小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年9月13日)

更新日

知事記者会見
2024年9月13日(金曜)
14時00分~14時37分

【字幕版】は 東京動画ロゴ 「東京動画」をご覧ください。

知事冒頭発言

【知事】今日は5件について、私の方からお伝えをいたしますが、冒頭ですけれども、昨日ですね、北朝鮮、複数発の弾道ミサイル、発射して、今年に入ってからもう10回目なのですね。わが国の平和、安全にとって重大な脅威であり、断じて容認できないということを、まず冒頭お伝えしたいと思います。さて、東京のこれからを担う宝は子供たちということは言うまでもございません。しっかり子供たちを育むということは、都政の極めて重要な役割でございます。そのためにこれまでも私はチルドレンファーストの社会の実現、これを最重点の課題と位置付けまして、真正面から取り組んでまいりました。そして第二子の保育料の無償化、018サポート、また一連のですね、チルドレンファーストの子育て支援策は、都内の子育て家庭から「子供の教育費に充てたんです」、また「習い事を増やしたんです」といったような非常に大きな反響をいただいております。それは子育て世代の方だけでなくて、おじいちゃん、おばあちゃんたちもですね、「うちの子供たち色々やってるのよ」と言って、そういう話を聞くことは非常に多いです。子供政策の基本スタンスですけれども、その中でやはり子供の考え方を十分に尊重して、しっかりと成長できるように、その子供たちを後押しをするということかと思います。そして生まれてから幼児、学校に通う時期など、ステージに応じた一貫したサポート、これいつもシームレスと言ってますけれども、これを全ての子供たちに進めることによって可能性を育んでいく、このようにつながっていくと考えております。この観点から都におきましては、「こどもワークショップ」を開催するなどいたしておりまして、子供たちの意見、直接聞いたり、また子供目線での政策をバージョンアップする取組にも力を入れております。またですね、幼児教育や保育の充実のほか、フリースクールへの支援など、多様な取組を展開をいたしております。こうしたチルドレンファーストの取組につきまして、今日は2点、具体的にお伝えをしてまいります。

1 「とうきょう すくわくプログラム」ロゴマーク

【知事】一つ目、「とうきょう すくわくプログラム」についてでございます。このプログラムですけれども、全ての乳幼児について、「伸びる・育つ」、その様子を表現することで、まず「すくすく」。そして「好奇心・探究心」を表現して「わくわく」。この両方から「すくすく」と「わくわく」で「(とうきょう)すくわくプログラム」と名付けておりまして、今年度は早速、2千を超える幼稚園、そして保育所などで子供の興味・関心に応じて身近な自然を観察する取組などを行うという予定にいたしております。そこでこのプログラムのシンボルとなるロゴマークとしてご紹介をしたいと思います。こちらカラフルですね(スライド)。子供の育つ様子を木の成長、また芽吹きをですね、イメージして作成をしたロゴになっております。このロゴマークを活用して、このプログラムの認知度を高めて取組を広げていきたいと、このように考えております。
(詳細は、子供政策連携室へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:266KB)

2 こどもスマイルムーブメント スペシャルトークセッション

【知事】二つ目ですけれども、「こどもスマイルムーブメント」。これも何度も開催しておりますけれども、そのスペシャルトークセッションを開くというお知らせでございます。子供を大切にする社会を目指して、都といたしまして、企業やNPOなど幅広い主体と連携しまして、「こどもスマイルムーブメント」を展開をしているところでございます。その一環ですが、9月16日(月曜日・祝日)、今度の休日ですけれども、池袋のサンシャインシティにおいて、小中学生の子供たちの参加をするイベントを開催をいたします。アンバサダーでポップスピアニストのハラミちゃん、そして、宇宙飛行士の野口聡一さん、そして、こどもアンバサダーで俳優の村山輝星さんにご登壇いただいてのトークセッションを行っていただきます。会場ではですね、楽器づくりなど楽しい催し、用意しておりますので、どうぞ多くの子供たちと一緒にですね、参加していただきたいと思います。子供政策連携室で進めております。次にですね、二つ目です、これが二つ目でしたね。ということで子育て関係2点、お伝えをいたしました。
(詳細は、子供政策連携室へお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:131KB)

