ごあいさつ・
プロフィール
施政方針 記者会見 知事の動き 知事と語る
東京フォーラム
海外出張・交際費

ここから本文です。

令和4年(2022年)10月21日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和4年10月21日)

知事記者会見
2022年10月21日(金曜)
14時00分~14時37分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

特設サイトQRコードの画像

知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症対策について

【知事】今日は、2、4、6。6つ。6点について、私の方からお伝えいたします。
まずコロナでありますが、昨日、専門家によるモニタリング項目の分析が行われました。感染状況、そして医療提供体制、ともに先週と変わっておりません。黄色でございます。分析ですが、新規陽性者数の7日間平均が11週間ぶりに増加をして、対前週比で100%を超えるという状況になっております。そして、基本的な感染対策の徹底で、新規陽性者数をできる限り抑制をすると。それから、早期のワクチン接種を呼び掛ける必要があると。この2点、特に報告していただいております。先月から接種が始まりましたオミクロン株対応ワクチンですけれども、従来のワクチンを上回る効果が期待をされているところです。そして今日から、接種間隔が5か月だったものが3か月に短縮されました。
これによりまして、この夏に4回目の接種を受けた高齢者の方、そして医療従事者の皆さんが年内に接種することが、これによって可能となりました。都の大規模接種会場におきましては、今日から5回目の接種が可能ですし、予約なしでも受けられますので、対象の方は是非ご利用いただきたいと思います。そして、特にインフルエンザとの同時流行も懸念をされておりまして、都の大規模接種会場で65歳以上の都民の方など対象として、インフルエンザワクチンの同時接種をすることもできます。多分、左(腕)と右(腕)と分けて打つことになるかと思いますが、社会経済活動も動き出しております。旅行、飲食の機会なども増えてきている。そういう中でコロナもインフルエンザも打てる機会を、どうぞ逃すことなく、速やかにワクチンを接種していただきたいと思います。
これまでもお伝えしてまいりましたけれども、コロナとの共存に向けた生活、そのポイントを絞りますと、ワクチン、換気、マスクとなりますので、どうぞ引き続きご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。これが一点目であります。
(詳細は、総務局、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,322KB)
(「接種間隔の短縮・5回目接種の開始(3692報)」は、こちらをご覧ください。)
(「新型コロナ・インフルエンザ ワクチン同時接種」は、こちらをご覧ください。)

2 冬に向けたHTT推進について

【知事】次は、今度は電力ですね。冬に向けたHTTの推進について、お知らせをいたします。今年の夏は、電力需給のひっ迫注意報が発令されるなど、深刻なエネルギー危機が続いたわけであります。都民・事業者の皆様方、本当にご協力いただきまして、いわゆる大規模停電などの最悪の事態は回避することができました。改めて御礼申し上げるところでございます。この冬ですけれども、今のところ、安定供給に最低限必要な電力は確保できる見通しということですが、老朽化した火力発電所が突然計画外停止ということなど、いわゆる不測の事態についての備えが必要な状況には、変わりがございません。で、ガスにつきましては、世界的な需給ひっ迫。更なる価格高騰が懸念をされております。そこで、都はこの冬もHTT、減らす・創る・蓄める。(ポスター)もっとこっち、がってやろうか。ちょっと、そうですね、もっとこっち行こうか。あなた、人間スタンドで。ということで、こちら(ポスター)は、みんなで暖かい部屋に、1つの部屋にしましょうね。それから、お得に買替え、賢く節電。新しい製品っていうのは優れものが、どんどん良くなっています。それから、冷蔵庫は「弱」設定。それから、自分でつくるおうちの電気、太陽光。窓、開口部が一番大きいのは窓ですね。ここに、様々な複層ガラスとか二重窓で高い断熱性を保つと。そして、家庭で、これは節ガスですね。ガスの方も、節ガスしてねと。この際、重ね着しちゃおう。最近、そういえばフランスのマクロン大統領がタートルネックを着だしているというのもひとつ、欧州、ヨーロッパもなかなか厳しいということを表していると思います。まず、自分で何を着るかってのは、クールビズとウォームビズ、改めて実行していただきたい。それから、あとZEVですね。これ、走る蓄電池です。ということで、いくつか具体的に申し上げましたけれど、はい。ということで、HTTの取組について、私たちができることをポスターにしたところです。今、申し上げましたように、カーディガンを1枚、中に羽織るとか、そうですね。(記者の方、)1枚羽織ってらっしゃいますよね、今。はい。色々工夫していただきたいと思います。そうですね、あとお鍋に蓋をするとか、結構、冬場は、蓋っていうのはキーワードですね。トイレの蓋もそうですね。ということと、お風呂のシャワーヘッドも節水型にするとか、色々工夫をしてまいりましょう。それから、冷蔵庫、冬は「弱」に切り替えるというか、それから食料品を、それによって傷めずに保管できるとか、色々な工夫が、生活の工夫あります。小さいことでも1,400万人がそれぞれ気を使えば、色々な効果が出てきます。冬のHTTの取組をより一層広めるということから、夏にタレントの林さんね。いつやるの、今でしょ、の林修さんにテレビ出演というか、テレビコマーシャルでお願いしました。また、冬版が出来ましたのでご覧いただきます。

