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令和5年(2023年)12月8日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年12月8日)

知事記者会見
2023年12月8日(金曜)
14時00分~14時25分

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

知事冒頭発言

1 インフルエンザ等について

【知事】今日は4点、私の方からお伝えをいたします。まず、インフルエンザです。今週のインフルエンザの患者報告数ですけれども、ご覧のように(スライド)、(定点医療機関当たり)15.08人。これは、前の週からしますと減少はしているのです。ただ、引き続き注意報基準が10人ですので、それをはるかに超えているということ。また、新型コロナの患者(報告)数ですけれども、こちらの方は、また2週間連続での増加となっております。特に、このコロナというのは、冬に感染拡大が起きるということを覚えていらっしゃると思いますけれども、それだけに注意が必要だということになります。これからの季節は、また忘年会とかクリスマスイベントなどが予定されているかと思います。大人数で久しぶりに集まろうやということもあるかと思うのですね。ぜひその際も、手洗い、換気、基本的な感染防止、これ、私もう3年、4年、言い続けているのですけれども、心掛けていただいて、その上でお楽しみをいただければと思います。また、ちょっと体調悪いなという場合は、ご自身の健康もそうですし、また、周りの方への感染リスクもお考えいただいて、何かこういうイベントに参加するかどうかということについては、慎重な判断をお願いしたいと思います。それからほかにも、何度もお伝えしているのですが、咽頭結膜熱、こちらの方の感染状況です。これまでちょっとプール熱と言っていた分ですけれども、咽頭結膜熱ですね。定点当たり、こちらは3.63人になっています。警報基準は3人なのです。だから超えていると。感染症法が施行された1999年、それ以来最高の水準となっております。こちらの特徴として、このウイルスにはアルコール消毒が効きにくいので、石けんと流水でしっかり手洗いをすることと、それからタオルの共用は避けていただきたい。これらが対策となっております。この咽頭結膜熱と同じく、子供を中心に流行するのが、ちょっと名前長いのですけれども、A群溶血性レンサ球菌咽頭熱(正しくは、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)、ずいぶん字数食いますね、これね、原稿を書く時ね。A群溶血性レンサ球菌咽頭熱(正しくは、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)と。まとめて溶連菌と言っているそうです。溶ける、連なる、連鎖の連、で菌。溶連菌感染症ということであります。患者の報告数が定点当たりで5.35(人)、こちらの警報基準が8人なので、まだ下回っている。ただ、こちらの方もまだ下回っているとはいえ、感染症法の施行からしますと、最も高い水準となっているということです。症状としましては、38度を超える高い熱が出たり、また、喉に痛みを覚えるなど、そのほか、舌が苺のように赤く腫れ上がったり。そして、その後、全身に赤い発疹が広がる、いわゆる猩紅熱に移行することがあるという病気であります。お子さんが喉の痛みを訴えた場合には、どうぞ早めに医療機関、受診をしていただければということで、詳しくは保健医療局の方にお尋ねをいただきたいと思います。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:464KB)

2 ZEVを普及するための取組

【知事】その次です。ZEVです。EV。こちらの方の普及のための取組についてのお知らせです。先週、私自身、中東、UAEで開催中でありますCOP 28に出席をいたしました。その際、太陽光発電設備の設置義務化、25年(2025年4月)から行いますが、これについては、こういった方向で進めているということ、それからペロブスカイト(太陽電池)のサンプルを持っていきまして、いかに薄いかとか曲がりやすいとか、そのものをお見せしたり、また、都の先進的な取組、ほかにもございます。それを発信をしてきました。それから、水素エネルギーの普及に向けまして、国内で初めてとなります水素取引所を立ち上げるという、この構想も表明をいたしました。ゼロエミッション東京を実現するためには、こういう具体的な取組をしているのですよということを世界に発信するとともに、しっかりそれを進めていかなければならない、その思いを強くしたところでございます。都は、環境にやさしい車として、ゼロエミッション・ビークル、これがZEVですけれども、これをもっとよく知ってもらおうということから、「TOKYO ZEV ACTION」キャンペーン、これを展開をいたしております。その取組の一つとしての出張授業を行うという予定でおります。都立立川国際中等教育学校、名前のとおり立川にありますけれども、この附属小学校で、EVを使いました発電、それから蓄電の実験を行います。環境にやさしい電気自動車の仕組みを子供たちに学んでもらおうというものです。もう一つが、都立の総合工科高校でありますが、成城にあります。こちらの方では、EVの開発に携わった日産自動車の技術者の講義を聴いたり、それからタレントの山之内すずさん、よく色々なイベントでも協力してもらっている山之内すずさんも参加するクイズ大会などを行います。ZEVへの理解を深めていただく機会になればと思います。こうした授業を通じまして、将来を担う子供たちがカーボンニュートラルの実現に向けて、自分には何ができるのかなということを考えるきっかけにしてほしいものだと思います。ということで、これが二つ目。昔あれ、アメリカの大統領、誰だったかな。最初の1年間の、最初の施政方針演説の時に、「これから生まれる子供たちが乗る車は、ガソリンでは走らない」というのをずいぶん昔に言い放っていた大統領がいたのですね。ブッシュJrかな。そうやってやっぱり、将来こうなりますよというのを、何ですかね、これからの夢というか、希望とか、そうじゃない人たちもいるかもしれませんけれども、そういったことを明確に言うというのは、とても大切なことだというふうに改めて思います。いずれにしましても、子供たちに、そういった新しいモビリティのことについて直接知ってもらうということです。また、新しいエネルギーについて考えてもらうということです。
(詳細は、産業労働局へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:87KB)
(「「TOKYO ZEV ACTION」 出張授業 開催 」は、こちらをご覧ください。)

