小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和7年11月28日)

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知事記者会見
2025年11月28日(金曜)
14時01分~14時44分

 

知事冒頭発言

1 四定補正予算案

【知事】よろしくお願いいたします。今日は6件お伝えいたします。まず補正予算についてであります。今回の補正予算ですけれども、物価高騰の影響、続いております。そして都民と都内の事業者の負担軽減を図るという目的で行うものです。加えまして、中小企業の賃上げ、生産性の向上を後押しをするという項目もございます。これらの取組を、国の交付金も活用して迅速に講じていくという、そのような補正予算となっております。今回発表分の補正予算の規模ですけれども、1,082億円でございます。先週発表をいたしました644億(円)と合わせますと、合計で1,726億円の補正予算ということになりまして、来月開会いたします第四回の都議会定例会に提案をいたします。まず、都民と都内事業者の負担を軽減する取組についてでございます。実質賃金、ずっとマイナスの状況が続いております。そういう中で東京アプリを活用して、都民の生活応援を強化する内容になっております。15歳以上の都民に対しまして、現在の1人当たり7千ポイントでありますけれども、そこに上乗せ4千ポイントと、それを乗せることによって1万1千ポイントを付与することになります。加えまして、国の交付金を活用しまして、出産後の家庭の負担の軽減を図りますために、生まれたお子様1人当たり3万円を支援いたす「赤ちゃんファースト+(プラス)」、これを新たに実施をすることといたします。また、都内事業者に対しましては、福祉施設など、価格転嫁が困難な中小事業者を下支えをする。そのために物価高騰緊急対策事業、こちらを継続・拡充いたします。支援の期間ですけれども、令和8年1月から6月末までの6か月間となります。次に中小企業の賃上げ、生産性向上に資する取組についてであります。賃金の引き上げ計画を策定することを条件にしまして、中小企業に対して、高性能な機器・設備の導入に要する経費を支援するコースを追加いたします。また、中小企業が競争力の強化やDXの推進などに必要となる設備の導入支援につきましては、規模を拡充いたします。これらの取組によって、長期化しております物価高騰の影響から、都民・事業者を守り抜く。そして中小企業の賃上げ、生産性の向上につなげてまいります。この担当につきましては財務局が担当いたしております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「令和7年度12月補正予算(案)(追加分)」は、こちらをご覧ください。)
(「「年末特別」中小企業・雇用就業対策を実施」は、こちらをご覧ください。)
(「令和7年度12月補正予算(案)」は、こちらをご覧ください。)

2 介護保険制度に関する緊急提言

【知事】次に、介護保険制度に関して、国に緊急提言を行いましたのでお知らせをいたします。介護の人材の不足、また近年、物価・賃金の上昇、介護報酬に反映されていないことなどによって介護サービス事業者の経営環境というのは大変厳しい状況となっております。現在、国では次の介護保険制度の改正に向けました議論が行われておりますことから、今日、制度の構造的な課題について、国に緊急提言を行ったというところです。提言の内容ですが、適切な基本報酬単価の設定、手続の簡素化など効率的なサービス提供のあり方や、また小規模な事業者の経営力の強化・協働化などの3点となっております。特に介護報酬につきましては、多くの加算措置が設けられていますが、その要件が大変複雑になっているのですね。そのために作成すべき書類が非常に多いと。こうした負担をできるだけ減らして、サービスの提供に注力できる制度への見直しなどを提言をいたしております。都はこれまでも、介護サービス事業者に対して様々、都としての支援を行っておりますけれども、今申し上げたようなことは構造的な課題です。これを国において対応が必要だということで、今回、提言を行ったものでございます。引き続き、将来にわたって介護サービスが安定して行われますように、都としてなすべきことを行っていくということで、担当、福祉局となっております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「介護保険制度改正等に関する緊急提言」は、こちらをご覧ください。)