3 お台場海浜公園 噴水整備

【知事】次に臨界副都心に新たなランドマークを整備をするというお知らせでございます。臨海副都心、ベイエリアですけども、魅力的な水辺、そしてまた景観を持って、国内外から多くの人々が訪れるエリアとなっております。この地域の魅力に更に磨きをかける、一層のにぎわいを創出するということから、街を挙げた取組として、お台場の海浜公園に新たなランドマークとなります噴水「ODAIBAファウンテン(仮称)」を整備をするというお知らせでございます。高さが150メートルの噴水と、東京都の花であるソメイヨシノ。これをモチーフにしました幅250メートルの噴水を組み合わせますと。そしてこれに音楽とライトを当てることによって世界最大級の規模のものとなります。どんなものか、ちょっと動画でご覧ください。

(動画放映)

【知事】はい。ということで高さ150(メートル)、横幅が250(メートル)ということで、世界最大級の噴水になります。音楽も今日は和のテイストですけども、中身も音楽も変えられるという、まあ最近噴水って結構、各地、ランドマークにしているところは世界でも多いのはご存知のとおりです。このプランですけれども、完成が令和7年度の末と予定いたしております。都心の貴重な水辺からレインボーブリッジ、そして東京タワーに代表される景観を組み合わせた形での噴水のショーになりまして、東京の新たな魅力としてアピールをしていきたいと考えております。
(詳細は、港湾局へお聞きください。)

東京動画ロゴ (会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:204KB)

4 プロジェクションマッピング 新コンテンツ

【知事】それから同じく夜を彩るといえば、プロジェクションマッピングなのですけれども、新たな作品を公開をいたしてまいります。インバウンドが増え続ける中で、東京のナイトタイム観光の魅力を広く発信をする、その重要性はますます高まっております。都庁舎でのこのプロジェクションマッピング、「TOKYO Night & Light」、NightとLight。これまでも合わせますと33万人が観覧に訪れておられまして、もう既に東京の観光資源として定着をしているかと思います。そのコンテンツですけれども、変えてまいります。今月の28日(土曜日)から、海外でも大人気のゲームのパックマンが登場するというものでございまして、このパックマンというのがギネスの記録になっているそうなのですね。何でなっているかというと、最も成功した業務用ゲーム機だそうでございまして、それが故にギネスの世界記録に認定をされているということです。同じくこの都庁舎の壁面ですけれども、こちらもギネスに認定されていまして、それは世界最大の投影面積だということでギネスの認定を受けております。ともにですね、ダイナミックに動き回るパックマンの都庁舎を背景にしながら、活用しながら進めていくということで、ぜひご覧いただきたいと思います。それからこのプロジェクションマッピングですけれども、年内も色々とこの後もスケジュールを組みつつございまして、まずゴジラが大変人気でした。このゴジラの第2弾を考えています。それからオリパラの時のテーマソングでもあったYOASOBIの楽曲を使用した作品などの公開も予定をいたしております。それからだんだんですね、日が短くなってきました。日没が早まっているということですけれども、その時刻に合わせまして投影をする開始の時間を早めております。引き続き、多くの方々に都庁舎のプロジェクションマッピング、お楽しみいただきたいと思います。産労局(産業労働局)の担当でございます。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:238KB)

