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令和5年(2023年)9月8日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年9月8日)

知事記者会見
2023年9月8日(金曜)
14時00分~14時20分

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 台風13号の影響について

【知事】それでは、まず台風ですね。(台風)13号、この影響についてお知らせいたします。台風13号が関東・東海地方に、現在、接近しておりまして、都内、そして伊豆諸島で大雨警報や注意報が発表されています。現段階では、大きな被害は、幸い確認はされておりませんけれども、今後、伊豆諸島、そして、東京地方で災害の発生する危険度が高まる可能性がございます。どうぞ都民の皆様方におかれましては、気象情報、そして、区市町村が発表する避難情報、ご留意いただいて、土砂災害などに厳重に警戒をしていただきたいと思います。また、都内には、集中豪雨などで急激に水位が増加する河川は何本もあります。河川監視カメラからの映像はライブ配信をしております。YouTubeの東京都水防チャンネルでご覧をいただけることになっておりますので、ぜひそれらを参考にして、速やかな避難にもご活用いただければと思います。同様の情報は、現在、画面に映っておりますように、先日ご紹介したデジタルツインは分かりやすく、こちらの方(画面左側)、1個1個、川のところと、それから、少し青い柱が立ってますよね。あれが今、水位がどれぐらいかというのをまさに見える化しているもの、それからこちら側(画面右側)は、実際にライブで、これまでも映してきた(河川監視)カメラ(の映像)でありますけれども、これによって水位がすぐ分かりやすく伝えられるということでございますので、ご活用いただいて、また、防災ツイッターもあります。ホームページでも情報発信しておりますので、しっかりと、この台風に備えていただきたいと思います。これが1点、台風情報でございました。
次に、晴海の選手村の跡地、こちらを、すいません、台風に関してですけれども、今夜、予定していたプロジェクションマッピングの大会があるのですが、それが、この雨ということで、ちょうどその時間、厳しいなと。聖徳記念(絵画)館で行う国際大会、「TOKYO LIGHTS 2023」、先日ご紹介したばかりです。残念ながら、今日は中止ということであります。明日は、予定通り、9日、10日の土日は実施をいたしますので、ぜひ台風一過のもとでのプロジェクションマッピングをお楽しみいただければと思います。今回、58の国と地域から200を超える作品が集まっておりまして、ファイナリストの方々の作品、発表されます。
(詳細は、総務局、建設局、デジタルサービス局へお聞きください。なお、「TOKYO LIGHTS 2023」については、産業労働局へお聞きください。)

(「東京都 水防災総合情報システム」は、こちらをご覧ください。)
(「都デジタルツイン3Dビューアに河川データ追加」は、こちらをご覧ください。)
(「TOKYO LIGHTS 2023 9月8日開催分を中止」は、こちらをご覧ください。)

2 選手村跡地で開催するイベントについて

【知事】そしてもう一度、晴海の選手村跡地のイベントについてのお知らせであります。現在、選手村の、あそこの跡地で、来年春に、いよいよまちびらきになるのですが、それに向けまして、建物を改修したり、道路の整備などを進めているところであります。東京2020大会で世界が注目した選手村ですけれども、先進的なまちとして生まれ変わる、その姿を、今、準備をしているということです。プロローグイベントを10月21日(土曜日)に開催をいたします。晴海ふ頭公園をメイン会場にしまして、大会の時のレガシーと、そして、まちづくりの取組を発信をいたしたいと考えております。イベントの名称ですが、「もうすぐ、新たなまちが誕生する」という期待を込めまして、このブルーの「HARUMI Coming!」ということでお伝えをしております。キービジュアルがこちらの方、晴海の地名にちなんで、晴れた海をイメージしたキャラクター、多様性を表現したカラフルなまちを抱っこしているというような様子、これがデザインされております。中身ですけれども、スライドでご覧いただいておりますように、様々、プログラムがございます。トークショーには東京2020大会の卓球、あの試合、未だに私は覚えていますね、水谷さんのね、水谷隼さん、メダリスト。それから、野口啓代さんもそうです。そして、パラリンピック日本代表選手で、旗手を務められた谷真海さん、このお三方にご登壇いただくこととしております。また、この地区では、水素エネルギーや舟運、舟旅ですね、これを活用した、快適でエコなまちづくりを目指しております。ここでの先進的な取組を知っていただく、そのために、目に見えない水素ですけれども、それを楽しく学べるワークショップを行ったり、また、舟旅の体験などを実施をする予定でございます。ぜひ、お子さんから大人まで世代を問わず楽しめる企画となっておりますので、多くの方に足を運んでもらいたいと思います。(本件の担当は、)都市整備局です。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:582KB)
(「晴海選手村跡地でプロローグイベントを開催」は、こちらをご覧ください。)