(動画放映)

【知事】ということで、このコマーシャルは10月27日(木曜日)から放送をいたします。東京動画でも公開ということで、是非、ああそうねで終わるんじゃなくて、アクションをとっていただければ、行動につなげていただければと存じます。
(詳細は、環境局にお聞きください。)

(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:334KB)

3 ウクライナからの避難民の支援について

【知事】次、3点目ですけれども、ウクライナからの避難民を、東京都として多く受け入れてきております。日本へ避難されてきたウクライナの方、先週2,000名を超えました。そして、都営住宅に入居された避難民の方も、今週300名を超えました。都内に避難されている子供たちも、したがって増えてきておりまして、現在、公立の幼稚園、小中学校に、合わせますと29名が入学して、また都立高校で5名を受け入れております。都におきましては、学校生活の様々なシーンを映像で紹介する「東京の学校生活」や、そして日本語指導テキストで「たのしいがっこう」というのがあります。これのウクライナ語版を作成をいたしまして、子供たちが楽しく学べるよう、支援を充実させております。また避難民の方々と、都営住宅にお住まいの居住者の方々が交流する「東京みんなでサロン」を台東区、昭島市、それぞれの都営住宅で開催をいたしました。大変好評いただいておりまして、今月の30日(日曜日)には、足立区の都営住宅でも開催をいたします。このように引き続き、国や区市町村とも連携しまして、避難民の方に寄り添った支援を行ってまいります。政策企画局が進めております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:486KB)

4 「女性首長によるびじょんネットワーク」(びじょネット)の開催について

【知事】次でありますが、女性の市長さん、区長さん、町村長さん、女性の首長によりますビジョンネットワーク、通称「びじょネット」といってますが、こちらのお知らせです。このびじょネットですけれども、全国の女性の首長さんとする方々と連携をいたしまして、日本全体で女性活躍を後押しをする、そのために立ち上げた会議でして、既に今回で4回目となります。首長さん、女性首長さんの数も、昨年より4名増えておりまして、45名の女性首長の方々に参画いただいております。今年は、11月20日(日曜日)にオンラインでこの会議を開催をいたします。テーマが、「女性のエンパワーメントの推進」。そして当日は、駐日女性大使の方々、女性経営者の方々にもご参加いただきまして、女性の視点を取り入れた組織運営、そしてまた地域の活性化策などについて、先進的な事例を共有したり、意見交換を行ってまいります。基調講演にはメキシコの駐日大使、とても活動的な方でございます、メルバ・プリーアさん。そしてゲストに、起業家で投資家で作家であると、もう本当に幅広い分野で活躍されておられるランディ・ザッカーバーグさんにご登壇いただくことといたしております。ザッカーバーグさん、名前で分かるように、いわゆるMeta、Facebookの(マーク・)ザッカーバーグさんのお姉さんにあたります。YouTubeでも視聴できますので、是非ご覧いただきたいと思います。
また、今回の取組で、びじょネットに参画される自治体の特産品を、丸の内で11月18日(金曜日)から3日間、販売をいたします。リアルで販売いたす部分。お米、お菓子、雑貨。それぞれの特産品がおありですので、色々な商品を取り揃えてまいる。それぞれの女性首長が頑張っているその自治体の、経済もよく、皆で回していきましょうやという趣旨であります。色々な商品を取り揃えますので、是非会場の方にも足を運んでほしいですし、また、ECサイトで購入できる「オンラインマルシェ」も、こちらの方も令和5年2月末まで開催をいたしますので、是非ご利用いただければと思います。私は毎年色々なこの通販、ECの方から、ECサイトから、色々な、それぞれの自治体の特産品が、買ってみて、自分で食べてみてということで、楽しみにしております。
(詳細は、産業労働局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:134KB)
(「女性首長によるびじょんネットワーク」は、こちらをご覧ください。)

