小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和7年7月4日)
- 更新日
知事記者会見
2025年7月4日(金曜)
14時00分~14時31分
知事冒頭発言
1 暑さ対策
【知事】今日は私から5件お伝えをいたします。もう挨拶は「暑いですね」から始まる、もう真っただ中になっていますが、暑さ対策についてまずお伝えをいたします。今週も30度を超える真夏日が続いております。暑さは本格的、これからだという感じですけれども、7月に入りまして更に暑さが厳しくなる。迷わずですね、エアコンを利用するなど、暑さ対策を徹底していただきたいと思います。暑い夏を皆で一緒に乗り切るために、皆さんが行っておられる、また知っておられる身近な取組を、「熱中症対策 くらしの知恵」といたしまして、今年も募集をいたします。今年はですね、日常生活で自ら実践している事例、それからお年寄りの方々が取り組んでいただいた、命を守るためと言ってもいいと思いますが、そんな対策ですね。これをですね、イラストで作品を募集しようというものであります。昨年は写真で送っていただきました。男性が日傘さしていますとかですね、色々な、首のところに冷や冷やになるのをつけていますとか、色々なご自分で実践されたり工夫をされたりする、そういう事例を送っていただきました。今年はイラストで募集をしたいと思います。「これいいな」というようなものはですね、順次、熱中症対策ポータルサイトの方でご紹介するのと、優秀賞をその後決めますので、受賞された方には、上野動物園で動物の飼い方の工夫を分かりやすく解説する、そのような特別ツアーにご招待をしたいと思います。今日から9月3日(水曜日)までポータルサイトから応募できますので、「こういうアイデアがありますよ」、そうですね、エアコンのつけ方とかですね、「隣の部屋(のエアコン)をつけています」とかですね、「風が強くないように」とか、色々なアイデア、皆さん工夫されておられると思いますので、せっかくですから皆でシェアをして、暑い夏を乗り切れるようにしたいと思っています。お子様から大人まで、幅広い世代の皆様方のくらしの知恵を、ぜひ教えていただきたいと思います。また、身近な、今映っていますかね。都民生活に関する身近な情報を伝えるための広報紙といたしまして、新たにですね、「東京(都)かわら版」を発行することといたしました。あったあった。これ、創刊号となります今回ですけれども、暑さ対策としまして、早めの水分補給、そして日傘の利用など呼びかけをいたしております。このかわら版ですけれども、年に4回発行しまして、都内約4千の町会・自治会の掲示板を通じて発信をいたしますので、ぜひご覧いただきたいと思います。もう、超アナログですけれども、必ず見ていただけるベーシックな方法かと思います。都庁の方でも率先垂範として、暑い時間を避ける様々な、多様な働き方を職員の方にも促しております。先月公開した「東京暑さマップ」、こちらの方も利用しまして、熱中症リスクが高い場合には、テレワークの積極的な活用とか、外部の方とのオンラインによる打ち合わせなど、暑さ対策を行いながら業務を効果的に行ってまいっております。企業、そして都民の皆様方も、どうぞ熱中症を防ぐ取組、徹底していただきたい。そして暑さから身を守っていただきたいと存じます。ちなみにヨーロッパは、ポルトガルや、またスペインではなんと46度を記録しているということで、もうこれはもう世界的な、また地域によってでもありますけれども、大変な暑さが今年も押し寄せているということです。環境大臣の時にクールビズを始めた私ですけれども、最近よく言われるのは、「あれは早すぎたんだ」と。2005年にスタートしたのですけどね、あの時の暑さよりも今の方が暑くて、「もうこれ以上脱ぐものがありません」と言ってですね、そういうことを笑いながらですけれども。28度に設定をしたのですけどね、室温というのを。法律に従ったもので、労働安全衛生法(の事務所衛生基準規則)、その中で28度というのが労働環境の確保というところのくだりでちゃんとあるのですね。もっとも、28度に設定すると人口密度の高い部屋はですね、暑いですから、そこはまた工夫して、皆が快適に仕事ができるようにということなど、それぞれで工夫していただくのと、最近のエアコンはさらにあれですね、機能も良くなっていて、そういったところもゆらぎ理論とかなにか色々工夫しながら、そういったイノベーションは日進月歩で行われていると思います。いずれにしましてもそれぞれ働き方の工夫、そして有意義にエアコンなどをそれぞれ活用して、働く場も、そしてお家でも暑さ対策をしっかりととっていただきたいと思います。まずこれが1点目。