3 N E W CONFERENCEについて

【知事】それから、今度は女性に関しての会議です。女性経営者などの活躍に向けた会議で、「N E W CONFERENCE」、これ、もう既に毎年開催しておりまして、今回、6回目になります。会議は、11月20日(月曜日)に、リアルの会場とオンライン配信のハイブリッドで実施をいたします。大体こういうのって、もうビジネスモデルですよね。実際に、その会場と、それからオンラインで見てくださいというのは、もうすっかり定着したような気がしますね。ぜひこちらもご参加いただきたいと思います。基調講演は、MPower Partnersのキャシー 松井さん、株式会社Cradle社長のスプツニ子!さんに、経営においてダイバーシティがいかに重要かということをお話をいただきます。さらに、優れた力を発揮して会社を発展させた女性の経営者の方々、会議の中で表彰いたします。日頃から創意工夫して頑張っておられる女性経営者、10月10日(火曜日)まで募集をいたしますので、たくさんのご応募、自薦、他薦は問いません。どうぞご応募いただければと思います。こうした取組を通じまして、女性の活躍をしっかりと後押しをしていく。(世界経済フォーラムが発表している)ジェンダーギャップ指数、常に下位低迷の日本ですからね。色々な例を(紹介)すると、自分もやってみようかなと頑張る女性、そして、それをサポートするエコシステム、これらが充実していければと思っております。
(詳細は、産業労働局へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:293KB)
(「女性経営者等の活躍に向けた会議 参加者募集等 」は、こちらをご覧ください。)

4 ラグビーワールドカップについて

【知事】次のテーマですけれども、先日は男子バスケットボールで、応援、エールを送らせていただきましたけど、今週末は、いよいよフランスでラグビーのワールドカップが開催されます。ということで、今度はバスケットからラグビーへという、忙しいですね、ラグビーのワールドカップがいよいよ開幕ということでございます。日本代表の初戦は9月10日(日曜日)になって、相手はチリです。場所が、フランスのトゥールーズですけれども、それを中継で、パブリックビューイングを、秩父宮ラグビー場での開催をするというお知らせです。大変人気があって、定員を超える申込みをいただいておりますが、会場では、この機会にラグビーの魅力に触れられる無料のイベントも実施をすることといたしております。これ、事前申込みはいりません。気軽にご参加いただければということで、午後2時からオープンしています。ラグビーの楽しさを感じられる、そういう1日にしていただければと思います。4年前の大会ですけれども、日本代表は本当に、強豪国と粘り強く戦いましたよね。そして、初のベスト8進出ということで快挙を成し遂げて、前回を上回る感動を、ぜひ今回も巻き起こしてくれるということを期待しておりますし、ぜひとも、この際、ワンチームで応援してまいりましょうということでお知らせをいたしました。今日は、この4点ですかね。私の方からお伝えをいたすのは、以上4点でした。
(詳細は、生活文化スポーツ局へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:267KB)
(「ラグビーワールドカップパブリックビューイング」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】(毎日新聞・福島記者)ありがとうございました。幹事社から1点、明治神宮外苑再開発事業についてお尋ねします。昨日、ユネスコの諮問機関であるICOMOSが事業撤回などを求めるヘリテージ・アラートを出しました。知事の受け止めと今後の対応方針、改めて事業者に何らかの要請など行われる考えがあるかどうか教えてください。