3 痴漢撲滅キャンペーン

【知事】三つ目のテーマですけれども、ガラリと変わりまして、痴漢撲滅キャンペーンでございます。痴漢というのは本当に、被害者が身体的にも精神的にもずっと苦痛が伴うという、卑劣で許せない犯罪と言えると思います。都では、痴漢の被害のない社会を実現しようと。そのため、今年の3月から、警視庁と連携しまして、痴漢撲滅プロジェクトを進めております。このプロジェクトの一環として、ちょうど受験のシーズンですね。その受験生、ひどいですよね、受験生はもうその日の受験に集中しようと思っているのに、そこに痴漢が来るというのは。もう本当に考えただけで卑怯だと思いますけれども、このプロジェクトの一環として、その受験生を狙った痴漢被害が発生しやすい時期、これが来年の1月6日(土曜日)から2月25日(日曜日)まで、まさに受験シーズンですね、この間、痴漢撲滅キャンペーンを展開をするというお知らせです。このキャンペーンでは、「痴漢なくそう隊」を新たに結成をいたします。このなくそう隊は、通勤・通学で電車などを利用する方々にご協力をいただいて、共通のこの(スライド)キーホルダーを身につけて、「痴漢NO」の意思を示してもらうというものなのですね。このキーホルダーですけれども、ボタンを押しますと、こうやって(手元で操作)、ピピピピッと光って、声を出しにくいけれども、こうやって音は出る(正しくは、光が点滅する)というようなことで、色々、色が変わる。このようにボタンを押すことによって光が点滅しまして、ちょっとポッケのところとか、そういうのに入れといていただいて、やばいと思った時はこれを押してもらうと警告になるということですね。これで痴漢を撃退する効果が望めるということです。また、電車だけでなくて、イベント会場、そうですね、これについてはイベント会場などで希望者にお渡しをいたしますので、皆さんもお使いいただければと思います。初日の1月6日、土曜日になるのですが、新宿でキックオフイベントを開催をいたします。「痴漢撲滅TOKYO宣言」、そして痴漢撃退法の実演などを行うことといたしております。ぜひご来場いただきたいと思います。キャンペーンのアンバサダーを、インフルエンサーのおおしま兄妹さんにお願いをいたしました。お2人が出演するPR動画も作成しております。ちょっとご覧ください。
(動画放映)
ということで、このキャンペーンを通じて、痴漢撲滅の気運を一層高めていきたいと考えております。生活文化スポーツ局で担当をしております。

(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。(外部サイトへリンク))
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:578KB)
(「痴漢撲滅キャンペーン・痴漢なくそう隊の結成 」は、こちらをご覧ください。)