5 TOKYO CITY CANVAS

【知事】次にですね、これも都庁舎関係なのですけれども、下のところの、都庁舎の囲い塀がずっと、1階のところですね、あるのですけれども、そこをより有効にアートの場にしていこうということで、工事現場の仮囲いを活用したアートプロジェクトについてお知らせしたいと思います。工事現場の仮囲いなどをキャンバスにしまして、東京にアートの景色を広げるプロジェクトとして「TOKYO CITY CANVAS」、これを進めておりますが、都庁の第一本庁舎を使って展開をするというものです。エントランスの前にですね、美術家の大巻伸嗣さんの描かれた巨大な作品を展示をするというものです。この都庁舎ですけれども、そもそも淀橋浄水場というところを活用して、この新しい、有楽町からこの西新宿に移ってきたということから、淀橋浄水場という、このかつての原風景、これを着想され、ここから着想をされまして、その水の流れをモチーフにされていて、都庁を訪れる方々の行き来、またつながりを表現したという新作になっております。この地の歴史にちなんでアートをぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいと思います。この仮囲いって、色々な場所で工事行われてますけれども、ここもそうですね、仮囲い、素っ気ないところが多いのですけど、海外行きますとね、色々な町で仮囲いがあたかもアートのように活用されている例って結構あるのですね。工事しているとは思えないような、そのまま、工事をする前の建物と同じデザイン、意匠でそのまま仮囲いになったりして、ただ隠していますというのではなくて、そこをアートの場にするというのは、これからまちづくりの過程においても必要だというふうに考えている、その一つの例であります。また仮囲いの第3弾については、現在改修中の江戸東京博物館でも進めておりまして、文化の秋にふさわしい内容としていきたいと考えておりますので、こちらの方も楽しみにお待ちいただければというふうに思っております。以上、今日は5点についてお伝えをさせていただきました。それではお願いします。
(詳細は、生活文化スポーツ局へお聞きください。)

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)(PDF:232KB)

質疑応答

【記者】ありがとうございました。9月幹事社、朝日新聞の伊藤から先に3点質問させていただきます。歌舞伎町のトー横に集まる子供たちを犯罪から守るために都が開設した「きみまも」という施設内で20代の男2人が卑猥な行為をしたとして、迷惑防止条例(法)違反で逮捕された事案がありました。施設内では、取材によりますと、これまでもオーバードーズの話、話題が飛び交ったりするなど、トラブルも確認されており、都は利用者の人数を制限したり、警備を強化しているということもお話を聞きました。施設内で逮捕者が出てしまったことの受け止めと、今後の運用の方針についての考えを聞かせてください。

【知事】はい、じゃあ、「きみまも@歌舞伎町」についてのお尋ねでございます。そもそもトー横に集まる若者ですけれども、色々な悩みを抱えたり、色々な家庭の背景などを抱えて、そして集まっている。この多くの利用者が訪れているということからも、引き続き、支援をしていくことは必要だというふうに考えております。既に相談体制や、また防犯体制の強化を行っておりまして、これからも必要な対応を行うように指示をして、またすぐ取り組めるものということは早速実施をしていると聞いております。今後も安心して多くの方々にご利用いただけるように、あらゆる対策は講じていきたいと考えています。

【記者】ありがとうございます。2点目なんですけれども、神宮外苑の再開発をめぐり、都からの要請を受けて、事業者側が樹木の伐採本数を124本減らすなどの計画の見直し案を9日に都に提出し、公表しました。まず、この計画案の内容についての評価、お願いします。

【知事】今回の見直し案は今ご質問にありましたように、都の樹木保全の要請に対して、事業者として検討がなされて取りまとめられたもの、このように承知しております。今後なのですけれども、今回の事業者の見直し案を踏まえて、アセス審議会の方で専門家に報告がなされるものとなります。また、住民説明会なども行われるというふうに聞いておりまして、これまで伝えてきたとおり、都民の理解と共感を得られるように事業者にはしっかりと取り組んでいきたい(いただきたい)と、このように思います。

【記者】ありがとうございます。知事、従前から必要な手続は踏んでいると説明されていますけれども、アセスと住民説明会などを経たら、もう伐採着手で工事はこのまま進むというようなお考えでよろしいですか。