3 ツキノワグマ対策

【知事】3点目です。クマ、ツキノワグマの出没対策であります。全国各地でクマによる被害が毎日のように報告されていますけれども、都内においてもクマの目撃情報などをまとめました「TOKYOくまっぷ」によりますと、昨日の時点、今、これ点で表していますけれども(スライド)、そちらの方も昨日の時点で目撃件数166件となっております。そして9月以降ですが、都内での人身被害は幸い発生はしておりませんけれども、住民の皆さんや観光客の皆さんは大変不安に感じていると思います。最近では、西多摩地域東側の市街地付近においてもクマが目撃されておりまして、そして被害を未然に防ぐための取組、直ちに行う必要があると、このように考えております。そこで、今日からクマが冬眠に入る目安、これが12月末までとされているのですけれども、東京都の猟友会と連携しまして、銃器を携えたハンターによるパトロールを実施をいたします。実施場所でありますけれども、八王子(市)、青梅市、あきる野市、奥多摩町、日の出町、檜原村、こういった人が生活するエリアで、目撃情報が多い場所を予定をいたしております。クマを発見した際にはまずは追い払いを行いますけれども、そこにクマが留まるというような場合には、市町村の判断によって、緊急銃猟によります捕獲を担うことも想定しております。こうした取組によって、クマによる被害を未然に防いで、住民や観光客などの安全・安心を確保していきたいと考えています。環境局の担当でございます。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「ツキノワグマ被害防止のためハンターによる巡回を実施」は、こちらをご覧ください。)

4 「東京グローバル・パスポート」第一期生募集

【知事】次は海外留学に関してでありますけれども、海外留学を希望する学生の支援についてお伝えいたします。先日、大学生などを対象としました都独自の海外留学支援制度についてお伝えしました。東京グローバル・パスポート、略して「グローパス」ということでお知らせをしたところであります。その募集ですけれど、第1期生の募集を来週の12月1日(月曜日)から開始をいたします。今回の募集ですが、来年の夏以降の留学が対象といたしておりまして、短期コースで250名、中長期コースで100名募集いたします。応募の締切ですが、来年の2月27日(金曜日)までとなっておりまして、この応募者、応募いただいた中から選考して派遣留学生を決定をいたします。このグローパスでは、留学費用を短期で最大で90万円、中長期では12か月間留学した場合には最大315万円支援をいたします。ぜひ多くの若い方々、若者にですね、グローパス、活用して世界に羽ばたいていただきたいと思います。意欲あふれる皆さんのご応募お待ちをいたしております。子供政策連携室と生活文化局の担当となっております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)
(「大学生等向け海外留学支援制度 東京グローバル・パスポート」は、こちらをご覧ください。)

5 東京都こどもホームページ 新コンテンツ公開

【知事】次に5番目が「東京都こどもホームページ」についてのお知らせでございます。このホームページですが、子供と都政をつなぐ情報プラットフォームとして、子供たちの声を聴きながら、継続的にこのアップデートを行ってきております。今年度は既に閲覧数が1億超えで、1億3千万ページビューを超えております。最大1日どれぐらいかというと約7万人。子供たちとつながるページへと成長をいたしております。より多くの子供たちに親しんでいけますように、今日から新たなコンテンツを始めます。「東京こども算数マラソン」、これを公開いたします。このコンテンツも都内の小学生と一緒に作ったものでございます。マーケティングきちっとやっているという話になります。制限時間内に算数の計算問題を解いていくということで、1年生から6年生までの6レベル、6段階のレベルが設定してありまして、それを都内をマラソンコースに見立てて、スタート地点である東京都庁から、解いた問題数に応じて区市町村などのチェックポイント、すごろくのように巡っていくと。ゴールは小笠原村でございまして、これで一生懸命、算数の勉強して、自分で解いてもらって達成感を感じてもらう。チェックポイントでは、各区市町村の人口がどれぐらいとか面積とか、色々な情報も表示されることとなっています。お友達などと対戦で行うこともできますので、一緒に算数の勉強をしながら、都内のことについても楽しく学んでいただきたいと思います。子供政策連携室が担当いたしております。

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)
(「東京都こどもホームページ 東京こども算数マラソン公開」は、こちらをご覧ください。)

