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令和6年(2024年)9月27日更新
知事記者会見
2024年9月27日(金曜)
14時00分~14時35分
【字幕版】は「東京動画」をご覧ください。
【知事】それでは本日の定例記者会見、始めさせていただきます。まず、能登の方。先週大雨が降りました。そして能登半島でまた甚大な被害が発生をしております。お亡くなりになられた方々のご冥福、心からお祈りを申し上げます。そしてまた被害に遭われた方々に対しては、心からのお見舞いを申し上げたいと存じます。それも今も行方が分からない、安否が不明な方もいらっしゃるとのことでございます。また、都からも色々水道や道路の、そして避難所の開設等々、助っ人としてずいぶん送って、職員を送ってまいりましたけれども、また水道、そして電気などライフラインの途絶も続いているとのことでございます。都として、被災自治体、また石川県などと連携しまして、被災地の復旧・復興支援に努めていきたいと思います。それから昨日まで沖縄の近海にありました台風16号なのですが、これは熱帯低気圧に変わりました。ただ今日の未明からですね、都内でも少し雨降っておりますが、現在は大雨注意報の段階。そして今後ですね、しかしながら土砂災害の恐れもあるということで、気象情報や、また都や区市町村から発出しております情報に十分にご留意いただきたいと思います。
【知事】次にスポーツであります。大谷選手の大活躍は本当に素晴らしいものがございます。また頑張ってほしいと思います。スポーツはですね、人々に夢と希望を与える力があると改めて思うところでございますが、東京は来年世界陸上、そして、こっち(胸元の世界陸上のバッジ)世界陸上で、こっち(胸元のデフリンピックのバッジ)がデフリンピックということで、2つの大きな国際大会の開催を控えております。東京2020大会のレガシーを発展させながら、2つの世界大会の機運を高めて成功に導いてまいります。そして加えまして体力の向上、健康増進の観点からは、適度な運動をすること、これ重要であります。週1回以上スポーツをする都民の割合なのですが、2007年には39%、それが2023年には66%に上昇しておりまして、更に引き上げていきたいと考えております。そして秋は食欲の秋でもあるけれどもスポーツの秋でもあります。10月、11月に初心者でもボルダリングですね、それから最近パルクールという競技がありますけれども、これらひっくるめてアーバンスポーツと言えると思います。アーバンスポーツを楽しめる体験プログラム、各地で実施をすることといたしております。スポーツが日常に溶け込んでいるスポーツフィールド・東京、こちらをぜひ実現していきたいと考えております。この目標に関連する取組を冒頭にお伝えをしたいと思います。まずマラソンです。東京レガシーハーフマラソン、今年で3回目を迎える大会でございまして、東京パラリンピックのマラソンコースを活用しまして、ランニング経験や、また障害の有無などに関わらず、どなたでも気軽に参加できる大会となっております。10月20日(日曜日)に開催します。そしてその時はですね、パリにおけるパラリンピックで、マラソンで銅メダルを獲得されました、東京大会でも活躍された道下美里選手。道下選手をはじめとするエリートを含む約1万5千人が参加することとなっております。この大会に合わせまして「東京レガシースタジアム2024」が国立競技場とその周辺で開催をされることといたしております。パラスポーツの体験や100mタイムの計測など、子供から大人まで幅広い世代が楽しめるイベントとなっております。またランナーをですね、沿道で応援をするというイベントにもご参加いただいて、スポーツを楽しんでいただきたいと思います。生活文化スポーツ局の担当でございます。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:120KB)
(「都内各地でアーバンスポーツ体験会を開催」は、こちらをご覧ください。)
(「東京レガシースタジアム2024開催決定」は、こちらをご覧ください。)
【知事】次に、改めて能登半島の地震に関係するのですが、災害廃棄物の受入れについてであります。国、そして石川県から協力の依頼がありました災害廃棄物の受入れですけれども、今日、大田清掃工場、そして八王子(市)館クリーンセンター、そして羽村にあります西多摩衛生組合 環境センターで開始をいたしたところでございます。今後、ほかの場所でも順次受入れは拡大をしてまいります。現時点においては、処理の期間ですけれども、令和8年3月末までと見込んでおります。処理量は都内、横浜市、そして川崎市の合計にしまして、最大4万トンを予定をいたしております。輸送方法でありますけれども、鉄道コンテナを活用する。そして木くずを含みます可燃ごみについては、都内の清掃工場へ運搬をすると。そして都は区市町村や一部事務組合などと連携した災害廃棄物の広域処理を通じて、被災地の早期復興に向けまして積極的に支援をしていくということでございます。もっとも今回の大雨でまた災害廃棄物がどっと増えたことだと思います。改めてお見舞い申し上げると同時に、都としてできること、しっかりサポートしていきたいと考えております。