【知事】様々な手続を踏まえて、さらにそこに今回も都民の理解と共感を得られるように、様々な工夫をしながら、しっかりと取り組んでいただきたい、このように思います。手続的にも、それを踏まえて行っていただくものということは言うまでもありません。

【記者】ありがとうございます。最後に3点目なんですけれども、自民党総裁選が昨日告示しました。その2日前の10日に、候補者の一人である小泉進次郎氏が都のスタートアップ関連施設のTIB(Tokyo Innovation Base)を視察に訪れ、その挨拶の中で、「小池知事のお計らいでこのような機会を、私が今微妙なタイミングでありますが、お誘いを受けさせていただきました」と述べていました。このタイミングで小泉氏を招いた狙いというのがあれば教えてください。

【知事】東京都の施設でありますTIB。ここはスタートアップの方々の拠点として、既にスタート、去年の11月にスタートしてから、既に5万人の方訪れていただいております。大変連日賑わっているところでございます。多くの国会の議員の皆様方にも見ていただくということでお声がけをしております。スタートアップのことにご関心があるということで、これお勧めをしたものでございます。

【記者】ありがとうございます。以上です。各社質問ある場合は、知事の指名を受けてからお願いします。

【知事】東京新聞さん。

【記者】東京新聞の奥野です。選択的夫婦別姓制度への知事のお考えについて伺います。知事はかつて少なくとも2010年のご自身のTwitterでは別姓に反対と発信されていました。一方で都知事に就任されて以降、理解を示されて、昨年、選択的夫婦別姓制度導入を目指す団体の設立時のビデオメッセージでは、導入へ法改正の議論を深めるように国に働きかけていくとお話されています。今、自民党総裁選でも選択的夫婦別姓制度の賛否というのは非常に注目されていると思いますけれども、知事の現在の賛否、導入に賛成なのか反対なのか、それはどちらでしょうか、ということが1点と、またかつてのお考えともし変わったのであれば、どの時点でどういった経緯でお考えを変えられたのか。その時期とか理由をお聞かせください。

【知事】これまでの文言について確認しなければなりませんけれども、この問題と言いましょうか、この話題はですね、もう長年続いてきて、たしか96年の法制審議会で答申されてからもう30年も経っているということです。そして今、働く女性もですね、より多くなって、そして通称、旧姓などとのですね、何と言うのでしょうかね、両方を使うとかですね、色々な場がまた更に多様化してきているというのが現実だと思います。これいつも、法制審ということでございますから、国の法律ということで、国として早急に議論を深めて、結論を出すべきだというふうに思います。知事として海外出張などをする際、また議員として海外出張に行く際に同行する私の秘書など、一緒に行く場合も名字が違って、いつもの名字と違って「これ誰?」と言うと、「それは私です」という例があったり、それから様々な登記の際にですね、不便があるというのはもうより多くの方々、働く女性、また女性自身が主体となる場合も非常に多くなっているということからも、そのニーズは高まってきているものだとこのように思います。いずれにせよ、国として議論を深めて結論を出していただきたいと、このように思っております。

【記者】知事ご自身は、現在は導入に賛成ということでよろしいのでしょうか。

【知事】不都合の感じている方は多いという現状だと認識しております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】じゃあお隣、TBSさん。

【記者】TBSの赤岩です。明治神宮外苑の再開発についてなんですが、知事は事業者側について都民の理解と共感が得られるように求めたいということをおっしゃっています。事業者側は今月28日に住民向けの説明会を行う予定ですが、対象が新宿区と港区でそれぞれ参加者およそ300人というふうに限定されているのですが、これで都民の理解が得られるかどうかということでご意見をお伺いしたいんですが、お願いいたします。

【知事】先ほど申し上げましたように、都民の理解と共感が深まるようにということで、事業者にはこれまでも何度もお伝えをしているところでございます。それが叶うように事業者の方で対応していただきたいと思っております。

【記者】今回の今申し上げました28日のその地区も、対象の地区もですね、限定して、人数もそれぞれ300人というふうになっていることについてはどうお考えになりますか。