6 冬のナイトタイムイベント

【知事】それから最後ですけれども。6番目、冬のナイトタイムイベントについてのお知らせをさせていただきます。来週からもうあっという間ですね、12月です。そして、朝晩の冷え込みもですね、秋をすっ飛ばすかのようにですね、一段と冬の寒さ、特に来週ですか、急に寒くなるという、色々な、そのインフォメーションありますけれども、冬の訪れを実感する季節となっております。今日はこの時期にふさわしいナイトタイムイベントをいくつかご紹介をしていきたいと思います。まず臨海副都心を彩るイルミネーション。12月4日(木曜日)から27日(土曜日)まで、「LIGHT WALK ODAIBA」、LIGHTは光ですね。LIGHT WALK、歩くお台場ということで、シンボルプロムナード公園の夢の大橋というところがありますけれども、そこを中心にしまして、公園の各スポットやエリア内、16施設を光でつないでいくというものでございます。毎週土曜日の19時には花火も打ち上げて、臨海副都心の広い空間を光で包んでいくという、そのような催しになります。公園内を次世代モビリティで移動しながらイルミネーションを巡る、そのような体験も楽しめることといたしております。光で美しく彩られた冬の臨海副都心にぜひお越しいただきたいと思います。ご家族連れ、カップルの皆さん大歓迎ですね。それから、年越しカウントダウンイベントについて、こういう時期なのですね。1年を締めくくる大晦日の夜に、今年も都民広場で行います「Happy New Year Tokyo 2026」、こちらの方にいらしていただきたいと思います。当日はですね、写真家や映画監督として有名な蜷川実花さんなどが制作するプロジェクションマッピングをはじめとして、世界的に人気の高い初音ミク、またハローキティ、日本を代表するブレイクダンサーのShigekixさんによるライブパフォーマンスなどを行います。12月7日(日曜日)まで参加者募集をしておりまして特設サイトからご応募いただけることとなります。それからもう今やっておりますけれども、都庁前の中央通りの方で「Shinjuku Neon Walk」を開催をいたしております。最先端の技術を駆使した唯一無二のアートイルミネーションとなっておりまして、ぜひご体験していただいて、幻想的な夜の風景を堪能できるというものでございます。いずれのイベントも東京のナイトタイムを存分に楽しんでいただけるものとなっておりますので、ぜひたくさんの方にお越しいただければと思います。港湾局、産業労働局が担当いたしております。以上今日は6件、お伝えをさせていただきました。どうぞ。

(会見で使用したスライドは、こちらをご覧ください。)
(「イルミネーションイベント LIGHT WALK ODAIBA 初開催」は、こちらをご覧ください。)
(「大みそかカウントダウンイベント 参加者募集」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】知事ありがとうございました。幹事社のTBSの寺島です。幹事社から1問お願いいたします。都議会の第四定例会に当たって、東京都雇用就業分野における女性の活躍を推進する条例案が公表されましたが、条例案提出に当たり、改めてにはなるんですけれども、知事のご所感をお願いいたします。また条例案、先日、レクでご説明いただいたんですけれども、今後、指針で更に具体化していくというような記載もございまして、条例制定後にはなるかと思うんですけれども、やはり都道府県で初の条例ということで、こうした細部の部分も注目されるところかなというふうに思っております。指針として、指標だったりとか具体化していくに当たり、現時点での知事なりの問題意識ですとか、方針などがもしありましたらお願いいたします。

【知事】はい、もう何度も申し上げておりますけれども、日本の、そして東京の最大のポテンシャルは人口の半分を占める女性であります。女性が活躍できる環境の整備は、それによってですね、男性の活躍にもつながっていくと、このように考えております。この条例を原動力にして女性活躍を加速させ、性別を問わず誰もが活躍できる社会づくりを進めていきたい、これが基本的な考え方であります。それを実効性あるものにしていかなければならない。そのためにはですね、企業の主体的な取組が重要と考えております。企業を後押しをできるような指針となるように、条例を成立後に関係者等の意見を伺いながら、ほかの条例も基本的にそうなっておりますけれども、それによって検討して実効性あるものにしていくという考えでございます。企業というの、雇う側がですね、一昔前は自宅が東京にないと、親と一緒に住んでないと雇わない、とかですね、もう山ほどそのような類が未だに、結果として残っている場合が多いです。そういったことばかりやっているとですね、結局、その女性の力も、またその男性側の方の力も十分に生かせないということなどが積もり積もって今の日本があるんじゃないでしょうか。そういうことから企業の主体的な取組を一層後押しができる、そういう仕立てに持っていければと思いますし、色々パブリックコメントもいただいているところでございます。はい。