(詳細は、環境局へお聞きください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:230KB)
(「能登半島地震 災害廃棄物の広域処理受入開始」は、こちらをご覧ください。)
【知事】そして、また変わりますけれども、いわゆる「年収の壁」についての取組でございます。配偶者の扶養の範囲で働く人の中には、税や社会保険料の支払いの対象になりますと手取りが減ると考えて、年末にかけて働き控えをする方がおられるわけで、これがいわゆる「年収の壁」というふうに言われております。ただこの「年収の壁」の理解、本当の意味の理解が進んでいないということが一因にあって、働き止めをしてしまうということにつながっている。この仕組みを正確に理解してもらって、自分らしい働き方を考えていただくきっかけを提供できればということで用意をいたしました。若者、中高年など世代に応じた普及啓発の動画でございます。今日から特設のホームページ、SNS、トレインチャンネルなどでの順次発信をいたしてまいります。今日はですね、主に30代、40代の方に向けた動画をご紹介をしたいと思います。ちょっとご覧いただきたいと思います。
(動画放映)
【知事】はい。最後にシミュレーターの紹介がありました。これはですね、誰でも簡単に自分の一生、生涯の収入、それから支出への影響を試しに数字で入れてみようというもので、「ライフ×キャリア シミュレーター」略して、「ラ」を取って「イフキャリ」と呼ばせていただきます。「イフキャリ」です。今、画面出ていますように、ご自身が希望する10年後の働き方や、例えばパート、アルバイトから正規社員へ働き方を変えてみることを考えたり、またライフステージ色々あります、出産、子育てなど、こういったライフイベントを設定をしまして、収入や支出をシミュレーションして、だいたいこんな感じというので、自分のこれからの生き方の想定ができるというものですね。「イフキャリ」と言いましたけど、もし働き方を変えたらと、未来の自分を想像しながら使ってもらうと色々とアイデアも出てくるかと思います。今、賃上げの効果で、収入が早めにいわゆる「年収の壁」に到達してしまうと言って、さっさとここでもう働くの辞めちゃいます。今人手不足ですからね、そういう中で躊躇するよりは全体像を見た上で判断したらどうですかという、そういうアイデアのご提供です。今日から公開するのは、これは簡易版でありまして、より詳細な設定ができますフル版、フルのバージョンですけども、こちらについては10月下旬の公開予定いたしております。試しにご自分のケース、人それぞれね、自分の人生設計、色々あろうかと思いますので試してみてください。産労局(産業労働局)が担当いたしております。
(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:727KB)
(「いわゆる「年収の壁」等に関する取組」は、こちらをご覧ください。)
【知事】それから今度はですね、女性活躍の農業版でありますけれども、これについてのお知らせであります。都はですね、女性が積極的に農業の経営に参画をして、いきいきと活躍できるように後押しをしております。来月17日(木曜日)に都内の女性農業者などを対象にしまして、輝く農業女子向け講座を新たに開催するというお知らせです。この講座ですけれども、今年2月にですね、皆さんにご紹介したんですけど「ミズとうきょう農業」という方、素敵な女性を任命いたしました。この方はですね、日野市でトマト農家を営んでおられる梅村桂さんなのですが、この梅村さんが発案をされまして、今回講座を行うというものです。こちらでは女性農業家の山内美香さん、そして三須美智子さんによる実践的なお話、実際に農業やっておられる女性です。そしてキャリアコンサルタントの高橋和美さんによりますコミュニケーションスキルの講義も併せて行います。ワークショップも行ってまいります。女性農業者の方にはぜひお申込みいただきたいと思いますし、農業って結果が出ますからね、楽しいですよね。かつ自分で美味しいものを食べられるって最高じゃないですか。ということで「ミズとうきょう農業」には梅村さん、早速こういう形で活躍していただいております。ぜひご参加いただきたいと思います。
(詳細は、産業労働局へお聞きください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:259KB)
(「「輝く農業女子向け講座」受講者を募集」は、こちらをご覧ください。)
