小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和7年6月20日)
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知事記者会見
2025年6月20日(金曜)
14時00分~14時35分
知事冒頭発言
1 暑さ対策
【知事】それでは、今日は4本お伝えをいたします。まず暑さ対策です。今週に入りましてからも、もう30度を超えるという真夏日が続いておりますよね。温度も非常に高い。湿度も高いですね。熱中症によって救急搬送される、そういった方も増えてきております。これから、今6月ですからね。これからより厳しい暑さが続くという見込みでございますので、ぜひこまめな水分補給、そして迷わずにエアコンを使っていただく。それから日傘とか帽子。これまでもありましたけど、改めてこういった防護策といいましょうか、お気を付けいただきたいと思います。これらを基本に、暑さ対策、徹底をしていただきたいというのがまず1点です。そこで暑さ対策に役立つ二つのマップを作りましたので、そちらをお知らせいたします。一つ目ですが、こちらは日本気象協会と連携しまして、新たに作成した「東京暑さマップ」でございます。今日からの公開となります。このマップでは、気温、そして湿度などの情報をもとにしまして、暑さの状況を数値化したもので、暑さ指数を1kmメッシュで細かく表示をするというものであります。1時間ごとの指数とか、すごいですね、1週間先までの予測もするというものでございます。熱中症リスクが高い時間帯、また日にちをあらかじめお調べになるとですね、外出する予定の調整などに役立つのではないかと思います。これが1点目。それから次が「東京都防災マップ」、これを活用したクーリングシェルターのご案内でございます。熱中症リスクが高いという場合にはですね、冷房設備が整った場所で暑さをしのいでいただきたいというもので、どこにそれがあるのか、こうした設備が整った公民館、図書館といった公共施設など、区市町村がクーリングシェルターとして今指定をしているわけで、そのシェルターの場所をウェブ上の防災マップで確認ができるという仕掛けでございます。外出先でもですね、スマートフォンから見ることができますので、ぜひこれらのマップを活用しながら、暑さから命を守るアクションをとっていただければと思います。暑さからの避難ですね、まさにね。シェルターと。次が今日のバックボード、強靭化とございますけれども、あ、もう一つあるの。ごめんなさい。失礼しました。そうですね。熱中症がときに命を奪うということになることもございまして、熱中症による死亡とエアコンの使用状況につきまして、現在、都の監察医務院と東京大学、共同研究を行っております。その中間報告が出ております。これは23区内でエアコンを適切に使えずに熱中症で亡くなったと思われる8割の方が一人暮らし、また高齢者世帯であるということが、ここで分かります。適切にエアコンなど使えていなかった例がございまして、それはですね、エアコンの設定ですね、冷房・暖房のボタンがありますけれども間違えて暖房の方を押してしまったとか、それから送風口に埃が溜まって、そして実際風が出ていなかったなどの具体的な例が出ているということでございます。改めてエアコン、正しく使えているのかどうか、周囲の方も含めてご確認をいただきたいと思います。これが最初の暑さ対策についてでございました。
(詳細は、環境局、総務局、保健医療局へお聞きください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「「東京暑さマップ」を公開」は、こちらをご覧ください。)
(「クーリングシェルター等のマップ公開」は、こちらをご覧ください。)
(「熱中症死亡に係る発生リスクの研究分析結果」は、こちらをご覧ください。)
2 東京の強靭化
【知事】すいません。先ほど、先にいきましたが、東京の強靭化についてでございます。東京は日本の首都としての責務を果たすと。そのためにも全国をリードする災害対策によって、都市の強靭化に取り組んでまいりました。現在、国の議論において、東京圏での大規模災害リスクの可能性、これを理由としました、人、そして企業の地方分散を図るという記述もございまして、都の対策の成果をこの中では十分に踏まえたものとは言い難い状況になっております。事実に基づいた対応を図るべきと、このように考えております。今ご覧いただいているような対策です(スライド)。都はこれまでも、建物の耐震化、そして不燃化、上下水道などライフラインの強化など、都民の命と暮らしに直結する取組を推進してまいりました。最新の被害想定なのですが、人的・物的被害が大幅に軽減をしております。これまでの成果と申しましょうか。安全・安心な首都東京を実現するための取組、着実に進展をいたしております。引き続き災害の脅威から都民を守り、世界で最も強靭な都市の実現に全力を尽くしてまいります。