【記者】ありがとうございます。幹事社からは以上となります。質問のある社は挙手の上、知事の指名があってから社名・氏名を名乗って質問してください。よろしくお願いいたします。

【知事】日刊工さん。

【記者】日刊工業新聞社の楠です。1点失礼いたします。…(聞き取れず)ございました中小企業の賃上げに関して質問です。賃上げの計画を策定した企業を対象にということでしたが、賃上げには価格転嫁や効率を高めるシステムの導入などが必要になってくるかと存じます。都にはアドバイザーの派遣を得る支援策があるかと存じますが、こうした支援策との連携であったり、幅広い支援策の周知に関しまして知事のお考えを伺えますと幸いです。よろしくお願いいたします。

【知事】中小企業、零細も含めてでありますけれども、色々なサポート、都は準備をして、また予算も積み上げております。ただ、知られないとですね、お使いいただけないということもありますので、よりプッシュ型も含めてですね、周知徹底していきたいと思います。今、ちょうど色々な団体からのヒアリングを受けておりますので、そういった皆さんからの声としても、やはり例えば、アドバイザーの役目を担っていただけるような方々にも、より活躍してもらうなどですね、今ある制度だけでも十分ではありますけれども、それだけでは、まだまだこの賃上げの流れがですね、十分なところまでいっていない分野もありますので、それによってですね、経済そのものを温かくして掘り起こしていって、全体を動かしていくというところにつなげられるように、今回加えまして補正予算で、更に効果を生んでいきたいというふうに思っております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】それではNHKさん。

【記者】すいません、NHKの梶原です。弊社から2点質問させていただけたらと思います。1点目なんですけれども、季節性のインフルエンザについてなんですけれども、最新の都の感染者数というのが、定点当たり51.69となっていまして既に警報も出されているところかと思います。今シーズンですね世界各地で報告をされているH3型インフルエンザの新たな変異ウイルスの「サブクレードK」というのがあるかと思うんですけども。こちら先日国内でも確認をされていますが、都内での検出の状況と、都としてこれに対してどういった感染対策を都民の皆さんに呼びかけていくかというところについて教えていただければと思います。

【知事】インフルエンザ、都内で警報基準を超えて3週連続ですね、患者の報告数が警報基準を超えております。都内では、このインフルエンザの流行が拡大しているということから、皆様方にですね、引き続き、コロナの時も毎日のように申し上げていましたけれども、基本はこまめな手洗い、また、場面に応じてマスクを着用するなど基本的な感染対策を改めて心がけていただきたいという、基本に戻るということですね。それから高齢者・基礎疾患のある方は、人混みへの外出を控えていただく。また、今からでもワクチンの接種、これもですね、検討いただきたいとこのように思います。新しいというか、言ってみれば変異株とでも言うのでしょうか。基本的にはインフルエンザの治療薬、従来株と同様に効果があるということでございますので、いざといった時はそういう対応策もあるけれども、その前に予防に努めていただければとこのように思います。

【記者】ありがとうございます。もう1点質問させていただきます。先ほど発表いただきました補正予算についてなんですけれども、様々ある中でもこの赤ちゃんファーストというところにプラス3万円という積み上げがあったかと思いますけど、こちらの理由について、そして補正予算全体の狙いについてというところを教えていただけたらと思うんですけど、それプラスですね、やはりその近隣の県との自治体の格差というのも色々言われるところではあるんですけれども、ここに対してどのように対応されるか、お願いいたします。

【知事】はい、補正予算については先ほど申し上げましたように、物価高騰の影響が続く中で都民、そして都内事業者の負担軽減を図るということ。そして加えて賃上げ、生産性の向上の後押しということであります。今日加えました部分につきましては、都民生活を更に応援をするという積み増しにしております。赤ちゃんファースト+でありますけれども、これにつきましてはですね、今、そうですね、子育てやまた結婚への希望とかですね、こういったことがだいぶコロナ禍から抜け出つつある、それが先日ご紹介いたしました出生数が10年ぶりに0.3(パーセント)上がったというようなこともそれぞれの方々が希望する、その子育てというか出産などに結びついてきてるのかなというふうに思います。こういったことを更に後押しをして、それぞれの方々の自己実現の後押しなどにつながっていければということを考えたものでございます。朝日さん。