【知事】これについては、内容の把握など、事業者が行っておられるところというふうに伺っております。それから、内容はまだ、そういうことで事業者からも聞くことになると思いますが、中で環境アセスについて触れているということを側聞しておりますが、アセスについては、条例・答申に従って適切に手続をして進めているところでございます。かねてから、もうここでも何度も申し上げていますけれども、都民の理解と共感を得ることは極めて重要であると、その旨、神宮(外苑再開発)の事業者に対しましては伝えてきておりますし、そのことをしっかりと行っていただきたいと思っております。

【記者】ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社、質問のある方は挙手の上、知事の指名を受けてから発言をお願いします。

【知事】中村さん。

【記者】NHKの中村です。今の幹事社の質問に関連してなんですけども、ICOMOSのその要請に関して、環境大臣が、環境に最大限に配慮して事業を進めてほしいという発言をされました。これについての受け止めをお願いします。

【知事】それは当然のことでありまして、皆、事業者も含めて、そのように努めているところでございます。

【記者】日本テレビの赤田です。今月5日、被害届を都の方で出されましたけども、今日、ビッグモーターの方に警視庁の方が家宅捜索の方に入りました。改めて今後、器物損壊で立件していくことになるかと思いますが、知事の受け止めをお願いできればと思います。

【知事】はい。今回のビッグモーターの付近のお店の側の街路樹が枯れたということでありますが、除草剤の成分が検出されたのが9か所ということで、9月5日(火曜日)の時点で所轄の警察署に被害届を提出し、受理をされたというものです。都として、警察の捜査に全面的に協力をいたしてまいりますし、また、その原因者には、原状回復と、そして損害賠償、これは既に求めております。現在、詳細を詰めているところでございます。詳細は、警視庁の方にお尋ねいただければと思います。

【記者】ありがとうございます。

【記者】TBSの寺川です。2点ありまして、一つ、新型コロナに関連してなんですけど、あの冬の第8波の時のそのピークを定点把握に換算すると、19.いくつと思うんですけど、それにだんだん近づいてきている現状だと思うんですが、今のその受け止めと、あと今のその現状で、ここは例えば大変になっているとかっていうことがあれば教えてください。

【知事】既に5類に移行した状況にありまして、様々、実際どうなっているのかということの数値の把握はこれまでとは若干違うのはご承知のとおりでありますが、ただ、患者の報告数の増加は続いています。そして、専門家の分析は毎回、また、毎日のように(正しくは、毎週)行っていただいておりますが、特に重症化のリスクが高い高齢者の感染拡大を警戒をする必要があるかないかと言いますと、気をつけねばならないだろうということであります。入院患者数も高い水準が続いているということで、一方で、幅広い医療機関で受入れは進んでいる。それに伴っての一般医療にしわ寄せが来ることは、危惧されております。改めて、一昨日か、改めて変異株の分析も専門の方々と共に行っているわけで、かなりいわゆるEG.5というのが増えてきているということと、新しい株も確認をされて、国内初ですけれども、1件確認をされているということであります。でも基本はですね、やっぱりそこでも最終的に改めて、手洗いとか基本ですね。あと中にはイベントをやった後に、多くの方が感染をしたとか、昔聞いたような話がまた聞かれるようになっています。改めて注意をしていただきたいのと、それから、9月20日(水曜日)から、またXBB対応のワクチン接種が始まる件ですけれども、今のEG.5については、XBBの親戚という話でございまして、また接種の方は、この都庁でも行っていくことになるかと思います。十分、お気を付けをいただく必要があるかと思います。