そして、都市の強靭化という観点で申し上げますと、電柱の倒壊による救急活動の妨げ、これを防ぐために無電柱化の取組、これはもう長年、私特に訴えている部分ですけど、大変重要であります。今日は、この普及啓発に関する取組、2点お知らせをしようというものです。一つ目、11月10日、これは「無電柱化の日」と定めておりますけれども、そのフォトコンテストを毎年行っております。11月10日、なぜなのということですが、もう単純に最初の「111」と電柱が並んでいて、それを「0(ゼロ)」にしましょうということで11月10日。この日を「無電柱化の日」と定めております。応募の数、年々増えておりまして、子供さんもですね、写真撮って、今、皆、カメラというかスマホ持っていたりしますので、ご応募いただいております。昨年、900件に迫ります過去最高のご応募をいただいております。この無電柱化(の日)フォトコンテストですが、テーマ、まず「電柱がなければ”もっとよくなる”風景」、そして「無電柱化した(か)ら“こんなにいい”風景」、この二つで、身近なところでもぜひここのシーンを撮っておきたいということでも結構でございますので、お寄せいただきたいと思います。今月の27日(金曜日)から10月1日(水曜日)まで募集をいたしますので、詳細ホームページご覧になって、ご応募いただきたいと思います。同じく無電柱化なのですが、今年新たに「無電柱化ファミリーイベント」を開催をいたします。このイベントにおきましては、道路の下に埋まっている普段目にすることのない無電柱化設備の実物大モデルをご覧いただけます。8月21日(木曜日)に日野市の東京電力総合研修センターで開催をいたします。こちらもご応募いただければと思います。今月の27日(金曜日)から参加者の募集をいたしますので、たくさんのご応募、お待ちをいたしております。どちらも夏休みの自由研究にも活用できるテーマかと思いますので、子供たちが将来どんなまちに住みたいのか、まちづくりについて考えるきっかけになろうかと思いますので、ぜひご参加いただきたいと思います。建設局の担当となっております。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「「無電柱化の日」フォトコンテスト作品募集等」は、こちらをご覧ください。)
3 SNSトラブル防止動画コンテスト
【知事】次に、SNSのトラブルを防止する取組についてのお知らせでございます。申すまでもありませんが、もうSNS、生活に欠かせないツールになっております。一方で、若い方々がトラブルに巻き込まれる事案、後を絶ちません。若者だけではないかもしれないですね。都におきましては、このSNSトラブルの動画、そしてイラストなどの作成を通じて、自らのネットリテラシーを高めていただく、それを目的にしまして、毎年「SNSトラブル防止動画コンテスト」を実施をいたしております。応募の対象ですが、都内に在住又は在学又は在勤の13歳から29歳までの方。7回目の今回は、「今だからこそ伝えたい SNSの使い方」、これをテーマにいたしております。作品には、保護者が子供のデジタル機器を制限するペアレンタルコントロールの重要性であったり、またオンラインカジノや闇バイトで失う未来などを盛り込んでいただきたいと思います。じゃあどんなものということで、例をお見せします。昨年度のテーマが「SNSを使うときに気を付けたいこと」ということでご応募いただいた。その中で知事賞を受賞した作品、ご覧いただきたいと思います。どうぞ。
(動画放映)
【知事】はい。という作品が昨年の知事賞を受けた作品であります。メッセージ伝わっているかと思います。今年度ですが、審査員に、今ご覧いただいております3名の方(スライド)、若者に大変人気のあるひまひまさん、それからアニメ監督のイシグロキョウヘイさん、そして漫画家の出水ぽすかさんをお迎えをして、審査をしていただきます。優秀作品については、都内の学校で行います出張講座とか、デジタルサイネージなどで放映をいたします。今日から10月20日(月曜日)まで作品の募集となりますので、どうぞご応募お待ちをいたしております。こちらの担当は、都民安全総合対策本部となっております。
(会見で放映した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「SNSトラブル防止動画コンテスト募集開始」は、こちらをご覧ください。)
4 都立庭園における夏の催し