【知事】それぞれ300人ということは先ほどおっしゃった数字が違うということですね。計600人ということだと思います。色々工夫されていると思います。

【記者】あともう1点なんですけれども、あともう1点です。本日発表されました「ODAIBAファウンテン」についてなんですけれども、これの、これを作る費用とですね、運用費の方、概算目安が出ているようでしたら、金額を教えてください。

【知事】担当が産労局(正しくは、港湾局)なので、そちらの方にお尋ねください。

【記者】はい。分かりました。

【知事】よろしいですか。じゃどうぞ、毎日新聞さん。

【記者】はい、毎日新聞の山下と申します。よろしくお願いします。現在、全国知事会の方で、「持続可能で活力ある日本と地域を実現するための提言」というのを取りまとめて、自民党総裁選候補や、立憲民主党の代表候補に要請活動を行っているようですが、この提言の中には、東京一極集中の是正ですとか、偏在是正の推進を伺わせるような記述がありますが、この提言について知事の受け止めと、もし見解の相違があるようでしたら、何か知事会に働きかけ、あるいはその候補者に要請活動などを行う予定があるのかを教えてください。

【知事】昨今、この知事会はですね、東京都の考え方は注釈扱いをする傾向が多いです。もう※印という扱いで、こういった重要な課題について東京都の意見が十分取り入れられないということについては大変理解に苦しむところでございます。それからよく人口減対策としての東京一極集中の是正ということがよく言われるのですけれども、そもそも因果関係は不明確で、本質的な課題の解決にはつながらないと東京都では考えております。そもそも東京の人口、最近はですね、約7万人増加しております。そのうちの9割は実は外国人だというファクトがございます。そして、たしかに東京に若者が集まるということでございますけれども、それはすなわち出会いの場にもなっておりますし、またその結果として婚姻率は全国で1位でございます。かつ夫婦が持つ子供の数というのは、全国の平均を超えているということで、こうした事実を正確に踏まえることなく誤った内容でですね、国政の総裁選の候補者などにささやくということはいかがなものかというふうに思います。そしてまた多くの自治体がですね、それぞれ自主性を持ってこそ自治だと思うのですね。それを実効性ある施策を展開をするということから、地域経済の成長を図るというのがもう筋ではないかというふうに思っております。熊本の例、そして昨今の地価の上昇率など見ますとね、熊本とかそれから北海道など半導体の工場ができますよ、それからインバウンドの関係で外国の方々が非常に魅力を感じておられるところなどが爆上がりしているような例はいくつもありますよね。ということで、それぞれその地域の特性も生かしながら、また国の産業をどうやって生かしていくのかということなどから、人口の減少を食い止め、さらには成長を確保して、雇用の場を生み出していくというのが本筋ではないかというふうに思っております。パイの取り合いではなく、パイをいかにして増やすかという方法を国として考えると。今総裁選が行われているわけでございますけれども、そのことをしっかり理解して取り組んでいただきたい、このように思っております。はい、ママスタさんですか。

【記者】ママスタセレクト間野と申します。3点質問がございます。まずこどもスマイルムーブメントについてなんですが、体験型ワークショップのようなプログラムを更に充実させるため、都として今後どのような取組を予定されていますでしょうか。2点目なんですが、東京都として地域での無料の子供向けイベントを増やすために、どのような方針を持っていますでしょうか。3点目は、「とうきょう すくわくプログラム」について、家庭で子供の好奇心や探究心を伸ばすためにすくわくプログラムを取り入れたガイドラインの作成の予定はございますでしょうか。