【知事】最後です。最後はですね、感染症対策なのですが、ここへきましてですね、マイコプラズマ肺炎が非常に増えています。これは長引く咳が特徴でありまして、子供や若い人に比較的多い感染症、都では8年ぶりに流行しているということです。今週の定点医療機関当たりの患者報告数では2.80人になっておりまして、これは感染症法が施行されましたのが1999年、それ以来、過去最多の数字になっております。マイコプラズマ肺炎の方。それから手足口病の方もですね、子供を中心に夏に流行いたしまして、口の中、手のひら、足の裏などに水泡ができるというものです。今週の定点医療機関当たりの患者報告数でございますが、8.76人となっていまして、今年は6月の中旬から15週連続でこの警報レベルの状況が続いているということです。これらの感染、予防するためにはですね、もうこれも何度も言ってまいりましたけれども、こまめな手洗い、咳エチケット、タオルの共用を避ける、これご家庭でポイントになるかと思います。タオルの共用、「これはなんとかちゃん、これはママ、パパ」と分けるようにしてください。基本的な感染防止対策ですけれども、心がけていただければと思います。症状がある時は医療機関を受診していただくようお願いをしたいと思います。東京iCDCの賀来先生も、やはり3年間コロナでですね、そちらに集中して対応してきたわけですけれど、一方でこういうほかの感染症というのがずっと潜んで、こういうのはこんな表現でいいのでしょうか、ちょっとでも隙あらばということなのでしょうから、ぜひそういう意味で、この基本的な感染症対策、今も忘れずに続けていただきたいということでございます。保健医療局が担当しております。私の方からお伝えするのは以上でございます。
(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:603KB)
(「マイコプラズマ肺炎の報告数が過去最多に」は、こちらをご覧ください。)
【記者】ありがとうございます。9月幹事社、朝日新聞の伊藤です。先に幹事社から3点質問させていただきます。今、冒頭発言でもありましたけども、能登半島地震で発生した災害廃棄物の受入れは今日から始まりました。東京都は東日本大震災での災害廃棄物の処理の経験やノウハウを生かして、これまで台風の際なども生かしてきたと説明しています。東日本大震災からは13年余り経ちましたが、この間、災害廃棄物の受入れ体制について、ノウハウとか市区町村との調整など、進んだことがあれば教えてください。また今後の方針についての考えがあれば、それも併せて教えてください。
【知事】先ほど、今回の対応についてはお伝えをしたとおりでございます。そして広域処理のスキームを踏まえて、柔軟に対応して、今回は発災後半年で受け入れることが可能となったというのが、前回との比較かと思います。またこれまでもこうやって、2011年の東日本大震災、それから伊豆大島の土砂災害の対策、こちらも災害廃棄物ですけれども、この受入れを行ってくるという積み重ねもございました。そして今回ですね、新たに鉄道コンテナを製造いたします。これを有効に活用した迅速な処理で能登半島の早期復興を後押しをしていきたい。こういう災害という不幸な出来事でありますけれども、色々な面で蓄積が行われてきて、効果もあるのではないかと思います。
【記者】ありがとうございます。2点目です。兵庫県の齋藤知事が昨日、議会を解散せずに失職し、出直し選挙に立候補することを表明しました。全会一致での不信任決議を受けての判断ですが、一連のパワハラ疑惑などの経緯も含めて受け止めをお願いします。
【知事】それぞれ自治体、また議会の様々な経緯があって、そして最終的に昨日の齋藤知事の決断ということになったというふうに承知しております。ぜひ、より県民の目線に立った県政の実現のきっかけにしてほしいというふうに思います。私は元兵庫県民ではありましたけれども、もうずっとずっと自治省出身の知事さんです。そうですね、もう60何年、自治省の天領みたいな形なので。いつもこういう場合、「中央とのパイプを強調」と言うのですけど、あまり中央とのパイプで地方が元気になる例というのはどれぐらいあるのでしょうかねというふうに思いますね。
【記者】ありがとうございます。今まさに開票中の総裁選、3点目です。総裁選についてです。裏金事件を受けて、脱派閥も一つのテーマとなった総裁選なんですけれども、陣営の中には派閥領袖ら重鎮に接触重ねたりとか、かつ、派閥が結集模索したりするという動きも報じられています。派閥回帰という様相も見られる中で、過去に総裁選に挑んだ小池知事、端から見て、今回の総裁選で新しく変わったなと思うところ又は変わっていないと思うところ、それぞれあれば教えてください。
【知事】今回は9名も候補者が立候補されたというのは、非常にその意味では活発な論戦や活動だったのではないかと思います。そしてそうですね、立憲民主党の方も同時期、ほぼ同時期に行われて、これからどうなるのでしょうか。これからの結果がどういう形で出るのか、考えてみたら新進党と松下政経塾、その組み合わせなのかなと思いますが、やはり国民にとっては今、物価高、そしてこれまで続いてきた円安傾向、それにより物資、エネルギーなどのですね、高止まり。こういった局面や、また国際情勢がこれほど激動している時期もこのところありませんでした。本当に日本にとってもですね、正念場というところでございますので、ぜひ東京都も連携を深めて、持続可能な日本、また成長し続けるこの社会、そして首都東京としての役割もしっかりその中で果たしていかなければなりませんので、そういった形で国政が進んでいくことを期待をいたしております。