【記者】朝日新聞の木佐貫です。よろしくお願いいたします。東京アプリのポイントの件で伺わせていただきます。今回1万1千ポイント、物価高での対策ということで追加とあったんですが、当初、このキャンペーンは今年の秋頃に始まるというアナウンスがあったと思うんですけども、この開始の時期については現状、どのような点が決まっているのか、また今年の秋というのは、もうそろそろ過ぎてしまったのかなということでちょっと遅れているのかなと思うんですが、このあたりの知事のお考えをお聞かせください。

【知事】そうですね、遅れているわけではございませんけれども、アプリについてはですね、12月15日から都民の皆さんの協力も得ながら最終的な検証を行っていく考えでございます。その結果を踏まえて、ポイントの付与は速やかに実施をする予定といたしておりまして、また実際の実施時期など詳細が決まった際に改めて周知をさせていただきます。

【記者】分かりました。ありがとうございます。

【知事】フジテレビさん。

【記者】フジテレビの大塚です。知事はですね、会見でボソッとですね、ゴミ箱が少ないのよね、ゴミ箱が、という発言がありまして、それを聞き逃さず、この間、記事にさせていただきましたけれども、宿泊税の見直しについてですね、見直しの要因の一つに、観光客増によるゴミ問題への対策ということが東京都からご案内がありました。知事は以前よりゴミ箱が少ないとおっしゃっていましたが、観光地にゴミ箱を増やすということなのか、また東京メトロと都営地下鉄はですね、テロ対策を名目に未だにゴミ箱を設置していません。他方駅構内、改札口の外でけれども、そこではコンビニや飲食店にテイクアウトで商品を販売しています。やはりその商品を売るならばゴミ箱を設置すべきではないかという声もありますが、ゴミ箱設置を増やすのか、またその東京メトロ、都営地下鉄に対するゴミ箱の設置等について、知事のお考えをお聞かせください。

【知事】ここはね、実は悩ましいところでありまして、ゴミ箱を設置することによって、更にそこでゴミが山盛りになったりするケースも各地で見られます。それよりも日本人のある種、美徳としてですね、ゴミは持ち帰るのだということをむしろ海外から来られた方々には、それを徹底していく。それのために啓発をするという、色々な方法がそれにはあると思います。ただゴミ箱を置けばゴミがなくなって綺麗になるかというと、それにはまた費用がかかりますし、また、さらにその費用がかかる部分で、今お話があった都営地下鉄とか、その他の鉄道駅など、今、JRでは、確か東京(の)駅なら4駅だと思います。さらにそこから分別をしていくとかですね、色々な作業も実際には伴うわけであります。昔その3R、今もやっていますけれども、もったいない運動というような大きなくくりの中で、三つのゴミをそもそも減らすことからですね、それからゴミをリサイクルするといった三つのRを、むしろ世界へ日本から発信をするというような、そのようなキャンペーンもずっと行ってきておりますので、そういった発信をすることによって、罰則を設けなくてもそれが実行されている日本はすごいとかですね、東京、綺麗とかですね、それが色々な価値を日本から世界へと発信をしていく。色々本当に、結構、答えはぽんと出てくるだけではないと思います。色々な東京のどこ行っても綺麗というのは皆さんの協力があって、皆さんがそれが当たり前のことだということで、ゴミの持ち帰り、また宿泊先にゴミをどう処理をするのかとかですね、色々な社会全体に広がる問題ですので、よく整理をしながら、そして一番良いソリューション、解を見つけていきたいと思っています。