(詳細は、環境局、生活文化局、総務局へお聞きください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「熱中症対策くらしの知恵 イラスト作品募集」は、こちらをご覧ください。)
(「「東京暑さマップ」を公開」は、こちらをご覧ください。)
2 次世代型太陽電池ネーミング総選挙
【知事】次が次世代型太陽電池、何度かお伝えしておりますけれども、これ長いし、もう一つのペロブスカイトという名前もなにか舌噛みそうだし、ネーミングを投票で決めていきたいと思って、そのお知らせでございます。次世代型太陽電池というのは何度もご紹介していますけれども、薄くて、軽くて、そして曲がるといった特徴を持っている日本生まれの製品であります。世界に誇る日本の技術力が結集されたものでございます。太陽電池の主要な原材料、これはヨウ素であります。今、もう世界中の経済でも一番揺るがしている部分ですけど、こちらは日本で手に入るヨウ素で、国内で確保できる原材料ということになります。この太陽電池ですけれども、これまで設置できなかった壁・窓にも設置ができますし、そしてこれはですね、再エネ創出するゲームチェンジャーとなる可能性は大いに秘めているわけです。ちょっと分かりやすい動画がありましたので、作成いたしましたのでご覧いただきたいと思います。どうぞ。
(動画放映)
【知事】はい。という新しい形の太陽電池であります。未来を変える可能性を持ったこの太陽電池、今後いよいよ商用化の段階に入ります。この分野は大変な国際競争でもございます。そこを勝ち抜くという意味でも、より多くの方に知っていただく、また身近に感じていただく。そのことで大きなムーブメントを起こしていきたいと思います。そこで、この太陽電池の親しみやすい名前を投票で決める総選挙を行いたいと思います。候補、ちょっと皆で考えたものを四つの中から選んでいただこうと思います。一つが「ミライテラセル」。二つ目、「ハローソーラー」。三つ目、「Airソーラー」。四つ目が「ハレルソーラー」。「ミライテラ」というのは、「テラ」は地球ですよね。それから「ハロー」というのは、貼ることと「ハロー(Hello)」というのとかけて、それから「Airソーラー」というのも、頭文字一つずつ意味を持ってやっているということから。4番目の「ハレルソーラー」は「貼れますよ」というようなことをもじって、四つ候補を選んで、その中から一つ選んでいただきたいと思います。ご投票いただいた方には、その中から抽選で東京2025世界陸上、9月ですね、こちらご招待をいたします。応募の方は7月31日(木曜日)までホームページから投票できますので、ぜひ多くの皆さんにご参加いただきたいと思います。今後ですけれども、都の施設への導入、設置事業者に対する支援なども行ってまいります。発電する未来都市、この実現に向けまして、次世代型太陽電池の普及拡大を図ってまいりたいと考えています。ペロブスカイトというのは、結晶体を発明(発見)したロシア人のぺロブスキーさんの名前からとったものでございますので、日本語とか、この方が優しいのかなと。そもそも日本の、結果的にこれは技術ということですので、ぜひ奮ってご応募いただきたいと思います。環境局の担当になっております。
(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「日本生まれ次世代型太陽電池ネーミング総選挙」は、こちらをご覧ください。)
3 新宿駅周辺のまちづくり
【知事】次が新宿駅の周辺のまちづくりについてのお知らせでございます。新宿駅の開業がですね、1885年、明治の時代であります。明治18年。今、ご覧いただいてるのはですね(スライド)、そこから70年が経過した1955年の新宿駅の西口の風景であります。西口の中心にはバスターミナル、それからお店、そして線路の反対側にはビルが建ち並ぶという、この様子が見えるかと思います。この当時から新宿駅というのは、多様な機能が集積する場所でございました。更に70年が経過して2025年ですけれども、これが今の姿であります。