【記者】ありがとうございます。派閥解消後初めての総裁選となるのですけども、刷新感とかそういったあたりはどう考えていらっしゃいますか。
【知事】そうですね。メディアの皆さんも大体派閥をずっと研究して、取材してこられたので、その辺のところでより派閥の情報っていっぱい受け取りますので、人間社会ですから、色々な形での集まりは常にあるのだろうというふうに思います。派閥=ペケというのではなく、むしろそこの同志の人たちが集まって新しい政策を生み出すといったような新しい流れができていく、今回そういうきっかけにもなるのじゃないかなと思います。
【記者】ありがとうございます。幹事社からは以上です。各社質問ある社は知事の指名を受けて質問してください。
【記者】テレビ朝日の島田です。先ほどの質問にもありました自民党総裁選に関連して伺います。今、高市氏と石破氏の決選投票が決まりました。どちらもですね、東京一極集中に対して是正を求める立場のお二方かと思います。この2人のどちらかが総裁になり、いずれ総理大臣になるかと思いますが、そういったところで東京都として今後のアクションについて、この2名になったということを受けて何かありますでしょうか。
【知事】今、大きな流れと言いましょうか、国政のですね、正念場というところであります。首都東京をどうやって生かしていくのか、このことがむしろ問われているというふうに思います。いつも申し上げていますように、じゃあ多極分散すれば国力としてプラスなのか否かといったようなこと、またパイの切り分けばかり、それを念頭にしていくのではなくて、いかにパイを拡大していくか、それがまさに問われていると思います。そのことをこれからのリーダーにぜひお願いをしたい。当然、お分かりの上で進めていかれるということを確信しています。
【記者】2問目で話変わりまして、明後日ジャイアントパンダのリーリー、シンシンが中国に返還されますけれども、知事のご所感を伺えますでしょうか。
【知事】また急に。前から申し上げていますようにですね、それぞれドックイヤーではないですけれども、パンダイヤーは何年なのかな。人間でいうところの70歳か60歳かな。今疾患を抱えているということもありまして、むしろ生まれ故郷で治療等も受けられるという話で、今動けるタイミングで、ということでこの時期になったということです。共同さん。
【記者】共同通信の江森といいます。よろしくお願いします。関連してパンダに関してのご質問になります。明日の最終観覧日を控えて、その2頭を一目見ようと多くのファンが上野動物園を訪れています。その2頭が中国へ行くことによって残るのが双子のパンダのシャオシャオ、レイレイのみになります。改めてになるんですけれども、今後の上野動物園でのパンダの飼育に向けた取組方針について教えてください。よろしくお願いします。
【知事】これまでもパンダを通じた連携が続いてまいりました。色々な約束事、また飼育のノウハウなどなど、連携して進めてきたところでございます。これからどうするかについては、また今の双子のパンダを大切に育てていくことはもちろんですけれど、今後の方針についてはまた別途、話し合うことになるのだというふうに理解しております。はい、東京新聞さん。
【記者】東京新聞の奥野です。子育て支援策の018サポートについて伺います。今月に入り2回、重複支給が発覚しています。1回目で1億2千万円余り、2回目は金額は精査中ということだったんですが、更に1億円前後とみられています。担当課の方の説明では、昨年度内に早く支給をするために、その住民基本台帳との照合作業を支給後にしていたと、それはある程度想定されていたという話もあったんですが、拙速だったのではないかという声もあります。知事は率直に拙速だったと思われますでしょうか。また知事も重複支給はある程度想定されていたのでしょうか。再発防止へのお考えも併せてお願いします。
【知事】後の方からお答えいたしますと、再発と言いましょうか、過支給ということについての、いっぺんに払うケースと、そして1回目そうだったわけですけれども、3期に分けて行うということで調整をしているところでございます。(令和)5年度分については、年度内に確実に給付金を支給しようということで支給後に正しい金額を確認して、精算することといたしておりました。これについてはそれぞれご理解をいただき対応しているところでございます。
【記者】間違って支給してしまった分に対して、その。
【知事】間違ってはいないですね。過支給ですね。
【記者】より、でも多く支給してしまったということだと思うんですけれども。それに対して知事は致し方ないというか、ある程度やっぱ想定していたということになるんでしょうか。