5 「東京味わいフェスタ2022」について

【知事】このイベントにおいては、世界一の美食都市・東京の実現に向けまして、失礼。これ、女性、びじょネットの次のテーマでございます。東京、また食べるものばっかりになるかもしれませんけど、「東京味わいフェスタ2022」についてのお知らせをさせていただきます。こちらは、5番目のテーマですね。
このイベントは、世界一の美食都市・東京ということを標榜しているんですが、それを更に進めていくという意味で東京産の農林水産物、これを用いたお料理など、東京の多彩な魅力を発信するというものです。今月28日、これ金曜日です。それから30日(日曜日)は、週末にかけてということで、丸の内をはじめとする4会場での開催といたします。当日は、東京産の食材を使いました、ここでしか味わえませんよという特別メニューを提供しますので、是非ともいらしていただきたい。また、JA東京中央会のご協力を得まして、東京産の農産物で作った見応えのある「東京やさい船」、やさい船ですね、お船。宝船ですね。これを展示をいたします。さらに、農家の皆さんが直接、新鮮な野菜などを販売するマルシェ、それからこのところ特に、私、一生懸命、力を入れてるのが米粉ですけれども、米粉パンの販売。それから、野菜の収穫体験などもお楽しみいただけますので、是非、行幸通りの方にお越しいただきたい。28日(金曜日)11時過ぎから、今申し上げた行幸通りで、オープニングイベントを実施をいたします。三國シェフ、そして「農業男子」の皆さん。それぞれ東京の農業を活性化しようという、色々な工夫もしている皆さんです。農業男子の皆さんも、オープニングイベントに参加をしてくれます。このように、有名シェフ、JA東京中央会の広報大使の農業男子という方々とともに、東京産食材の魅力を語るトークセッションも行ってまいります。農業男子の皆さんはその後、ワークショップなどにもご参加いただくことといたしております。これからの農業の担い手である彼らの活躍も、是非ご覧いただければと思います。また、登壇されたシェフの、丸の内などにあるレストランなどでは、タイアップした料理がそのまま味わえるということになっております。それから、有楽町会場もありまして、こちらではJA東京中央会によります東京都農業祭も同時に開催といたします。是非足を運んでいただいて、美味しいものを直接召し上がっていただければと。もちろん、感染症対策にも注意しながら進めていきたいと思います。東京の多彩な農、そして食を、堪能していただきたいと存じます。
(詳細は、産業労働局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:271KB)
(「東京味わいフェスタ 2022 出店者等決定」は、こちらをご覧ください。)