【知事】続いて都立庭園。庭園ですね。こちらで色々夏、催し物いたしますので、それについてお知らせをいたします。例えば浜離宮など、本当にほっとする場所でございますよね。浜離宮恩賜庭園、これらをはじめとして都立のですね、庭園は全部で九つあります。都内にいながら四季折々の景色、またお花、緑を楽しむことができます。これらの庭園で、夏の風物詩を楽しむ催しといたしまして、7月1日(火曜日)から7日(月曜日)までの間、ちょうど季節です。七夕飾りのイベントを行ってまいります。笹と共に願い事を書く短冊とかペンなども用意しておりますので、どうぞ庭園までいらしてください。そして散策、歩いてみたり、夕涼みと合わせて七夕の飾り付けも楽しんでいただきたいと思います。また日差しの強くなる夏の間は和傘ですね。とても情緒がある和傘を無料で貸出しも行ってまいります。様々なデザイン、色とりどりの和傘、用意しております。花火大会などで浴衣を着る方も最近も増えてきておりますけれども、浴衣でお出かけの際、少し足を伸ばしていただいて、大名庭園での記念撮影などちょうど絵になるところはたくさんありますので、楽しんでいただきたいと思います。期間は7月12日(土曜日)から(9月)15日(月曜日・祝日)までとなっております。それから同じく特別史跡と特別名勝、この両方の指定を持つのが小石川の後楽園なのですけれども、色鮮やかなピンクの蓮の花、初夏に見頃を迎えるまさにこの季節でございます。蓮の花というのは、早朝に開いて、そしてお昼頃にはつぼみに戻ってしまうということで、7月下旬の週末を中心といたしまして、後楽園の開園時間を調整して朝の8時に早めてまいります。庭園の緑とこの時期だけの鮮やかな蓮の花模様、そのコントラストを楽しんでいただければと思います。朝、そしてまた夕方の涼しい時間にご来園いただくなど、暑さ対策もしっかりと行っていただいて、都立の庭園で夏を感じていただきたいということでございます。建設局が担当しております。以上、私の方から4本、お伝えをいたしました。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「都立庭園で七夕飾り」は、こちらをご覧ください。)
(「都立9庭園「和傘で庭園めぐり」は、こちらをご覧ください。)
(「小石川後楽園 夏の大名庭園でハスを楽しむ」は、こちらをご覧ください。)
(「六義園 体験講座 江戸うちわづくりに挑戦」は、こちらをご覧ください。)
質疑応答
【記者】(時事通信・児玉記者)幹事社から二つ質問をさせていただきます。すいません、今日の発表とは話題が離れてしまうんですけれども、一つ目が来月の知事の米国出張のことを伺います。国連本部で開かれるハイレベル会合にも出席されると伺っていますけれども、先の都議会定例会でも、国連の機能を東京に移すという提案もされたところですが、今回の出張で、そういった誘致に向けた関係者への働きかけのご予定だったり、またご意向があれば教えてください。
【知事】今回、米国出張でありますけれども、まずワシントンD.C.の方にまいりまして、ちょうど世界獣医師会の大会があって、その次の翌年の大会が東京ということで、旗の受け渡しはないのですけれども、次期開催都市としての参加を、お招きを受けておりますので、それが1点。それからハドソン(研究所)やジョンズ・ホプキンス(大学高等国際大学院)などの場におきましての講演、それからニューヨークでは、ニューヨーク市の防災・デジタル施策などの視察もぜひ行っておきたいなと思っております。お尋ねの国連の会議出席をするということなのですが、経済社会理事会ハイレベルセグメントというところで、各国の政府であるとか、国連機関の関係者などと経済社会分野などの課題について議論を行うというものでございます。私が本当思っているのは、今、世界は大変荒れております。イラン、イスラエルの、もう既にミサイルが飛び交っていて、もう万全の危機管理と思っていたイスラエルでさえですね、極超音(速)ミサイルに突破されて、シールドが突破されるという事態。そしてまた一方で、イスラエルは制空権をもう確保している、などなど、非常に何と言うのでしょうかね、切羽詰まった状況を迎えているかと思います。一方でガザの状況は何も変わっていないどころか、昨日も70人ぐらい亡くなっているということ、痛ましい状況であります。ウクライナについても色々と今も戦いは続いている。誰が止めて、誰がどう調整するのかというのが本当に、国連という機能はまさにそこに求められるべきだと思うのですが、P5(常任理事国)も含めて安保理の機能も非常に揺らいでいる。ちょうど昭和100年ですし、戦後80年という中において、じゃあ日本はこれからどういう役割を担うのですかね。と、それからこのままで、このままの流れでいいのですかねと、私は強く思っております。とはいえ、国連の招致というのは、これはまさに政府マターで、政府が覚悟しないと進みません。まずは政府がそのような覚悟をですね、国連本部をそのまま移す案とか色々あると思いますけれども、敵国条項をはじめ、この国連憲章、戦後ほとんど変わっていないのですよね、設立以来。そういうことを考えると、色々な意味で今節目であるかなと。どういうことを、どういう枠組みでどういうその仕組みでですね、G7も今回、トランプ大統領途中で帰ってしまわれるなどのようなことも起こっています。いずれにしましても改めて、こういう状況において、また台湾海峡をはじめとする東アジア情勢も、これも動きがある。そういう中で我が国としての国際政治の中で、国際情勢の中での日本の役割を考えるという意味と、そこで世界全体にそのことをですね、どうすれば、今のような混乱を防ぐことが、落ち着かせることができるのかどうか。これを考える必要があると思いますし、色々と関係者などにも話は聞きますけれども、とにかくまず政府が、一体、こういう状況の中において、どうするのか、何をするのか、どういう役割を担うのか、そういったところをしっかりとおまとめいただく時期ではないかなと、こう思っております。