【知事】基本的に年度内に確実に給付金を支給するということで、給付については今後、過支給になっているところについては返還の手続を進めていきますし、また返還に当たりましては、対象となる方々に丁寧かつきめ細かな対応を行っていくということで、所管局の方には指示をいたしているところでございます。
【記者】ありがとうございます。
【知事】読売さん。
【記者】読売新聞越村と申します。よろしくお願いいたします。災害廃棄物の受入れについてお聞かせください。先ほども少し言及ありましたけれども、今回の能登の大雨の方で出たがれき、災害廃棄物の受入れについては、都と、都内での受入れについては、これは被災地石川県の要請があれば受け入れるという意向、都としては受け入れるという意向だという理解でよろしいでしょうか、
【知事】今まだ現地の方、今回の地震に次ぐ大雨という被害で新たな状況が生じているということです。まず今回の受入れについては石川県、また現地の方からの国、現地からのご依頼ということもあり、この地震の分で想定も行い、その受入れの量等々、それも行って、そのそちらの方で対応しているというのが現況でございます。これを今回の大雨についての対応というのはこれから、まだ何も進んで、何と言うのですかね、地震の査定もまだ十分行われていない中で、今回の大雨という、本当に現地にとってお気の毒な状況でございます。それまた別途、どれぐらいの被害で、ということも見積もりをする必要があるのではないか、それがどこでどう対応できるのか、それも今後の状況を踏まえてということになるかと思います。まず今回受け入れているのは地震の分であります。
【記者】ありがとうございます。
【知事】MXさん。
【記者】TOKYO MXの白井でございます。よろしくお願いします。えっとですね、全く話は変わるんですけども、多摩格差の解消についてお話を伺いたいです。小池知事の昨日、給食費の8分の7補助など、これ多摩の市長に話を聞くと、この政策を評価する声がだいぶありました。これまで小池知事、多摩格差の解消について色々と取り組まれてきましたけれども、その中で解消に向けて、こう難しい、困難だったポイント、あと今後、次に多摩格差、どういったところがポイントの、解消のポイントになっていくか、その2点について伺わせてください。
【知事】基本的に多摩は緑にあふれ、そしてまた産業、そして知の集積である大学も多々あります。そして住みやすさという点では、より広いお家などでお暮らしになることなどもできる。そういう意味では色々なプラスな面があります。そしてこれまでも、歴史はずっとそうですね、吉祥寺から西は奥多摩まで何度も何度も多摩の地域の魅力をですね、よりこう発掘していく、またそこを伸ばしていくために、実際に足を踏み入れて、そして皆様と話をしながら進めてまいりました。身近にある豊かな自然や暮らしやすさ、今申し上げたように、大学とか産業の集積といった多摩ならではの魅力を生かしたいというふうに考えています。今、実際に進んでいることと進めてきたこと、そして進んでいることというならば、八王子の産業交流拠点を整備をし、また多摩モノ(多摩都市モノレール)の延伸はまさに今ing形であります。そしてまた(多摩)ニュータウンの再生、これについても取り組んでいるところであります。そういうことの裏付けとしてですね、これまでの市町村総合交付金ですけれども、この8年間で約130億円増額しております。計620億円、こういった形で多摩の魅力を自らの手で、また都と連携しながら進めていくということで、多摩の魅力を更に引き出していくことに取り組んでおります。今回、子育ての世帯の経済的負担の軽減ということで、市町村による学校給食費の無償化、これを都としての後押しということで17億円拡充をするということであります。これからも多摩の良いところを伸ばしていく。共に多摩の皆さんと共に進めていきたいというふうに思いますし、課題には丁寧に対応し、また多摩地域の持続的な発展に取り組んでいきたいと考えております。
【記者】ありがとうございます。中でもなにかこう、なかなか多摩地域の発展だったり、解消で難しかったなみたいな、これまでのご経験があれば伺いたいんですけども。
【知事】特にないですね。とても素敵な所というか、より、そうですね、東京も本当に緑あふれ、自然にあふれている。そこをですね、単に普通の街にしていくなんていうのではなく、またニュータウンのようにですね、世代が変わってニーズが変わってきていると。やはり街は常に生き物だと思います。そういう生き物である多摩の良さをより生かしていきたい。そしてそこで学び育つ次の世代もしっかりとサポートしていきたい。こういうふうに考えております。
【記者】ありがとうございます。
【知事】はい。じゃあありがとうございました。
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(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)
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