6 「無電柱の日」フォトコンテストについて

【知事】最後、もう1点。無電柱化(資料)がどっかいっちゃった。あった。最後の6点目が、11月10日(木曜日)、「無電柱化の日」としております。111が並んでいる電柱を、「0」(ゼロ)にするということで、11月10日になってるんですけれども、今年もこの日にオンラインイベントを開催をいたします。都は、都市防災機能の強化や、安全な歩行空間の確保、良好な都市景観の創出に向けまして、無電柱化を積極的に進めています。この効果が目に見えるように、電柱と電線がある風景と、ない風景。ある風景とない風景。これをテーマにしまして、フォトコンテストを実施をいたしております。今回は、一般の部に加えまして、高校生以下の部を新たに設けております。そして、作品を募集したところ、多くの方々からご応募いただいたんですね。このイベントにおきましては、入賞作品を紹介したり、表彰を行います。そして、コンテストの審査員を務めた日本写真協会の写真家の方々から、講評をいただくことといたします。無電柱化の推進については、都民の皆様方の理解・協力が必要不可欠であります。まずは、このもう見慣れた風景で、電柱と電線っていうのが、あるということを意識してほしいんですね。全く意識しないもののことをよくホワイトエレファントと言いますけれども、日本人の頭の中には電柱と電線を当たり前と。これを東大の先生が電線病だと称しましたけれども、電線って、そっちの。やはりこれって、日本の原風景になり過ぎている部分があると。だから、皆でちょっと意識しましょうと。それと今、都道、国道、都道、区道、市道、色々ありますけれども、都(道)としてのセンター・コア・エリアについての無電柱化は、ほぼ100%もう達成しております。それを更に広げて、無電柱化の推進を、是非図るためにも、まず皆さんと意識を共有していく。そういう意味で、この無電柱化の日の写真コンテストも、どういったものが、どういった写真が賞を受賞するのか、そちらの方も関心を持っていただきたいと存じます。建設局が行っております。
私の方から以上です。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:347KB)
(「無電柱化の日 フォトコンテスト入賞作品発表」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】10月幹事社の日本経済新聞の牛山と申します。まず、知事に新型コロナウイルス対策について伺いたいと思います。先ほど冒頭でもご発言がありましたけれども、足元、感染者がやや増加するような状況も見受けられます。一部では第8波に向けた議論もあると思います。知事は現状について、第8波が近いと見ているのか、あるいは、そういう状況になっているのかという現状の認識及びツインデミックなど、特に懸念されていることについて教えてください。

【知事】先ほど冒頭にお伝えいたしましたように、この新規の陽性者数が7日間平均で約2か月半ぶりになります増加をして、R(対前週比)も1を越えているという状況になっております。そして、先生方のモニタリングの分析でも、基本的な感染防止対策を徹底することで、新規陽性者数をできる限り抑制していこう。そのためには武器を整えましょうと、いつも言ってることなんですけれども。早期のワクチン接種を呼び掛ける必要があるという話をしていただいて、報告をいただいております。都として、発熱患者が急増した場合の対策として、診療と検査医療機関の更なる拡大。それから、オンライン診療の拡充などについて検討を進めております。そして医療現場の実態、治験を専門家の方々からのご意見も伺いながら、できるだけ先手先手で対策を行っていくということ、これまでもそのようにしてまいりました。是非、第8波が来ないためにも、抑えるためにも、またそれによって重症化して亡くなる方をいかに抑えていくのか。これらのことを、是非皆さんとともに対策をしっかりと講じていきたいと思っています。ちなみにこれ(紙資料)さっき、改めて、よいしょ。これ、見にくいと思いますけれども、これはオーストラリアで、日本の冬にあたる6月の時点のインフルエンザ(の罹患者数)が、どれぐらい他の、前年、また前前年と比べてどうだったかって、見にくいかもしれませんけど、赤いのがびよんと伸びているのが、今年の向こうの冬にあたる6月の時にインフルエンザの罹患者がこれだけ増えているということなんですね。ですから、インフルエンザとコロナと、パンデミックがダブルになるとツイン(デミック)になるわけですね。これを避けるためにもインフルエンザの検査、これは診療所などで行っていただきたいし、またワクチンについて受診、接種を行っていただくことによって防いでいく。インフルエンザはそうだということになると、処方されていますので、タミフルとかリレンザとか。それによって抑えていく。コロナも同じように経口薬や中和抗体(薬)は既にあります。色々武器は揃ってきてはいますが、オミクロン株に対応するこのワクチンの接種、それからインフルエンザの今年の型に合わせた形での接種、特に65歳以上は都でワクチン接種料について無料といたしておりますので、是非自分で自分のことを守っていただくことをお勧めしたいと思います。