【記者】二つ目の質問が、都議選についてです。22日の投開票を迎えます。知事は告示以降、街頭演説を重ねていらっしゃいますけれども、聴衆の反応であったりですとか、あとはこういうテーマで話している時には反応が良いといった、手応えのようなものを、知事どのように感じていらっしゃるか教えてください。
【知事】そうですね、やはり物価高対策という点では皆さん、関心が高い、反応も良いということが一つ。それから、街をこうやって繰り出すと、これも今も、ご質問があるからお答えするわけでございますけれども、街へ繰り出すと色々とお子さんの表情とかですね、街をゆく方々の反応というのが直接分かって、ある意味、もう最高のマーケティングを毎日している感じでございます。いずれにしましても、やはり物価高と、それから先行きが見えないという皆様方の不安というものも伝わってくるし、それだけに、安心・安全、先ほどの強靭化も含めてですね、これをしっかりとお伝えをされるという候補者が多いんじゃないかというふうに思います。
【記者】ありがとうございました。各社の質問に移ります。挙手した上で、知事の指名を受けて、社名氏名を名乗って質問をしてください。お願いします。
【知事】日経さん。
【記者】日経新聞の飯塚です。今の2問目の質問に関連して、都議選の質問なんですけれども、あの各党の主な公約としてですね、物価高対策ということもありまして、給付とか補助とか、減税とかですね、そういうものが並んでいてですね、有識者の中からは、ばら撒き合戦になっているんではないかっていう見方もございます。知事は常々、東京一極集中批判に対して、東京のパイをいかに拡大するかということを議論しなければいけないということをおっしゃっていますが、東京の成長戦略について、都議選で論争が深まっているとはお考えでしょうか、ご見解をお聞かせください。
【知事】具体的にその言葉通りではないかもしれませんけれども、やはり皆さん、目の前の生活の確保と、それから今雇用もですね、若い方々中心として、人を囲って、人材を確保、囲うという情勢とですね、一方でリタイアされる方々がですね、なかなか将来の行き場とかですね、そういったことに不安を感じておられるという、まだら模様ではないのかなというふうに思います。そういう中で、やはり雇用も確保できる、そしてまた、一方で新しい産業で、これからユニコーンを狙うぐらいのですね、野心を持った、またそれだけの技術を持った、またサービスを持った、そういうスタートアップを育てていくためにもSusHi Tech Tokyoでこれまでも行って、投資家とのマッチングなども進めてまいりました。これからも、やはりどこの部分をどう移してというようなデフレマインドが続くのではなくて、やはりいかにパイを増やしていくかに尽きるのだと思います。先日も、観光産業でインバウンドの方々が3,800万人(正しくは、3,687万人)でしたか、ちょっと数字忘れましたけれども、過去最高と。そして消費をされた額は8兆円を超える。一方でデジタル赤字も8兆円なのですね。やはり伸ばす業界、これを更に伸びていく工夫をしつつ、こういうデジタル分野とか創薬とかですね、日本の技術をですね、もっと生かせる分野もあろうかと思いますので、それから、これから伸びるというか、とても伝統的ながら、今、最大の注目を集めているのはお米ですよね。こういったその農業をどのようにして、AIと組み合わせていくのかとかですね。これからますます高齢化して、30年ぐらい前から農業、新潟の農業高校卒業する人が農業に従事しないという、そういうのはもう昔から言われているのですね。それはなぜなのか。それから減反政策もなぜ、今の状況は何なのかとかですね、東京は特に、食品というか、食料の自給率でいうと圧倒的に低いのですけれども、私はむしろこの農業という分野に着目したスタートアップ、こういったことをですね、東京から始めて、それを日本の様々な地域にまで、それを参考に、横引きしてもらえるようなことも進めていくのは面白いかなと思っております。実際にスタートアップの皆様方でもやはり、アグリテックの部分などそういったところに着目している方々が多いかなと、そういう方々もいらっしゃるんじゃないかなと思っております。ちなみにイスラエルってアグリテックもすごいですよね。はい。どうぞ。
【記者】東京新聞の奥野です。都議選関連で2点お願いします。1点目は知事の応援について伺います。都民ファーストの会から発表されている街頭演説会だけでも都議選の告示後、今日までに知事、計35回応援演説をされています。また公明党の方の応援にも立たれています。公務がある中でこれだけ応援に入る、入られる狙いをお願いします。