【記者】ありがとうございます。もう1点だけ。東京アプリについてなんですけども、知事の所信表明を聞きましてですね、ともすれば複雑で難解な点のある行政サービスに簡単にアクセスできて誰でも使いこなせるツールになると私は理解していたんですけども、現状ですと、東京アプリ開くと、ポイント還元だとか付与されるとか、そういうものばっかり踊ってですね、その元々の目的の部分がまだ近づいていないのかなと思いますが、知事としてこの東京アプリをどのように発展させていきたいとお考えなのか。例えば、12月1日に(有効期限が)切れる健康保険証についても(マイナ保険証の利用実績は、)東京都は全国平均よりも若干低い34.95%にとどまっていますと厚労省は言っていますけども、そうした情報発信するのか、どういうふうにアプリを今後発展させていくお考えなのか、お知らせください。

【知事】この東京アプリについて、最初にお伝えしたときにはポケットの中に都庁をということで、あっち行ったりこっち行ったり届け出先が違ったりここでハンコがいったりいらなかったり、そういったことをですね、一気通貫でできるようにしていこうということでプログラム、今、構築をしているところです。かなり複雑なシステムでもございますけれども、それを問題なくスムーズにスタートするためには、念入りな準備も必要だということで、今申し上げましたように12月15日からスタートする部分で検証を重ねて、そして安心できる、そしてまた使い勝手が皆さんに伝わる、そのようなことを進めていきたいと、そういう段取りでいきたいと思っております。これまで実際に世界陸上とかデフリンピックのボランティアの参加、また、これは違いますね、そういったことを取組に入れることで、ラウンド数が着実に増えてきているのも事実であります。東京アプリで行政とつながってより便利になったなと、実際に都民の皆さんに実感していただけるように更なる浸透に向けて分かりやすく親しみやすく、それがポイント付与だったり、それから、これから提供する色々なサービスの簡易、複雑ではない、そういうシステムを構築して、それを皆さんに実感していただけるように、慎重にかつ大胆に進めるということでございます。はい、どうぞ。

【記者】東京新聞、小林です。2問、お願いします。今週、盛況のうちに終わりましたデフ大会ですけれども、代理店に頼らずスポンサーを広く募ったり、運営面も全日本ろうあ連盟と東京都とが連携して行う形で新たな世界大会の形を示したと思います。一方で、現場で若干の日程の…(聞き取れず)とか記録の公表が少し遅れ気味であったり、メディアガイドが直前で変更されたりといった若干の混乱もあったように聞いています。ノウハウが少ない中で開催都市として、課題とか今後に生かしていける方策とか、今お感じになっていることがあればお願いいたします。

【知事】おかげさまで東京デフリンピック、ちょうど100周年という節目の年でございました。今のご質問にもありましたように、かなり手作りな中でも非常にスムーズに、皆さんのご協力も得ながら、またアスリートの素晴らしいパフォーマンスもこれありで、成功裏に幕を閉じたかと思います。特に日本人選手も頑張って51のメダルを獲得してくれましたし、また33万人もの方々がですね、ご来場いただいて、子供たちがサインエールでですね、一生懸命応援をしてくれたりと、いくつもの成功事例も積み重ねることができたというふうに思います。それとユニバーサルコミュニケーションのテクノロジーの部分ですね、これもデフリンピックを開催することによって、手話がそのまま読み取られて、テキスト化されて色々な言語に変えていくなど、新しい取組はデフリンピックの100年の歴史を数えるだけでなく、大きな一歩を築いたものだと、このように思っています。色々な学びもですね、重ねながら次の大会へとつないでいく。また共生社会をですね、きこえる(正しくは、きこえない)人もきこえにくい人も、そして、きこえる人も皆一緒になって、この一体性といいましょうか、それを共有できる、そのことが大きな成果で、まずは大きな成果であったと、このように思っております。

【記者】ありがとうございます。もう1問お願いいたします。先段から出ている東京アプリのポイント拡充についてです。元々7千ポイントの付与というのはアプリの普及拡大なども目的とされていましたけれども、都議選ですとか、改選後、各会派から物価高対策としても更なる拡充の要望が出されてきました。ポイント付与はマイナカードとの紐付けなど、不慣れな人へのケアなどが不可欠になると思います。都民の生活を応援する目的での付与であれば、恩恵が受けられない、そういう事情で恩恵が受けられないという人がいてはいけないと思いますけれども、アプリポイントを物価高対策に活用することについて、改めて意義と注意していくべき点など、知事のお考えをお願いします。