【記者】ありがとうございます。また知事から先ほどご説明のあった、冬のHTTについてですが、夏と異なる点や注意すべきポイントなどがあれば教えてください。

【知事】基本的にいかにして電力、またガス、消費を抑えていくか、これって2つの意味があります。1つは、大きな意味での脱炭素化といいましょうか、そういった対応もありますけれど、生活防衛につながると思うんですね。今は残念ながら、電気代、ガス代、もう国際情勢や為替を見てお分かりのように、残念ながら上がる材料はあっても、下がる材料ってなかなか見つけ難いところです。様々な物価指数などもそういった、もうだんだん反映され、それを込みで見ましても、やはり上昇ということは否めない。そうしますと、いかに抑えていくか。特に、先ほども温かいものを食べたくなるわけで、そういう時にお料理の際の蓋をうまく活用するとか。まあ小さな話ですけれども、でも馬鹿になりません。そういったことを注意していただくような、そのようなポスターや、啓発の様々、材料を出しておりますので、是非ああそうで終わらないで、是非実行していただきたいものです。よろしくお願いいたします。同じことになります。

【記者】ありがとうございます。知事のエジプト出張について伺います。東京都のトップとして、COP27に出席する意義ですとか狙い、そして、その他の具体的な訪問先などについて、現在分かることがあれば教えていただければと思います。

【知事】今回の(COP27)、去年はグラスゴーで行われました。今年はCOP27がエジプトのシナイ半島にありますリゾート地、潜る人、潜る人ってのはあれですけど、にはとても有名なところで、水が綺麗、海の水が綺麗、シャルム(・エル・)シェイクというところです。そこでCOP27が開かれて、特に東京都知事として話してほしいと。招待をされているわけですけれども。特に水素について話をしてもらいたいというのを、そういう内容の招待でありました。先ほど午前中ですけれども、ちょうど水素船、水素をエネルギーとして走る(旅客)船ですけれども、これ世界で初めて。その船に乗ってきたばかりでありますが、やはり世界は脱炭素化、そしてまたグリーンな水素をどう確保するのかなどなど、色々試行錯誤の中で、実際にこの水素の様々な実装をしている、選手村の水素を活用した地域もあります。そういったことを、東京都が既に行っていることを世界に発信をする良いチャンスだと考えております。それから、姉妹都市としてカイロ県があります。それから、もう1つこれはぜひ来てほしいという話もありまして、アレクサンドリアという地中海の都市がございますが、そちらにまいることとしております。アレクサンドリアの図書館っていうのは、世界的にも有名でして、古い方の図書館は、いつできたかというと、紀元前300年、BC300何年なんですね。そこを今、大変新しくしている中の、私、評議員になっておりますので、そこも訪ねていきたい。色々とこれから詰めていくところです。

【記者】ありがとうございます。それでは各社の質疑に移ります。質問のある方は挙手の上、知事の指名を受けてから、所属とお名前をおっしゃった上でご質問をお願いします。

【記者】TBSテレビの佐藤です。よろしくお願いします。まず先ほど質問にもあったんですけどコロナについてなんですけれども、東京都医師会で、ここ1週間の感染者の分析で下げ止まりという意見もありましたが、旅行支援も始まって、人出が増えている中、また下がりきらない状態で第8波を迎えることなどへの危機感などありましたらお願いします。2点目は、スピーキングテストについてなんですけれども、学習の現場取材してると、学校ではESAT-J(中学校英語スピーキングテスト)のテスト形式での対策をしていない学校もあって、その点で塾に通って対策ができる子と、通えない子での格差が出てしまうといった声も多く聞こえています。それについて、知事はどうお考えかちょっとお聞きしたいです。

