご質問される場合は、挙手ボタンを押し、知事の指名を受けてからお話になってください。

【知事】はい、それではNHKさん、どちら、はい、どうぞ。

【記者】NHK中島です、よろしくお願いします。都内の感染状況についてなんですけれども、新規陽性者数は連休よりは上がってきて、連休前の水準に近づいてきていると思います。連休中は検査が少なかったりと、まだ判断できない部分もありますけれども、少なくとも下げ止まっているというふうに見えるのではないかと思うんですが、これについて知事の見方を改めてお伺いできればと思います。もう1点、昨日のモニタリング会議で賀来座長がマスクの着用のあり方について、専門家ボードでも検討していくというお話がありました。都として、このマスクの着用について、改めてどういう対応をとられるのかということと、国のリーダーシップとの兼ね合いも含めてご見解を伺えればと思います。

【知事】まずゴールデンウィークが明けまして、この間も人流が、普段とはかなり違うということも考慮し、また休みで色々な報告が、普段の時とは、この山谷が少し時間的にずれるということは織り込んではおります。また一方で、その重症者数や、そして、病床の使用率、こちらの方の数値もよく確認をいたしておりまして、この点については、遅行指数である傾向が強いんですけれども、しかしながら、それぞれの数字については、後半の数字については抑えられているものであるというふうに思います。ここは、ですからその意味で何度もこの言葉使ってますけれども、ここは頑張っていく、頑張りどころではないか。そしてゲームが変わっていくと。これだけのワクチンを接種も、20代、30代の方に更にお願いをしておりますけれども、これらのことの積み重ねによって、去年や一昨年のような、ゴールデンウィーク明けとはちょっと違ってきている。そのことのためにご協力を引き続きお願いして。いいですか。それからマスクについてのお尋ねがございました。今日も色々報道を見てまして、また昨日の総理のご発言等を見ておりますが、やはりどういう場面でどのようにというのは、これは都民のみならず国民の皆さんが、多くが非常に関心を持っている事項であります。ですから科学的な知見も必要になってくる。みんなもう熱中症で苦しい、苦しくなるんじゃないかとか子供さんは大変だよねと、そういう思いはみんな共有していると思います。そこを、やはり科学的知見とともに、どうすればコロナ対策として有効なのかということを統一的にご発言いただいて、政府とすれば発言して、またまとめていただきたいと思っております。あんまり色々な意見が政府内から出てくると、余計皆さんどうしたらいいのかと思われるのではないかと思いますので、統一的な形での情報発信をお願いをしたいと思います。そしてまた快適な夏を過ごすためにも、ここはコロナに対してのご協力をよろしくお願いを申し上げたいと、繰り返して申し上げます。

【記者】知事すいません。追加で申し訳ないんですけれども、先ほど国の統一的な見解が欲しいということでしたけれども、賀来座長も専門家ボードでも検討すると言っていらっしゃいますけど、これとの兼ね合いというかそこはどういうふうなお考えでしょうか。

【知事】はい、(東京iCDC)専門家ボードでも科学的なお考えについてアドバイスをいただくこととなります。メンバー、かなり政府と重なってる方も多いわけですので、そういったところで統一的なメッセージを出していただく、またそれに対しての細かなアドバイスについて、また(東京)iCDCの方でもお願いをしていくという合わせ技になるかと思います。

【記者】わかりました。ありがとうございます。

【知事】では朝日新聞の笠原さん。どうぞ。

【記者】ありがとうございます、朝日新聞の笠原です。聞こえていますでしょうか。明日からの海外出張について2点伺います。今回のクウェートの訪問についてなんですけれども、都が今進めようとしているワクチン開発においてクウェートという国は、ずばりどういう存在なのでしょうか。またもう1点関連するんですけれども、今回、ワクチン開発について、クウェート側と意見交換をするということになると思いますが、都としては最終的にどのような協力を先方から得ることが、このワクチン開発において理想的だと考えているのでしょうか、お願いいたします。

【知事】クウェートは長い間の親日国であり、また、私個人としても大変お付き合いが長く、それぞれ国の機関として、どういうものをお持ちなのかも存じ上げております。今回特にワクチンという、このコロナに対してのワクチンというのは世界的な関心事であります。都の医学研で長年この天然痘の株を活用したワクチンの開発ということで、これまでも研究が続けられてきました。これを一段と加速をさせるということから、やはり人類にとっての健康の維持や、感染症対策という点で先方のクウェート側も大変関心を示しておられるということで、詳しく直接お話、また意見交換に行くということであります。このような形で色々な協力関係のもとで、互いにその人類への貢献ができるように、つながっていくことが望ましいというふうに考えております。クウェート大学、具体的に申し上げますとクウェート大学や研究所等々からの様々なご質問既にいただいていて、そこに対しての意見交換、情報交換という形になります。よろしいですか。

【記者】ごめんなさい、追加ですいません。クウェート側とその意見交換をしてっていうことについて、知事がやはり自ら現地に赴くことの意義っていうのはどういったところにあるでしょうか。そのオンラインでは駄目とかですね、知事が自ら行く意味をもう少しお話伺えますでしょうか。