【知事】今、こういう時代で多くの方々が色々なアプリなどを有効に活用されておられます。できるだけ多くの方々に丁寧にその使い方などをお知らせをすることによって、それを享受していただけるように、それらを進めて、これまでも進めてまいりましたし、これからも続けていくことになろうかと思います。都民の生活応援の強化ということでございまして、直近の物価水準の動向などを勘案して、今回、国の交付金も活用した形で1万1千ポイント、これを有効に活用していただいて、その目的が叶えられるように、様々な取組を重ねていきたいと思っております。

【記者】毎日新聞の遠藤と申します。1点お願いします。今月上旬にあった高市総理の台湾有事に関する答弁を巡ってのことです。中国側は有事の発言を受けて中国国民向けに日本への渡航自粛などを呼びかけるなど、その発言があった、今3週間経ちましたが影響が未だに続いています。都では、インバウンド強化など、そういった外国の方もたくさん来られていますが、事業者の方であるとか、イベントなどに影響は出ているんでしょうか。また今の日中の溝が深まっているこの現状について知事はどのように見られているのか、お考えなどあればご教示ください。

【知事】そうですね、特に今、どういう影響が出ているのか、まだまとめてもおりません。多くの世界からの方々が引き続きお越しいただいておりますし、先日もサウジアラビアで開催されました「TOURISE(AWARDS)」という大会においては、世界一の都市であると、観光の目的地であるということで選ばれております。これからも世界中の方々が東京にお越しいただけるように、色々な工夫を重ねていく、これに尽きると思っております。

【記者】MXテレビの佐藤です。1点お伺いします。本日ですね、先月の台風で被害を受けた八丈島と青ヶ島村が局地激甚災害に指定されると閣議決定されたんですけれども、改めて知事のご所感と、やはり復興に向けたアクションというのはこの区域への指定を受けて都としてどのように取り組んでいくべきか、お聞かせいただければと思います。

【知事】八丈島の被害についてはですね、その復旧・復興に努めるために、今回補正予算にも盛り込ませていただきました。特に農業や観光業など、被害を受けた皆さま方を支えるということや、またなかなか仕事が元に戻らない時に、島を離れる方がおられるという、そのような可能性もございますので、それらについてもサポートするという意味で、今回の補正予算に盛り込ませていただいたところでございます。冬場ではありますけれども、それぞれの地域の良さを生かして、また観光の皆さんがですね、目的地として島を選んでいただくように、色々、また工夫も島の皆様方と連携しながら進めていきたいと考えております。そのための今回補正予算を有効に活用していきたいと思っています。共同通信さん。

【記者】共同通信の若松といいます。2点お願いします。1点、またアプリの件で恐縮なんですけども、東京アプリの件、ポイントに関しては議会の会派から1万ポイントにしてほしいという要望等、これまであったと思います。今回1万1千ポイントになるということですけども、その必ずしも要望どおりになるわけじゃないとは思うんですが、プラスされた知事の意図、少しその辺をお伺いできればと思います。

【知事】先ほども申し上げましたように、都民の生活応援、そこの強化ということで、国の交付金も活用して現在7千ポイントのところにプラスをさせていただいたということでございます。食料支出などを勘案しながら、この数字になりました。

【記者】ありがとうございます。もう1点、ちょっと確認で申し訳ないんですけども、赤ちゃんファースト+の件なんですが、赤ちゃんファースト、この名前があるということは10万円のカタログギフトにプラスする形かなと思うんですけども、もし差し支えなければこの仕組み、少しだけでもご説明いただきたいと思うんですがいかがでしょうか。

【知事】そうですね、先ほども申し上げましたように、出生数が10年ぶりにプラスに転じているということも、これもございます。それにこのプラスをすることによってですね、希望する方々が更に心強く思われたり、そういった流れを確実なものに、まずしていきたいということで、このたび、(赤ちゃんファースト)+(プラス)という制度を作った、制度といいますか、このような施策を作ったということであります。はい、よろしいでしょうか。ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)

記事ID:000-001-20251128-044486