【知事】はい、まずコロナでありますけれども、先ほど申し上げましたようにワクチンの接種が、オミクロン対応の接種が可能となっております。その対象の方、これはもう世代や、対象っていっても、全てといってもいいかと思いますけれども、それを受けていただきたいのと、感染症対策は基本的なものは変わりません。そこを皆さん、引き続き、この対策を講じていただきたいと思います。また、重症化リスクの低い方向けにはオンラインや電話による診断などもできますので、是非ともこの発熱外来が極めてひっ迫するような状況にならないような、そういう工夫もしていただきたいと思います。いずれにしましても、医療体制戦略ボードの専門家の方々、東京iCDCの皆さん、それぞれ専門の方々からこれからも発信をしていただくということでございまして、これらをうまく組み合わせながら、経済とそしてコロナとの共存、両立ということに向けて進めていきたいと考えております。また、スピーキングテストについてでございますけれども、基本的に学校で学ぶ様々なスピーキングの学びなど、それを中心にしながら備えていただければと、受験に備えていただければと、このように思っております。ずっと、この英語力については、かねて私、申し上げていますけれども、北朝鮮以下っていう状況をいかにして脱出していくのか。毎日の学びの場、そして受験という、そういったタイミングを捉えて、そしてそれを学びの場に変えていくということは必要でございますし、そして基本的にこちらは教育委員会の方で、ずっと準備してきたものでございます。それぞれ対応をお願いをしているところであります。以上です。

【知事】MXさん。

【記者】はい、TOKYO MX白井です、よろしくお願いします。全国旅行支援の開始について伺わせてください。まず9月28日(水曜日)の本会議で、全国旅行支援の開始について、1か月近くかかると答弁があってその後、実際は20日に開始となりました。これについて1週間程度、早まった印象があるんですけれども、1週間程度早めて20日から開始としたこの判断の根拠っていうのはどういったものなのか、それについて伺わせてください。

【知事】もうそれは準備が整うということに目処がついたという、それに他ならないんじゃないでしょうか。そうは言っても、それぞれこの対象の旅行、観光協会の方々、準備ができてるところ、できてないところ、それぞれだと思いますけれども、秋のシーズンでもあり、早く楽しんでいただくような、現場は色々工夫をして行ってきたものと承知しております。

【記者】すいません。テレビ朝日の伊與田と申します。よろしくお願いします。23区内の大学の定員抑制についてお聞きしたいんですけれども、学びの機会が失われかねないようなこのような国の動きについて受け止めと、またこのタイミングで要望を出された意図ですとか、今後有識者にどんな会議、議論を望むかっていうのをお聞かせていただければと思います。

【知事】これは、かねてから学びの場所にこだわった、そのような規制については、23区、特別区、そしてまた東京都として、そのような仕組みといいましょうか、それはむしろおかしいのではないかということで、かねてより申し上げてまいりました。更にこの動きが加速をする可能性がありますので、改めてこの場で申し上げたところです。都としての意見を、要望を出させていただきました。そしてこの間、オンラインが、コロナがもたらした影響として、オンラインによる授業などが進んできたわけでございます。そのことは、更に、この場所がどこにあるかっていうことをではなくて、教育の機会をどう確保できるかと。そして、また様々な学びの可能性という、その機会をつくっていくということを重視すべきではないだろうかと。これらのことをまとめた形で国への要望を出させていただいたということです。先日も、毎年出てくる(Times)Higher Education(が発表する大学ランキング)っていうのが出ておりますけれども、これからも、先ほどの英語力の話だけではありませんけれども、いかにして次の、次代を担う人材を育てていくかっていう教育の観点っていうのは、極めて重要なところだと思います。それを23区に限って学部は新設だめとか、そういった形で押さえるだけでいいのか。国内での、この場所をどうするかの議論を超えて、世界の中で戦えるといいましょうか、貢献できる人材をいかにして輩出していくかっていうのは、日本の国力に直接関わる問題です。そして、その個人、1人1人の人生の可能性を広げるか否かというような話になってくるので、あまり小さな部分でこだわっていることは、全体として、教育という、まさに世界でこの問われているところでの遅れをますます取るのではないか、と私は非常に懸念しますね。そういう点、そういったことも含めて要望したいです。はい。よろしいですか。はい、それでは終わらせていただきます。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画課)

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.