【知事】はい、ありがとうございます。今日は(とうきょう)すくわくプログラムのこと、こどもスマイルムーブメントのことなどをお伝えをさせていただきました。イベントなども盛りだくさんに今後都で行うわけですけれども、例えば来年の世陸(世界陸上)ですね、それから多摩都市モノレールが延伸されるというこのまちづくり、これに関係して子供の意見を反映させるためのワークショップなども計画をいたしておりますし、既に開催したものもあります。先ほど説明をいたしましたスマイルムーブメントに多くの企業にも参加していただいているわけで、企業や団体の方、その数1,800ということまで増えています。これをやはり企業の方々や、団体の方々と連携しながら、これを進めていくということが有効になっていくかと、有効に効果を出していくのではないかと思います。子供ってそういうイベントに参加したというのは、すごくよく覚えているものです。だから、そういう思い出作り、「ああ、こんなことやったな」という楽しい記憶などが、それが生かされていくというのがこの一番の狙いではないかと思っております。それから、そのためにも体験ブースを作って、無料のイベントなども増やしていこうということで、特設ページを設けまして、「東京都こどもスマイル大冒険」ということで、こちらの方にも600件を超えるイベント情報を発信をそこからして、様々、この夏にもですね、参加をしてくださったものというふうに報告も受けております。色々な形で参加していただくことが必要なのかと思っております。また、そういうムーブメントを更に増やしていきたいと思います。そういう中で(とうきょう)すくわくプログラムを先ほど紹介しましたけれども、2千か、の保育施設などに参加してもらっているわけですけれども、全体、東京都全体では5千ぐらいの施設がありますから、そのうち2千が入ってくれているということは、すくわくの意味とか、子供たちが実際にそれを体験するなどが進んでいくことだと期待をいたしております。はい。ありがとうございました。

【記者】ありがとうございます。

【知事】はい、では、どうぞ。

【記者】すみません、日経新聞の飯塚と申します。今、総裁選始まりましたが、衆院解散についてですね、早ければ10月27なんていう日にちも出て、有力な小泉候補などは、「自分が総裁に選ばれたら即解散をしたい」ということもおっしゃっています。この前、4月の補選でですね、知事、あの乙武さんを応援、支援されたわけですけれども、今回衆院選あった場合に、国政選挙への関与の仕方などについて、現時点での考えがあれば教えてください。

【知事】選挙のタイミングはまさしく、専権、総理の専権事項ということで、これから決まる方の考えが最優先ということになるのは言うまでもありません。どのようにその総選挙に都民ファーストの皆さんが絡むか、関係していくかというのは、都民ファーストの方にお聞きいただければと、このように思います。総裁選、今日も9人の方々、共同記者会見に臨んでおられます。また、立憲民主党の方でも今代表選が行われ、色々国がですね、様々な岐路にある中において、やはり将来どうするかというのは、人、リーダーを選ぶという極めて重要なタイミングだと思いますので、それぞれ議論を重ねていってほしいなと、このように強く思っております。先ほど防災庁か、何か省を作るか作らないかとかというのをやってましたけれども、昔、FEMA(連邦緊急事態管理庁)、昔というか今もありますけど、FEMAというのがアメリカの連邦の組織としてありますけれど、あれもやっぱりそのトップ、そのFEMAのトップもそうだし、やっぱり国のトップの危機意識次第で、箱を作ろうが作るまいが、むしろその危機意識がトップが十分持っているかどうか。FEMAも非常に機能した時期もあって、その時はやっぱり人だったと思うんですね。そして何か選挙の大統領選の論功行賞みたいな形で、そのFEMAのトップになったりすると、結局その人が有能であるなら、危機意識が、また管理が有能であるならば良いのですけれども、そうじゃない時はやっぱり組織をいくら作っても機能しないということだと思います。そういったことも含めて、これから議論を交わしていただきたい、こう思います。ワシントンで言う必要な五つのPとかというのがあって、それがPoliticsって、政治ですよね。それからPolicy、政策ですよね。それからParty、政党です。四つ目がPersonalityと言って、その人の人格というか、その人の個性というかね、そういったP。五つ目はちょっと忘れました。でもこういうことも考えていくと、目安になるのかなというふうに思います。はい。ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

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