皆さんもご存知のとおり、小田急百貨店の解体が進んで、西口から東口が見えるというのは今の時期しかないと思いますので、よく見ておいていただきたいと思いますけれども、駅前の広場についても、リニューアルに向けて、今、工事が行われているところです。そして、じゃあこれからどうなりますかというイメージ図がこちらであります(スライド)。将来の西口駅前広場のイメージでありまして、今は車が主役の広場、これまでね、車が主役だったわけですけれども、将来は、人が中心の魅力あるウォーカブルな空間へと大きく生まれ変わるという、その時点に我々はいます。駅前広場ですけれども、2035年度に完成を予定をいたしております。人中心の駅前広場に向けまして、ファーストステップでありますが、今年の9月の末から、歩行者、そして車両の動線を大きく変更する予定でございます。具体的に申し上げますと、車両の南北方向への通り抜けができなくなるということがございますが、一方で、歩行者が車道を横断せずに、東西方向へ行き来ができるようになりまして、歩行者にとっての利便性は向上するかと思います。今後も工事が続きますので、皆様方にはご不便をおかけしいたしますけれども、工事中も賑わい創出に向けた取組を行いながら、新宿駅周辺のまちづくり、こちらを着実に進めてまいります。都市整備局の担当でございます。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「新宿駅西口駅前広場が人中心の空間へ」は、こちらをご覧ください。)
4 中高生職業体験募集
【知事】続きまして、中高生の職業体験についてのお知らせであります。夏休みが目前ということでありますけれども、夏休み期間中に職業体験を希望する中高生を受け入れる企業を募りましたところ、こちらにずらっと並んでいますけれども(スライド)、こういった大企業からスタートアップまで、幅広い業種からなります40の企業や団体に手を挙げていただきました。「受け入れますよ」ということです。これらの企業を訪問してリアルな職業体験に参加をして、意欲溢れる中高生募集をしようというものでございます。募集は2回に分かれまして、第1期が今日から7月16日(水曜日)まで、第2期が7月19日(土曜日)から8月1日(金曜日)までと、ニつに分けて募集をしてまいります。合計で約400名の中高生が参加できることになります。今日開設しました中高生職業体験(サイト)、「Job EX」と名付けておりますけれども、「Job EX」、こちらの方で、各企業の実施日、また体験できるプログラムの内容など、確認をしてお申込みをいただければと思います。先ほどずらっと並んでいた社名から色々イメージもできるかと思いますけれども、例えば、ウェブメディアの会社で、中高校生目線で動画の配信サービスの番組を提案してもらったり。それからまちづくりの会社においては、奥多摩地域の活性化について考えるなどといった多彩なプログラムを用意していただいております。なおこのサイトには、今後、中高生による、実際にそこに行ってインターンといいましょうか、その時の取材記事とか、職業体験の様子、「こんなことやっています」というような、それを掲載いたしまして、コンテンツを充実させていきたいと考えております。ぜひ中高生の皆さんにとって将来への一歩を踏み出す夏にしていただきたい。どうぞたくさんのご応募お待ちをいたしております。子供政策連携室で担当をいたしております。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「夏休み期間 職業体験参加中高生を募集」は、こちらをご覧ください。)
5 太陽フレア
【知事】5本目、最後ですけれども、太陽フレアについてお知らせをいたしておきます。太陽の活動というのは大体11年周期でですね、極大期を迎えて、今年はですね、そのピークと予想がされております。極大期には、規模の大きな太陽フレアが発生しやすくなりまして、通信障害、GPSの精度が低下するとか、過去に外国では大規模な停電が発生したという事例もございます。国の情報通信研究機構においては、太陽フレアの規模に応じて、注意報、また警報を配信をするという、そういうシステムを開発していまして、先月の19日(木曜日)に運用を開始したところでございます。警報が発令された場合は、都はただちに情報連絡態勢、構築をいたします。そして都民の皆さんや事業者の皆さんが必要な備えができますように、速やかに情報を発信をしていくと、このように考えております。これ、けっこう社会から考えますと、停電からGPSが狂うことによってですね、様々な分野での影響、想定もされます。そういったことで今年、去年も少しその傾向がありましたけれども、今年がむしろそのピークだということでございます。以上、私の方から5件お伝えをいたしました。以上です。