【知事】もちろん公務を続けながら、そしてまたポイントポイント、例えば三宅島のレベルが、火山の状況、活動が変わったなど、これについては逐次報告を受けて、そして対応すべき時にはしっかり対応して進めているということでございます。いずれにしましても、都政を一緒に進められる人、応援をしていくというのは、普通の話ではないかなと思っております。
【記者】ありがとうございます。2点目なんですが、今知事のお話もありましたけれども昨年の知事選のときは選挙期間中、公務としての現場視察が多くて、知事も公務と選挙との二刀流とお話されていました。今回先ほどもお伝えしたように、その告示後に連日応援演説、都内各地、回っていらっしゃいますけれども、知事の公務に影響というのは出てないのでしょうか。
【知事】知事選の時は、候補者は基本、私に関する候補者は1人、自分自身でした。調整ができます。そして今回は多くの議員の候補者が出ているわけで、それぞれ、場所がその分、回数とか、それも伴って多くなるということでございます。
【記者】公務に影響はないという。
【知事】ありません。
【記者】ありがとうございます。
【知事】はい。MXさんでよろしいですか。
【記者】TOKYO MXテレビの牧田と申します。知事選、すいません。都議選の関連の質問をさせていただきます。先ほどもあったように、公務の間をぬって都民ファーストの会や公明党の応援に入っていますが、改めて知事与党である自民党の候補者の方には応援に入られる予定はあるんでしょうか。
【知事】都政を一緒に進めている人を応援をしているということでございます。
【記者】ありがとうございます。今後入られる予定っていうのは。
【知事】都政を一緒に進められる方々、応援をしております。フジさん。
【記者】フジテレビの大塚です。知事のワシントンとニューヨークの出張についてお伺いします。ワシントンでの講演なんですけども、ジョンズ・ホプキンスではケント・カルダー教授率いるライシャワー東アジア研究センターなどがありまして、ここで国際政治、日本政治また東アジアの国際関係などが中心にですね、研究されているんですけども、そこでの講演になると、なんでしょう、安全保障などについてお話されるのか、どういったテーマでお話されるのかちょっと教えていただけますか。
【知事】そうですね、まだ草稿練っておりませんけれども、もうケント・カルダー先生とはもう40年ぐらいのお付き合いで、日本についても一番お詳しい先生の1人です。日米関係、こういう世界が、大変激動を続ける中で、どのように深めていくのか、色々な観点からお話しできるようにしていきたいと思っております。
【記者】知事の所信表明で国際機関の招致っていうのがありました。これについて言及がなされるのか、また招致する背景にはですね、安全保障、いわゆる昔、以前一度、一部報道があったんですけども、一部政治家がですね、国際機関を招致すればミサイルを撃たれる心配がない、そういう言い方をする政治家もいたと記憶しております。知事のお考えの中に東京都に招致すれば、都民の安全が守られるっていう前提で、その話をされているかどうかをお聞かせください。
【知事】色々考え方あると思いますけれども、日本の役割って日本国内で言われているようなものではなく、極めて大きいものだと思います。それに対して、日本国民はもっと自信を持っていいと、このように思っています。そして今まさに、原爆というか、原発のですね、今後の開発というか、それが続けられるのかどうかということでせめぎ合いやっているわけで、そういった時にどう日本が声を上げていくのかということなどは、とても大きな意味を持つと私は思っております。そういった一方で、ちょっとスケールが違うのですけれども、都民の命を守るということをずっと申し上げておりますけれども、今回、今ちょうどイランから、またイスラエルから避難をされる方の中にも都民の方たくさんおられます。皆さんのこの安全が確保されるように各所にお願いもしていきたい。またしているところでございます。
【記者】最後の質問です。国連に行かれるんですけども、グテーレス事務総長に会う予定があるかどうか。これはですね、知事のこれまでの会見の中でも、あの、時折、グテーレス事務総長の発言を引用する形でご発言なさったりですね。東京「沸とう京」も「global boiling」っていうですね、グテーレス事務総長の発言もちょっと、あの、考えてのネーミングかなとも思っておりまして、グテーレス事務総長と会う予定があるか、会いたいと思っていらっしゃるか教えてください。
【知事】何度か事務総長にお目にかかって会話もさせていただいております。今回非常にタイトな日程の中でいくつか視察や、また会議などを進めていきたいと思っております。どういう形になるかまだちょっと分かりません。よろしいですか。はい、ありがとうございました。
※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。
(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)