【記者】知事が聞いている中で、医療提供体制への影響っていうのはどういうふうに聞いていますか。

【知事】そうですね、少し増えていることは事実であります。またやはり高齢の方がこれだけ、これまでと傾向は同じで、やはり免疫、そして元々の既往症のある方というのはやはりその分、vulnerableというか、脆弱になるので、そこへの対応ということは戦略的に行っているということです。

【記者】ありがとうございます。ごめんなさい、もう一つ伺いたいですけど、先ほどのICOMOSの件で、知事、先ほど、その事業者に対して都民の理解と共感をということを求めていきたいってことをおっしゃってましたけど、ICOMOSから出たことに対して、知事ご自身の受け止めっていうのはいかがですか。

【知事】これまでも色々なところに出しておられるわけでございますが、色々なケースがあると思います。これは、正確な情報と、これは都民も、また対外的にもしっかりと事業者の方から発出してほしいということは、そういう意味も含まれるというふうに考えます。

【記者】出されたことに対しては、なんていうか、都が考えていることと違うであるとか、その辺の反論というか、例えば心外であるとかって、その辺も含めていかがですか。

【知事】まだ今、それは精査する必要があるのではないかと思います。ただ、正しい情報を伝えるということには変わりはないと思います。

【記者】ありがとうございます。

【記者】朝日新聞の土舘です。今の質問に関連して、ICOMOSのヘリテージ・アラートでは東京都に対して、都市計画の決定の見直しとアセスの再審っていうのを求めているんですけども、それについてはいかがでしょうか。

【知事】アセスについては先ほど申し上げたとおりでございます。そして、東京都として、その事業者がどのような対応をするのかという点で、正確な情報の発信など、これまでいくつか要望を出しております。その中で事業者の方から返ってきた部分ですけれども、基本は神宮というのは、内苑と外苑とセットですので、今、外苑の部分の話が多いのですけれども、基本的には内苑をこれからの100年、どうやって内苑の杜も守っていくのかというところですので、そこも正しい情報を、正確な情報を事業者が責任を持って行っていただきたいと、このように申し上げております。

【記者】TOKYO MXの椿原です。昨日、都議会のあり方検討会で本会議を21時を目途に終了させるという話が出ています。正確に決定すれば都の職員の超過勤務など負担の軽減も期待される一方で、各会派からの質問時間が削られるという懸念も残りますが、この点について知事としては、このような動きをどのようにご覧になりますか。

【知事】これは霞が関の皆さんも国会質問で待機して、霞が関も勤務時間は「9時5時」と言われているのですが、朝の9時から朝の5時までというそういう感じで、これまでも例えば、霞が関でも議会対応というのは大きな課題でございました。そして、現在も課題があるかと思いますけれど。そして同じく都庁の職員も、議会対応はしっかりと真摯に対応する、そのために努力をしているところでございます。一方で、長時間にわたってまいりますと、その点、働き方改革を旗を振っている都庁としましては、それに逆行するようなことを都庁職員に強いるというのもなかなか厳しいという思いです。いずれにしましても、これ議会のことですから、議会の方でご議論いただいて、決に伴って、また都庁の職員の方もそれに従って、対応してくれるものというふうに考えております。3番目の方。

【記者】ニッポン放送の小永井と申します。港区がですね、来年度以降、区内の公立中学校の3年生を対象に修学旅行先を海外にすると発表がありました。自己負担額もこれまでと同額ということで都内の公立中学校では初の試みという中で、色々な意見が出ていると思いますが、知事の受け止め、ご所感をお聞かせいただければと思います。

【知事】初の試みではないと思いますね。区全体でやるというのが初めてかもしれませんけれども、それでも、それは区のお考えじゃないでしょうか。でも、せっかく海外に行くのだったら、その間は日本語喋らないとかですね、色々、工夫されたら子供たちにとってもより実りの多い修学旅行になるのではないかなというふうに思います。区のご判断です。はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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