(詳細は、総務局へお聞きください。)
質疑応答
【記者】どうもありがとうございました。7月幹事社の読売新聞、越村です。幹事社からは1問、賃上げについてよろしくお願いします。先般、東京都が都内の1,000労働組合を対象に調査した春季賃上げ要求妥結状況の最終集計を東京都が発表しました。そこにおいて月例賃金の賃上げの平均妥結額が1万5891円で、1991年に次ぐ大きい額になりました。妥結額の上昇は、物価高や人手不足が背景にあると思いますけれども、この結果について知事の分析と、受け止めをお聞かせください。あわせまして、賃上げは物価高対策になることから、都議選でも各党から都に対策を求める主張が出ていたと思います。都としては、企業がこの賃上げに踏み切れるようなサポート体制が今後どのようにしていくのか、あわせてお考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。
【知事】この賃上げですけれども、都とすれば多面的な取組を通じて、持続的な賃上げの後押しをする役割があると考えております。実際、物価上昇を上回る賃上げの流れを確かにしていくということが求められているところでございます。今年度、都は賃上げに関しての新たな相談窓口を設け、また従業員の働きがいを高める中小企業の取組に対しては奨励金を支給をしているということでございます。また、例えば中小企業がDXについて、まだ取組が遅れているといったようなところについては、DXに関係する設備などを導入しまして、それによって生産性を高めて、賃上げを進める場合に手厚い助成を行うと。ですから賃上げそのものというよりも設備投資をサポートするとか、そういった形で実質的なサポートを行っていくということでございます。もう既に行っている部分もございます。
【記者】どうもありがとうございました。幹事社からは以上です。質問のある社は挙手の上、知事の指名を受けてから、社名・氏名を名乗って質問してください。よろしくお願いいたします。
【知事】日経さん。どうぞ。
【記者】日経新聞の飯塚です。よろしくお願いします。昨日、参院選が告示(公示)されました。知事は選挙戦の最大の争点は何であるとお考えでしょうか。また今回の参院選では、非改選を合わせて与党が過半数を確保できるかどうかが焦点となっております。知事は参院選の選挙結果として、与野党がどのような議席配分になることが望ましいとお考えでしょうか、お聞かせください。
【知事】それはまさに有権者がご判断されることだというふうに思います。今、争点、物価高というのが、まず最初に出てくるとは思うのですけれども、今、国際情勢考えますと、安全保障というのは、国家としてのですね、一番重要なポイントだと思うのですね。それについての議論というのがほぼ聞かれないということが謎ですね。はい。やっぱり国がミッションというか役割というか、担っている大きな部分だと思いますので、そういったところをどう議論していくのか見ていく必要もあるのではないかなというふうに思っております。NHKさん。
【記者】NHKの佐久間です、よろしくお願いします。先月の末かな、中国が日本産水産物の輸入を再開すると発表しました。十都県ですね、福島、宮城、東京などはこの対象から除かれていますけれども、これについてお考えをお聞かせいただけたらなと思います。
【知事】はい。東京都の水産物についての放射性物質の検査、これは東日本大震災以降ずっと続けていまして、それを公表もしていると。当初から基本的にこの検査、放射線物質の検査は基準値を下回っておりまして、安全性は確保されているところであります。いずれにせよ、科学的な根拠に基づく判断を期待をしたいと、これに尽きるかと思います。はい、東京新聞さん。
【記者】東京新聞の奥野です。2点お願いします。1点目、参院選で知事は自民・公明の支援を示唆されるようなお考えを先週の会見でお話されていました。実際に公明党の広報のチラシには、応援メッセージも寄せられています。改めて今回の参院選で応援に入るご予定はありますでしょうか。
【知事】これはですね、国政の連携ということで知事として、それぞれの連携を確保しておく必要性もあるというふうに考えております。具体的なのは、やりとりもありますので、これからということになります。