【知事】国のシェイク・サバーハという方がお亡くなりになられました。改めて弔問に伺いたいと思います。そしてまた非常に人間関係が強いところでございます。そういった中での信頼関係に基づいて進めていくということでございます。オンラインでのやりとりってもう既にやっておりますので、そこでさらにそれを加速するためには、リアルでのやりとりということが必要になってくるかと思います。

【記者】わかりました。ありがとうございます。

【知事】では日経新聞、牛山さんどうぞ。

【記者】日経新聞の牛山です。幹事社さんの質問にちょっとかぶるんですけれども、今回の海外出張において、都が進められている他のワクチンですとかその交流以外のですね、例えば都で進められているHTTですとか、その辺りの政策への期待みたいなものってあるんでしょうか。

【知事】今申し上げましたように、クウェートやUAEというのは、日本への石油やガス、その他エネルギー産品の輸出元であります。こういったところと直接お話をするということで、連携ということをお願いをしたい部分かと思います。思い出せば、3.11の時に、例えばクウェートは100万バレル(正しくは、500万バレル)でしたかね、日本円にして当時のお金で400億円近い支援をしてくれました。それが今、南三陸鉄道の車両になって、人々の足の確保につながっていったということもあります。こういったことも含めまして、産油国との連携というのは、常に、その有事の際も、そして平時の際も必要になってくるかと思います。また、産油国ではありますけれども、彼らも先のことを考えてまして、むしろ、再生エネルギーなどへの思いは非常に強い。そういったところを日本の技術とともに、連携していくというのもWin-Winになってくるというふうにも考えておりますので、いろんな会話をしてくるかと思います。また、それを楽しみにしております。

【記者】もう1点お願いします。渋谷区の旧国立児童館のこどもの城の改修計画の見送りを。

【知事】別件、別件は次行きましょう。アラブニュースの成田さん、どうぞ。はい、ミュート。

【記者】はい、アラブニュースジャパン成田ございます。聞こえますでしょうか。私どもサウジアラビアの英字新聞でございまして、小池知事にも日本版創刊の際には注目をいただきましてありがとうございます。今回初めて参加させていただきます。お話が戻りますが、今回のクウェート、UAEのご出張につきまして、先ほどから大切なのは人間関係ということのお話がございました。やはりアラブの国々の方々も理解されておられる知事ならではのお考えかと思います。もし、新たにお決まりになられたご訪問先や、どなたに具体的にお会いになられるのかお聞かせ願えればと思います。また、私どもサウジアラビアの新聞でございまして、もし今後サウジアラビアと、何かプロジェクトか、または計画しておられること、お考えになられてる等ございましたらお聞かせくださいませ。よろしくお願いいたします。

【知事】今回は非常に時間の制約もあって、クウェート、UAEの2か国となりました。それぞれのテーマ、またクウェートではお亡くなりになったシェイク・サバーハの弔問ということもございまして、国の皆様方にお目にかかる予定としております。具体的なフィックスはこの今されているところでございます。サウジアラビアについても、何度も訪問させていただき、またサウジアラビアからのお客様については、これまでも何度もお迎えをすることができて嬉しく思っております。また、サウジアラビアと日本の関係っていうのは長年のものがございますし、私自身もお付き合いも長いということで、また色々なチャンスを見ながら伺いたいというふうに思っております。また、サウジアラビアの産油国で、特にこれまではこの石油の産業、市場において、バランスをとられるという大きな役割を担ってきておられます。そういう大きな役割に対してこれからも期待をしていっております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】はい、最後ですいませんが毎日新聞の伊藤さん、お願いします。

【記者】すいません。毎日新聞の伊藤です。よろしくお願いします。中東訪問のことで2点教えてください。まず全体の訪問団の規模というかですね、人数がどれぐらいになるのかというのが、決まっていましたら教えてください。それと、こうした自治体外交を行う意義について、まず随行される職員の方々が今後、都政を担っていく上での影響等もあると思うんですけれども、こういったその随行される方々も含めたこの自治体外交の意義みたいなところについて、知事のお考えをお聞かせください。

【知事】後の方についてですけれども、コロナが始まる前は、1年にこの都庁の職員ができるだけ多く外へ出て、そして各国のまた各市の、自治体の現状を見てくるということを盛んに進めてきました。こちらがコロナの関係で、この数年間、それが全く飛んでしまったというのは、とても残念だったと思っております。状況を見ながら、これからもっともっと多くの職員が外へ行って見聞を広めてくる。うちに閉じこもっていては駄目だということで、世界の実情を見てくる。それを東京都政に生かすというのは重要だと思います。今度の、今回行くチームは職員合わせて8名ぐらいになります。より良い成果を出せるように、それぞれ前準備などもしながら進めているところであります。なんていうんですかね、オリンピック・パラリンピックという大きな事業を行った東京都であります。これをさらに世界へのレガシーとしての、進めていくということは、これからも、こういう都市外交といいましょうか、これらについては行っていくのは、東京として、国際都市東京としての役割だというふうにも思っております。

【記者】ありがとうございました。

【知事】以上で終わります。


※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画課)
 

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.