4 カウントダウンのイベント

【知事】さて、年末も迫ってまいりました。カウントダウンのイベントについてお伝えをしたいと思います。1年を締めくくる大晦日におきまして、12月31日(日曜日)、カウントダウンのイベントを行います。「HAPPY NEW YEAR TOKYO」と銘打ちまして、そちら、都民広場で開催をいたします。子供たちも参加しやすいように、時間は夜中の12時ではありません。開始時間を18時20分といたします。もう夜も暗くなった時間になるかと思います。そこでプロジェクションマッピングを行います。光と音の華やかな演出になります。多彩な東京の魅力を紹介をしたいと思います。また、参加者一人ひとりの新年への願い、また、思いを書き込んだランタンをカウントダウンに合わせて打ち上げるということといたしております。またお客様をお招きします。シンガーソングライター、懐かしいというか、元気ですね、ピコ太郎さん。それから、ハローキティも登場いたします。サンリオのキャラクターで、マイメロディとかクロミ、シナモロール、ボムボムプリン(正しくは、ポムポムプリン)ということで、ファミリーみたいな感じで揃って来てくれることになっています。どうぞ大人も子供さんも、それから海外の旅行者も、誰もが楽しめるようなイベントといたします。たくさんの方のご来場をお待ちをいたしております。産労(産業労働局)が担当いたします。ということで、今日は4本をお伝えいたしました。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:530KB)
(「“HAPPY NEW YEAR TOKYO”参加者募集」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】ありがとうございました。それでは幹事社質問に移ります。12月幹事社の共同通信の伊藤と申します。幹事社の方から2点お伺いします。1点目は、オスプレイの墜落事故についてです。先月29日に鹿児島県の屋久島沖で、米軍横田基地所属のオスプレイが墜落する事故がありました。米軍は昨日、機体の不具合が原因の可能性があるとして、全機の飛行を一時停止するということを決めました。都は、横田基地の周辺自治体と一緒に、要請書も出されていますけれども、改めて知事の受け止めの方をよろしくお願いします。

【知事】まず、この事故でお亡くなりになられました方々のご冥福を心からお祈りしたいと思います。オスプレイを含みます米軍機の運用でございますが、安全対策の徹底は何よりも重要であります。今後も都民の命、安全・安心を守る立場から必要なことを申入れをしていきたいと考えております。

【記者】2点目です。自民党の派閥パーティーの政治資金問題についてお伺いします。自民党の安倍派がパーティー券のノルマを超えて販売した分の収入を議員側にキックバックして、政治資金収支報告書に記載せずに裏金になっていたという疑いがあり、東京地検特捜部が捜査を進めています。安倍派では、こうした運用が長年続いていたのではないかという指摘もあります。知事は自民党の衆議院議員時代、清和研に所属されていた期間もあるかと思いますが、当時からこのような運用というのが、慣例的にあったのでしょうか。それと、あと知事、ご自身こういったキックバックを受けたということはあったのでしょうか。また、その場合に収支報告書の記載というのは適切に行われていたのかどうかについてお願いします。

【知事】そうですね。パーティー券は、それぞれ割当てなどもあったかと思います。あまり派閥に属していた時期は長くないのですけれども、割当ての分をさばくために汲々としていたというのを覚えています。キックバックと言うのですかね、それを受けるようなことは、覚えていないですね。はい、なかったと思います。割当て分だけで必死でした。

【記者】ありがとうございました。幹事社からは以上です。それでは質問のある社は、挙手の上、知事の指名を受けて、社名とお名前を名乗ってからお願いします。

【知事】はい。TBSさん。どうぞ。

【記者】TBSの田原と申します。今のに関連して、現在、永田町、国の方でも、政治資金の問題で、国会で開かれていると思うんですけど、明確な説明が、現在の清和の幹部の方からないという状況を、知事はどう見ていらっしゃいますか。

【知事】やはり国民の皆さんから疑念を持たれることのないように、まず、実態の解明ということ、また、再発防止策を講じる必要もあるのではないかなと思います。

【記者】ありがとうございます。

【記者】朝日新聞の本多と申します。知事選についてお尋ねいたします。11月29日(水曜日)の東京都選挙管理委員会で次期知事選の日程を6月20日(木曜日)告示、7月7日(日曜日)投開票と決定しました。知事は、今年7月の会見の時点だと、3期目出馬について問われた際に、「日々しっかりと都政を進めていくことに注力したい。」と述べられていました。先日も、新たな子育て政策を公表されるなど、都政を進めることは注力されていると思いますが、告示まで半年強となりました。現状での3期目のお考えをお聞かせいただけますか。

【知事】現状も何も、今やるべきことをしっかり取り組む、これが、私の責任だと思っております。

【記者】ありがとうございます。

【記者】東京新聞の渡邊です。授業料の無償化についてお伺いします。都知事は今週、授業料の実質無償化について打ち出されたと思うんですけれども、2点お伺いしたいんですが、1点目に、改めて意義をお伺いしたいです。2点目として、同じく来年度から授業料無償化を目指している大阪府では、補助金の上限を上回った分を学校側が負担するキャップ制の導入が検討されていますけれども、キャップ制については、どう評価されますでしょうか。

【知事】他の地域で行われていることについては、申し上げることはございません。東京都として、より公平、公正に取り組む、そしてまた、国に先行して踏み出すということで、子育て世代をスピード感を持ってサポートしていく、その気持ちの現れでございます。またちょうど先日も都議会の自民党、都民ファースト(の会)、公明党、3会派からも高校授業料の所得制限撤廃についての緊急要望も受けております。関係局には、早急に検討するように指示をしたところでございます。はい。よろしいですか。はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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