【記者】ありがとうございます。2点目なんですが、先月のことになってしまいますけども都議選の関係で、都議選で知事が自民党の候補の街頭演説に応援に入らなかったことについて、東京新聞の取材の中では自民党の一部都議から不満の声が出ています。今後の都政運営にも関わることと思いますけれども、こうした不満の声について受け止めをお願いします。
【知事】いつもこの選挙に関してのご質問が皆さんからあるのでお答えいたしますと、それは選挙戦全体のこの日程なども考えながら、また向こうからのご要望に、色々とございました中で判断をしたということでございます。
【記者】ありがとうございます。
【記者】日刊工業新聞社の楠と申します。経済産業省は、対象企業がカーボンクレジットを利用する場合に排出実質の10%を上限とする案を示しました。都では東京都カーボンクレジットマーケットを運用するなど取組を進めておりますが、国の動きに関する知事のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。
【知事】これもそれぞれ国のですね、考え方を明確にし、そして都と国が最も効果のあるやり方を追求していくべきではないのかなというふうに思っております。産経さん。
【記者】産経新聞の市野澤と申します。参院選について伺います。今日も冒頭から暑さの話があったとおり、すごく暑さが厳しくなる季節だと思います。知事は暑さ対策にも精力的にこれまで取り組まれてきたと思います。水道料金の無償化なども実現されてきたと思います。参院選、国政の東京の候補者には電気水道をはじめとする暑さ対策を、守る政策だと思いますけれども、それに対して、どのように向き合って欲しいとお考えかということをお聞かせください。
【知事】暑さ対策というか、こんな年々暑くなって、夏の選挙って、もう体力勝負みたいなところになってきて、ちょっと暑い時の選挙はもう控えた方がいいんじゃないかと思うぐらいですね。でも先ほどのクールビズではないですけれども2005年に、ちょうど郵政総選挙があった時にクールビズ始めたので、また皆、有権者にお願いをするのにネクタイと背広着ていないとですね、「ふざけてんのか」とお叱りを受けていたのが、それまではね、でもそれから解放されて「クールビズで戦えるのは良かった」と言ってくれていました。今はむしろ、そうですね、どうなのですかね、今もうポロシャツとかTシャツが当たり前になってきて、その点では開放されているかというふうに思いますが、それを上回る暑さだと思います。これは選挙を戦うという方々が今取り組んでおられることだと思います。実際、この間も、色々なグッズを私も探して、何が有効かというのを編み出したところでございます。やっぱり首、首元ですよね。首元をいかに冷やしていくかというのはポイントだなと改めて思いました。暑さ対策ですけれども、これからどうですかね。やはり木陰とかですね、日陰をどう確保するかというのは、今年度の予算でも、例えば幼稚園とか保育園の暑さ対策を実際現場で見ましたら、「今日はお外で遊んじゃダメ」という赤い旗が運動場のところに掲げられると、子供たち全然遊べないのですよね。今、色々日よけなどの工夫もされているので、今回ちょっとトライアルで、いくつかそういういう日よけを使ってみようという、そういうことも、この予算で、今年度で、試しているところです。いくつかその効果も見ながら、そういった、もうとても直接的な話ですけれども日よけ対策というのは重要ではないかなというふうに思います。朝日さん。じゃないの。
【記者】都政新報社服部と申します、よろしくお願いします。合成麻薬のフェンタニルについてなんですけれども、先日、厚生労働省から都道府県に対して、原料を扱う小売業者への指導などを徹底するよう通知が出されたと思うんですが、それについて何か東京都で動きがありましたらお教えください。
【知事】国の通知がございましたので、フェンタニルの原料となる物質を取り扱う事業者に対して取扱状況に関しての調査を開始をいたしました。必要に応じて立入り検査を行うことといたしております。以上です。
※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。
(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)